体の使い方・自分の使い方 〜アレクサンダーテクニーク〜
アレクサンダーテクニークを教えています。
自分で言うのも何ですけど、なかなか説明しづらい。
なかなか広まってくれない。
簡単な事なんです。
でも簡単だからこそ説明が難しい。
というかそもそも説明するものではなくて、体験するものだったりします。
先日、アナザースカイというテレビ番組に菅野美穂さんが出演されました。
その中で以前、イギリスのRADA(王立演劇学校=Royal Academy of Dramatic Arts)に短期留学された時にアレクサンダーテクニークを受けたという話が出て来ました。
映像ではRADAで当時の校長先生とアレクサンダー教師(だと思う)の女優さんも出演し、少しだけアレクサンダーテクニークのワーク(一連のアレクサンダー)も映され解説もされていました。
これで少しはアレクサンダーテクニークを知る人が増えてくれると良いなと思いながら見ていました。
イギリスをはじめとする欧米では、表現芸術(パフォーミングアーツ)系の教育機関では必須科目となっている所が多くあります。
自分の使い方、心身の使い方。
RADAの元校長ニコラス・バーター氏によれば、「多面的な動きの根底にある土台がアレクサンダーテクニーク」とおっしゃっていました。
動きの根底にある土台。
確かにそうだと思います。
何か特定の動きや使い方ではなく、動きや使い方の根底にある土台としてのものをアレクサンダーテクニークと言っています。
それを教えるのがアレクサンダーテクニーク教師。
でも、こうやって下さい、これは違いますこうです、みたいな教え方ではなく、自分で感じてもらい自分で体験してもらう。
そこが他の指導法と少し違う所だと思います。
与えられる使い方ではなく、元々持っている自分の使い方。
知らないうちにやっている、やらなくても良いかもしれないことに気がついて、やめてみる。
習慣的になっている事、癖のようにやっている事は自分では気づかないものです。
その普段は気づかないものに気がつくことから始まります。
説明は難しいかもしれないけど、根底や土台にあるものを感じられれば、全てが変わる可能性があります。
そこがやっぱり面白い。
※月に一回グループレッスンを行っています。
次回は9月3日です。
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