【 モリのうー 】 @プロジェクト”やうやう”企画
モリのうー (ショート動画)>>>
https://youtube.com/shorts/79LVRASXa1A?si=YG6Ho61UG_0FjCO6
【 モリのうー 】というパフォーマンス企画を見て来ました。
吉祥寺にあるマジェルカというスペースです。
若いダンサーが振り付け踊り、企画は別のダンサーがしたものでした。
良かった。
本当に良かった。
ダンスが体で表現されるもので、体には力があって、ダンサーにも力があるということを再確認しました。
洗練された動きよりも、エネルギーというかパワーというかムーブメントというか、力が見えました。
溢れ出るという感じ。
こんな感じは久しぶりでした。
素敵なダンスは沢山あるし、綺麗なダンスも沢山あるし、美しく洗練されたダンスも沢山ありますけど、でも、パワーが押し寄せるダンスは久しぶりです。
もちろん、モリのうーも素敵だし綺麗だし美しく洗練されてましたけど、でもそれよりもパワーというか勢いを受け取りました。
ダンサーなごみちゃん
企画ゆきのちゃん(も、ダンサー)
お疲れ様でした。
ありがとうございました。
オリンピック開会式で知り合ったダンサー達からは、いろいろと力をもらいます。
彼らの活動や活躍を知る事が力になります。
ありがたい事だなと思います。
【 アカイクツ 6 】 @神楽坂セッションハウス
神楽坂セッションハウスで【アカイクツ 6】を観てきた。
【アカイクツ 6】は女性振付家ばかりの公演です。
数年前に荒木も友人女性の振り付け作品で出演させて頂いた事があります。
コンクリート打ちっぱなしの壁で柱の出っ張りもあるという、独特の雰囲気を持つ空間は、そこに居るだけで非日常を味わう事が出来ます。
少し久しぶりになったダンス公演を、少し感想を書いておこうと思います。
①池田家 『それはさておき、』
女性ばかり3人の踊り。
なんて事ない日常のような風景を切り取った作品。
女性が三人寄ればかしましい、なんて昔は言いましたが、女性独特の可愛さもあり駆け引き的なこともあり。
ちょっと大人なちょっとコケティッシュな魅力に溢れた作品でした。
個人的にはもっと音を無視しても良かったかと思う部分もありました。
音は雰囲気作りだけに使っても良かったかなと。
②GO GO 50's 『人生とはいとおかし 4』 〜昭和世代の私達〜
女性2人と男性1人。
それぞれがそれぞれの持ち味を活かしたソロ。
という名の自分の持ち場を表現。
男性のソロにはやられました。
正直、動かなくてもここまで世界観を作る事が出来るのかと。
女性2人は2人とも全く違う個性を、自分をそのまま活かして、自分の見え方を最大限に活用して振り付けしていたようです。
この人じゃなきゃこれは踊れないしこうはならない。
トリオのダンスは世界観そのものを作り出していました。
③ノリエハマナカ 『女のハードボイルド』
これぞソロ。
これぞハードボイルド。
空間を使い、自分を使い、色を使い、音を使い。
色のない世界と色とりどりの世界を描きだしていました。
一眼見て分かるカッコ良さの”押し付け”!(笑)
そこがまたこの年齢にしか出来ない表現を作り出していたと思います。
若い人がやってもサマにならない世界です。
④Haru 『Line』
打楽器の生音とソロ。
インプロ(即興)のような筋立てのあるような。
空間を打楽器として踊り場として表現する。
本当に楽しそうに身を投げ出して放り出しているのを見て、正直いうと少し怖いくらいでした。
大人のダンス公演でした。
どの踊りも年齢が若い人ではこの味は出ないし表現出来ない。
それぞれがそれぞれの持ち味を活かし、自分の持っているものを知っていて、自分の出来る事で表現を作っている。
見ていてグッとくるものがありました。
たぶん、自分は若い時に見ても分からなかったんじゃないかと思います。
