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開業準備と開業後

整体院やサロンを始めるのに何から始めたら良いでしょう。
そして何をすれば良いでしょう。
開業前の準備と開業した後にすることは様々ありますが、押さえておきたいポイントを書きます。
参考にしてみて下さい。

※このページはしばらくは書き足して行くので連載中です。
 たまに覗いてみてください。(2018/8/9更新)


開業準備

開業で何をしたいのか
開業をするには店舗契約だとかホームページや看板やチラシを作るだとか、色々とやらなければいけないことがあります。
でもその前にもっともっと大切なことがあります。

開業して何をやりたいのか。

これを決めることです。
そんなの決まっている!と思う人も多いと思います。
でも、そこに落とし穴があります。
開業して何をやりたいかは、開業する業種や職種を考える前に当然思い描いていたことです。
整体で開業して腰痛や肩こりに悩む人を助けたい。
ダンスやバレエの故障を治してあげたい。
疲れているお母さんママさんの力になりたい。
世の中の女性を美しくしたい。
会社員時代よりもお金を稼ぎたい。
自分の自由な時間が欲しい。
などなど。
いろいろなことを考えていたと思います。
ポイントはそれを具体的な言葉にすると言うことです。
何が一番の目的なのか、何を一番にやりたいのか、優先順位はどうなっているのか。
それを決めます。
そこから全てが始まります。
それがなければ始められません。

店舗を借りる時も、内装を決める時も、メニューを考える時も。
広告宣伝をする時の媒体を考える時も。
全ての元となるのが、開業して何をやりたいのか、です。
一番元となる目的がはっきりしていないと、開業準備の段階や開業してからも、様々な意思決定が間違ってしまうことがあります。
開業すると全てのことを自分で決めることになります。
そんな時に元となる考え方がないと、世の中の風潮や周りの声や流行りに流されて、ぼんやりした何をやりたいのか分からないような店舗やスタイルが出来てしまう可能性があるからです。

仕事に疲れたOLさんや派遣でストレスが溜まっている女性を癒したいと考えていたのに、駅近の繁華街に格安物件があったからと言ってスタジオを出してしまうと、全然ゆっくり出来ない騒々しい空間が出来てしまうかもしれません。
自分の自由な時間が欲しいと思っているのに、周りの人の声や流行っている店舗の情報から、朝7時からの営業だったり夜11時までの営業を始めてしまうと、自分の時間はかなり制限されてしまいます。
会社員時代よりもお金を稼ぎたいと思っているのに、モニターや周りの声を聞いて安い料金設定にしたら、忙しくはなっても生活は厳しくなるかもしれません。

また、元々の目的が決まっていないと、整体院だとかパーソナルトレーナーだとかいう言葉に惑わされて、自分のやりたいことを狭くしてしまうこともあります。
整体院なんだから当然メニューは整体とそれに関することだけ。
例えば整体と占いを一緒にするのはおかしいだとか、パーソナルトレーナーなんだから料理教室は変だとか。
形や見え方は全く気にする必要はありません。
自分がやりたいことを達成出来るためのものであれば、今まであった言葉や概念に引きずられる必要はありません。
時代はたぶん動いています。
新しい形態を自分が作るくらいのつもりでやった方が、患者さんやクライアントさんやお客さんにも受け入れられやすい。

女性が安心してストレスを解消し心身が楽になるような場所になりたい、それが元々の目的だとしたら。
・体を調整する方法(整体・各種セラピー)を提供する。
・美味しい飲み物が提供される。
・ゆっくり休める時間と空間が提供される。
・様々なカウンセリング手法を提供できる。
・ヨガやストレッチやピラティスなどのやり方やセルフケアを指導できる。
・占いやリーディングなどで現在や将来のアドバイスができる。
・洋服や下着など着る物の提案ができる。
・食事の改善指導などができる。
・体に良い料理の作り方を教えられる。
・歩き方や姿勢の指導ができる。
などなど
例えばそんなことをやっても良いと思います。
これらを整体やセラピーとは別のメニューとして取り入れることも出来ます。
場所についても同じですね。
今までのように特定の場所に縛られる必要もないし、レンタルルームでも公園でも海岸でも山でもネットで通信をしてでも。
どんな形も目的がはっきりしていれば考えられます。

