整体とアレクサンダーテクニークの違い
整体とアレクサンダーテクニークの違いは何ですか?
今日、聞かれてドキっとしました。
そうだ、整体もアレクサンダーテクニークも自分は長くやっているので、全く違うものだと知ってるけど、知らない人から見たら違いが分からない。
どうしてそのことに気が付かなかったのかと思います。
お恥ずかしいというか申し訳ない。
ということで解説します。
整体とアレクサンダーテクニークは目的が違い、やり方も違うものです。
整体は一般的に患者さんの体に触れて、押したり揉んだりストレッチしたり骨格のズレや歪みを戻したり動かしたりする事で、腰痛や肩こりや膝痛など主に筋骨格系の痛みに対処する手技の事です。
荒木がやっているのは、指針整体やマッスルエナジーテクニック(MET)という方法で、強く押したり揉んだりはしませんが、全身に指で刺激を入れて筋肉を軽く動きやすくし、METで骨格のズレや歪みを治しています。
腰痛や肩こりや膝痛だけでなく、体のバランスの悪さを調整する事で、体が動きやすくすっきりします。
腕が動きずらいとか足首が気になる手首が気になるなどの症状も見ています。
とくにダンサーやダンスをしている人は、ダンスの故障の相談も受けています。
アレクサンダーテクニークは自身の使い方を教えます。
姿勢が気になるとか歩き方が気になる人に、姿勢や歩き方を自分で感じ整える方法を教えます。
ピアノやバイオリンなど楽器演奏が上手くいかなくなったり気になる部分がある人に、気になる引っ掛かりがある動きや動作を見直す方法を教えます。
腰痛や肩こりなどコリや疲れや動きの悪さを、自分自身の使い方や動きを見直して対処したいという人に、姿勢や歩き方や体の使い方の癖を見直す方法を教えます。
結果的に姿勢が良くなったり、楽器演奏が楽になったり、腰痛や肩こりがなくなる事が期待出来ます。
ちょっと違いますよね。
というか違います。
荒木は整体師として仕事を初めて数年経った時、同じ患者さんが同じ原因で同じところを痛めて来院されるのが気になるようになりました。
体の使い方が良くなれば、痛みも出ないのに、と思ったのがアレクサンダーテクニークを学ぶ初めでした。
何かあったら相談して下さい。
てあて整体院
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Amail : teate@nifty.com
LINE : https://lin.ee/H5NyjYT
指針整体
アレクサンダーテクニーク個人レッスン
2月11日(火祝) 名古屋で整体・アレクサンダー受けたい人いますか?
2月10日に名古屋で整体やアレクサンダーテクニークのレッスンをします。
10日は予約が入っているんですが、11日(火祝)が祝日なので名古屋に居ようかと考えています。
整体やアレクサンダーテクニークを受けたい人はいますか?
地下鉄伏見駅近くの部屋に空きがあるので、1月15日までに連絡頂ければ部屋をおさえます。
整体 7,000円
アレクサンダーテクニーク 5、000円
ワークショップ希望のグループがあれば相談に乗ります。
ストレッチや体の使い方などご要望をお知らせ下さい。
連絡お待ちしています。
問合:mail teate@nifty.com
LINE https://lin.ee/H5NyjYT
自分に気がついている
自分が今どんな状態なのか。
足の裏はどうなっているのか。
股関節は固まっていないのか。
背中は丸いのか。
呼吸は止まっていないか。
首は固まっていないか。
自分に気がついている、というのは意外に難しいのはわかります。
普段、自分のことなんてあまり感じることはなく、無意識に立ったり歩いたり。
パソコンに向かっている時も、電車に乗っている時も、話をしている時も、食べている時も、何かを見ている時も。
”いつも”と同じようにしていて、それよりもパソコンの中身やスマホの中身や、話をしている相手や中身や、食べてるものが美味しいかどうかだったり、見ているモノがどうなっているか、の方が大切で、自分は”いつも”と同じだから、別に気にしなくても、どってことない。
でもその、”いつも”のようにしていて、自分がどうなっているか知らないで分からないで感じないで、やっていると、上手く行かなくなることがあります。
