てあて整体の予約やセミナーのキャンセル料を頂かないのは、会社を辞めたのと似たような理由からです。
てあて整体の整体やアレクサンダーテクニークの予約はキャンセル料を頂いていません。
セミナーやワークショップについても同じです。
ドタキャンされても頂きません。
10年くらい前だったか、キャンセル料は”ちゃんと”頂くという流れがありました。
それまではキャンセルが問題になるほど多くなかったんだと思います。
オンライン予約が増えて来たのと同時に、予約キャンセルが増えていったようです。
キャンセル料を頂かないのには理由があります。
嫌なんです。
そう言うの。
キャンセル料を頂いている自分が嫌という意味です。
自分がキャンセル料を支払うのは嫌ではありません。
当然だと思います。
でも、受け取るのは嫌なんです。
つまり、我儘です。
会社を辞めて自分で仕事を始める時の幾つかの要因の一つに、自分で自分のやる事を決めたいというのがありました。
会社に勤めている時は、裁量権の中で自分のやりたい事をやっていました。
でも基本的な業務内容は会社が決めていた。
自分で決められないというのが嫌なんだろうと思います。
キャンセル料を頂くのは嫌、だから世の中がキャンセル料を頂いていても、自分は頂かない。
ということです。
自分で決めたい。
嫌なことはやりたくない。
でも、キャンセル料を頂くのは当然だと思います。
予約があるとその時間は他の患者さんが入れなくなるので、キャンセルがあると機会損失になります。
セミナーだと資料が無駄になるし、他の人が参加出来なくなり、やっぱり機会損失になります。
機会損失は損失で予定利益が減るという事です。
でも、自分は嫌というだけです。
キャンセルするには、たぶん理由があります。
いろいろと大変なことがあって、せっかく行きたいと思っていた整体に行けない、というキャンセルです。
大変だよなぁと思ってしまいます。
そんな人から貰えるか!?という感じもあります。
オンライン予約だと、いたずらする人もいるから、そう言う処置になるのも仕方ないですけど。
てあて整体は一人一人やりとりして予約を決めているので、いたずらはないと思っています。
アレクサンダーテクニークを整体に活かす方法について
てあて整体スクールには整体や解剖学の他にアレクサンダーテクニークの授業(レッスン)があります。
これはアレクサンダーテクニーク教師になるためのレッスンではなく、アレクサンダーテクニークを使って整体師としての体の使い方を学ぶ授業です。
アレクサンダーテクニークを整体に活かすにはどうすれば良いか。
少しシェアしておきたいと思います。
アレクサンダーテクニークは自身の使い方の学習法と言われます。
何かのやり方、そのものではなくて、その練習法(学習法)です。
整体師としての体の使い方を教えてもらうというのとは違い、自分で整体師としての自分の使い方を学びます。
学ぶと言うのか見つけると言うのか、試しながら獲得していく方法です。
人はさまざまな習慣の中に生きています。
整体をする時にはこうやってやるもんだ、という習慣的な考え方や認知があると、その習慣的な方法でやってしまいます。
普通に生きていれば、整体は「押すもの」だとか「ぎゅうぎゅうするもの」という印象があるかもしれません。
もしくは逆に「人の体は危ないから強く触れられない」と認識しているかもしれない。
その自分の中にある認識に従って体を使っていると、上手くいかない時があります。
そんな時は自分の使い方を見直すのに、アレクサンダーテクニークの手法を取り入れます。
具体的に書いてみます。
知らないうちに入っている力に気が付く事から始めます。
患者さんの前に来ると、良くなってもらいたいと一生懸命になります。
一生懸命になると、息が止まったり肩に力が入ったり、腕力を使ってしまったりします。
先ず気が付く事です。
自分のどこに力が入っているのか。
肩なのか腕なのか。
そこに気がついたら、無駄な力をやめます。
肩に入っている力をやめ、呼吸を楽にします。
そのまま、指針整体の体の使い方をやってみます。
いつもとは違うと思います。
どこにも力が入っている感じがしないので、一生懸命やっているように感じられないかもしれません。
工夫しているように思えないかもしれません。
刺激が入っているのかどうか、手指で感じられないかもしれません。
でも結果は患者さんに聞けば分かるし、横で見ているときちんとした刺激が入っているかどうかは分かります。