自分から縛りを作らないこと。
そのために目的をはっきりと言葉にしておくこと。
先ず最初にするのはそのことです。


スケジュール
整体の勉強をして将来的に開業しようとかしたいと思っているのなら、先ず開業日を決めることです。
「実力がついたら開業したい。」とか「勉強をして自信がついたら開業したい。」と思っていると、実力も自信もついたと思えないままで開業出来なくなってしまいます。
だから先ず開業日・開業時期を決めることです。
勉強を始めて3年くらいで開業をしようと思っている場合。

・勉強をする時期
・練習・修行をする時期
・開業する時期

この場合の開業時期は3年後の何月という程度で良いと思います。
今勉強しているのなら、このあとどれくらい勉強時期があるか。
何ヶ月・何年くらいで卒業するのか。(その時期はいつか)
その後、何年くらい練習や修行をするのか。
またはすぐに開業してしまうのか。
いずれにしても3年位なら月単位でスケジュールを立てます。
スケジュールは表にして書き出します。
書き出すことが大切で、途中で変更や修正があっても構いませんが、そこまでには頑張って予定を進めることです。

では勉強は終わりそう、または勉強時期は終わって1年以内に開業したい場合。
1年以内なら開業日を決めます。
何月何日に開業する、と決めます。
そこから逆算して現在の状況と照らし合わせてスケジュールを組んでいきます。
スケジュールしなければいけないことは、開業日、技術の練習・修行・研鑽、物件探し、内装・施術院作り、開業準備などの項目です。
この項目を縦軸にとって、横軸には月をいれた表を作ります。

              1月  2月  3月  4月   
・開業日
・技術の練習、修行、研鑽
・物件探し
・内装、施術院作り
・開業準備

こんな感じですね。(罫線をいれてください。)
開業日はある特定の日を設定、技術については開業までずっと続くことなので何月から何月までなど期間が必要です。
物件探しは最低でも2ヶ月位時間を取っておくと良いと思われます。
内装は物件にもよりますが、2週間から1ヶ月位。
開業準備は開業前の準備の時期です。
スケジュールとは別に事業計画や資金計画を立てて置く必要もあります。
だいたいザックリと考えている場合でも、数字(金額)を書き出しておくと良いでしょう。
資金計画がなければ物件探しも出来ないし、内装などにかけられる金額も分かりません。
それぞれの項目については別に解説していきます。


事業計画と資金調達
会社勤めをしたことがある人には聞き馴染みのある言葉かもしれません。
少し難しそうなイメージがある言葉かもしれませんが、要するに事業計画とはこれから何をするのか、どうしてそれをするのか、それをするとどうなるのか、という計画のような予想のような目標のような夢のような希望のようなものです。
夢や希望を誰かに説明するために書くものとも言えます。
自分の中では分かっているし説明も出来て納得が行っているけど、それを人に説明するものです。
家族に説明して協力してもらったり、銀行や金融機関でお金を借りる時に説明するのに使ったりします。
分かっているからイイじゃんと言いたくもなりますけど、自分には分かっていても人からは分からないことがあります。
それを明確にしておくために作ります。
一般的な事業計画について説明します。

■事業計画

事業計画は大きく分けると3つのことを考えます。
一つは前提となる考え方、もう一つは資金について、そして最後に収益です。

・前提となる考え方

前提となる考え方も幾つかに分かれます。
「開業の目的」
「背景や理念」
「セースルポイントや差別化戦略」

「開業の目的」はこの開業準備の最初に書いた、開業して何をやりたいかです。
企業ではミッッション(使命)・ミッションにあたる部分です。
「背景や理念」はどうしてそうするのかの説明です。
日本では高齢化が進むのに伴って増えているので、腰痛や肩こりの人を助ける。
日常運動が減って体の使い方を知らない人が増えているので、そういった人達に体の正しい使い方を伝えていく。
など、自分が仕事にしようとしていることが、需要があるのか、需要の前提はどうなっているかというものです。
「セールスポイントや差別化戦略」はストラテジーにあたる部分かと思います。
その目的を達成するために、整体院やサロンを開業した時に、自分には他と違う何があるのか。
あるいは他にはない何かを打ち出していくのか、全く新しい分野を提供するようなことでも良いかもしれません。

開業しようと考えている時には、自分の頭の中にはあるものだと思います。
それを言葉にして前提などは調べて数値など持っておく。
そうすることで、家族や資金調達の時の資料となるし、自分自身も何を目指しているのかを明確にすることが出来ます。
開業して困った時や、新しい展開を考える時に、立ち返ることの出来るものが事業計画です。

