サブスク整体
最近、サブスク整体というのが増えていると聞きます。
幾つか種類があるようです。
・月々一定金額で限度回数まで受けられる。
・月々一定金額で何回でも受けられる。
・月々会費を払うと会員料金で受けられる。
・一定金額を支払うと、一定期限内に限度回数まで受けられる。
など。
もっと他にもいろいろあるようですが、ようするに一定金額を事前に支払って、回数限定だったり回数無制限に通うことが出来るというシステムです。
サブスクというシステムが音楽配信やオンラインサロンなどで、知られるようになり広まって、それを整体に運用したもののようです。
20年くらい前までは回数券のビジネスがありました。
回数券を購入すると、一回あたりの金額は通常価格よりも少し安く設定されています。
ただし期限が決められているので、期限内に使い切らなければいけない事になっています。(そうじゃない場合もありました。)
回数券をやっている整体の先生に聞いた事がありますが、「使い切らなかった回数券分が利益になる。」と考えている先生がいたようで、払い戻しが出来ないので廃れていったように思います。
流行っている施術院では予約が取れなかったりして、患者さんにも不満があったように思います。
整体には週に1回程度通って、体のメンテナンスをするという人が、20年まえには結構いたので成り立ちましたが、今は難しいんだと思います。
そこでサブスク整体です。
個人的には長くは続かないと思っています。
整体に来る人の体の調子が良くなれば、月に1回程度のメンテナンスで十分です。
もしくは整体は一旦卒業して、たまに調子が悪くなりそうになったら来てもらう、というのが本来の整体との付き合い方だと思います。
「卒業する」というのが前提でやっていないと、いつまでも通い続ける事が前提になってしまいます。
サブスクは限定された期間だったら良いと思います。
例えば1・2ヶ月くらいであれば、腰痛や膝痛や特定の症状を改善するのに、一定回数は通いたいので、その場合に割安になるのは患者さんにもメリットがあるし、整体師にとっても一定回数来てもらえるという事で、施述方針も立てやすくなります。
でも、半年とか1年とか継続していく事が前提だとしたら、ちょっと違うんじゃないかと思っています。
だから、長くは続かないビジネスモデルなんじゃないかと思ったりします。
どうなんでしょう。
アレクサンダーテクニークの個人レッスンで初めての3回コースというのを作ってあります。
1ヶ月の間に3回来てもらいます。
これは、全く初めての人にアレクサンダーを体感してもらうのに、3回くらいは欲しいなと思っての事です。
最初から3回が決まっていれば、3回に分けて説明や体感してもらうこと、試すことも決めておけます。
でも、整体でサブスクは導入しないだろうと思います。
初回だけの回数券てのはありかなとも思いますけど。
これから開業される方、副業として始める方はどうなんでしょう。
自分なりの考えをもって、やるやらないを決めれば良いかなと思います。
てあて整体スクールでは力を使わない整体師を養成しています。
ボキボキしない、力を使わない整体に興味のある人は連絡ください。
授業見学など受け付けています。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Ateate@nifty.com
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整体のサブスクと高額化について @仕事はビジネスかやりたい事なのか
最近の整体のトレンドは「サブスク」と「高額化」のようです。
少子化が進んだ事と、他産業などからも整体業界に参入してくる所が増えた事もあり、売上を上げるための方策として考えられているんだろうと思います。
サブスクは昔の回数券ビジネスに似ていると思います。
月に⚪︎⚪︎回までというサブスクは、受ける回数が一定以上になるとお得になる計算になっています。
受ける回数が一定以上担保されているので、調子が良くなる可能性が高くなります。
それは整体師にとっても患者さんにとっても良い事です。
その上、普段の整体料金よりは大きなお金が収入として入ります。