この良さを知ってしまうと、もうダンスからは離れられません。
幾つになってもその年齢の踊りがある、はずだろうと思います、
ありがとうございました。
お疲れ様でした。
体が緩むストレッチ教室 11月3日(文化の日)
体が緩むストレッチ教室を開催します。
いつもは平日夜に行っていましたが、11月はちょうど文化の日の午前に部屋が取れたので、休日に行います。
床の上でゴロゴロしながら全身の筋肉と骨を緩めます。
とくに背骨。
脊柱を一つ一つ動かすことで、深層筋を緩めます。
畳の上で寝て動くので、転ぶ心配もありません。
初めての方でも全く大丈夫です。
参加・問合お待ちしています。
体が緩むストレッチ@大泉学園
日時 : 11月3日(金祝)11:00~12:00場所 : 練馬区立 勤労福祉会館 2階和室大 (大泉学園駅3分)
東京都練馬区東大泉5-40-36
(https://www.nerima-kinrou.com)
料金 : 1,000円(当日精算)
備考 : フォルムという名前で部屋の予約はされています。
問合 : mail teate@nifty.com
LINE https://lin.ee/H5NyjYT
Tel 03-3922-7230
背中・背骨・上半身の捻りストレッチ 【 スライム 】
引っ張らなくてもストレッチ
今回は背中や背骨・上半身の回旋(捻り)のストレッチです。
【スライム】という名前をつけたこのストレッチは、荒木がやっているストレッチ教室の代名詞とも言えるものです。
と言ってもコンテンポラリーダンスのフロアエクササイズ(床基礎練習)では基本中の基本。
ポイントは脱力です。
腕・肩甲骨などを動かすことで上半身・下半身が引っ張られ、体が結果的に捻れていきます。
腰が浮く辺りで下半身や臀部に力が入りそうになりますが、そこで脱力をします。
最初は無理だと思うかもしれませんが、とにかく脱力。
荒木はこれが脱力して出来るようになるのに、3ヶ月くらいかかりました。
最後は諦めてやっていると出来たって感じです。
上半身を緩めるのに良いので、肩こりや腰痛予防にも良いと思います。
連休期間にどうぞ。
【 IN.C 】 Co.山田うん
昨夜、青山にあるスパイラルホールでCo.山田うんの【In.C】という作品をみた。
ダンス作品です。
夜に青山や原宿あたりを歩くことがないので、お上りさん状態で表参道を歩いて行きました。
スパイラルは以前も山田さんの作品(ソロ)を観た劇場で、大きさがちょうど良い観やすい劇場です。
開演10分くらい前から舞台上に小装置を持ったダンサーが登場を始めます。
動きがスローモーションというか、動きがかなり細かく刻まれ、刻まれた動きを正確に再現しているようなイメージ。
何人かが順々にバラバラに同調しながら別々に登場しては小装置と共に板に付きます。
そして開演です。
内容は圧巻。
もう圧巻の言葉しか思い浮かばないくらい圧巻。
凄くすごくて凄すきます。
よく60分動きっぱなしと表現されることがありますが、まさに動きっぱなし。
止まらない事に意味があり、続く事に意味があり、同時多発に意味があり、重なる事に重ならない事に意味があり、砕ける事に意味があり、晴れる事に曇る事に泣く事に笑う事に意味がある。
いや意味ではないのか。
いややっぱり意味なのか。
生きていることが自ずと自然に知らず知らずに想起される。
そう言えば、途中一瞬だけ705Moving Coの”Cell”を思い出す瞬間があった。
あの作品も生きていること生命活動そのものを俯瞰して表現していたように思い出した。
年の瀬に見られて良かった。
お疲れ様でした。
ありがとうございます。
ところで今回の【In.C】はつい最近、令和4年度(第77回)文化庁芸術祭 舞踊部門 関東参加の部において優秀賞を受賞されたそうです。
おめでとうございます。
本当によかった。
ストレッチ教室@名古屋 再開します!
