セカンドサイドの不思議な感覚
週に一回程度、コンテンポラリーダンスのレッスンに行っています。
セッションハウス松本大樹さんのクラスです。
リリーステクニックという振り子のような体重移動や、ムーブメントが続いていくような、と言っても何のこっちゃ分からないかもしれませんね。
大きく美しい動きのダンスです。
レッスンはざっくりと前半後半に分かれています。
前半はエクササイズ的な動きで、体を緩めたりストレッチしたり、動き出すための体を作る時間です。
後半は振り付けというのか、動きの連続をやることになります。
1分前後の振り付けがあると、たまにセカンドサイドをやろうと言うことになります。
セカンドサイドとは(松本さんの場合)左右逆転した動きと言うことです。
全く反対の動きになっただけなんですが、苦手です。
ま、得意な人はたぶん少ないと思います。
不思議なんですよね。
最初に体に入れた振り付けと、全く逆の動きをすると、とても不思議な感覚になります。
スプーンを左手に持って食べるみたいな。
慣れないんです。
あの感覚は何なのか。
例えば最初にセカンドサイドをやってから、ファーストサイド(逆の動きね)をしたらどうなるのか。
やっぱり不思議な感覚になるんだろうかと思ったりします。
なんとも体に違和感が残ります。
今日は全く出来ずにお手上げでした。
お手上げの時はフロアで踊りません。
壁にくっついたまま見ています。
剣道で言う見取り稽古ですね。
ほとんどの場合は不思議な感覚で大して動けなくても、フロアに出て踊ります。
でも今日は無理っ!って感じだったのでやめました。
たぶん隣の人とぶつかります。
ま、こう言う日もあります。
それにしてもあの、セカンドサイドの不思議な感覚は何なんでしょうか。

小学生バレエ女子からの質問
夏休みですね。
小学生女子がやってきました。
お母さんと一緒です。
バレエをやっていて幾つか質問がありました。
ブログに書いても良いか聞かなかったので、質問の内容は書かない事にします。
3つありました。
3つのうち2つの質問の答えというか、原因はターンアウトでした。
もう一つもターンアウトが関係していましたが、直接的には別の筋肉の使い方の話でした。
小学校高学年にもなると、バレエを始めて7・8年経つという子達がいます。
けっこう長いです。
ちょうど、筋骨格の成長と神経の成長が合ってくる時期で、成長期に差し掛かります。
このあたりでバレエが変わると思います。
ポアント(トウシューズ)を履き始める時期でもあり、踊り自体が変わってくる時期でもあります。
早い子はバリエーションを踊ったいしますが、それはちょっとレアケースかもしれません。
基礎的な練習に踊りの要素が増えてくる感じです。
この時期に基礎がとても大切になります。
いやもちろん、その前から大切ですけど、この時期に基礎を再確認しておくと、次に繋がると思います。
特にポアントを履いてのレッスンが始まると、ターンアウトに脚を使うと言うのが本当に大切になってきます。
バーレッスンでプリエやタンデュやロンドゥジャンプなどをする時に、曖昧に体を使っていると、ポアントにきちんと立てなくなったりします。
フロアでの動きがバレエでなくなってきたりします。
基礎を大切にしましょう。
バーレッスンでやっている事で、フロアの動きの殆どは出来上がっています。
バーがきちんと出来ていなければ、フロアで直したり修正したりする事は出来ません。

劇場の客席はどこに座るのか。
ダンスの舞台を観るのに劇場にいきます。
お芝居はほとんど見ないですが、ダンス系のお芝居的なのも観ます。
映画も映画館で観ます。
あれも劇場なのか。
客席は後方を選びます。
センターではなく少し横の席です。
S席A席B席とかだとA席かB席くらいの場所です。
安くあがって助かります。
映画とダンスやお芝居は違いますが、やっぱり舞台(画面)全体を一望出来る場所が好きですね。
前の方だと誰か一人の表情や動きは分かりやすいですが、全体の構成や位置関係なんかが分かりません。
個人よりも全体の構成や位置関係や、動きの連鎖や照明などが気になります。
というかそれを見たいと思って観ています。
どうなんでしょうね。