普段とは違う感覚で、無駄な力が抜けているのに、知らないうちに相手には刺激が入っている、それを確認して行きます。
患者さんへのアドバイスにもアレクサンダーテクニークの手法は取り入れます。
アレクサンダーテクニークの他に「カラダの地図」という授業があります。
簡単な解剖学で体の仕組みを教える方法です。
目的は解剖学を患者さんに教える事ではありません。
外から見た体の形から想像される体の動きと、実際の体の仕組みに沿った体の動きは違う事があります。
指や手や腕や胴体や脚も、外から見て曲がりそうな所と、実際に動く関節の位置は違う事が殆どです。
それをイメージでも確認し、触れて確認し、実際に動かして確認します。
そうする事で、使いづらかった体や動きが動きやすくなります。
動きやすいと言う事は、体に無理がなく故障を未然に防げると言う事につながります。
アレクサンダーテクニークは自身の使い方を学ぶ方法です。
整体師として自分の使い方を見直し、患者さんへのアドバイスにも使えると考え、授業に取り入れています。
月一恒例 アレクサンダーテクニーク・グループレッスンでした。
今日は毎月第一日曜にやっているアレクサンダーテクニーク・グループレッスンでした。
最近は沢山の人に集まって頂けて、いろいろな反応や感想を頂けて楽しくやっています。
今月のテーマは「膝のマッピング」と「ホールボディについて」でした。
膝のマッピングとは、膝がどうなっているのか確認していく事です。
そもそも膝ってどういう部分なのかという話から始まり、肘と対して仕組み(構造)の話をしたり、骨の動きの話をしました。
参加された人同士で膝の関節の隙間を触れたり、動かしてみたりして体感もしました。
そうすると、膝を確認して、膝がどんな感じかクリアになるだけで、全身が軽くなったという人が出てきました。
面白いですね。
そう言うこともあります。
膝は膝だけで出来ている訳ではないので、他のところにも影響があったりします。
そしてホールボディ。
体全体というような意味で、普段は忘れている自分の体を思い出してみました。
これが意外に難しかったりします。
体全体を思うのに、足先や指先など端っこに意識を持って行ってみると、全体が分かったように感じるけど、実際は間にあるお腹や背中は忘れていたという人がいました。
体全体を感じる時に、筋肉で感じるのか骨で感じのか。
それより、感じているのは大変で、ずっと全体を感じたり思ったりするのは難しいだとか。
感じるというよりは、イメージに上げておくくらいの感じならばとやってみたら、それなら少し出来そうという話になったりしました。
それで何が変わるのか。
一人の人に立ってもらい、他の人がその人の前から後ろに歩いてすり抜けていく、
交差点の真ん中に立っているような状態を作りました。
最初は何も思わず、次に体全体を思って立ってもらいました。
少し体全体を思いやすくするのに、荒木がハンズオンワークをしてみました。
そうすると、多くの人が、なんかちょっと違う。
気軽に抜けられた。
体が楽。
みたいな反応がありました。
いつもは、体全体ではなく、どこかだけに意識が集中していて、体は習慣の中にいるのかもしれません。
習慣的に使っていると、前から人が来ると緊張したり首肩が硬くなったりすることもあります。
(しないこともあるけど)
その習慣から離れられると、偏った緊張が抜けるのかもしれません。
いつもと違うというだけで、こんなに変わるんですね。
次回は7月6日(日)に勤労福祉会館でやります。
広い部屋で床に寝ることも出来るので、また違った何かが出来ると思います。
参加者募集しています。
体に興味のある人は問い合わせ下さい。
アレクサンダーテクニーク・グループレッスン
日時:7月6日(日) 9:30ー11:30 (いつもより30分早い)場所:練馬区勤労福祉会館 二階和室大
料金:3,000円
問合:mail teate@nifty.com
LINE https://lin.ee/H5NyjYT



意識的に無意識をコントロールするには *アレクサンダーテクニーク的アプローチ*
アレクサンダーテクニークは習慣的になってしまった自分自身の使い方から離れる事で、自分自身の使い方を見直す方法(学習法)です。
”何か”をやろうとすると、ついやってしまう事。
上手くやろうちゃんとやろうと思った時に出てくる癖や習慣。