・資金について

資金は開業する時に必要なお金のことです。
そのお金をどこで準備してどうやって使うかを計算しておきます。
貸借対照表と呼ばれるものですが、難しく考えず左右の項目で金額が一致するように計算すれば良いと考えて下さい。

開業に必要なお金  :  資金調達方法

店舗契約   ○○○円   自己資金  ○○○円
什器備品   ○○○円
その他    ○○○円   家族など  ○○○円
運転資金   ○○○円   金融機関  ○○○円

合計     ○○○円         ○○○円

開業に必要なお金としては、店舗契約や什器備品その他と運転資金。
その開業に必要なお金と同じ金額を、開業前に準備する必要があります。
自己資金や家族からの借入に加え、金融機関などで借入をすることも考えられます。
整体などの小規模の開業の場合は、日本政策金融公庫など政府系金融機関で借入をすることが出来ます。
(審査があります。)
借入が必要な場合は日本政策金融公庫の窓口などで問合せしてみて下さい。

・収益について

収益は開業当初から軌道に乗るまでの月別の予定・計画を立てておくと良いと思います。
収益は損益計算書などと難しそうな呼ばれ方をしますが、要するに売上から経費を引いて儲けが出るかどうかという計算書です。

売上 - 経費 = 利益

これだけなんです。
でも実際に計算する時は明細を作るようにします。
売上なら単価(患者さん一人当たり料金)を計算し、営業日数を決めて、月別の営業日数と患者さんの数と単価を掛けて計算します。
また、経費は家賃や水道光熱費・広告代や電話代など細かく見積もっていきます。
それを月別で計算しておきます。
計算通りにはなりません。
でも作っておくと、実際に営業を始めた時に何が思惑と違うのかが分かります。

事業計画はこんなことを色々と考えて作ります。
作っていくうちに自分の考えがまとまったり、売上計算や経費の計算をしていると、気をつけなければいけないことを思いつくきっかけにもなります。

■資金調達

資金調達の最初は自己資金です。
先ずは自分で貯める。
次は家族や親族です。
金融機関で借りる時も、そのことを聞かれたりすることもあります。
最終的には金融機関で借りることになりますが、上にも書いた通り整体などは日本政策金融公庫で借りている人が多いようです。

日本政策金融公庫は政府系の金融機関で一般の金融機関の補完をすることを目的としていて、中小企業や小規模事業に融資をしています。(  https://www.jfc.go.jp/ )
融資の手続きとしては、先ず窓口と連絡を取ります。
日本政策金融公庫は支点がいくつもありますから、近い支店を探して連絡して下さい。
その後は書類を提出して面談し審査があって融資されることになります。

資料提出の時に大切なことは、事業計画などきちんと計画されているかということ、その事業や仕事に需要があるかどうかということ、十分な準備と経験などがあるかどうかということです。
新規開業の場合は経験はありませんが、需要があるかどうかや準備については説明することが出来ます。
また、必要な資金の金額はどうしてその金額なのか、開業の時にどれくらいかかるのか、保証金敷金や内装工事や什器備品などにかかる金額と運転資金など、きちんと計算されいてるのか。
また、保証人や担保が必要な場合もあります。
そして面談では事業計画の中身などについて質問をされます。

お金を貸す側が心配なのは、本当に計画通りに売上が上がり収益が出て、返済してもらえるのかというところです。
貸す側が安心してお金を貸せるように、きちんとした計画ときちんとした説明が出来るようにしておきましょう。
日本政策金融公庫にはこんなページもあります。
創業支援 >>> https://www.jfc.go.jp/n/finance/sougyou/


物件探し
物件探しで大切なことは条件です。

・どんな場所で。
・どれくらいの広さで。
・幾らまでの家賃で。

これらを事前に決めておく必要があります。
開業をしようと思った時に最初に決めた、「開業して何をやりたいのか。」がベースになります。
簡単な例を考えてみましょう。
例えば、疲れた派遣やOLさんや契約社員さんを対処にしようと考えたとします。
OLさんにいつ来てもらうのか、仕事帰りなのか、休みの日なのか。
仕事帰りなら夜の時間帯。
夜の時間帯に職場に近く、乗り換えなどで電車を降りることがあり、駅から物件までの道のりが明るいかどうか。
暗い夜道を歩いて来院される人はいません。
休みの日ならどうか。
整体やセラピーだけを考えれば、住居に近い場所という選択もありますが、受けた前後のことを考えれば、帰りや来る前に散歩やショッピングなどが出来る場所も良いかもしれません。

