自分に気がついている
自分が今どんな状態なのか。
足の裏はどうなっているのか。
股関節は固まっていないのか。
背中は丸いのか。
呼吸は止まっていないか。
首は固まっていないか。
自分に気がついている、というのは意外に難しいのはわかります。
普段、自分のことなんてあまり感じることはなく、無意識に立ったり歩いたり。
パソコンに向かっている時も、電車に乗っている時も、話をしている時も、食べている時も、何かを見ている時も。
”いつも”と同じようにしていて、それよりもパソコンの中身やスマホの中身や、話をしている相手や中身や、食べてるものが美味しいかどうかだったり、見ているモノがどうなっているか、の方が大切で、自分は”いつも”と同じだから、別に気にしなくても、どってことない。
でもその、”いつも”のようにしていて、自分がどうなっているか知らないで分からないで感じないで、やっていると、上手く行かなくなることがあります。
突然、肩が凝ったり痛くなったり、腰がぎっくりしたり、首が回らなくなったり、”急に””突然”疲れがどっと来たりします。
でもそれ、急に突然ではなくて、限界を越えるまで、途中の肩がだんだん硬くなって来ている事や、腰が動きづらくなって来ている事や、首がなんとなく横や上を向きにくくなっている事や、体がだんだん重くなっている事に、気がつかなかっただけなんじゃないか。
自分がどうなっているか知らないで、感じないで、分からないままに過ごしていたからなんじゃないかと。
思います。
先ず。
自分に気がついている。
という状態をやってみて下さい。
自分に気がついているだけでOKです。
自分を分かることも感じることも考えることも必要ないです。
先ずは自分に気が付くだけで大丈夫です。
ああ、そんな感じ。
というのに気が付くだけで良いです。
それ以上何かする必要はない。
気がついたら、気がついたまま、立ったり歩いたり。
パソコンに向かったり電車に乗ったり話をしたり食べたりしてみて下さい。
これは練習です。
トレーニングとは違う練習です。
筋トレみたいに負荷はかからないし、やってる感もありませんが。
気がついているだけ。
それだけで、自分は自分を勝手にコントロールしてくれる。
と思います。
アレクサンダーテクニーク
アレクサンダーテクニークは分かりずらいと良く言われます。
それはたぶん、それぞれの人のそれまでの経験にないタイプの方法(教え方)だからだと思います。
それぞれの人が自分のそれまでの経験に合わせて理解しようとすると、それとはちょっと違うと、理解を外されてしまうような説明をされたりするんだと思います。
意地悪してる訳じゃないんですけど、正確に伝えたいと思ってしまうんです、たぶん。
だから、今まで考えていた”方法”とは、ちょっと違う考え方ややり方だと思って聞いてさい。
アレクサンダーテクニークは自身の使い方の学習法です。
”使い方”ではなく、使い方の”学習法”です。
直接教えてくれれば良いのに、こうやったらどうなりますか?どんな感じですか?みたいに自分で感じ経験して学んで行ってもらいます。
ここをこうすれば楽になりますよとか、この順番でやると良くなりますとか、そういう手順やノウハウではないんです。
もともとは朗読劇の俳優さんだったFMアレクサンダーさんが、舞台上で声がかすれ出にくくなった事から、自分で自分の使い方(声の出し方)を研究して発見したものです。
その過程で頭と背骨の関係が、自分の使い方に大きな影響があると言う事が分かりました。
知らないうちにやってしまっている、癖のような習慣のような使い方(やり方)を、一旦やらないようにして、その上でもともとあった自分の使い方を思い浮かべながらやってみる、と言う方法です。
自分の使い方というのがまた曲者で、使い方と言うより”在り方”というようなものです。
アレクサンダーテクニークではプライマリーコントロールとか、プライマリームーブメントなどと言っています。
もともと備わっている使い方ですが、これが殆どの人は殆ど忘れている。
忘れてしまって習慣になっているものを思い出すので、こうやれば大丈夫と言えないんです。
こうやれば大丈夫と思っている使い方は、知らないうちにやっている癖のような習慣のような使い方になっているから、出来たと思っても知らないうちにいつものやり方になってしまう。
とこんな風に説明しだすと、ちょっと面倒な感じを受ける人もいると思います。
でも、もともと備わっているので、誰でも出来るのは間違いありません。
出来ない事をやれと言っているのではないですから。
知らないうちにやっている事(やっているとも気づいていない事)に気がついて、それを一旦やめておく。
テニスをやっていたら今日はなんか窮屈だなと思って、でもいつもそうだからそのままやっていたら、やっぱり窮屈。
ちょっと自分を観察してみたら、ジャケットを着ている事に気がついて、ジャケットを脱いだらテニスが急に楽になった。