やらなくても良いのに、動作や行動を始める時に出てくる体の動きや癖。
そういった事から離れ、自由になって、ついやる事ややらなくても良い事や癖や習慣なしで、動けるようになるための、自分の使い方に対するアプローチです。
意識的に無意識をコントロールする。
アレクサンダーテクニークはそういうものだと思います。
論理矛盾がありそうな言葉というか言い方です。
無意識を意識的にコントロールするのは、無理ですね。
コントロールとは自分が意図してする事ですから。
そこで色々考えました。
意識的に無意識をコントロールするなら、何もしないという選択をするしかないんじゃないか。
確かにアレクサンダーテクニークを学んでいると、そういう方向になって来ます。
インヒビション(抑制)をすると言ったりします。
自分を観察して、何かやっている事ややりそうな事に気づいたら、それを抑制(やめておく)する。
これなら意識的に無意識をコントロールしている事になるんじゃないかと思います。
何もしない。
一言で言うとそうなります。
自分が知らず知らずのうちにやっているソレをしないって事です。
そうすれば、自分に元々備わっている使い方で何かをする事が出来る。(プライマリーコントロール=初原的調整方)
何だか分かったような分からないような。
覚え書きとして書いておきます。
アレクサンダーテクニークは自分の使い方の学習法
アレクサンダーテクニークは自分の使い方の学習法です。
では、その学習法はどんなものなのか。
今の自分の使い方は、生まれてから自分がやってきた方法、習慣の中にあります。
習慣は知らず知らずのうちにそうなってしまったもので、意識的に作る習慣ではないものが殆どです。
プロスポーツマンや音楽家やダンサー・俳優さんなど、自分の使い方を意識的に使って仕事をしている人は、意識的に作った習慣と無意識に出来上がった習慣を持っていると思います。
普通の人は無意識に出来上がった習慣の中にいる事がほとんど。
アレクサンダーテクニークでは、知らず知らずに身につけた習慣を一旦手放して、習慣がつく前の、元々の自分の使い方だけで、動きや行動が出来ないかと試す方法です。
そのために自分の習慣に気づく必要があり、自分を観察することから始めます。
自分が何をやっているのかを感じることです。
これ、意外に難しい。
普段の行動はいろいろ考えながらやったりしません。
歩くのや立つのや座ること、パソコンに向かったりスマホを打ったり。
どれも、その行動の後に来ることに目的があったりして、行動そのものには注意があまり向けられません。
知らず知らずのうちに、いつもの方法でやっています。
歩くにしても立つにしても、みんな同じように感じますが、いろいろな人を見ると、それぞれの歩き方や立ち方があります。
それが習慣というか癖というか、それぞれの人が知らずに身につけたものです。
自分が何をやっているかを感じられるようになったら、必要ないことはやめてみます。
それをやめると、その行動自体が出来ないように感じるかもしれませんが、でもやってみる。
そうやっていろいろ試しながら、習慣に囚われていない、自分の動きを発見していくような過程を踏みます。
今日はアレクサンダーテクニーク・グループレッスンでした。
股関節はどこにあるのか、どんな風に動くのかを確認しました。
普段は何気なく使っている股関節ですが、どこにあってどんな風になっているかは、無意識に認識しているような部分があると考えています。
それを再確認する事になりました。
それだけで、呼吸が楽になったとおっしゃる方がいました。
股関節と呼吸は直接的には関係がないように感じますが、全体が繋がっている体の一部分の緊張が抜けると、その緊張が抜けた事は、全体に影響するって事なのかなと思います。
面白いなと思います。
アレクサンダーテクニークは個人レッスンとグループレッスンやワークショップをやっています。
個人レッスンは随時、グループレッスンは月1回は恒例のものがあります。
ワークショップはたまにやります。
興味のある方は問い合わせ下さい。
※アレクサンダーテクニーク・レッスンの詳細【個人レッスン=随時】 >>>
※グループレッスン募集ページ【6月1日】 >>>
※姿勢をテーマにしたイントロワークショップ【5月24日】 >>>
姿勢を見直すワークショップ 【5月24日】
姿勢をテーマにアレクサンダーテクニークのワークショップを行います。