■どんな場所で。

先ずは地域や駅を考えます。
同じ駅でも駅前の繁華街なのか住宅街なのか、あるいは住宅街と繁華街の中間的な場所なのか。
駅と言っても電車の駅なのかバス停なのか。
あるいは駅やバス停がない場所を想定するのか。
次に路面店なのかテナントなのか、マンションや一軒家などの賃借なのか。
一階が良いのか高層階でも大丈夫なのか。
これらを決める時に大切なのは、誰に何をしたいのかという最初に決めた目的のようなものです。

■どれくらいの広さで。

広さは家賃とも関係がありますが、それよりも自分がやりたいことが出来るスペースを考えることです。
全く始めてなら自分が考えているような営業をしているサロンやお店の広さを考えてみて下さい。
近くに開業するのでなければ、整体院やサロンのオーナーに聞けば広さは教えてくれると思います。

・問診などをするスペース
・施術やセラピーをするスペース
・着替えをするスペース
・自分がいつもいるスペース(作業スペース)

これらのスペースは重なる場合もあります。
問診スペースは自分がいるスペースに椅子をひとつ加えるだけで良いかもしれません。

■幾らまでの家賃で。

事業計画を立てておいてあれば、その中でどれくらいの家賃が掛かるかは想定していると思います。
家賃は自分の施術やセラピーで何回分になっているのかを知っておくと良いと思います。
店舗を運営する経費が分からない時は、およそ家賃と同じ位の経費が掛かります。
10万円の家賃なら共益費や水道光熱費や電話代や広告宣伝費や細かな費用も10万円位になります。
かなりざっくりですけど、そう考えておくと計算がしやすい。
例えば10人から施術料を頂けるのであれば、20人分の施術料は経費として使うことになるので、21人目からが自分の給料や利益になる部分となります。
どれくらいの家賃のところで始めるかは、メニューや料金や何人位できそうかで考えることも出来ます。

これら、「どんな場所で。」「どれくらいの広さで。」「幾らまでの家賃で。」が決まったら、不動産屋さんで探しますが、まだその前にやらなければいけないことがあります。
場所・地域を決めたら、その場所・地域に平日の昼と夜、土日の昼と夜に行ってみることです。
自分が考えている場所が、平日と土日の昼と夜でどんな顔になるのか。
想定していたような人通りなのか、明るさはどうなのか、他のお店はやっているのかなどを調査します。
この調査で大丈夫と思ったら、その地域の不動産屋さんに行きます。
不動産屋さんに行ったら、家賃は幾らくらいまでで、どのくらいの広さで、どの地域(駅から○分)など条件を言って探してもらいます。
この時、整体院やサロンをやるということを話をしておきます。
良い物件があっても、特にマンションなどは不特定多数が入る可能性があるサロンなどは出来ない場合があります。
また、看板が出せるかなども聞いておく必要があります。

インターネットで探すことも出来ますが、条件を話を出来ることや、すぐに物件を見に行くことが出来ることもあり、直接不動産屋に行くことをお薦めします。
物件探しには2ヶ月程度を予定しておくと良いと思います。
また、年明けから春にかけては、多くの物件が動く時期なので、その前に不動産屋に話をしておくのも良いと思います。

最後に。
物件探しは出会いです。
いろいろ迷い悩むこともありますが、見た瞬間のインスピレーションが大切です。


内装
内装も目的が影響します。
基本は自分が好きなテイストに統一することですが、やっぱり目的が大切。
誰が(どんな層が)来るのかを想定していないと、チグハグな内装になります。

自分の好きなテイスト。
来院される患者さんに受け入れられやすい。

これがポイントです。
そしてもう一つは導線です。(動線とも言う。)
動線でも導線でも良いんですが、患者さんが来院されて玄関で靴を脱いでから、着替えや問診や施術をして最後に玄関に戻って靴を脱いで出ていくまでの、移動する道筋です。
どうやって院内を動くのかを考えます。
導線の考え方が悪いと、何度も何度も同じところを行ったり来たりすることがあります。
出来るだけスムーズに着替えや問診から施術に移り、施術が終わってアドバイスをしてから帰るまでもスムーズな動きで帰ることが出来るように、整体院やサロンの中の更衣室やテーブルや施術スペースの位置関係を考えていきます。

