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指針整体

てあて整体スクールで学ぶ指針整体は独特な手技です。
押さない揉まない体重をかけないと言いますが、実際はどんな手技なんでしょう。


指針整体という手技


指針整体は全体を巡る経絡(けいらく)に拇指で刺激を入れて行きます。
指を当ててパッと引く。
指が当たっているのはほんの1秒以下。
トンと当てた指を「引く刺激」を入れていくものです。
通常は押し込むことで圧力をかけ刺激を入れますが、指針整体は真逆で引く時の刺激を入れていきます。
指を当てる場所は背中だと3点か4点。
背中だけでなく脚や腕を、飛ぶように刺激していきます。

※全身を巡る経絡は十二本あって、胴体や腕や脚の前面と後面に均等に流れています。

指針整体1 指針整体2

指を押し当てている左(最初)の写真のようにするのが一般的な方法ですが、指針整体は右(後)の写真のように引くところまでが一連の動作になります。
押圧ではなく引く刺激を入れる整体です。


指針整体はどうして緩むのか


筋肉の持つ独特の性質

筋肉は軽い刺激をリズミカルに当てると緩みます。
これは筋肉のもっている独特の性質によっています。
( 低振幅反復刺激を与えると緩む。 )
筋肉を押したり揉んだりしても物理的に緩みますが、それとは違う筋肉の刺激に対する反応です。
小さなお子さんがお母さんやお父さんの肩を叩きます。
トントンと軽く叩くだけなのに、肩が柔らかく緩んできます。
これは気のせいではなく、筋肉の持っている性質がそうだからです。
指針整体はこの性質を利用して緩めているので、強い力で押さないことで緩めることが出来ます。


リズミカルな刺激が副交感神経を刺激する。

指針整体ではトントンと刺激を全身に入れていきます。
リズミカルな刺激は副交感神経を刺激します。
副交感神経が優位になるとリラックスした状態になり、筋肉は緩み体が楽になってきます。
電車でガタンゴトン揺られたり、マッサージチェアで一定リズムで刺激を入れられるとリラックスするのと似ています。

トントンという刺激は40分程度続きますので、殆どの人は眠ってしまうほどです。


強く押さないので筋肉のダメージが少ない

指針整体の最大の特徴は、受けた後にすっきりして体が軽く動きやすくなるところです。
トントンと軽い刺激を入れるので、筋肉を押圧し圧力をかける手技と比べ筋肉に残る疲労物質が少なくて済みます。
また、強い力で押さないので、筋肉や毛細血管に対するダメージが少なくて済みます。
上手な人がすれば別ですが、強揉みは筋肉や毛細血管に小さな損傷を与えるとも言われています。
強揉みを受けた当日や翌日に、揉み返しがあるのはそのため。

指針整体は軽くトントン刺激を入れているので、筋肉や毛細血管の損傷もありません。
受けた後や翌日に揉み返しがないのも指針整体独特なところです。


全身に刺激を入れるので毛細血管が繋がる

指針整体は全身を巡る十二経絡に刺激を入れていきます。
十二本の経絡は腕の前後面で六本、脚の前後面で六本で合計十二本流れています。
この経絡に沿って刺激を入れるので、全身にくまなく刺激を入れることが出来ます。
殆どの整体やマッサージには体の後ろ面しかなく、体の前面や頭まで組み込まれているのはとても珍しい整体です。

体を流れる血管は心臓を出たあと毛細血管になって全身を巡り、また心臓に戻ります。
体の後面だけでなく前面にも刺激を入れることで、全身の血管に刺激が入り血液の流れがより良くなります。
指針整体の引圧(後述)によって、全身の毛細血管が繋がるようなイメージです。


背骨の歪みが整う

指針整体は経絡に沿って刺激を入れると書きました。
背中には膀胱系という背骨に沿った経絡があります。
背骨に沿って上から下へ、背骨の周りの筋肉に刺激を入れることで、背骨の周りの筋肉だけでなく筋膜や靭帯にも刺激が入ります。

背骨のズレや歪みは骨の位置が動くことによって起こりますが、ズレた位置で止まってしまうのは、筋肉や筋膜や靭帯の緊張や硬さが原因です。
背骨の周りの筋肉・筋膜・靭帯が緩むことで、背骨の歪みやズレが整って行きます。
( それでも整わないズレはMETなど他の手技で整えます。 )


だから軽い刺激なのに軽くなる

これが指針整体を受けると軽くなる理由です。
トントンとリズミカルな軽い刺激を全身に入れるという指針整体のやり方が、筋肉が軽くなり動きやすくなり背骨が整うための原因となります。
そう言う反射が起こると考えても良い。
極端に言えばどんな人がやっても、体は軽く動きやすく緩みます。
但し、強く押したり長時間やったり体の後面だけだったりすると、軽くなる理由が減るので、上手くいかないことがある。
だから強い力は使いません。
その方が効果が上がるからです。


指導法・てあて整体スクール

引圧(いんあつ)について


指針整体は引圧の整体です。
押したり揉んだり体重をかける普通の整体やマッサージは、押圧と書いてオウアツです。
文字通り押す刺激です。
ところが指針整体はその真逆で引く圧です。
どんな圧なのか。

壁や平面につけた吸盤を取ろうと引っ張る時、吸盤と壁や平面との間に起こるのが引圧です。
注射器を押すのではなく引いた時に起こるのも引圧です。
この引圧を使っていると思われる整体が他にもあります。
整膚(せいふ)と呼ばれる整体で、皮膚を引っ張る整体です。
手の甲の皮膚をつまんで引っ張ると、皮膚が持ち上がります。
その皮膚の下で起こっているのが引圧です。
整膚では全身の皮膚を引っ張ることで、引圧を利用して組織液やリンパの流れを改善していると思われます。

指針整体はトントンと刺激を入れていくと書きました。
背中や脚や腕に順番に刺激を入れていきます。
上から下や下から上に順に刺激を入れることで、引圧が移動して行きます。
そのことでリンパ液や組織液の流れが良くなり血流が改善されます。

一般的な手技とは真逆の刺激(引圧)で全身を整える。
他にはない手技と言われる所以でもあります。


指針整体