楽な体の使い方をテーマに大阪でワークショップをやってきました。
8月30日に大阪でWSでした。
楽な体の使い方がテーマです。
内容的にはアレクサンダーテクニークのワークショップで、アレクサンダーの考え方とボディマッピングを使って、動きが楽になる事を目指してやりました。
参加されたのは顔ダンスという表情筋トレーニングのインストラクターの方々と、そのご友人で不調があったり体の使い方に興味のある方々でした。
大阪での開催は昨年に続いて2回目です。
企画してくれたのは、小中学校の同級生の顔ダンス講師藤澤さんです。
いつも声をかけてくれてありがたい事だと思っています。
アレクサンダーテクニークは自分の使い方、心身の使い方の学習法と言われます。
具体的にこれをやれば上手くいくとか、こんな風にすれば楽ですよというような教え方ではありません。
さまざまな設定やテーマで試してみて、自分で体験する中で発見していく方法です。
やり方を学ぶのではないので、分かりずらいという人もいます。
でも、実際は何かが楽に出来た時に、自分がどうやっているか(実際はどうやっていないか)を体験していくだけです。
出来ているのに、それをどうやったか分からないみたいに感じますが、出来ているのを体験する事が大切です。
参加された皆さんお疲れ様でした。
いろいろ質問してくれてありがとうございます。
また、お会い出来ればと思っています。

「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎刊)
数年前に荒木が上梓した本です。
「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎刊)

姿勢や体の使い方が気になる時、この本を読んでもらいたいと思います。
体を動かす時に、どこから動かすか、どんな風に動かすかを頭で決めていますが、その土台となる体の仕組みが、実際と少しズレていたり違っていたりすると、動きづらくなることがあります。
本当は動く場所を動かないようにしていたり、動かない場所を動くように使ったり。
本来の位置と違う場所にソレがあると勘違いしていることもありまうs。
カラダの地図はボディマッピングの事で、外から見た体の形と実際の体の形(骨格や構造や筋肉)の違いを確認することで、動きや使い方に変化を与えようとする方法です。
アレクサンダーテクニークだけでなくピラティスやパーソナルトレーニングでも使われていると思います。
特に間違いやすい場所について書きました。
イラストを見るだけでも変化があるかもしれません。
アマゾンで購入出来るので、体の使い方が気になる人は手に取って下さい。
*「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎刊)
少しだらだらと整体や自分について書いてみようと思います。
てあて整体スクール荒木です。
整体師として開業して25年になります。
後進の指導を初めて20年が経ちました。
アレクサンダーテクニーク教師に認定されて活動を初めて12年です。
指針整体という整体を教えています。
青山にあったスクールで教えてもらったのは26年前です。
荒木の師匠は荒木が整体学校で仕事をしていた時の卒業生で、八王子にあった整体の先生から指針整体を学んだと聞きました。
その八王子の先生が亡くなったので、指針整体という名前で指導を始めたとのことでした。
八王子以前の源流は分かりませんが、指で押してパッと離すという手技は、八光流柔術の活法に皇法指圧という手技があります。
これに似ていると考えています。
でも確認したわけではないので、定かではありません。
最初に青山で指針整体を受けた時は、これは効かないと思いました。
正直、失敗したかなと感じました。
整体学校にいた時に、卒業生で痛みを改善させ出張整体でものすごく稼いでいる人がいると聞いたのが青山の先生です。
その先生がスクールを始めたので、開業のために手技を身につけようと学ぶことを先に決めました。
見学もせず手技を受けたこともないのに、です。
初めて受けたのが最初の授業で、これはダメだ失敗だったかもと思いました。
帰り道、表参道を青山から原宿に歩いていると、どんどん体が軽くなり、重かった腰も動きやすく軽くなってきました。
肩こりもなくなってきていました。
こりゃすごい!
