カラダのハナシについて
てあて整体スクールのYouTubeチャンネルに、「カラダのハナシ」という再生リストがあります。
身体について荒木が考えている事を、話したり解説したりしている動画が集まっています。
・カラダのハナシ >>>
身体がずいぶん変わりました。
荒木が子供の頃、1960年代と比べても大きく変わったと思います。
骨や筋肉や内臓など、もともと持っている身体は変わっていないんですが、その状態がかなり変わっていると思います。
また、身体に対する認識や使い方も変わりました。
身体を使わなくなったというのが変化の原因の一つです。
もう一つは使わなくて良い環境になったという事があります。
ほんの100年くらい前のことを想像してみて下さい。
道路は舗装されておらず、車もあまり普及していません。
電車の路線もそれほどなく、商業飛行が始まったのもちょうど100年くらい前からです。
一般の人の移動手段は歩くのが主流で、車に乗ったり飛行機に乗ったりするのはごく一部の人でした。
スマホもなくパソコンもなく、通信手段は直接会うか手紙くらいしかなかった。
スマホやパソコンがないという事は、何をするにも直接行くか直接会うしかない。
調べ物は図書館に行って百科事典を調べたりするしかなかった。
ほんの100年前までは自分の身体を動かして使うしか、生活する手段がなかったという事です。
それが今は何をするにも椅子に座って出来ます。
飛行機や電車の予約も、難しい調べ物も、誰かと連絡を取るのも、スマホ一つで事たります。
会社に行かなくてもパソコンがあれば在宅で仕事が出来ます。
食事は外に行かなくても、デリバリーで持って来てくれます。
友達と会うのも、オンラインで顔を見ながら話が出来ます。
体を使わなくなった。
体を使わなくなった事で、体の状態が変わっています。
筋肉量だけでなく、靭帯や筋膜や関節の状態や可動域も変わります。
体を動かす機会が減っている事で、血流も変わります。
血流が変わる事で内臓の状態も変わる。
また、動かさなくなった事で、動かし方にも変化があります。
本来の動かし方でなくても、事足りる事があります。
下手に動かしても。
上手に動かせなくても。
効率悪く動かしていても。
不健康に動かしていても。
動かす機会が少ないので、何とかなってしまう。
何とかなってしまうので、そのままの動かし方が定着してしまう。
その上、体の周りの環境も変わっています。
道路は舗装され階段が出来ました。
その事で凸凹のない地面を歩くようになった。
凸凹なら使っていた筋肉や、足や足指の細かな骨なども使わなくても歩けるようになっている。
それがまた歩き方の変化に拍車をかけたりする。
実はそんな事が起こっています。
これではダメだ!
と言っているのではありません。
文化の進展や社会の発展の結果なので、仕方がない。
というかそういうものです。
でも、それを知らないで、自分を使っていると、調子が悪くなった時に、どうして良いか分からなくなります。
今の生活や体の使い方や状態は、人本来の生活や使い方や状態ではないという事を知っておくと良いと思います。
という事で、カラダのハナシをぼちぼち上げています。
ご覧ください。
体は固まらない @カラダのハナシ【動画】
姿勢や体の使い方をアドバイスする事があります。
そんな時、人の体をどう捉えるのか、というのがとても大切なポイントになります。
体は固まりません。
動き続けています。
と話をすると、???みたいな反応をされる事があります。
良い姿勢を取ったり、長く座っていたりする時、体は固まったように感じるし、固めて使っていることもあります。
だとしても体は固まりません。
動き続けています。
生きているうちは変えられないことなんですよね。
体は固まらず動き続けている事を前提に、姿勢や使い方を考えたり試したりすると、楽に使えたりするんです。
動画でも解説しています。
カラダのハナシ
【カラダのハナシ】という動画シリーズがあります。
・カラダのハナシ >>>
どうしてこんなシリーズを作ったのか。
そりゃ整体師だから。
ということなんですが、具体的には体の事が忘れられていると思ったからです。
体の事が忘れられているって?
頭でばかり考える人が増えたように思います。
そりゃ考えるのは頭なんだから、当たり前なんですど。
体で感じている事よりも、外から入って来た情報やそれを頭で考えて行動したりする事が増えていると思います。
それにそもそも体の事を感じにくくもなっているように思います。
運動量 減って体を使う事が少なくなっているし、体の事を感じる時間も減っている。
スマホやパソコンから入って来る情報を、頭に入れて処理する時間が圧倒的に増えているでしょ。
その上で椅子に座る時間が長くなり、通勤時間も座っていて、週末に少し運動する人はいますけど、しない人もかなり多い。
ああすればこうなる。
と思っている人も多いですね。
ちょっと分かりにくいですけど、「そんなの知っている。」という感じ方です。
知っているかもしれないけど、自分の体で感じた訳ではない。
だから、カラダのハナシなんです。
すぐに 役にたつ事もありますが、すぐには役に立たない事も話をしています。
すぐに役にたつ話は、頭に情報としてインプットされるものが多いからです。
否定はしませんよ。
でも、すぐには役に立たなくたって、自分の体を感じたり変化したりにつながる事もあると思います。
・カラダのハナシ >>>
年末年始にいかがでしょう。
【 口は下に開く 】 @すぐには役に立たないカラダのハナシ
口は下に開きます。
あまり気にした事はないかもしれませんが、下に開く。
意外に上下に開くと思っている人がいたりします。
それだとちょっと疲れたりする事がある。
なので、確認をすると良いですね。
口は下に開きます。
体は固まらない @すぐには役に立たないカラダのハナシ
体は固まりません。
良い姿勢や歩き方など考えていると、良いまま体を固めて使おうとする人がいます。
ずっと良い姿勢をキープしようとした時などもそうです。
でも、体は固まりません。
固まらないものを固めようとすると無理がきます。
良い姿勢は状態です。
状態をキープしようとしているのに、固めて動かないようにカチカチにしようとしてします。
池の上に浮いているボートのように、微妙に揺れながら遠くから見ると止まって見えるように見えるのが、姿勢です。
その形で静止しているのではありません。
気をつけないと間違って固めようとしてしまい、調子を崩す原因になります。
動画でも紹介しています。
股関節はどこにある 【動画あり】
股関節がどこにあるか分かりますか?
