授業内容
てあて整体スクールの授業は、手技と座学だけでなく手技や実技の伴う座学もあります。
力を使わない独特の手技と他にはないユニークな授業内容です。
指針整体
てあて整体スクールで教えているメインの手技
力を使わずに全身の筋肉を軽く動きやすくする手技で、ぎゅうぎゅう押さない揉まない体重をかけない、トントンと全身に軽い刺激を入れていく方法です。全身を流れる経絡(けいらく)を順に刺激していく方法で、東洋医学で言う経絡治療の側面もあります。
軽い刺激なのに効果が高い理由は
力を使わず強く押さない事から、患者さんへの負担が少なく、強押しによる筋損傷や疲労物質が溜まりません。筋損傷や疲労物質が少ないことから、揉み返しがないというの特徴です。
うつ伏せだけでなく仰向けで体表全体に刺激を入れるので、全身の血流が良くなり、筋肉が軽く動きやすくなります。
また、トントンとリズミカルな刺激を入れるので、副交感神経が刺激されリラックス効果も期待されます。
背骨に沿って上から下にトントン刺激を入れるので、背骨の歪みや捻れ動きの悪さの調整にもなります。
本当に軽い刺激なので、始めて受けると効かないと思う人もいますが、終わって立ち上がり歩き始めると、体がだんだん軽くなってくるのが分かります。
受けている途中に体がポカポカして来たり、帰り道や翌日に体の軽さを感じるのも他の整体との違いです。
※指針整体 さらに詳しい解説 >>>
骨格調整
骨格調整、筋肉調整の手技を学ぶ授業
マッスルエナジーテクニック(MET)という手技をメインに、幾つかの調整法を学びます。どの手技もボキボキしない調整法で、強い力や素早い動きを伴わない手技です。
骨格調整だけでなく筋肉の調整も学びます。
マッスルエナジーテクニック(MET)
METはファシリテーション(促通)手技と呼ばれるテクニックの一つで、筋肉の持っている独特の性質やテコの原理を応用して調整していきます。力を使わず骨格の歪みを調整するのにボキボキしないのが特徴です。
患者さんに筋肉を使ってもらう事で、歪んだ骨格を動かし特定の筋肉を緩めます。
ボキボキするのが怖い患者さんにも安心して使えますし、やっている整体師自身も心配なく調整することが出来ます。
調整前には触診で歪みや動きを確認し、調整後には整った事を確認するので、患者さんにもその場で実感してもらえます。
METの他にも面圧法やディバーシファイドテクニックなど、部位によってボキボキしない調整法を幾つか学びます。
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症例別
患者さんの様々な症状に対しどう考えるのかを学ぶ授業
腰痛や肩こり・膝痛など、患者さんの抱える症状に対し、腰痛ならココとか肩こりはココと決まった手技ではなく、原因の考え方や調整法を学びます。また、指針整体や骨格調整でやっていない手技や整え方も学びます。
痛みのある部位がどうなっているのか。
その状態は何が原因でそうなったのか。
その原因を元に戻すにはどう考えて調整するのか。
と言うような話と実技の練習をします。
腰痛の手技・肩こりの手技とは違う
腰痛の人はココを押しましょう、肩こりの人はココをストレッチなど、決まった場所を決まった手技で施述する方法もあります。症状別の傾向についての話もしますが、それだけだと聞いた事のある症状以外には対応出来ないし、決まった方法をやって結果が出ない時にお手上げになってしまいます。
症状の原因が何なのか、自分で考える方法を学んでもらいたいと思います。
てあて整体院で荒木が20年以上実際に経験して来た事を全てお話しします。
解剖学
入学後にまずはオンライン動画で学び、実際の授業では補足などしていきます。
合計で20本4時間49分の内容で、1本10分から20分の動画です。
解剖学は体に触れたり調整したりする整体師として、手技や調整のベースとなるものです。
てあて整体スクールの解剖学では、整体師としての体の見方、これだけは押さえておきたい関節や骨や筋肉の話、循環器と神経系の全体の話などをします。
細かな一つ一つの骨や筋肉の名称は、指針整体や骨格調整の授業の中で、実際に触れたり動かしたりしながら解説をします。
見たり触れたりしながら確認する事で頭に定着するのが早くなります。
それよりも関節の形や動き、筋肉と筋膜のつながりなど、整体師として知っておきたい事を授業では確認します。
また、授業の最初には読むべき専門書や読む順番などもお知らせします。
※解剖学オンライン動画は購入出来ます。
→ https://teate.co.jp/manipulationmovie
触診
患者さんの体を調整する前に必ず必要なのが触診です。
触診で何を感じ何を知る事が出来るのか、触診の時の自分の体の使い方はどうなのかを学ぶのが触診の授業です。
触診がきちんと出来なければ、調整をする事が出来ません。
また、触診がきちんと出来れば、歪みや硬さ以外の沢山の情報を患者さんの体から得る事が出来ます。
触診は一朝一夕に出来るものではありません。
続ける事で分かる事がどんどん増えて行きます。
どんな風に触れるのか、手指の使い方や姿勢や目の付け方などを学びます。
また、歪みや硬さや動きや熱感など、触れる練習をする部位を決めて繰り返し練習する事で、どんな風に分かるのかも確認して行きます。