姿勢は自分が自分の体を使った結果です。
知らないうちにそうなっていますけど、生まれつきという訳ではありません。
習慣というか癖というか、やらなくてもイイ事をやって今の姿勢になってるかもしれません。
立ち上がったばっかりの子供は、みんな真っ直ぐにスッと立っています。
猫背や反り腰は、途中からそうなって来ます。
元々そうなっているように感じますけど、実はちょっと違います。
自分の習慣に気が付けば、それをやめるだけで元々の自然な姿勢に戻るかもしれません。
姿勢をテーマに自分の使い方を見直すアレクサンダーテクニークのワークショップを行います。
自分に気が付く事から始め、体の仕組みを知って、本来の姿勢を感じとって下さい。
当日の内容はこんな感じです。
1)アレクサンダーテクニークについて
2)ハンズオンワーク
3)ボディマッピング
4)体の中のサポートを感じるワーク
アレクサンダーテクニークや姿勢に興味のある方、悩みのある方はご参加下さい。
◆アレクサンダーテクニーク 姿勢を見直すワークショップ◆
日時:5月24日(土)14:00から16:30
場所:てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
講師:荒木靖博
料金:一般 10,000円
問合:mail teate@nifty.com
LINE https://lin.ee/H5NyjYT
申込フォーム:



アレクサンダーテクニーク・ワークショップ テーマは”姿勢”開催します
姿勢をテーマにアレクサンダーテクニークのワークショップを開催します。
姿勢は自分の使い方の結果です。
自分自身が自分の体をどんな風に使っているかが、現れたのが今の姿勢です。
生まれつきだとか遺伝だと思っている人も多いと思いますが、本当にそうでしょうか。
初めて立ち上がった子供は、みんな真っ直ぐにスッと立っています。
猫背でも反り腰でもなく、首も体の上に乗っています。
あの姿勢を思い出すために、もう一度自然で楽な自分を取り戻すために。
アレクサンダーテクニークで自分自身を見直すワークショップを開催します。
当日の内容はこんな感じ。
1)アレクサンダーテクニークについて
2)ハンズオンワーク
3)ボディマッピング
4)体の中のサポートを感じるワーク
今回はアレクサンダーテクニークの考え方や使い方を使って、姿勢を見直します。
アレクサンダーテクニークや姿勢に興味のある方、悩みのある方はご参加下さい。
◆アレクサンダーテクニーク 姿勢を見直すワークショップ◆
日時:5月24日(土)14:00から16:30
場所:てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
講師:荒木靖博
料金:一般 10,000円
問合:mail teate@nifty.com
LINE https://lin.ee/H5NyjYT
申込フォーム:


アレクサンダーテクニーク個人レッスン @名古屋【4月16日】
アレクサンダーテクニークのお知らせです。
名古屋で4月16日にアレクサンダーテクニーク個人レッスンを行います。
3枠作りましたので、お時間ある方はいらして下さい。
整体師やセラピストの方も大歓迎です。
術者の体の使い方は施術の効果にも繋がりますし、自身の疲れや故障や健康にも影響大です。
また、患者さんやクライアントさんに動作指導や体の使い方を教える時の参考にもなると思います。
何でも答えるので、何でも聞いて下さい。
・姿勢が気になる
・体の使い方が気になる
・楽器演奏に躓いている
・声が出づらくなってきた
・アレクサンダーテクニークに興味がある
・腰痛肩こりなどを自分で何とかしたい
・施術中に痛みが出る事がある。
・どうもスタンスが上手くとれない。
来月以降も継続出来るよう予定しますので、じっくり学んでみたい方も大丈夫です。
質問や疑問のお問い合わせも待っています。
◆アレクサンダーテクニーク個人レッスン◆
日時:4月16日(水)
① 9:30ー ②10:30ー ③11:30ー
場所:名古屋市短歌会館(地下鉄伏見駅1分)
名古屋市中区錦2-13-22
料金:5,000円
申込:mail. teate@nifty.com
LINE. https://lin.ee/H5NyjYT
◆アレクサンダーテクニーク
アレクサンダーテクニークは100年以上前から続く、自身(体と心)の使い方の学習法です。