突然、肩が凝ったり痛くなったり、腰がぎっくりしたり、首が回らなくなったり、”急に””突然”疲れがどっと来たりします。
でもそれ、急に突然ではなくて、限界を越えるまで、途中の肩がだんだん硬くなって来ている事や、腰が動きづらくなって来ている事や、首がなんとなく横や上を向きにくくなっている事や、体がだんだん重くなっている事に、気がつかなかっただけなんじゃないか。
自分がどうなっているか知らないで、感じないで、分からないままに過ごしていたからなんじゃないかと。
思います。
先ず。
自分に気がついている。
という状態をやってみて下さい。
自分に気がついているだけでOKです。
自分を分かることも感じることも考えることも必要ないです。
先ずは自分に気が付くだけで大丈夫です。
ああ、そんな感じ。
というのに気が付くだけで良いです。
それ以上何かする必要はない。
気がついたら、気がついたまま、立ったり歩いたり。
パソコンに向かったり電車に乗ったり話をしたり食べたりしてみて下さい。
これは練習です。
トレーニングとは違う練習です。
筋トレみたいに負荷はかからないし、やってる感もありませんが。
気がついているだけ。
それだけで、自分は自分を勝手にコントロールしてくれる。
と思います。
体が忘れられ頭だけになった人が増えているように感じる一年でした。
今の人の体は狩猟採集に適応するように進化したまま、そこから先にはまだ行っていないような状態です。
人の体には使っていない機能がたくさんあるように思います。
例えば足の指は5本あり足部の骨は25個近くありますが、すでに何世代かは靴下を履き靴を履いて平らな道を歩いています。
靴下を履き靴を履いているというのは、足部を一つの塊(かたまり)として使っているという事です。
歩く時に足指の付け根で少し曲がりますが、少しです。
足指がないように足の骨が数個しかないように使っています。
しかも平らな道や家の中やビルの中で過ごしています。
足部を一つの塊として使い、平らな地面を歩いていると、足部には使わない関節や使わなくても良い関節が増えます。
また、足部から下腿・大腿。骨盤までの下肢は、使わない筋肉が増えて来ているように思います。
人の体には200の骨と600の筋肉がありますが、その多くを使わなくても良いように文明は”進化”しました。
体を使わなくても日常が送れるように、さまざまなものを開発し使うようになりました。
頭で何でも理解できるような風潮が増えて来ているように思います。
病院では検査結果を元にして治療法が決まり、薬の処方が決まります。
それは大多数の人にとって良い結果となる事で、これだけ増えた人間を病気からなるべく早く救うには重要で大切な事です。
でも、検査結果とは別に、体感というものがありますが、体感はあまり関係ありません。
問診の時に話はしますが、重要なのは検査結果です。
お腹が減ったら食べるのではなく、時間が来たら必要な量を食べるという人が増えているように思います。
こうすれば結果はこうなるという事を、そのままやっている人が多いように思います。
試行錯誤された結果の「こうすれば結果はこうなる」というのは、概ねそうなります。
ただ、自分の頭で考える事が減って来ているように思います。
とくに体のことに関してはその実感があります。
ちょっと上手く言えないんですが、頭でだけ考えて、体のことを横に置いている人が増えたように思います。
たぶん、体のことがわからなくなっているような気がします。
頭では分かる、でも体感はない。
頭で分からないと、分かった気にならない人も増えました。
整体をする時の体の使い方を教えるのに、頭で分かるように解説すると、分かったように感じそう思うようです。
でも体はそうはならず、頭では分かっているけど、実際には出来ないという状態ができてしまいます。
よく考えてみると、頭で分かったところで、実際に出来なければ全く意味はないのに。
頭で分かろうといろいろと考えてしまいます。
体を横において、実際に試してみることなく、頭でだけ考える。
使わない機能が増えたことと、頭でばかり考え分かったつもりになることで、体の感覚もどんどん鈍化していっているようにも思います。
体が緊張しているのか脱力しているのか分からないと言う人が増えて来たように思います。
そんなことある?