S席は料金が高くて前の方の中央なので、きっと人気なんだろうと思います。
でも好きなのは、中央よりも後ろで少し脇に寄った場所です。
上手(かみて)と下手(しもて)だと、選ぶのはなんとなく下手の方が多いように思います。
たぶん効き目の関係なのかなと思います。
私の効き目は右です。
俯瞰したいのかもしれません。
学生時代や社会人時代の事を思い出すと、皆んなの輪の少し外側から全体を眺めているようなイメージを思い出します。
完全に外ではなく、全体を見ているような印象です。
作品全体を観たいのかなと思います。
頭痛について【動画】
カラダの話という動画のシリーズです。
【 頭痛について 】
頭痛にもさまざまありますが、大きく分けると偏頭痛と緊張性頭痛(筋緊張性頭痛)があります。
偏頭痛は頭の中の問題で、緊張性頭痛は頭の外の問題。
頭の中とは脳の血管の問題のことが多いので、薬で対処するだけでなくお医者さんを受診されることをお勧めします。
これに対して頭の外は頭蓋骨の外、皮下組織や腱や筋の問題です。
緊張性と言うくらいなので、筋肉や筋膜が緊張して頭痛につながってしまう。
こっちは手技療法やセルフケアでも対処できる部分があります。
筋肉や筋膜を緩めてやれば良いと言うことになります。
簡単な見分け方は、お風呂に入ってズキズキが酷くなるのが偏頭痛で、痛みが軽くなるのが緊張性の頭痛です。
血流が良くなって脳の血管の炎症が酷くなると痛むし、皮下組織や筋肉が緩むと痛みが楽になりますから。
長く続く偏頭痛は医療機関に、緊張性なら整体など手技療法に問合してみて下さい。
動画でも解説しています。
てあて整体院
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Ateate@nifty.com
https://lin.ee/H5NyjYT
LINEから初診予約だと初診料無料
プリエで前腿に力が入ってしまう
大人バレエな皆さん
こんにちは。
ダンスやバレエに強い整体師
てあて整体院・荒木です。
前腿に力が入ってモリッとしてしまう。
先生によく注意される。
でもなかなか直らないという人。
いますよね。
前腿に力を入れないようにしよう、と思ってもなかなか出来ません。
そういう習慣になっていたり、前腿に力を入れなければプリエ出来ない使い方になっていたりします。
どちらかと言うと爪先を踏んでプリエしてませんか?
プリエの始まりで膝が内側に入りませんか?
お尻の力が抜けがちではありませんか?
普段、歩いている時、足首が曲がったままではありませんか?
普段、立っている時、膝を後ろに押して伸ばしていませんか?
これらの事が前腿に力が入らないとプリエしずらい理由、というか使い方になっている事があります。
前腿に力を入れないようにしよう、ではなく、上に書いた事をやらないようにしてみて下さい。
爪先でなく足裏全体に乗る。
プリエの始まりで膝は爪先方向に出す。
お尻や脚の後ろに力を入れる。(無理に爪先だけ広げない)
歩く時は足首を曲げ伸ばしして、ふくらはぎを使うようにする。
立っている時は、膝はゆるんだくらいの感覚で立ってみる。(鏡で確認)
そうすると、前腿に力を入れなくてもプリエ出来る準備が出来ます。
試してみて下さい。
てあて整体院ではダンスやバレエの故障や相談にも乗っています。
整体ではなく個人セッションというコースもあります。(40分5000円、60分7000円)
連絡待ってます。
てあて整体院
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Ateate@nifty.com
https://lin.ee/H5NyjYT
ダンス歴40年になりました。
それがどうした。
みたいな話ですね。
ダンスを始めて40年になりました。
始めたのが1984年5月で誕生日の後だったので、ちょうど今月で40年になります。
20代で始めて60代まで踊るとは、本当に全く思っていませんでした。
というか、想定の外だったので考えた事もなかったというのが正直な所です。
20代後半で始めて、40代で踊ってるのかなぁというのが当時の感じでした。
