やって来た事とやらなかった事と
今年で64になりました。
最近、たまに歳を感じることがあります。
こんなことあんまり書かない方が良いかもしれないんですけど。
でもたまに感じます。
それがちょっと若い頃には考えていなかったような事で歳を感じるので、書いておこうかと思います。
体力が落ちて来たとか、疲れやすくなったとか。
故障をしやすくなったとか、怪我が治りにくくなったとか。
皺や白髪が増えたり、髪が薄くなったり皮膚が弛んできたり。
記憶力が悪くなって物忘れが多くなったとか。
目が悪くなったとか膝が痛くなったとか。
これらのことで歳を感じる訳ではないんです。
確かに全部そうで確かにいろいろ落ちてはますが、それが歳なのかというとそうでもないような気がして。
いや、歳なんだろうけど、それで歳とは感じなくて。
それはまあ自然の摂理というか、別に普通のことなんだと思う訳です。
でも、やって来なかった事があまりにも多くて、決断しなかった事や保留にしたままの事。
単純に選ばずにやらなかった事。
やろうと思えばやれたのかもしれない事。
そういう事の多さと取り返しのつかなさを、たまに、急に思い出して、いや思い至って。
愕然とする事があります。
そんな時、歳とったなぁと思います。
もう時間がない。
いや、ありますよ。
別にすぐ死ぬって訳じゃない。
でも、残された時間、という感覚になっている。
これから後、何十年生きたとして、その何十年がどれくらいの期間なのかが、体感として分かってしまう。
ああ、あとこれ位の時間なんだ。
そう思った時、あの時、あれやっとけば良かった、とどうしても思ってしまう事があります。
その時はその時の判断でやって来なかった事でも、やろうと思えば出来た事ってあるかもしれない。
別の道があったんじゃないかというのとは少し違う。
残して来た感ですかね。
どうしても。
ある。
出来るうちにやっておいた方が良いと思います。
若い人に向けて言ってます。
若いというのは40代位まで。
いま思えば何だって出来ます。
本当に何だって出来る。
だからやっとくとイイよ。
そして自分的にはもう何だってやる。
躊躇してる場合じゃない。
考えてる場合じゃない。
そう思うと何だか逆に軽くなる。
感じがあります。