そこからはとにかく身に付けたくて、練習して練習して数週間で身につけました。
その時すでに整体学校を卒業していたので、整体師としての土台は出来ていたんだと思います。
その整体師としての土台に、それまでとは全く違う体の使い方の手技を身につけた感覚です。
とにかく全く違う。
体の使い方が真逆です。
押し込むと、違う!と言われます。
でも、深く芯に当てろと言われます。
当たるようになると、力は全く使わず、体の使い方だけで、奥の方に刺激が入るのが分かりました。
教えていて思いますが、これは確かに難しいと思います。
手技が複雑で繊細で身につけるのが大変、という意味ではありません。
手技自体、体の使い方自体は、ものすごく単純で簡単です。
でも、普段使っている方法と真逆のような使い方をします。
指や手首で調整しない。
腕力を使わないように肘を曲げない。
指先で刺激を入れるのに、動かすのは股関節。
軽く押し込まない。
刺激が届いたところで、すぐに引く。
真逆ですね。
だから常識的で普通の人は苦労することがあります。
でも身についてしまえば、自転車の運転と一緒で忘れません。
姿勢が整っていれば、大丈夫だと思います。
これなら年をとっても出来ます。
実際、74歳の先輩女性の先生が現役で指針整体をやっています。
受ける側の患者さんにも良いと思います。
やはり最近の人は筋力が落ちているし、体をあまり使わないので、強い刺激には弱くなっています。
知り合いの骨格調整系の先生も、ボキボキするような調整はやめたと5年くらい前に言っていました。
80代90代の方でも、楽に受けていただけます。
本当は指針整体だけで良いかなとも思います。
養生として使えばこんな良い整体はないと思います。
でも、骨格調整も教えています。
ボキボキはしません。
特定の関節や筋肉がズレたり硬くなっている時、そこを調整します。
最終的にはそこが目的だったりもしますが、それがないと様々な症状に対応できないからです。
それに法律的な問題もあります。
我々整体師は揉んだりマッサージすることを目的にしていません。
歪みやズレや体の調整をすることを目的としています。
そのことで症状が緩和したり痛みが消えることを期待しています。
民間療法ですから。
この指針整体や骨格調整をいつまで教えられるのか。
そんなことも考えるようになってきました。
あと数年で70になります。
高齢者です。
力を使う整体ではありませんが、もう少し時間に余裕を持って生活したいとも思います。
なんだかなですよね。
指導者の後継者を育てたい気持ちもあります。
やりたい!という人がいたら手を挙げてください。
相談しましょう。
整体やアレクサンダーテクニークはまだまだ続けたいと思っています。
セミナーなども続けたい。
最近、大学時代の友人が亡くなりました。
4月末まで現役で仕事をしていて8月でした。
早すぎるなぁと思います。
でも、生涯現役だったなとも思います。
まだまだ悲しみと虚しさの方が強いですが、あいつを思い出して現役を続けたいと思っています。
今週末は大阪でアレクサンダーテクニーク・ワークショップです。
今週末、8月30日は大阪でアレクサンダーテクニーク・ワークショップを行います。
顔ダンスという表情筋トレーニングのインストラクターをしている同級生がいて、その彼女が同じように顔ダンスをしている方々にアレクサンダーテクニークを紹介したいと企画してくれました。
実は昨年も7月に大阪まで呼んでいただきました。
交通費と日当が出れば全国どこでも伺います。
今回もテーマは『体の使い方』です。
ボディマッピング(体の地図)を使いながら、今よりも楽な体の使い方を体感してもらいたいと思います。
アレクサンダーテクニークは自身の使い方とか、心身の使い方の学習法と言われます。
普段、知らず知らずのうちに身についた、不要な習慣や癖のようなものを、やめてみることから始めます。
パソコンに向かうと、つい頭が前に出てしまったり、人前に立つと首肩に力が入ってしまったり。
意識的にやろうとしている訳ではないのに、知らないうちにやっている。
自分としては「そうなる」「そうなっている」というように感じるものです。