だって40だよ、もう踊ってないんじゃないかな、でも踊ってるのかな、いや、そんな人見た事ないし。
という感じでした。
それがなんと60代。
考えてみると信じられません。
でもそんな事あえて考えないので、信じられるも信じられないもありません。
ただ踊ってるってだけです。
せっかくなのでダンス歴書いておきます。
最初に始めたのはジャズダンスでした。
もうちょっと正確に言うとジャズバレエ。
リツコヒキタという先生に学びました。
きっかけは会社の同僚で、当時、ミュージカルのキャッツを観に行った後に、ダンスが好きなのか歌が好きなのかと聞かれ、ダンスかなぁというと、私の先生のクラスに来ない?と勧誘されました。
独立してダンスクラスを始めて1年程度で、生徒を募集していたというのと男性が少ないってのもあったかもしれません。
リツコ先生はジュンキョウヤ(後のエムザブロウ)先生の弟子で、ニューヨークのルイジやアルビンエイリーの流れを組むダンススタイルの方でした。
現代舞踊協会の年間新人賞を取られたりして、とても才能あるダンサーで振り付け家でした。
そこでダンスを始め翌年には試演会(発表会)に出演して、沼にハマり込みました。
数年すると生徒で自主的にパフォーマンスを打たないのは何故か!みたいな指導があり、仲間で小さなスタジオを借りて今で言うスタジオパフォーマンスのような小さな公演をするよになりました。
基本的な体の使い方を身につけるエクササイズが確立されていて、そこでのレッスンは今につながるものだったと思います。
ジャズダンスの動きにバレエのテクニックを入れて、最近のステップや振りなども、当時学んだものが源流にあるような印象でした。
30代に入ってバレエをスポーツクラブなどで学ぶようになりました。
ジャズダンスが上手くなりたかったら、バレエテクニックを身につけないとと言われた時代です。
最初は馴染めませんでしたが、美しい動きやテクニックを身につけていくのは楽しくもありました。
20代後半で学び始めて10年経たないうちに、リツコ先生が引退されてしまいました。
いろいろあったようですが、とても残念で、それにきっとこんなに才能がありダンスが好きな人が本当にやめてしまう事はないだろうと、他のダンススタジオやクラスには行かないようにして、スポーツクラブのジャズダンスに顔を出すようになりました。
こんなこと書くとちょっとアレなんですけど。
最初にスポーツクラブでジャズダンスレッスンを受けた後、指導していた先生が近寄って来て、どちらのスタジオでレッスンしてるんですか?プロの方ですよね?と聞かれました。
どうやらけっこう踊れたようです。
そんな事を言われた事は一度もなかったので、とても驚きました。
そうか、けっこう踊れるのか、とちょっと気分が良かったです。
でもまあ、しばらくしたらリツコ先生がきっと戻ってくるし、と思いながらスポクラのレッスンを続けました。
30代の半ばから後半にかけては、バレエとジャズダンスのレッスンを継続していました。
この頃は、友人がダンスの先生をやっていたので、そこの生徒さんたちの発表会の客演のようなことを何度かしていました。
機会をもらってその生徒さんたちに作品を作った事もあります。
また、この時期に一度だけダンスのコンペティションにも出た事があります。
板橋洋舞コンクール。
仲間うちでやっていたパフォーマンスで作った3分の作品です。
今でも悪くないなぁと思いますが、3分はなかなか発表の場がないですね。
30代後半から40代前半にかけては、そんな事を続けていましたが、42歳で個人的な環境が劇的に変わります。
会社を辞め独立して整体師になりました。
時間がかなり自由になります。
レッスンも会社員時代には行けなかった、平日の昼間のクラスなども行ける事になります。
また、自分の時間も自由になるので、声がかかって舞台に出たりもする事がありました。
この頃、どうやって調べたかは忘れましたが、ダンスシアター・ルーデンスという当時は岩淵多喜子さんと太田ゆかりさん主宰のダンスグループのレッスンに行くようになりました。
コンテンポラリーダンスを本格的に学び始めたのがこの頃です。