みたいな感じですかね。
ジャケット着ているのは普通気が付くんですけど、人間て知らないうちにやっていしまっている習慣にはなかなか気がつかないものなんです。
みんながやっていたら普通だと思うし、自分だけじゃなく親や兄弟も同じようにしていたら全然違和感はないし。
でも、それで上手く行かなくなったり、窮屈になったら、ちょっと自分を観察してみて、気が付くと。
そこから始まるのがアレクサンダーテクニークです。
一人でやると最初はなかなか難しいですね。
習慣は知らないうちに身についているので、身についていることさえ分からない。
そばで色々と見ている人がいて、ちょっと言葉をかけてくれると分かりやすくなる。
その見ている人というのがアレクサンダーテクニーク教師なんだと思います。
本人がやっている事を、横で見ている人。
こんな事やってみたら気が付きやすいんじゃないと、試してみる事を提案する人。
本や動画だけでは分かりずらいというのは、そういうところだと思います。
少し理解の助けになりましたか。
興味が出たら、やっぱり実際受けに来て下さい。
個人レッスンやグループレッスン、ワークショップなどやっています。
インスタライブ【アレクサンダーテクニーク】
こんにちは。
アレクサンダーテクニーク教師の荒木です。
インスタ・コラボライブをやります。
今回のお題は「アレクサンダーテクニーク」です。
進行を務めて頂くのは、顔ダンス講師で荒木の同級生でもある藤澤美子さんです。
藤澤さんのブログ >>> 顔ダンスでリバースエイジング
これまで数回コラボライブをやって来ましたが、好評につき継続する予定にしています。
今年最後の今回はアレクサンダーテクニークについて語ります。
なんとなく聞いた事はあるけど何だか分からないという人も多いと思います。
荒木が出来るだけ分かりやすく話をします。
質問も受け付けるのでお時間あったらご覧下さい。
インスタ・コラボライブ
日時:12月30日(月)21:00ーリンク:https://www.instagram.com/teateseitai/
内容:アレクサンダーテクニークについて解説
本当にこの方法しかないのか。
知らないうちに、それしかないと思っている事があります。
例えば歩いている時、右脚が出れば左腕が出る、左脚が出れば右腕が出る。
左右がバランスよく出ているんだから、普通こうだろうと思う。
みたいな事です。
考えなくても、普通はこうしかならない、という感じ。
ところが。
です。
難波歩きというの知ってますか?
右脚が出た時に右腕が出る、左脚が出た時に左腕が出る、みたいな歩き方と言われています。
想像してみてい下さい。
変ですね。
でも、変じゃない。
江戸時代くらいは日本人はそうやって歩いていたと言われます。
実際は右脚と左腕が出るのと同じように、右脚と左腕が出るのではなく、右脚と右肩が連動しているような歩き方だと思います。
着物を着て草履を履き、着物の袖の中に腕を入れて歩いているところをイメージして下さい。
肩で風きって歩くという感じかもしれませんけ。
これ早く歩くのは難しいですが、着物を着ていると意外に変ではありません。
知らないうちに、それしかないと思っている事、の話でした。
現代は右脚が出れば左腕が出るのが、あたりまえで常識で普通で、何も考えなくてもそうなるもの、というイメージがあります。
でも、そうではない、ちょっと違った歩き方があって、その前提の違った歩き方も、歩きにくい訳ではなく、ある種の前提のもとでは、普通に歩けるという事です。
今、この方法しかないと思っていても、実は別の方法もあるかもしれない。
アレクサンダーテクニークの話なんですけどね。
アレクサンダーテクニークは元々人が備えている、自分の在り方を思い出すような作業です。
今の自分とは違う元々の自分なので、初めての体験になってしまい、今の自分が普通だと思っていると、ちょっと変な感じがする事もあります。
でも、元々の自分が備えている在り方なので、変な使い方でも在り方でもない。
試してみて変だなと思っても、結果が上手くいっているのであれば、それもアリかもしれないと思えると、自分の選択肢が増える事になると思います。
姿勢とカラダの地図 ワークショップ
年末に「姿勢とカラダの地図」のワークショップを開催します。
整体師でアレクサンダーテクニーク教師の荒木にしか出来ないワークショップです。
オリジナルテキストを使い、姿勢をテーマに体の地図(ボディマップ)を確認して行きます。
姿勢は生まれつきだとか遺伝だとか。
猫背や姿勢の悪さは治らないと思っている人がいます。
でも、自分の姿勢を作っているのは自分です。
生まれてから親や兄弟や沢山の人を見て作られて来たのが姿勢です。
性格が関係している事もあります。
今の姿勢の原因を知り、自分の姿勢を見直すのに、自分の体の中がどうなっているのか知るのも一つの方法です。