ここでも目的が大切です。
例えば仕事帰りにサックリ疲れを抜くのが目的ならば、玄関→着替え→施術→着替え→玄関、みたいな単純なものが良いでしょう。
着替えがなければ、玄関から直接ベッドに行っても良い。
でも、休みや時間がある時に、自分の体と向き合って色々と相談するというコンセプトなら、玄関→着替え→問診→施術→アドバイス→着替え→玄関、みたいな途中で滞留する時間とスペースが必要になって来ます。
問診やアドバイスをする場所も、着替えや施術場所の近くでスムーズに行くのか、それとも少しだけでも移動して、落ち着く場所を作るのか。
そこは考えどころです。

内装はおよそどんなテイストのものを使って、どんな風に患者さんが流れるのかをシミュレーション(想定)したら、実際の机や椅子やテーブルなどを探します。
無闇に探さないことが大切です。
インテリアにこだわりがあるようなら、家具屋さんやインテリアショップ、古道具屋やアンティークショップを事前に回っておくと良いと思います。
インテリア探しは意外に時間が掛かります。
物件が決まってから部屋の中の寸法を測り、そこから家具を合わせて行くので、考えていたものが入らないことや、売れてしまうこともあります。
大きなところやネットショップなら間違いはありませんが、現実の家具屋さんやインテリアショップだと季節によっても在庫が変わることがあるので注意が必要です。


開業準備
開業準備は物件探しが終わって契約をし、入居日が決まってからオープンするまでの準備期間に行うことです。
重複することもありますが以下に書いておきます。

■運営ソフト

・店名、営業時間、休日など
・施術内容、時間、料金など
・電話応対、DM、お茶など

店名や営業時間や休日、施術メニューなどは意外に悩みます。
事前に時間をかけて考えておく必要があります。
物件探しの時に競合しそうなサロンや整体院の状況を調べておくと、参考になるかもしれません。
電話応対やDMやお茶とは、日常的に行う業務のことで、電話が来たら何と答えるか、DMはいつ出すのか、お茶は出すのか出さないのかなども決めておくと、後々楽になります。

■運営ハード

・店舗契約
・内装外装
・設備備品など(搬入、レイアウト)
・電話契約

ここは店舗の契約から設備備品などの搬入についてです。
契約日が決まったら、備品や設備の搬入日も決める必要があります。
一覧表を作っておくと分かりやすく間違いがありません。
電話については以前は家電が普通で、携帯番号だと怪しまれると言われていましたが、最近はどちらでも構わないようです。
店舗用にスマホや携帯を別に契約するかどうか、については考えておく必要があります。
電話が決まらないとホームページは作れますが、チラシや名刺やショップカードなど紙媒体は作ることが出来ません。(ホームページはすぐに変更出来るから。)
電話については早めに決めておくと良いでしょう。

■広告宣伝

・ホームページ、ブログ、SNS等作成公開
・チラシ、名刺、ショップカード
・雑誌、フリーペーパーなど
・DM、プレスリリース
・看板

インターネット関係のホームページやブログやSNSを持つことは必須です。
自分で作るのもさほど難しくありませんが、業者に頼むことも出来ます。
ホームページを作って毎月SEO対策(検索エンジン最適化)をしてもらって、1万円位が相場になっていると思います。
業者との付き合い方は色々ですが、サイト(ホームページ)を自分で作って、SEOを業者にお願いしアドバイスをもらうという方法。
業者に全て任せる方法。
全て自分でする方法など、スキルに合わせて考えて下さい。

チラシや名刺・ショップカードはオープン後に必須です。
整体師やサロンは直接患者さんやクライアントさんと接する仕事です。
アナログでマニュアルなコミュニケーションは喜ばれるものでもあります。
ショップカードは自分のサロンや整体院の名刺のようなものです。
ロゴや店名を入れたら、住所・電話・メールの他に施術内容など入れる人もいます。

雑誌やフリーペーパーの広告は高いものから意外に安いものまであります。
店舗をオープンさせる地域で流通しているものを探して、発行している会社に電話し媒体資料を送ってもらいます。
媒体資料とは紙面の中での広告の大きさと料金、配布地域や読んでいる性別や年齢層などが書かれたものです。
オープンの時に告知をしてみると、雜誌やフリーペーパーが効果的な地域なのかどうかも分かります。