コロナ前まで続けていたストレッチ教室を名古屋でも再開します。
東京は11月2日(火)に六本木で行いますが、名古屋は11月16日(火)に行います。
( 東京ストレッチ >>> )
荒木のストレッチは主に床の上でゴロゴロ動きながら、体の深いところの筋肉を緩めます。
床でゴロゴロするので、ストレッチというよりエクササイズ的なイメージになると思います。
コンテンポラリーダンスのフロアエクササイズを取り入れて、ゆっくり確認しながら動かして行きます。
床の上なので転ぶこともなく他の人も見えないので、初めてで心配という人も安心して受けることが出来ます。
ステイホームや自粛自粛で固まった体を少しずつ動かしましょう。
特に背骨一つ一つを意識しながら動かすエクササイズは、あまり他ではみたことがないような動きかもしれません。
単純ですけど意外に難しく、でも出来てしまえばなんてことない動きです。
楽しみながらやりましょう。
地下鉄伏見駅から徒歩1分の短歌会館2階で行います。
待ってます。
ストレッチ教室@名古屋
日時 : 11月16日(火)19:00〜20:00場所 : 短歌会館 (地下鉄伏見駅1分)
料金 : 1,000円(当日精算)
申込 : teate@nifty.com
「 表現者たち ー LiBARATION 」 熊谷和徳
タップダンサー 熊谷和徳さんの
「 表現者たち ー LiBARATION 」
を横浜赤レンガで観てきた。
平原慎太郎さん
辻元知彦さん
もう言葉では表現できない。
何を言っても書いてもこの現場は表現できない。
でも、書き留めておきたくなる。
素晴らしい。
凄い。
素敵。
良い。
イイ。
パフォーマンスなんて軽い言葉では表現出来ない。
存在というのか在り方というのか。
力そのものエネルギーそのもの。
テクニックなんて関係ないんだけどテクニック。
気持ちなんて関係ないんだけど気持ち。
その動きと体が一体化した存在を伴うムーブメント。
で、音。
踏む音、擦る音、叩く音、カッと跳ねる音、沈む音。
そして三人。
人間が三人。
それぞれが独立して孤立して、一緒に居て、三人で世界が出来る。
でも一人一人の世界を持っている。
観ながら途中で気持ち悪くなって来た。
腹から何かが出て来そうになる。
息を凝らしているのに気がついて、肩を緩め呼吸を入れる。
視線を広げ集中していく。
一点を観て全体を見る。
タップダンスの公演は二度目でしたが、前回とは全く違う構成で内容でした。
熊谷さんのソロ、からの女性タップダンサーが登場してのデュオ。
そして、平原さんと辻本さんが交互にまた一緒に出てきてのダンス。
それぞれがそれぞれの持っているもの、その人自身のようなダンスを展開しながら、それぞれが立ち、干渉し合いながら倍音が見えるような。
タップの音の多彩さ、広がり破裂する音、静かに沈黙を聞かせる音。
後ろを流れる音楽。
汗がみなぎる男のダンスでありながら、汗臭さにはまり込まない。
洗練だけにならない。
うねりと静けさが気持ちよく構成される。
もうホントに。
そして最後にソロ。
やられます。
やられてしまいます。
力をもらうというのとは少し違う。
力のかたまりに出くわして呆然としてしまったような。
激しく強く、だけど観ていて美しさの要素が残る。
素敵な舞台でした。
暴風雨の横浜赤レンガ。
終わってみると静かな夜空が広がっていました。
ありがとうございました。
お疲れ様でした。
大事をとって休む、と、ここは無理をしてでも頑張る、の間
難しいところなんですよね。
これはアラフィフからアラカンダンサーの皆さんと共有したい事です。
大人バレエや大人ジャズ、ソシアルダンス、ベリーダンス、フラダンスなどのダンサーの皆さんです。
あっもちろんコンテンポラリーダンサーも。
大丈夫だと思っていても体は変わっています。
昔から踊っている人なら分かってますよね。
分かっちゃいるけどやめられない、というのも分かっています。
20代30代くらいまでは故障してもなんとかなりました。
40代くらいから気をつけていても故障しそうになり、故障すると治りにくくなって来ます。
50代を超えてくると気をつけていても何かの弾みで故障します。
故障すると一定期間、完全に休まないと治らない。
だから、少しずつ先手をとって休むようになり始める。
アラフィフの頃は休むことと戦ったりして、出来るだけ休むのを先延ばしにしたりもします。
でも、アラカンともなるともう休みます。
あれちょっとヤバいという感じでも休んだりします。
だってその方が早く復帰できるから。
とは言え休んでばかりだと衰えます。
アラフィフを越えた頃から、筋肉の落ちが実感されるようになる。
筋肉は落ちているのに、動きはさほど変わっていないような錯覚にもなる。
それが、休むと途端に動きにも出てくるようになる。
筋力の落ちを昔よりも感じやすくなっているのかもしれません。
で、頑張る。
レッスンを増やしてみる。
とこれが意外に筋肉が付く。
少し張りがでたりもする。
意外にいけるもんだと思ったりする。
ここで問題が出てきます。
大事をとって休む。
ここは無理をしてでも頑張る。
この間で揺れるんですよね。
レッスンやトレーニングが増えると疲れる。
たまに筋肉痛のようにもなる。
そこで考えます。
これは大丈夫な痛みなのか?
それとも大丈夫じゃないやつなのか?
無理してでも頑張れば、また筋肉がついて動きやすくなったりする可能性もある。
でも無理をして続けて故障になってしまうこともある。
難しいんですよね。
解決策はありません。
自分の体と相談するしかない。
たまにしか相談しないと、どんな状態なのかが分からない。
だから日々、体の声を聞く。
どうなっているか観察する。
そうやってそろりそろり、続けていくしかありません。
ま、あまり無理はしないように。
と言って休んでばかりいると、すぐに衰えてしまうのも事実です。