来院時と帰り際の顔
整体院に来る患者さんは調子が良くて絶好調という人は、まあいません。
痛みがあったり辛かったり・
調子が崩れていたり困っていたり。
どちらかと言えばイマイチかそれ以下という時にいらっしゃいます。
それで、整体が終わり、てあて整体院の場合はお茶でも飲んで、少し話をして、玄関までお送りします。
お疲れ様でした。
ではまた。
その時、帰り際の顔が、来院時の顔とどれくらい変化があるか。
というのは一つのアレです。
ちょっと俯きがちに来られた人が、顔を緩め口角も少し上がって。
上気したような頬で帰られると。
ああ、良かったなと、胸を撫で下ろします。
喜ぶというより、ホッとする感じ。
これはまあ整体師としての一つの喜びでもある。
と言うような事も言われますが、喜びというよりは安堵という感じですかね。
結果が全く出なければそうはいかない訳で、そうなんて少し安心するというようなところです。
患者さんも少し肩が落ち(力が抜けて)呼吸が深くなって、明日に向かおうという気持ちが5度くらい上がってもらえたら良いなと思っています。
来院時と帰り際の顔は、チラッとですが実はチェックしています。
整体師という仕事
一昨日から整体院の営業を再開しています。
4月1日から一か月お休みをしました。
営業自粛に入る直前に予約のあった患者さんに連絡をし、1人を除いた他全員に5月への予約変更をお願いしました。
連休中に1人だけ6月に再度予約変更の連絡がありましたが、その方は病院勤務の方で、今は職場(病院)以外には外に出ない方が良いとの判断でした。
久しぶりに患者さんの身体に触れると、皆さん筋肉が重く、動きが止まり、停滞しているようなイメージになっていました。
硬くなっているのとは少し違い、動いていない動けていない動かそうとすることが出来ない感じです。
いろいろな話をしながら、身体の奥に眠っている流れを探し、チョロチョロと流れていた地下水脈を少しは見えるような流れにするようにしました。
元通りにはなりませんが、もうちょっとで動き出しそう、という感じにはなりました。
それでも。
いや~良かった!
やっぱり2か月は無理ですよ!
ナンカ背中がふわふわする。
と言って頂きました。
「患者さんの笑顔が目の前で見られる。」ことが、整体師としてのやりがいだとか喜びだとか、そんなことを開業して5年目くらいいや10年目くらいまでは言っていました。
それを少し忘れていたのを思いだします。
いや。
良い仕事ですよ。
自慢出来る仕事だと思います。
ひそかにそんな風に思ってます。
昨日も同じような意味合いのことを書きましたが、今回の新型コロナウィルス感染症は自分の仕事について少し考える契機になりました。
緊急事態が起こった時に、営業を自粛するのかしないのか。
人が生きていく上での重要度の、どのあたりに自分の仕事はあるのか。
食べ物や病院などは最後まで自粛出来ません。
それがないと直ぐに生きていけなくなるかもしれないからです。
2・3か月前に言われていた、では芸術や文化はどうなんだろう。
最初の頃にも書きましたが、芸術も文化も芸事もそれがなくては人として生きていけなくなります。
食料よりは優先順位は後になるとは思いますが、今、自粛生活の中で音楽や様々な映像がなくなったらどうなるかは、考えてみればすぐに分かる。
では自分の仕事は・・・と思います。
それが確認できたのも良かった。
1か月休んでおいてなんですが、やはりなくてはならないモノでした。
整体師になりたい人が増えると思っています。
ただ、すぐに習い始めようという人は増えないと思います。
まだ、暫くは人と近距離で触れあっての授業は怖い人もいるでしょう。
6月からスクール見学や整体体験を受け付けます。
秋くらいから勉強始めませんか。
整体師はやっぱり良い仕事です。
てあて整体スクール
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