姿勢について
姿勢について「姿の勢い」と言った人がいました。
「親が子に躾なければいけない一番大事なことは姿勢」と言った人がいました。
誰しも良い姿勢になりたいと思うものですが、ではどうすれば良い姿勢になるのか、何が良い姿勢なのかについて、自分で考えたことがある人は少ないのではないかと思います。
世の中にある良い姿勢についての言質を聞いて、それが良い姿勢だと思っているのではないかと思います。
良い姿勢ってなんでしょう。
良い姿勢ってどうすれば出来るんでしょう。
姿勢は自分の使い方の結果
そう考えています。
姿の勢いにもそんな意味が含まれているかもしれません。
姿勢は生まれつきだと思っている人が多いようですが、そうではありません。
長い間に今の自分の姿勢になって来ています。
今の姿勢になるには、今の姿勢になるような自分の使い方をしています。
その結果、今の姿勢になって来ました。
であれば姿勢は変えることが出来る。
自分の思うような姿勢に変わるには、どうすれば良いか。
最初に戻りますが、良い姿勢はどんな姿勢なのか。
自分で考え直す必要があります。
考え直す材料を提供します。
姿勢の捉え方
良い姿勢の一般基準
良い姿勢と検索するといろいろなページが出てきます。画像で検索すると良く出てくるのは、横から見た人体図に何点か印が付けてあるものです。
・耳垂(みみたぶ)
・肩峰
・大転子
・足首
これらが一直線になっていることが多いです。
これが良い姿勢。
この姿勢よりも耳垂が前に出ていると、頭や首が前に出ている姿勢で、猫背や巻肩になっていることがある。
大転子が前に出ていると、反り腰や出尻になっていて腰痛の原因になったりする。
これも一つの捉え方かもしれません。
分かりやすい。
耳垂・肩峰・大転子・足首が一直線になっていると、姿勢を維持する筋肉群をあまり使わなくても立っていることが出来る可能性があります。
体には200くらいの骨と600くらいの筋肉があると言われています。
だるま落としのようにその骨が上下に一直線に並んでいると、筋肉を使わなくても骨は左右にズレることはない。
あんまり筋肉を使わなくても立っていられると言うことですね。
だるま落としのような構造は、圧縮構造と言って上下に力が加わっていないと形が維持出来ません。
人間の場合は重力があるので、立っている時や止まっている時には形は維持しやすいかもしれません。
形と言う意味ではそう言うことだと言えます。
でも人の姿勢や体は形でしょうか。
もちろん形です。
姿勢は外から見た形のことを言っているので、形の話をしなければいけませんが、形という言葉から受ける印象やイメージのことを考えたいと思います。
姿勢は状態
人は立っている時も座っている時も、止まっているように見えます。そういう意味では姿勢は形です。
でも、よく考えてみて下さい。
心臓は?
肺は?
内蔵は?
体の中では殆どのものが動いています。
心臓は生きている内はずっと動き続け、血液を流し続けています。
肺はずっと呼吸をし続け、空気を体の中に出し入れしています。
内蔵は消化吸収を続け、動き続けています。
腎臓は血液を濾過し、膀胱には尿が溜まり続けます。
つまり、動き続けています。
動き続けてる体が止まっているように見えているのが、姿勢です。
姿勢は自分の使い方の結果
良い姿勢・悪い姿勢
姿勢の作り方