体の中の仕組みと外から見た形の違いを確認する事で、姿勢を作る土台となっている設計図の見直しをします。
アレクサンダーテクニークの考え方も取り入れて、ワークをして行きます。
頭の形は縦長なのか横長なのか。
首は顎の下からなのか。
腕が動くのはどこからなのか。
股関節は上半身の下に繋がっているのか。
姿勢に関係する部位を、イラストを見たり、触れたり動かしたりして確認します。
姿勢が気になる人だけでなく、体の仕組みを知りたい人も来て下さい。
年内最後のワークショップです。
お待ちしています。
姿勢とカラダの地図
日時:12月28日(土)10:00ー12:00場所:てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
料金:12,000円(当日清算)
定員:6名
問合申込フォーム:
階段を上がる時、椅子から立ち上がる時
椅子から立ち上がる時、つい斜め上を見ませんか。
階段を上に上がる時にもです。
それ必要なんでしょうか。
先日、インスタ・コラボライブの中でアレクサンダーテクニークの話をしました。
アレクサンダーテクニークは知らず知らずのうちに身についてしまった習慣や癖から、一旦離れてみて、元々の自分の使い方を思い出す方法です。
習慣や癖は知らないうちに身についているので、気が付くのは意外に難しいものです。
なので、椅子から立ち上がる時や階段を上がる時に、ついやってしまう癖の話をしました。
つい斜め上を見てないだろうか。
上に上にと体を持ち上げようとしていないだろうか。
その話を聞いて、すぐに実践してみてくれた方がいました。
椅子から立ち上がるのに、上を見ていたのでちょっと下を見てみた。
そうすると、楽に立ち上がる事が出来た。
とのことでした。
階段もそうです。
上に上に上がろうとする。
でも、階段を上がるのは、階段を下に踏み締めて膝を伸ばすと上がります。
個人的にはイメージが逆のような感じがしています。
言葉に騙される感じですね。
アレクサンダーテクニークを日常で使うってこういう事なんだなと思いました。
自分の使い方の基本を見直し感じたいと思っているので、個々の具体的な何かだけが出来てもなぁと思うようなところがあったかもしれません。
この考え方自体が荒木の習慣になってるのかもしれないですね。
使える部分を積み重ねるって方法もありますからね。
12月にはまたワークショップやろうと思います。
アレクサンダーテクニーク面白いですよ。
荒木はアレクサンダーテクニーク教師になって10年。
個人レッスンやグループレッスンを行っています。
てあて整体院(練馬区大泉学園)や名古屋、出張が必要なら交通費を頂ければ全国どこでも伺います。
連絡お待ちしています。
てあて整体院
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Ateate@nifty.com
https://lin.ee/H5NyjYT
名古屋でアレクサンダーのワークショップやります。
10月22日の夜、名古屋でアレクサンダーテクニークのワークショップを開催します。
「初めてのアレクサンダーテクニーク・ワークショップ @名古屋」
聞いた事はあるけど、受けた事はないような人に向けたものですが、何度か受けた事のある人でも大丈夫です。
アレクサンダーテクニークってそもそも何?
ハンズオンワークで自分の状態を観察し感じてみる。
アクティビティを通して、癖や習慣を手放す練習をする。
などなど。
お待ちしています。
荒木靖博による「初めてのアレクサンダーテクニークWS@名古屋」
日時:10月22日(火) 19:00から20:30
場所:名古屋市短歌会館 1階集会室
愛知県名古屋市中区錦2-13-22(地下鉄伏見駅1分)
料金:8、000円
問合:mail teate@nifty.com
LINE https://lin.ee/H5NyjYT
習慣を手放す
人は習慣の中に生きています。
たぶん脳の構造もそうなっているんだろうと思います。
何かをする時にいちいち考え直していたり試していては先に進みませんから。
いつもやっている事は、いつもと同じようにやれば、いちいち考えなくても、だいたいは出来るようになっています。
それはとても楽で便利な仕組みだと思います。
でもそれが上手くいかなくなったら、けっこう困ります。
いつものようにやっているのに、上手くいかない。
どうすれば良いか。
いつもと変わらない(はず)なのに、全然上手くいかない。
いつもと同じようにしているのに、結果がいつもと違う。
ということになります。
習慣の中に生きているというのは、まあこういう話のことを言っています。
とても便利なんだけど、とても不便になることがある。
だったらその習慣を手放して、全く初めての時のように試してみれば良いんじゃないか。
確かにそうです。