そこに気づいてやめるというアプローチをします。
とは言え気づくのはなかなか難しい。
そこでいろいろな方法で試しながらやっていきます。
今回はボディマッピングを多めにして、触れるワーク(ハンズオンワーク)は少なめで、それに少しだけゲームをやろうと思っています。
正確に伝えようとして、小難しい説明をしがちなので、出来るだけ平易に話をし、感じる時間を長くしたいと思います。
久しぶりの大阪も楽しみです。
昨年の写真です。

立つ事と触れる事と
昨日、カンパニーグランデの講座でジャグラー目黒陽介さんのWSを受けて来ました。
カンパニーグランデは埼玉芸術劇場のカンパニーグループで、荒木は第二期メンバーです。
二年後の大ホールでのパフォーマンスに向けて公募された、市民参加型期間限定の100人もいるグループです。
講座にはさまざまな講師がいらっしゃって、ダンサーや小説家や写真家、音楽家の方などもいらっしゃいます。
昨日の講座は「立つ事」「触れる事」から始まりました。
立つってどういう事でしょう。という問いから始まります。
固まる事ではない。
常に微妙に動いている(揺れている)。
重心は踵やつま先ではなく、踝の下の空間あたり。
みたいな事を目黒さんから言われました。
参加者からもさまざまな考えがありました。
立つ事を考えるだけで、力が抜け、自然な立ち方に近くなっていくように見えました。
丁寧に触れてみて下さい。
柔らかなボールを渡されて、持ってみました。
触れる面積を多くする。
全ての関節を使う。
次に直径30センチ位のジャグリングで使う輪っかが渡されました。
同じように持ったり触れたりしようとしますが、こちらは意外に難しい。
形状で違うんですね。
ここでもさまざまな考えがありました。
触れる事をことさらにやってみるだけで、手から腕や肩にかけての力が抜けていきます。
普段、ほとんど常に何かに触れていますが、触れる事自体に意識を向ける事はあまりありません。
でも、触れる事を意識するだけで、触れ方が変わり体が楽になっていきます。
自分に戻る
という事をアレクサンダーテクニークで良く言います。
普段は殆どの事を習慣的に行っています。
自分をなくしてというと大袈裟ですが、ことさら自分の状態や状況を思い浮かべずに、何かを行なっています。
立ったり座ったり、スマホを持ったりパソコンを打ったり。
習慣的に行う事で効率的に動けます。
でも、いつもと同じ動きにはまり込みます。
首肩に力が入ったままやっているなら、知らないうちに首肩に力が入ります。
頭を前に出して動作していたら、常に頭は前にあります。
それを習慣的に知らず知らず行なっています。
そしてそれが通常運転でデフォルトで何て事ない普通の事になります。
ただ、疲れが溜まったり長時間やっていると、疲労物質が溜まったり筋疲労が起きたりします。
そうやって症状が出てから気が付く。
自分に戻る
気がついて、立っている事や、触れている事を、どんなふうにやっているか、自分が今どうなっているのかを感じてみる。
それだけで、脱力したり緊張が解けたり、楽な自分を思い出したりします。
思い出す(自分に戻る)だけで、体の中でフィードバックが起きます。
自分に戻ってみて下さい。

アレクサンダーテクニークを受けるとどうなるのか。
東京練馬のアレクサンダーテクニーク教師・荒木靖博です。
アレクサンダーテクニークは体の使い方だとか、脱力できる方法だと言われたりすることがあります。
心身の使い方の学習法ですと荒木は行ったりします。
それは具体的にはどんなことですかと聞かれたら、知らず知らずのうちにやってしまっている癖や習慣になってしまった事から一旦離れてみるという事ですと、以前、全国のアレクサンダー教師が集まった時に話題になっていました。
もう少し具体的に何をどうしているんですか?と聞かれると困ります。
困るというのは、アレクサンダーテクニークは何かをするという方法ではなくて、今やってる何かをやらないという方法だからです。
具体的には”何かをやらない”という事です。
でっ!?ってなりますよね。
では何をやらないんですか?となります。