いや失礼。
皆さん知っていると思います。
でもちょっとズレている事が多いように思います。
勘違いってやつですね。
股関節は上半身と下半身を繋いでいる筋肉です。
骨盤の真ん中あたりにあります。
向きは横向き!
太ももの骨は股関節から外に出て、Lに曲がって膝の方に向かいます。
太ももの付け根の真ん中辺り、下着のラインの真ん中あたりにあります。
そこで曲がります。
座っている時も、歩いている時も、おじぎをする時も。
大人バレエな皆さんならプリエの時に曲がる場所です。
意外に太ももの筋肉の端っこあたりだと間違っている人がいます。
骨盤から曲げて、”仙骨座り”みたいになっている人もいるし、猫背の人は腰で曲げていたりします。
格好悪いし体にも良くないですね。
動画で確認しています。
どうぞ。
背骨の前側のイメージ【動画】
背骨のイメージというとどこですか?
背中に触れることのできる骨の出っ張りをイメージする人が多いと思います。
だからなのか背骨というと背中側にあると思っている人が多い。
でも、背骨にも前側があります。
背骨の前側・前面は内臓の後ろで、体の中心くらいにあります。
そこのイメージを持つと、姿勢を考えたり立ち方や体の使い方を考える時に役に立ちます。
動画にまとめましたのでどうぞ。
すぐには役に立たないカラダのハナシ 【 足の指の話 】
すぐには役に立たないカラダのハナシ
即効性があって直ぐに効果があるかどうかは分からないけど、知っておいたり見聞きしておくと、ジワジワと調子が良くなったり変わったりするような話。
整体師にも二種類いて、即効性をとにかく求める人もいますが、荒木はちょっと逆みたいで、そもそもの話や根本の話が好きで、そういう言い回しをする事が良くあります。
出来るだけ分かりやすく、直ぐに何かの効果に結びつくように話をしたりしたいと思ってはいますが、そうならない事もあります。
という事で、「すぐには役に立たないカラダのハナシ」と、最初から即効性はないかもしれないと言ってしまう事にしました。
ぼちぼちと上げていこうと思います。
体の根本の話みたいな事になるかなと思ってます。
初回は足の指の話です。
ひょっとして最近は、足の指って無駄じゃん。
どうしてあるんだろう、なんて思っている人もいるかもしれません。
確かに靴下履いて靴履いてますので、足の指がないような状態で使う事がほとんどです。
何かを掴む訳でもないし。
でも足の指は大切です。
というか足の指を使うような進化を遂げてきているのが、今の人類です。
なので使わないようにしているとどうなってしまうのかというような話をしました。
何かの参考に。
というか、すぐには役に立たないかもしれませんけど、知らないうちにいつか何かの役に立つるかもしれない話です。
体は部分の集合なのか
こんにちは。
てあて整体スクール・荒木です。
体は部分の集合なのか。
手とか足とか脚とか胴体とか。
解剖学でもそうでなくても、体の各部位には名前がついています。
名前がついていると、それぞれ別の物で独立してそこにあると感じます。
でも本当にそうでしょうか。
首と背中と腰。
全部に背骨があります。
(首にも背骨ってあるんですよ。)
骨格模型だけみていると、どこから首でどこから腰かなんてすぐには分かりません。
区別がつきずらいんです。
区別がつきにくいってことは、似たようなもんだということです。
その上、連続している。
並んでいるつながっている。
それぞれ別に独立して存在すると言うのは、実は勘違い。
元々あった「全体の体」を、働きや形でいろんな部分に分けて、それぞれに名前をつけていっった。
そう言うもんだと捉えた方が、痛みや症状の原因を考えたりするのに、参考になります。
全部一緒って事では無く、部分は部分なんだけど、独立してあるわけではなく、繋がって連動して関係しあっていると言うハナシです。
動画も撮ってみました。
良かったらどうぞ。
浮腫(むくみ)解消エクササイズ
寒くなりました。
そして連日の雨。
脚が浮腫んでいる人が増えていると思います。
特に女性が多いのではと思います。
原因はブーツ。
レインブーツ履くでしょ。
そして筋肉量です。
浮腫の原因の一つに血流の悪さがあります。
ブーツを履くと足首が動かなくなり、ふくらはぎが使えなくなります。
そのことで血液の流れが悪くなり、体内の水分の動きが悪くなる。
脚に溜まった水分が流れなくなり、浮腫となってしまいます。
また、女性は男性に比べて一般的に筋肉量が少ない。
そのことも血流の悪さに拍車をかけます。
解決法は簡単です。
足首を動かすこと。
壁に手をついて踵の上げ下げをする。
腿(もも)を上げ下げする。
これだけです。
動画でも紹介しています。
やり方を見てやってみて下さい。