朗読劇の俳優だったFMアレクサンダーさんが自分の声が出づらくなった事から、自分の観察を続け発見したと言われています。
欧米の音楽家やダンサーや俳優の間では、自身を見直し自分の使い方を考えるための必須の科目として、教育期間などで取り入れられています。
プロの方々だけでなく、日常的な姿勢や歩き方、パソコンやスマホを使うと疲れる、腰痛で困っているという方々も、自分の使い方(動作や動きなど)を見直す事で、改善が見られるようになります。
腰痛に対して効果があるという論文も出されているようです。
ただ、アレクサンダー教師はそれぞれにスタイルの違う指導法をとっているので、一概に効果があるとは言い切れない部分もあります。
自身の使い方を見直す事で、姿勢や歩き方や座り方が変わり、腰痛や肩こりになりにくい状態になる可能性があるという事です。
アレクサンダーテクニークはこうすれば必ず上手くいくという具体的な方法を学ぶというより、自分で自分を観察しながら、習慣的ないらない動きなどを省いていくアプローチをします。
荒木はハンズオンワークという手で軽く触れる方法だったり、ボディマッピングという簡単な解剖学の話をしながら、自分を再確認するような方法で進めるのが得意です。
名古屋には20年近く前から毎月行っていますが、昨年からはレンタルスペースで行うようになりました。
初めての方も大歓迎です。
連絡お待ちしています。
※アレクサンダーテクニーク解説ページ
https://teate.co.jp/alexandertec
インストラクターの皆さんとのワークショップ
バレエダンサーとの個人レッスン
ピアノをしている方との個人レッスン
姿勢は固めない 【動画】
姿勢は固めるものではありません。
姿勢は状態です。
姿勢を良くしようとして、固めてしまうと必ず崩れます。
崩れずにその姿勢がキープ出来たとしたら、必ずどこかが凝るか痛くなります。
それでは姿勢が良くなったとか変わったということではなjく、ただ筋肉を使って体の骨の位置関係を変えているだけです。
姿勢は状態です。
いつまでも続けられる状態にする事が大切です。
だから意外と難しい。
自分がやっている姿勢、今の姿勢になる時に使ってしまっている筋肉を、やめる。
やらないようにする。
そんな話を動画でしました。
気持ちの緊張と体の緊張
先日、ワークショップをしました。
荒木さんは緊張していないみたいですねと言われたので、気持ちは緊張してましたけど、体は緊張しないようにしてました、と答えました。
えっ!?どう言うことですかと、驚いてまた質問されました。
言葉の通りです、気持的には緊張はしますけど、筋緊張はないように自分を思い出しながらやってましたというような話をしました。
そんな事ってあるの?気持ちは緊張しているのに、体が緊張しないってどう言う事、とまた聞かれました。
たぶん、気持ちの緊張と筋緊張はイコールだと感じていて思っているんだろうと思います。
そう考える人や感じる人が多いとは思いますけど、気持ちの緊張と体の緊張(筋緊張)は切り離せます。
慣れていたり自律神経や外部からのリラックス効果がある場合などもそうですが、自分自身で自分自身を忘れないようにするというのも一つの方法です。
自分自身を忘れない、ってちょっと変な書き方ですね。
自分の状態を感知しながら、何かをしたり居たりする事です。
例えばワークショップで人前に立つような状況になると、目の前に居る人たちに意識が集中してしまい、自分がどうなっているか全く分からない状態になりがちです。
そんな時には、自分が今どんな状態なのか、膝は緩んでいるか、足裏の状態はどんなか、お腹は硬いのか緩んでいるのか、首肩に力は入っていないか、呼吸は出来ているかなどを、分かった状態で居る事。
分かった状態で居る事を、自分自身を忘れないとか、自分に戻ってくるとか、自分で居るなどと言います。(荒木の言い方です)
自分で居る事が出来れば、気持ちは緊張しても、体は緊張前の状態から変わらずにいられる可能性があります。
気持ちの緊張と体の緊張は、必ず一致するとは限らない。
他にも、これとこれは必ずしも一致するとは限らない事はたくさんあります。
いつもこうしか出来ないとか、他に方法はないと思っても、実際には沢山選択肢がある事があります。
今のそれがダメだったら、別の方法を試してみる、ダメ元で試してみるという方法もあります。