60代でも動ける体のために気をつけておくこと
数日前にも書きましたが、60代は元々動ける年代だと思います。
とは言え多くの人は若い頃と比べると動けなくなっています。
学生時代に運動をしていた人も、運動をパタリとやめてしまっていれば、40代には動きづらい体になっている。
でも少しずつでも動き続けている人は、パフォーマンスは少し落ちたとしても動くことが出来るのが60代です。
故障しやすいとか疲れが残るということは別にして。
いやいやそうは言っても。
実際に今は動けないですよという人に。
60代でも動ける体になるために大切なこと気をつけておくべきことは何か。
先ずは動き続けること。
動かなくならないように、動いているままで生活すること。
20代までと同じような運動習慣を続けることです。
部活をやっていた人は趣味でも良いので続ける。
別のスポーツでも良いので何かを続けること。
長い期間、何年も何年も体を動かさない時期を作らないことが大切です。
では現役と呼ばれる年代の後になったら。
フォームをとくに気をつけることです。
フォーム(運動姿勢)が悪いと骨の変形につながる可能性があります。
60代くらいから顕著になるのが骨の変形です。
骨の変形が大きいと痛みにつながることが多く、運動を続けられなくなることがあります。
だからフォーム。
股関節や膝関節や足関節、肩関節や脊椎の使い方や位置関係など。
では、暫くやっていなかった人がスポーツを再開する場合はどうでしょう。
急に鍛えないこと。
硬くなってしまった筋肉や筋量が落ちている状態で、筋トレみたいなことをやると、それ自体が故障の原因になります。
弱いから鍛える、よりも、その前に筋肉を動かして温め緩めることが先です。
筋肉を少しずつ動かして、関節周りを柔らかくし、筋肉の血行をよくしていく。
トレーニングを始めるのはその後です。
柔らかくするといっても、引っ張るストレッチではありません。
硬い筋肉や筋膜を引っ張って伸ばそうとしても、これまた故障につながります。
ストレッチというより準備運動のような軽い運動を始めることからです。
そしてケア。
体を動かした後に体のケアをします。
クールダウンのためにストレッチをする。
湯船に浸かる。
睡眠時間をとる。
運動した日にはアルコールを抜く。
そして、運動しない日にも軽いストレッチやウォーキング。
それが出来ないなら、手首や足首を回したり腕を回したりくらいはする。
そうやって自分の体をケアします。
無理は禁物です。
若い時から動き続けているのが良いですが、歳をとってから再開するなら、徐々にゆっくり少しずつ始めて下さい。
60代はまだ動けます。