何をやらないかは、一人一人それぞれによって違います。
多くの場合は首のあたりに力が入りやすいですが、習慣的になっている動きや考え方はそれぞれで違います。
どうやって?というのも難しいところです。
やらないというだけなので、どうやってもこうやってもなく、そのままでいるという事になります。
そして、やらないようにする何かは、自分で観察して気づく必要があります。
自分で観察して自分で気がついて自分でやめる。
全部自分でやっている事です。
それをしやすくするのがアレクサンダーテクニーク教師の仕事です。
受けた人はどうなるか。
首が楽になって背が伸びたように感じる人がいます。
関節に隙間が出来たように、動きやすくなる人がいます。
ぎこちなかった楽器演奏の引っ掛かりがなくなる人がいます。
姿勢が良くなる人がいます。
歩き方が美しくなる人がいます。
呼吸が深くなる人がいます。
腰痛が改善される人がいます。
ダンスのテクニックが楽になる人がいます。
人前で緊張しても体が楽になる人がいます。
知らず知らずのうちに習慣的になってしまっている、やらなくても良いかもしれない動きや緊張から離れて、自分本来の動きがそのまま表現された時に、そうなるんだろうと思います。
では実際にアレクサンダーテクニーク教師がやる事は何か。
生徒さん(受け手)の体に触れる事があります。(ハンズオン)
体の仕組みを解説したり、動かしたり触れたりします。(ボディマッピング)
アレクサンダーテクニークってどんなものなのか解説する事もあります。
実際に何かの動きをやってみる事があります。(アクティビティ)
アクティビティでは上手くいかない事をやる事もありますが、全く関係ない事をやってみる事もあります。
仰向けに寝て、アレクサンダーテクニークの原理を試してみる事があります。(ライダウン)
他にもいろいろな方法で、自分の知らないうちやっている事に気が付くようにします。
気になる人は受けに来て下さい。
質問だけでも受け付けています。
個人レッスン
1回 = 6,000円3回コ-ス = 15,000円(初めての方のみ)
※1レッスンは40分から50分です。
※3回コースは初回に3回目までの日程を決めます。
初回から3回目までを1ヶ月以内で受けるようお願いします。
グループレッスン
・アレクサンダーテクニーク・グループレッスン >>>場所
てあて整体院東京 : 東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
その他 : 全国どこでも
LINE https://lin.ee/H5NyjYT
TEL 03-3922-7230
アレクサンダーテクニーク予約・問合フォーム
アレクサンダーテクニークで使われる、「ホールボディ=体全体」という言葉について
今日は毎月恒例のアレクサンダーテクニーク・グループレッスンでした。
毎月テーマを決めてレッスンをしています。
・膝のボディマッピング
・ホールボディ = 体全体
今月はこの二つをテーマに行いました。
膝は体の中で最大の関節ですが、太ももの骨(大腿骨)とスネの骨(脛骨)の二本の骨で出来ている関節です。
この二本がどんな形をしていて、どんなふうにつながっていて、どんなふうに動くのか。
そしてどこにあるのか。
そんな話をしたり触れたり確認したりしました。
実際に動かしたり歩いたりして感覚しながら進めます。
ホールボディはアレクサンダーテクニークのレッスンを受けている時によく使われる言葉です。
知らず知らずのうちに習慣的な動きや使い方になっている時、動かない関節や筋肉が出てきたり、意識されない部分が出てきたりします。
体全体を想い動かしている部位だけでなく体全体があることをイメージするだけで、全体の動きが変わったり強張りが取れたりすることがあります。
そんなことを確認していきました。
体全体を想ったら、どこにも力が入らなくなりました。
と感想をいただきました。
アレクサンダーテクニーク・グループレッスンは毎月2回開催しています。
日曜と月曜。
今月は今日6月7日と22日(月)です。
来月は7月12日と27日を予定しています。
