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大人バレエな片脚軸の話

読了までの目安時間:約 2分

片脚軸で立ってパッセとかクぺにすると、重心は結構外に移動しますよね?
もっと真ん中って先生によく言われるんですけど、物理的に無理ですよね?


大人バレエな人や大人ダンスな人に聞かれます。
その場でやってもらうと、かなり外に重心が移動しています。
そこまで移動する必要はないし、移動しなくても片脚軸で立てます。
と言う話をするんですが、でもそれだと重心が取れなくて立てないじゃないですか、と言われたりします。


多分、体の中にイメージしている軸の位置が違うんだろうと思います。


殆どの人は軸を脚の外側(腸脛靭帯)あたりにイメージして、そこに乗り込んでいくように立っています。
どちらかと言うと小指側に重心を乗せ、大転子(お尻の横下の骨の出っ張り)あたりに力がかかるような立ち方です。
これだと外すぎます。
下のイラストで言うと、脚の骨(大腿骨)の外にある皮膚の線に体を押しるけるように立っている感じです。


背部骨格

イメージは脚の内側のラインです。
ターンアウトをしていると、大転子(お尻の横下の出っ張り)は横から後ろに回ります。
そうすると太ももの骨(大腿骨)はもっと中心に近くなります。
足裏と太ももの内側を通って、骨盤の片側を通り背骨に抜けていくラインをイメージして立つ。
そうすると、思っているよりも重心は外に移動しないで、片脚で立てることになります。
そのために、ターンアウトをしっかりすること、足裏から脚の内側を抜けて背骨の前側を通るラインを上下に引き合う事が大切です。
(引き上げにつながります。)


片脚で立つ時は、脚の外側のラインに乗ろうとするのではなく、脚の内側のラインに乗るような、内側のラインを頭まで繋げて伸ばすようなイメージだと立ちやすくなると思います。

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