DMは整体師になる前の繋がりや、モニターなどで整体師をしていた患者さんに送ります。
新しい顧客の開拓にはなりませんが、開業直後の患者さんにはつながります。
プレスリリースとは雜誌などに整体院のオープンを知らせることです。
全く知らない雜誌でも、何の繋がりもなくても、情報として送ることは問題ありません。
特に他の整体院やサロンとの違いがある場合には、雜誌の特集などで取り上げられる可能性もゼロではありません。
てあて整体院のオープンは幾つかのダンス系雜誌に知らせましが、1年半経ってからストレッチの記事を書きませんかと原稿依頼がありました。

看板は整体院やサロンの前に置く看板のことです。
店舗契約の時におけるかどうかを確認して作ります。
ネットで多くのサンプルがありますので、注文すれば数週間でできてくるはずです。

■その他

・近隣挨拶
・OJTシミュレーションなど

近隣の挨拶はオープン数日前で大丈夫です。
住宅街ならご近所さんにオープン記念特典などつけても良いし、近隣の店舗ならチラシや名刺をおいてくることです。
また競合する店舗にもご挨拶すれば様子も分かります。

OJTシミュレーションとはオープンして実際に患者さんが来た時の、来院から送り出すまでにやることを実際に誰かを患者さんに見立ててやってみることです。
ここで足りないものやレイアウトの問題など考える機会になります。
また実際にオープン前モニターなど来てもらえば、手技の練習にもなります。


ホームページ・ブログ・SNS
整体院やサロンをオープンさせたら、ホームページ(HP)やブログやSNSは必須です。
ほとんどのお客さんや患者さんがインターネットを使って検索し、自分が行く整体院やサロンを探します。
ホームページやブログやSNSを持っていないと、ネットを使って探す人にとってあなたの整体院やサロンは存在しません。
存在しないと言うことは、そういう患者さんやクライアントさんから選ばれる可能性はゼロになってしまいます。
最初からクチコミで営業していくことを決めるのでなければ、ホームページやブログやSNSは必ず作ります。

■ホームページ
ホームページには整体院やサロンの情報を乗せます。
紙媒体と違い情報はいくらでも詰め込むことが出来るので、自分の整体院やサロンを詳しく説明することが出来ます。
あまりに情報が増えすぎると分かりにくくなることもありますが、必要な情報は必ず入れておきます。

・店舗情報(店名、住所、メール、電話、営業時間、営業日)
・メニュー(施術内容や料金など)
・特徴(整体やセラピーの特徴)
・整体院やサロン内の写真や動画
・施術やセラピーの様子(写真・動画)
・患者さんの声
・対象とする症状の解説
・他

■ブログ
ブログは閲覧者をホームページに繋げるためのツールでもあり、整体師やセラピストの素顔や様子を伝えるツールでもあります。
ブログの内容を見て院長やセラピストの技術や知識を知ることで、安心して連絡をすることが出来るような内容になっている必要があります。
また、院長やセラピストがどんな人なのか、相談できそうなのか怪しくないのか、を知らせるツールでもあります。
ブログは一つの記事が1ページになるので、検索エンジン上でも上位表示されやすいと言う傾向があるようです。
ブログを日々更新することで、リンクからホームページに繋げることも考えて記事を書いていきます。

■SNS
ツィッターやフェイスブックやインスタグラムは、日々の情報を載せるのに便利なツールです。
営業時間や空き情報を載せたり、整体やセラピーの結果などを載せることで、ホームページや直接来院に繋げることが目的です。
ツィッターは短い文字で情報を伝える、ファイスブックは写真や動画とともに多くの情報を伝える、インスタグラムは写真で視覚に訴えます。
自分の考えている患者層やクライアント層が、どのSNS媒体をよく使うのかを調べながら使うと良いと思います。
それぞれの性格を知って、また、時代によって有効なSNSが変わることも頭に置いておくと良いでしょう。



SEO対策
SEOとは検索エンジン最適化のことです。
検索エンジンとはGoogleやYahoo!などインターネットで何かを調べる時に使うものです。
これら検索エンジンはそれぞれに独特のアルゴリズム(計算方法)を使って、検索したワードの順位を決めています。
基本的にはそのワードを調べた人が必要としている情報が、きちんと入っているものを上位にしようとしています。
きちんととは、分かりやすさや情報量や言葉使いや、多くのサイトから閲覧されていたりリンクを張られていたりと言うようなことです。
ホームページやブログの内容を、読み手にとって分かりやすいものにすること。
そしてその内容が書かれているサイト(ホームページ)が、インターネット上で分かりやすい作りになっていて、内容も充実していることが大切です。