と思いますが、あります。
知らないうちに緊張しているというのなら分かりますが、自分の体が緊張しているのかどうかが分からない。
体の感覚が落ちている状態なのかなとおもます。
まずいなぁと思います。
空調が聞き照明があり、湿度や温度も管理された家に住み、平らな道を歩き、車や電車で移動し、パソコンで調べれば瞬時に何でも答えが出てくる。
それ自体は良いことです。
でも、それが少しでも、自分の、今の、体の状態に合わなかったら。
体は対応しずらくなっているんだろうと思います。
気温や湿度や明るさや、地面の凸凹などに、自分の体が対応していれば、そういう機能はキープ出来るかもしれない。
でも使わなくなった機能は、すぐには使えないかもしれない。
来年は体の事を思いだすような企画をやっていこうかなと思います。
1月4日に企画している「座るワークショップ」はその第一弾です。
応募がなくても少なくても、気長に続けていこうと思っています。
たまに自分の体の事を思い出して下さい。
思い出すのが苦手だったら、ワークショップや整体院に来て下さい。
アレクサンダーテクニークは自分を観察することから始まりますから、アレクサンダーテクニークを受けると、少しは思い出しやすくなると思います。
2024年もありがとうございました。
2025年も宜しくお願いします。
1月4日から営業始めます。
アレクサンダーテクニーク
アレクサンダーテクニークは分かりずらいと良く言われます。
それはたぶん、それぞれの人のそれまでの経験にないタイプの方法(教え方)だからだと思います。
それぞれの人が自分のそれまでの経験に合わせて理解しようとすると、それとはちょっと違うと、理解を外されてしまうような説明をされたりするんだと思います。
意地悪してる訳じゃないんですけど、正確に伝えたいと思ってしまうんです、たぶん。
だから、今まで考えていた”方法”とは、ちょっと違う考え方ややり方だと思って聞いてさい。
アレクサンダーテクニークは自身の使い方の学習法です。
”使い方”ではなく、使い方の”学習法”です。
直接教えてくれれば良いのに、こうやったらどうなりますか?どんな感じですか?みたいに自分で感じ経験して学んで行ってもらいます。
ここをこうすれば楽になりますよとか、この順番でやると良くなりますとか、そういう手順やノウハウではないんです。
もともとは朗読劇の俳優さんだったFMアレクサンダーさんが、舞台上で声がかすれ出にくくなった事から、自分で自分の使い方(声の出し方)を研究して発見したものです。
その過程で頭と背骨の関係が、自分の使い方に大きな影響があると言う事が分かりました。
知らないうちにやってしまっている、癖のような習慣のような使い方(やり方)を、一旦やらないようにして、その上でもともとあった自分の使い方を思い浮かべながらやってみる、と言う方法です。
自分の使い方というのがまた曲者で、使い方と言うより”在り方”というようなものです。
アレクサンダーテクニークではプライマリーコントロールとか、プライマリームーブメントなどと言っています。
もともと備わっている使い方ですが、これが殆どの人は殆ど忘れている。
忘れてしまって習慣になっているものを思い出すので、こうやれば大丈夫と言えないんです。
こうやれば大丈夫と思っている使い方は、知らないうちにやっている癖のような習慣のような使い方になっているから、出来たと思っても知らないうちにいつものやり方になってしまう。
とこんな風に説明しだすと、ちょっと面倒な感じを受ける人もいると思います。
でも、もともと備わっているので、誰でも出来るのは間違いありません。
出来ない事をやれと言っているのではないですから。
知らないうちにやっている事(やっているとも気づいていない事)に気がついて、それを一旦やめておく。
テニスをやっていたら今日はなんか窮屈だなと思って、でもいつもそうだからそのままやっていたら、やっぱり窮屈。
ちょっと自分を観察してみたら、ジャケットを着ている事に気がついて、ジャケットを脱いだらテニスが急に楽になった。
みたいな感じですかね。
ジャケット着ているのは普通気が付くんですけど、人間て知らないうちにやっていしまっている習慣にはなかなか気がつかないものなんです。
みんながやっていたら普通だと思うし、自分だけじゃなく親や兄弟も同じようにしていたら全然違和感はないし。
でも、それで上手く行かなくなったり、窮屈になったら、ちょっと自分を観察してみて、気が付くと。
そこから始まるのがアレクサンダーテクニークです。
一人でやると最初はなかなか難しいですね。
習慣は知らないうちに身についているので、身についていることさえ分からない。
そばで色々と見ている人がいて、ちょっと言葉をかけてくれると分かりやすくなる。
その見ている人というのがアレクサンダーテクニーク教師なんだと思います。
本人がやっている事を、横で見ている人。
こんな事やってみたら気が付きやすいんじゃないと、試してみる事を提案する人。
本や動画だけでは分かりずらいというのは、そういうところだと思います。
少し理解の助けになりましたか。
興味が出たら、やっぱり実際受けに来て下さい。
個人レッスンやグループレッスン、ワークショップなどやっています。
インスタライブ【アレクサンダーテクニーク】
こんにちは。