ただし、実際はお得になる回数まで受ける人は意外に少ないので、患者さんの”お得”よりも整体師の方の利益の方が大きくなることが多い。
だから、導入する所が多いんじゃないかと思っています。
昔の回数券は使わない分が多いので、整体師の利益になるという事を、最初から計算に入れているというビジネスモデルでした。
ちょっとやな感じですよね。
高額化も似たような部分があります。
人は安い料金よりも高い料金の方が、良い整体を受けられるんじゃないかと予想します。
また、その事が治療効果につながる部分もあります。
いわゆるプラセボ効果に似たような効果ですね。
同じ整体でも高額な料金であれば、収益は増える訳ですから、導入する所が増えているだろうと思います。
もちろんそのための努力もしているだろうし、内装や地代などそれなりの投資もあるとは思いますが。
開業したり副業にしたりする時に、自分の仕事をビジネスとして捉えるのか、やりたい事として捉えるのかは大切な事だとうと思います。
どちらか一方だけということはないと思います。
ビジネスの割合がどれくらいで、やりたい事をどれくらい出来るのか。
折り合いは自分でつけることになると思います。
サブスクや高額化は、治療効果を考えて患者さんのために良いと導入するのか、現状を考えてビジネスとして導入せざるを得ないと考えるのかは、難しい所かもしれません。
オンラインでサブスク
オンラインでサブスクリプション・サービスを提供することが流行っているようです。
オンライン=インターネット上で繋がって提供するサービスを、サブスクリプション=一定期間は定額で使い放題のようにする、ようなサービスです。
何から始まったのかは分かりませんが、定額制の音楽配信などもそういうことなんだろうと思います。
配信、というのが既におじさんとしては体に合わないイメージです。
CDなどの現物がないとちょっと不安になるお年頃なのかと思います。
最近はユーチューブなどのオンラインサロンも増えているようです。
月額オンラインレッスンなんてのもあるようで、月謝制のレッスンとはちょっと違うようですが、どこがどう違うのかはイマイチ分かりません。
人数を集めることが出来れば、定額で売上が見込めるので、今はまだやっていなくても、かなり広い範囲の業種や個人が始めることになるんだろうと思います。
荒木は整体院と整体スクールそしてセミナーや講座を、オンラインではなくリアル店舗やリアルスクール、対面でやっています。
最近は整体の施術をオンラインで始めている人がいます。
アレクサンダーテクニーク・レッスンをオンラインでやっている人は増えてきました。
整体スクールは手技をオンラインで指導しているところは知りませんが、O脚矯正や美脚作りなどはオンラインでやっている人がいるようです。
そしてO脚や美脚作りのセラピストをオンラインで育成するところも出てきたようです。
こういう流行りものというか、時代に即した動きには意外に敏感なんですが、今回はちょっと腰が重い。
どうも体が反応しません。
よし取り入れるぞ、という気持ちにあまりなっていません。
少し試してみてはいますが、本腰にはまだならない。
どうしてなんだろうと思います。
オンラインだって出来ることはあるし、遠方の方に指導したり何かを提供することも出来ます。
でもイマイチ。
何なんでしょう。
リアルが足りないと思ってるのかもしれません。
ウィズコロナなんて言って、人と人が離れていても出来ること、ソーシャルディスタンスを取った状態で出来ること。
そればかりが注目されます。
でも、と思います。
リアルが足りないように思う。
これ以上、肌感覚が薄れていくのが嫌なのかもしれません。
ただでさえ体を動かし人と触れ合うことが少なくなってきています。
自分の体の感覚も減って来ているように思います。
この上、人と触れず、接することもなく、一人の部屋で完結するようなことはどうなんだろう。
逆に何か考える必要があるのかなと思っています。
逆の逆でオンラインでサブスクも考えないといけないとも思っています。
ナンダナンダ!?
オンラインでサブスク。
実際に合わずに出来ることを、定額制で提供する。
オンラインでしか出来ないこと、サブスクでしか出来ないこと。
この方法で多くの人に提供すべきことは何なのか。
この方法では絶対に出来ないことは何なのか。