例えば「整体 大泉学園」で上位表示されたいと思ったら、自分のサイトの中で大泉学園と言う文言や整体と言う文言がきちんとした文脈の中で書かれているか、整体や大泉学園とうい言葉がサイトの中で重要な位置にあるか(見出しになっていたり強調されていたりリンクされていたり)などを考えて書きます。
また、ホームページがパソコンだけでなくスマホに対応していることなども、順位を決める上の条件になっているようです。

インターネット上には沢山のホームページがあります。
その中で特定のワードで上位表示されるためには、まずはホームページ自体がきちんとしたものになっている必要があります。
そのためにホームページ内のページ数も大切と言われています。
数年前からはワードプレス(※注)などブログをホームページの中に取り込んでいるページが増えました。
ブログの記事は1記事が1ページになるので、ホームページ内のページ数を増やし易いからだと思われます。
15年ほど前は100ページ位あれば大丈夫と聞いたことがありますが、最近は1000ページ位は必要と聞いたことがあります。
ブログのあるホームページを作って、毎日更新をしていくとで、少しずつ認知が上がり上位表示されるようになって来ます。

他にもさまざまなSEO対策がありますが、詳しくない人でも出来る対策は、入門書などを読んでも出来ます。
もっとやりたい場合は業者にお願いするのが良いと思います。

※注 ワードプレス=ホームページを作るソフトで、無料で配布されています。


開業後

患者さんを増やす
整体院やサロンをオープンしたら患者さんやクライアントさんを増やすことを考えます。
何もしないでは患者さんは増えません。
当たり前のことですが、これが意外に忘れがちです。
忘れている訳ではないけど、勘違いしてしまったりすることがあります。

整体院をオープンさせると、自分は整体院の中にいます。
整体院の中から外を見ていると、沢山の人が歩いていたり通っていたりする。
整体院がオープンしたことは当然自分は知っています。
だから外を歩いている人も気が付くはずだと思い込んでしまう。
ホームページを作れば内容の更新をします。
内容の更新をしていると、更新したことを自分は知っている。
だからネットを使っている人は調べるはずだと思ってしまう。
この、思ってしまうとか思い込んでしまうのは、甘いとか気が緩んでいると言うことではありません。
視点の違いで誰にでも起きてしまうことです。
中からは外しか見えないし、中のことが分かっているのは当然です。

患者さんを増やすには二つのことしかありません。

一つは新規開拓。
新しい患者さんを作ることです。
この場合はゼロから作るということ。
もう一つはリピーターを増やすことです。
この場合は一度来た患者さんに再度来てもらうということ。
この二つだけです。
一つ一つ見ていきます。


■新規開拓

一から新しい患者さんを開拓することです。
ゼロから1を生み出すことになる。
ここで大切なのは、新しい患者さんはやっとオープンさせたこの整体院を知らないということです。
上にも書きましたが、整体院の中にいると整体院のことは知っています。
知っている前提で物事を考えると伝わりにくくなります。
全く知らない人に、沢山ある整体院の中から選んでもらうために何をするか。

そのために先ずは存在を知ってもらうこと。
そしてどんな整体院なのかを知ってもらうことです。
存在を知ってもらうためには、とにかく目に見える形で宣伝をすると言うことです。
つい色々なことを考えて考えて、考えるだけで作業や実際の宣伝をしていないことがあります。
考えていることと実際の宣伝は違います。
自分の頭の中で考えているだけでなく、人に見える形で宣伝を実際にすることが大切です。
次はどんな整体院かを知ってもらうこと。
存在と同時に中身を知ってもらうことです。
ここは熱意。
綺麗な写真や文章はサラサラと流れて読みやすく見やすいものですが、心には残りません。
自分が伝えたいことを拙くても自分の言葉で書く事。
ホームページやブログは文章や写真を沢山置いておける媒体です。
雜誌やチラシと違って沢山の情報を載せられるのが強み。
自分が伝えたいことは、どんどん書いていくことです。

■リピーター作り

来ていただいた患者さんにはリピーター(再診)になってもらう。
と言っても、いつまでもダラダラと続けると言うことではありません。
(つづく)