アレクサンダーテクニーク教師の荒木です。
インスタ・コラボライブをやります。
今回のお題は「アレクサンダーテクニーク」です。
進行を務めて頂くのは、顔ダンス講師で荒木の同級生でもある藤澤美子さんです。
藤澤さんのブログ >>> 顔ダンスでリバースエイジング
これまで数回コラボライブをやって来ましたが、好評につき継続する予定にしています。
今年最後の今回はアレクサンダーテクニークについて語ります。
なんとなく聞いた事はあるけど何だか分からないという人も多いと思います。
荒木が出来るだけ分かりやすく話をします。
質問も受け付けるのでお時間あったらご覧下さい。
インスタ・コラボライブ
日時:12月30日(月)21:00ーリンク:https://www.instagram.com/teateseitai/
内容:アレクサンダーテクニークについて解説
募集中のセミナー・ワークショップについて
年末年始のセミナーワークショップのお知らせです。
この機会にスキルアップしたり自分と向き合って下さい。
姿勢とカラダの地図 ワークショップ【12月28日】
12月28日(土)10:00−12:00
姿勢をテーマにカラダの地図(ボディマッピング)をするワークショップです。
姿勢が気になる方はどうぞ。
指針整体 無料体験会【12月29.30.31日】
12月29,30,31日10:00−12:00
指針整体の無料体験会を行います。
整体スクールを探している人は、この力を使わない指針整体を体験してから考えましょう。
”座る”ワークショップ 【1月4日】
1月4日(土)14:00ー15:30
座る事に絞ったワークショップです。
楽に座る事が出来れば、姿勢や自分の使い方にも気づく事がたくさんあります。
今回は初めてなのでモニター価格で募集しています。
コア・ストレッチ 【1月10日】
1月10日(金)18:30ー19:30
久しぶりのコア・ストレッチ教室です。
床の上でゴロゴロしながら背骨や肩関節・股関節を緩めましょう。
アレクサンダー・テクニーク グループレッスン 【東京 第一日曜】
1月12日(日)10:00ー12:00
毎月やっているATグループレッスンです。
1月のテーマは「アレクサンダーさんの発見」と「頭と首のボディマッピング」。
初めての方やこれからやってみたい方にはちょうど良いタイミングです。
クラニオ入門講座 @東京 【1月26日】
1月26日(日)14:00−17:00
クラニオ(頭蓋仙骨療法)の入門講座です。
この講座で頭・胸腔・腹腔・骨盤・仙腸関節の調整法を学びます。
座るワークショップ 【1月4日】
座るワークショップをやります。
ただ椅子に座るワークショップです。
もちろんいろいろ試しながら、アレクサンダーテクニークやボディマッピングも使いながら。
でも、だた、座ります。
楽に無理なく長く座る事が出来れば、姿勢も楽に呼吸や血流まで改善するかも知れません。
椅子で座ることが出来れば、立った時の姿勢にも繋がります。
座る事で股関節や背骨の使い方(在り方)が変われば、歩く事も変わります。
きっかけは質問をされた事です。
荒木さんは一日中そんな良い姿勢で座ってるんですか?
その姿勢で疲れませんか?
良い姿勢はキープするのが難しいんですよね。
どうやってキープするんですか?
再現出来るものなのかな。
患者さんや生徒さんに良く聞かれます。
荒木は姿勢が良く見えるようです。
気をつけていない事はありませんが、良い姿勢にしようだとか、キープしようだとかは思っていません。
良い姿勢をまたやろう、再現しようとも思っていません。
一言で言うと、感じる事と、やらない事を、試し続けている感じです。
これだと分かりにくいですね。
自分の座り方はどうやっていればこうなっているのか、一言では伝えられません。
殆ど一日中座っていても疲れません。
姿勢も見た目はあんまり変わりません。
これを知ってもらうのに、少し時間を取っていろいろ試して体験すれば、伝わりやすいのではと思って、企画しようと思いました。
でも、ただ座るだけなので、興味がある人がいるかどうかは分かりません。
先ずは試しにやってみようと思います。
試しながら作って行きたいと思います。
1月4日にやります。
試しながらなので、モニターを募集します。
内容(予定)
・先ず座ってみる
・ボディマッピング(骨格)の話と体験
・体の中からのサポートについて
・股関節の動きと余裕を思い出す
・広がり続ける体の話、動き続ける体の話
座るワークショップ
日時:1月4日(土)14:00から60分から90分くらい場所:てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
料金:2,000円 (モニター価格)
定員:5人
申込:mail teate@nifty.com
LINE https://lin.ee/H5NyjYT
本当にこの方法しかないのか。
知らないうちに、それしかないと思っている事があります。
例えば歩いている時、右脚が出れば左腕が出る、左脚が出れば右腕が出る。
左右がバランスよく出ているんだから、普通こうだろうと思う。
みたいな事です。
考えなくても、普通はこうしかならない、という感じ。
ところが。
です。
難波歩きというの知ってますか?
