プリエは踵ではなく踝から曲がります。 〜大人バレエ心得〜
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大人からバレエを始めて1年以内の人に対する荒木のアドバイス。
超入門初心者向けの心得としてお知らせします。 参考まで。
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プリエ。
バレエの基本中のきほんです。
自分が30を超えて始めたばかりの頃は、そんなこと思ってもみませんでした。
だって、ただしゃがむだけでしょ。
膝曲げて。
なんて思っていました。
違います。
全然違います。
そういうことも含めて勘違いが多く、最初は本当に難しいのがプリエです。
いや、最初だけじゃないかもしれない。
プリエをする時、股関節・膝関節・足関節が曲がります。
股関節と膝関節は何となく場所の勘違い(ここだと思って動かす場所)が少ないんですが、足関節は勘違いをしていることがよくあります。
プリエで曲がる足関節は、踝(くるぶし)のところです。
??っと思った人もいるかもしれません。
そうです。
足首が曲がるのって踵(かかと)や足の甲の付け根ではなくて、踝(くるぶし)のところで動いています。
確認してみましょう。
はい。
そうなんです。
踝(くるぶし)なんです。
自分の足をちょっと見てみましょう。
足を床につけたまま、膝までの脛(すね)の部分を前後に動かしてみて下さい。
ね。
でしょ。
踝を支点としてスネの骨が前後に動きます。
プリエでもそうなんです。
ここが動きます。
床についていない、土踏まずの上で浮いている部分です。
はいじゃあやってみましょう。
ちょっと壁に手をついたりして、軽く一番に立ってみて下さい。
左右の踵をつけて立ちます。
そして、ターンアウトしながら膝を曲げて行きます。
ほら。
踝のところで動くでしょ。
そして足裏は動かない。
土踏まずのアーチは少し変わるかもしれないけど、アーチの上にある踝から上(スネ)が動いている。
ちょっとイメージもしてみましょうか。
踝から上が動いて、膝で曲り、股関節でも曲がる。
いつもと少しイメージ変わりましたか?
アキレス腱は思ったより伸びるかもしれません。
ついでに。
スネの骨の真下に向かって骨はありません。
踝(くるぶし)から斜め後ろに向かって、踵骨(しょうこつ)と言う踵(かかと)の骨が出ています。
だからスネの骨は地面についていなくて浮いています。
そして、踵骨の分だけ少し前にあります。
踵の骨よりも少し前にスネの骨、つまり体が乗っかっているってことになります。
スネの骨、踝、踵の骨、足部
それぞれの骨の位置関係を確認してみると、ちょっとだけ思っていたのと違うかもしれません。
でも、確認した位置が本当です。