興味のある人は連絡ください。

アレクサンダーテクニークは分かりにくい
アレクサンダーテクニークを受けた事がない人に説明していると、ようするにどういう事?体の使い方?脱力の方法?姿勢が良くなるの?など聞かれる事があります。
説明の内容が具体的でなくて、はっきりしない分からないという事です。
心身の使い方の学習法と言うのは荒木がよく使う言葉です。
僕が説明している中では分かり易いものだと思いますが、でも初めて聞く人には分かりずらいものだと言うのも分かっています。
経験していない事を経験した後にどんな感じになるかを、経験する前に教える事は論理的に考えると無理です。
経験してないんだから、”こんな感じ”というのが分からない状態です。
”こんな感じ”が分かったら既に経験している事になります。
”こんな感じ”は経験した後の感じなので、経験前には”こんな感じ”がどんな感じか分かりません。
アレクサンダーテクニークは経験した事のない事を経験する事です。
(実際には物心つく前に経験している可能性のある事ですが)
あなたが経験してないこの感じは、こんな感じだよというのは、似た感じは教えられますが、本人が経験するまでは本当は分かりません。
だから分かりにくいんだと思います。
最近という訳でもありませんが、タイパ重視の人にとっては、タイ=時間も大切ですが、そもそもパ=パフォーマンス(効果)が必要です。
アレクサンダーテクニークにとってのパフォーマンス(効果)は、人それぞれ違います。
そもそも効果として現れるかどうかかも分かりません。
結果的に体が楽に動きやすくスムーズに無駄な力が抜けて動けるようになる人が殆どですが、それを目的にやってる訳ではなく、その道筋を辿ってもらう指導をしています。
無理無駄な力や方法を一旦やめてみる事、その事でどんな結果になるか経験してもらう。
やっぱり伝わりずらいですね。
入り口は別でも良いという議論もあります。
良い姿勢を作る方法
ピアノを楽に弾く方法
肩が凝らない座り方
腰が痛くならない体の使い方
そういうノウハウやハウツーを入り口として教えて、そこからアレクサンダーテクニークの本質というかやり方に入っていくという方法もあると思います。
それだと実はアレクサンダーテクニークを教えている事にはなりません。
でも参加された人や受けた人は、それこそがアレクサンダーテクニークだと理解してしまいます。
ジレンマというやつですね。
愚痴のようですみません。
アレクサンダーテクニークの伝わりにくさは、アレクサンダーテクニークがこんなに良いものなのに、バズって広まらない理由です。
でも同時に100年もの間、細々とではありますが、廃れる事なく消える事なく、必要な人には必要とされている理由でもあります。
自分の体を使ってパフォーマンスしている、特にパフォーミングアーツ系の音楽家やダンサーや俳優さんに必須となるのは、そういう事が理由でもあるのかなと思います。
自分の使い方の本質を見極めていく方法だから、自分で自分の使い方が上手くいかなくなった時などにメンテナンスや見直すための方法としてあります。
興味があったら連絡下さい。
時間をかけて自分と向き合って、自分のやり方を見直す方法です。
タイパは長い人生というスパンで考えれば良いと思います。
姿勢を良くするための、背骨前面のラインのイメージについて。
背骨前面のラインをイメージして下さい。
整体の患者さんやアレクサンダーを受けてくれている人に言う事があります。
ほとんどの人はそんなのイメージした事がないので、えっ!?って事になります。
荒木が考えている背骨前面のラインのイメージは、こんな感じです。
ポイントは幾つかあります。
・体の前面ではなく体の中を通っている。
・頭の中から骨盤まで繋がっていて、けっこう長い。
・ゆるいS字はあるが全体に前を向いている。
このイメージをすると、姿勢が良くなったりします。
姿勢を良くしようとして背中を反らせたり、肩を後ろに引いたりしなくてもです。
イメージだけで大丈夫。
猫背が気になる人はたまにイメージしてみて下さい。
アレクサンダーテクニーク・グループレッスンを受けて来ました。