触診は一回の授業だけで身に付くものではありません。
普段の授業でも指針整体や骨格調整では必ず触診を一緒に練習します。
その事で手指で分かる患者さんの体の状態の解像度が上がって行きます。
ストレッチ
患者さんにストレッチの方法を教えるための授業です。
腰痛や肩こりに対するストレッチはそれぞれ違います。
どうしてそのストレッチが必要なのか、どうやってそのストレッチをするのか、ポイントはどこかなどを学びます。
授業では実際にやってみてポイントとなるところなど確認します。
整体師としては、体が柔らかい事よりも、ストレッチの理由と気を付けるポイントを知っていることが大切です。
「ストレッチやって下さいね。」では誰もやりません。
その人の状態にあったストレッチを選んで提案出来るようになるための授業です。
カラダの地図
カラダの地図はボディマッピングと言われる、体の使い方を改善するための方法の一つです。
それを授業の一環として取り入れています。
ボディマッピングはマッピングとも言われ、外から見た体の形と体の中(骨格や関節や筋肉)が違うところを確認します。
体の捉え方の間違いや勘違いが、動きや体の使い方の間違いにつながり、痛みや症状につながる事があります。
本来、動くべきところを動かせるように、実際の関節の位置や筋肉のつながりや骨の向きなどを確認します。
解剖図で確認するだけでなく、触れてみて動かしてみて確認し、それを患者さんに教えられるようにします。
※荒木の著書「『カラダの地図』で痛み・不調・故障が消える!」で書いているような内容です。
購入ページ >>>
アレクサンダーテクニーク
アレクサンダーテクニークは自分の使い方のワークです。
整体師としての自分の体の整え方を学び、患者さんに対する体の使い方のアドバイスの参考になるような授業です。
整体師自身の体が緊張していたり無駄な力が入っていると、整体の効果も出づらく患者さんにも悪影響を与えます。
また、自分の使い方が悪い事で、故障をしてしまったり疲れが残ったりすることもあります。
自分自身の体を整え楽な使い方を学ぶと同時に、患者さんに対して体の使い方を指導する時の参考にもなります。
アレクサンダーテクニークを使えるのはアレクサンダーテクニーク教師だけですが、荒木はアレクサンダーテクニーク教師として認定を受けています。
※日本アレクサンダーテクニーク協会 >>>
姿勢
姿勢を幾つかのポイントから見て分類し、患者さんに指導するための授業です。
姿勢には沢山の考え方がありますが、整体師としてどう捉えておくと良いのか。
指導方法を幾つか教えます。
耳垂(耳たぶ)・肩峰(肩さき)・大転子・くるぶしが一直線になっているのが良いとか、壁に頭の後ろと背中とお尻と踵が着くのが良いなど、さまざまな姿勢の基準があります。
てあて整体スクールでは姿勢は自分の体の使い方の結果そうなっている今の状態と捉え、形よりも体の状態をどう捉えるかにポイントを絞って授業を行います。
患者さんの姿勢の見方、姿勢の指導方法についても学びます。
歩き方
患者さんに歩き方の指導をする授業です。
歩き方を大きく2つに分類し、それぞれの見るポイントを解説します。
悪い歩き方になっていると、体にさまざまな影響があり、脚が太くなったりO脚や外反母趾の原因になる事もあります。
また腰が痛くなったり肩こりになっている事もあります。
姿勢や痛みの原因になる事もある歩き方は、一人一人特徴があるもので、それを見る事の出来る目を育てたいと思っています。
隠れ○○みたいな歩き方の見分け方も伝授します。
課外授業
カリキュラムには入っていませんが、必要に応じて行う課外授業があります。
もちろん無料。
開業希望の方や将来の不安をそのままにしないための授業です。
開業講座
開業前の準備と開業後にやらなくてはいけない事について、誰にも共通する項目とそれぞれの人に合わせたアドバイスをします。
開業前には事業計画や収支計画、開業までのスケジュール作成などいろいろとしなければ行けない事があります。
一つ一つの項目について解説して行きます。
開業後には店舗や個人の宣伝が必要になります。
SNSやホームページ、ブログなどの連携についての話をします。
また、開業形態によってそれぞれ違う準備や心構えが必要な事もありますので、それぞれの目標に合わせたアドバイスをします。
整体師のための法律問題
整体師は民間の資格です。
国家資格になっていないからと行って、誰が何をやっても良いと言う事はありません。
過去の判例や通達など、知っておかなければ行けない事について解説します。
また、言葉の問題や宣伝の問題など、現実的には何に気を付けるべきなのかについても話をします。
民間資格について法的にどう扱われているのかについて知っておくのは必要な事です。
書き出してみると、意外に種類が多いですね。
でも授業の中では別々に単独で、全く違うことを学んでいる感じはありません。
全体を一貫した考えが通っているので、触診以下のそれぞれの授業はエピソードとして学ぶような感じだと思います。
人の体はどうなっているのか、そこから姿勢や歩き方や体の使い方も考え、整体で患者さんの体を見る方向性も決まります。
人の体のみられる整体師になって下さい。
問合せフォーム
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