右脚が出た時に右腕が出る、左脚が出た時に左腕が出る、みたいな歩き方と言われています。
想像してみてい下さい。
変ですね。
でも、変じゃない。
江戸時代くらいは日本人はそうやって歩いていたと言われます。
実際は右脚と左腕が出るのと同じように、右脚と左腕が出るのではなく、右脚と右肩が連動しているような歩き方だと思います。
着物を着て草履を履き、着物の袖の中に腕を入れて歩いているところをイメージして下さい。
肩で風きって歩くという感じかもしれませんけ。
これ早く歩くのは難しいですが、着物を着ていると意外に変ではありません。
知らないうちに、それしかないと思っている事、の話でした。
現代は右脚が出れば左腕が出るのが、あたりまえで常識で普通で、何も考えなくてもそうなるもの、というイメージがあります。
でも、そうではない、ちょっと違った歩き方があって、その前提の違った歩き方も、歩きにくい訳ではなく、ある種の前提のもとでは、普通に歩けるという事です。
今、この方法しかないと思っていても、実は別の方法もあるかもしれない。
アレクサンダーテクニークの話なんですけどね。
アレクサンダーテクニークは元々人が備えている、自分の在り方を思い出すような作業です。
今の自分とは違う元々の自分なので、初めての体験になってしまい、今の自分が普通だと思っていると、ちょっと変な感じがする事もあります。
でも、元々の自分が備えている在り方なので、変な使い方でも在り方でもない。
試してみて変だなと思っても、結果が上手くいっているのであれば、それもアリかもしれないと思えると、自分の選択肢が増える事になると思います。
姿勢は揺れながら
良い姿勢がキープ出来ないんですよ。
患者さんからよく聞かれます。
どうやればキープ出来るんですかねと聞かれる事もあります。
姿勢はキープ出来ません。
姿勢は形を固めるのではなく、揺れたままにしておくんです。
体には200位の骨と600位の筋肉があります。
骨は関節で繋がっていて、動くように出来ています。
生きているうちはずっと、心臓が動いています。
心臓が動くと、血管には血液が流れ続けます。
また呼吸もずっとしています。
呼吸は呼吸筋という筋肉が動いて、肋骨や背骨を動かし、横隔膜が下がったりする事で起きています。
肋骨や背骨が動けば、頭蓋骨も骨盤も動きます。
骨盤が動けば大腿骨や脛骨や足部も動きます。
それぞれの動きは大きくなくても、止まる事なくずっと動き続けています。
体は固まれないんです。
姿勢をキープしようとすると、筋肉を固めてしまいます。
筋肉を固めて骨の位置関係を固定しても、数分で崩れます。
そんなに長くキープ出来ない。
だから姿勢は揺れてて良いんです。
体をゆらゆら揺らしながら、揺れが小さければ姿勢が止まっている”ように見え”ます。
良い姿勢の人はキープしているんじゃなくて、だいたい良い姿勢の状態になっているだけなんです。
風の全くない池にボートが浮かんでいるのを思い浮かべて下さい。
遠くから見ればボートは止まって見えます。
でも、近くで見るとゆらゆら揺れています。
あの感じ。
人の体は沢山の骨や筋肉があるので、それらがゆらゆらしている。
ゆらゆらが微妙で微細で小さいので、揺れているようには見えず、良い姿勢のままにみえて来るんです。
立ち上がったばかりの子供の写真があります。
こんな風に立てれば良いなと思います。
どこにも力が入っていないのに、とても楽で良い姿勢に見えます。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Amail : teate@nifty.com
LINE : https://lin.ee/H5NyjYT
力を使わない指針整体とボキボキしない骨格調整で整体師になるなら。
安心して使える手技を身につけて整体師になって下さい。
入学は随時受け付けています。