荒木がアレクサンダーテクニーク教師になるトレーニングをしたスクールで、ガル・ベンオールさんのグループレッスンを受けて来ました。
ガルさんはマクドナルド氏系列と言われるクラシックなアプローチをする先生です。
荒木はアメリカのATI系列の指導を受けているので、クラシックなアプローチの先生のレッスンは実はそれほど受けた事がありません。
参加者はこれから教師になる人や教師になっている人など11人が来ていました。
グループレッスンにもさまざまな方法があると思いますが、今回は30分程度話をした後、一人一人にハンズオンワークをして行きました。
チェアワークとも呼ばれる事のある方法で、椅子に座っている生徒(受ける人)に触れます。
そこから立ったり座ったりがメインのレッスンです。
約90分全員に対してワークを行いました。
ワークをしながら受けている人に対して言葉をかけたり話をしたりもしていました。
同時に参加者にも解説をしながらのレッスンでした。
二つの言葉が印象に残りました。
もちろん彼のワークもですが、ワークと言葉が相まって心に残っています。
Not easy but simple.
Invite to stand up.
Not easy but simple.
ハンズオンしながら立ち上がりますが、その時に生徒さんにかけた言葉でした。
立つという動作をアレクサンダーテクニークを使って、インヒビションとディレクションをしながらする事は、簡単ではない(Not easy)が、でもそうやって立つという事象はとてもシンプルな事です。
というような意味だと思います。
そして実際、そういうワークが行われていました。
言葉で聞いても分かりずらいかもしれませんが、他の事にも当てはまる事です。
実際に行われるその事象事態はシンプルなものだけれど、それを今までやって来た方法とは違ってやる事は難しい事。
今までの方法ややり方が身についていて、今までの方法が普通で正しいと認識されている体を、余計な事を何もしない状態で、自分の元々の在り方(プライマリームーブメント)に照らして出来れば、それをする事は難しいかもしれないけど、単純でシンプルな事です。
これがやりたかった事だと、改めて確認しました。
これが好きだったんだなと思います。
シンプルに単純にできる事を、つい複雑にやらなくても良い事までやってしまっているのを、元に戻す。
そういうアレクサンダーテクニークが教えられたらと思います。
Invite to stand up.
椅子から立つという動作をする時にかけられていた言葉です。
「これから立ちます。でもまだ立ちません、立とうと思わないでください」と声掛けしながら、荒木も同じ事をする事があります。
アレクサンダーテクニークで言う、やらなくても良い事をやらないままにして(インヒビション)、自分の在り方を思いながら(ディレクション)、結果的に立つという事をする。
「立つ」という自分の中に既にあるプログラムだと、やらなくても良い事が含まれている可能性があります。
だから、「立つ」という自分の中のプログラムではなく、やらなくても良い事が含まれていない動作を、自分の元々の在り方を忘れていない状態でやりたい。
それが出来ると、「立つ」と思わなくても、「立つ」という動作をしなくても、結果的に立てたりします。
そのために、Invite to stand.(立つという結果にご招待します)という言い方は、とても良い表現だと思いました。
ボディマッピングの時に、頭と首の間の関節を、「ここから首の骨がはじまっているのを思い出してください。」という知り合いのアレクサンダー教師がいます。
首の位置を、イメージして下さいではなく、思い出して下さい、と表現しています。
イメージすると言う作業の中に、自分で作り出すようなDO(する)印象があるので、思い出すという既にあるものを想起する言葉を使う事で、しない(Non doingu)という事からのアプローチが出来るのではと思っています。
言葉を大切にしながら、手で伝える。
やりたい事が体験出来たとても良いグループレッスンに参加させて頂きました。