でも、習慣の中に生きているので、何が習慣なのか、何を自分がやっているのかは、とてもとてもわかりにくい。
猫背の人は自分が猫背にしているとは思っていません。
自然にしていればそう(猫背に)なっている。
自然なんだから、とくに何もしている訳ではない。
だから何を手放せば良いのかが分からない。
そこで猫背ではなく胸を反らそうとしたりします。
そうすると、猫背にしている自分と、胸を反らそうという自分が共存してしまう時があります。
ブレーキ踏みながらアクセル踏んでるみたいになってしまう。
固まります。
疲れます。
困ります。
でも、何もしてないのに猫背になってるんだから、反らすしか方法がない、と思ってしまっている。
じゃなくて、猫背にしてるのをやめれば良いだけなんだけど。
習慣を手放すのは難しいですね。
何が習慣かが分からないんだから。
何かの拍子に気がつくと、簡単に戻ったりします。
何もしていないのに、元にもどって、それこそ猫背じゃなくなったりする。
そうなると良いんですけどね。
そんなことを扱っているのがアレクサンダーテクニークだと思ってます。
なかなか面白いです。
癖と習慣
ちょっと気になって検索してみました。
「癖と習慣の違い」をグーグルで検索すると。
・習慣は「大体が意識して繰り返し行うその人の習わしやしきたり」、癖は「無意識に行う偏った仕草」
・癖は意図しない行為がきっかけになっていますが、習慣は意図した行為がきっかけになっている。
・習慣は「大体が意識して繰り返し行うその人の習わしやしきたり」、癖は「無意識に行う偏った仕草」
と書いてありました。
微妙に違うようでもあり同じようでもありますね。
少なくとも、癖と習慣は別の のだということです。
んなこたぁどおでも良い?
はい、確かにどぉでも良い事なんですけど、ちょっと気になります。
アレクサンダーテクニーク教師という、心身の使い方を教える人をやっているということもあり、いや、本当は単に言葉の違いに興味があるって事でもあります。
ご飯を食べるのは癖ではなくて、ひょとして習慣なのかなと思います。
でも、食べ方には癖があったりするんだろうと思います。
で?って話かもしれませんけど、そんな事を糸口に考えていったりします。
どっちが直りやすいんでしょうか。
というか直さなければいけないって訳でもないのかもしれません。
個人的には癖は直したいイメージですけど、習慣は直さなくても良いものが含まれてる感じです。
上にも書いてあるように、習慣は意図した行為がきっかけになっている、事があるかもしれないので、そうする事が良いと思って始めた可能性があります。
癖は知らないうちに(意図しない行為)始まっているので、それがやりやすくて始めたんでしょうけど、上手く行かなくなっときに、癖が・・・と思ったりするのかと思います。
いや、ちょっと違うか。
癖と習慣。
ちょっと面白いテーマですね。
ぼちぼち考えてみます。
子供のためのアレクサンダーテクニークWS始めます。 (9/22)
ダンスやバレエ
ピアノやバイオリン
姿勢が気になるなど
子供の体が気になる
アレクサンダーテクニークは自身の使い方のワークです。
知らないうちに身についてしまった癖や習慣を、手放すことが出来たら。
今よりも楽に体を使え、今よりも楽にダンスやバレエ、ピアノやバイオリン、姿勢が良くなるかもしれません。
小学生を対象にアレクサンダーテクニークのワークショップ(WS)を企画しました。
初めての子供向けWS企画なので、初回限定の割引があります。
ダンスやバレエ、ピアノやバイオリンの時の姿勢が気になるお子さん。
姿勢や普段の体の使い方が気になるお子さん。
親御さん同伴で参加出来るワークショップです。
アレクサンダーテクニークは欧米のパフォーミングアーツ系教育機関では必須科目となっています。
英国ロイヤルアカデミーにもアレクサンダールームがあるくらい。
俳優さんやバレエダンサー、楽器演奏をする人などが受けています。
問合などお待ちしています。
注意:ハンズオンワークという手法でお子さんの体に触れる事があります。
肩口や首や頭、脇や腹などです。
触れられたくない場合は、事前におっしゃって下さい。
全てが触れるワークという訳ではありませんが、体を動かす時の補助などに触れる時はご容赦下さい。
絶対に触れられたくない場合は、参加はご遠慮頂ければと思います。
子供のためのアレクサンダーテクニークWS
対象:小学生日時:9月22日(日)9:30から11:00
場所:てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
(西武池袋線大泉学園駅8分)
料金:
同伴の親御さん1人は無料
定員:4名
注意:お子さんの体に触れる事があります。
嫌な場合はお知らせ下さい。
当日にも確認します。
問合:teate@nifty.com
https://lin.ee/H5NyjYT