実は30代にも友人がアメリカで学んで来た、コンテンポラリーダンスのテクニックやレッスンを何度か受けた事はありましたが、継続して受けるようになったのはこの頃です。
フロアの動きや基本的な体の使い方など、今の体を作る基礎になっていると思います。
40代から50代にかけては、岩淵さん太田さんのレッスンで体を作り、たまに舞台にも出たりしていました。
40代半ばには知人がオーナー会員だったこともあり、彼女の作品で日本ジャズダンス芸術協会の公演に客演しました。
メルパルクホールの大舞台で5人だけの作品に出られたのは、とても思い出深い事でした。
そしてこの作品はジュンキョウヤ先生のオリジナル作品のオリジナルキャストになれた唯一の作品でもありました。
シアタールーデンスのレッスンに行くようになって、コンテンポラリーダンスが面白い事に気づき、というかまだ大丈夫なんだと思って、気になっているところにも行くようになりました。
神楽坂セッションハウスには30代の頃に一回だけバレエクラスを受けに行った事がありましたが、この頃から近藤良平さんのクラスに行くようになりました。
近藤さんのクラスはダンスをやった事がない人がみると、お遊戯に見えるかもしれません。
でも、体作りの部分はきちんとやって、コンテンポラリーダンスの面白さをより知る事が出来るようになりました。
この頃から松本大樹さんや平原慎太郎さんなどのクラスも受けるようになりました。
50代に入って自分の知らない人たちばかりのクラスにも出てみようと探して、いくつかのワークショップなどに参加しました。
中でカンパニーデラシネラの小野寺修二さんのワークショップにも参加しました。
これはダンスシアタールーデンスの主宰だったかと思います。
そこでは5日間でワークショップを続け、最終日に観客を入れてショーイング(パフォーマンスを見せる)をするものでした。
「甘えの構造」という題名で、今でも断続的に続いているワークショップではないかと思います。
デラシネラは演劇関係の方ならご存知と思いますが、無言劇のようなスタイルが多く、動きがコンテンポラリーダンス的なものもあり、身体性に富んだ作品の多い集団です。
ここでのワークショップ・レッスンは舞台に立つ時の考え方など、強く印象に残るものの多い時間でした。
この頃、ソロ作品を創ろうかと思い始めました。
それまではテクニックもないアマチュアに毛が生えたような自分が、ソロ作品なんておこがましい。
ソロ作品はきちんとしたテクニックを持ったダンサーにしか許されないと思っていました。
でも、コンテンポラリーダンスのさまざまな作品やダンサーや振付家や指導者に会ったり話をしたり見たりしていて、自分なりの表現が出来るんじゃないかと思い始めました。
幸い神楽坂セッションハウスでシアター21フェスという、誰でも参加出場出来るパフォーマンスの機会がありました。
全く始めてでしかも50代に入ったおっさんが、人前で踊るのってどうなの?と思う気持ちが正直とても強かったんですが、作品を作って出る事にしました。
一生は一回だし。
機会がもらえるならと、思っての事でした。
以来、数回にわたって作品を創り、参加させて頂いています。
また、50代後半にはそのセッションハウスや知人のスタジオでのパフォーマンスを見てくれたダンサーから声がかかり、現代舞踊協会の「時代を創る現代舞踊公演」にやはり客演として参加させて頂く事が出来ました。
この作品は2015年の時代を創る現代舞踊公演の奨励賞を頂く事になりました。
(「午後8時 ー男と女とピラニストー」池田素子作品)
これは本当に嬉しかったですね。
リハーサルも楽しかったし本番も楽しかった。
賞をいただいた事で再演できたのも良い経験でした。
60代に入っても踊りは続けています。
3年前には平原慎太郎さんのワークショップに出ていた事から、TOKYO2020(東京オリンピック)の開会式のダンサーとして参加する事も出来ました。
これは本当に他にはない経験でした。
いろいろあってリハーサルの期間が限られていて、秘密裏に進みましたが、あの暑い夏のことは忘れられません。
ちょっと長くなりました。
ま、40年ですからたまには仕方がないです。
最初にも書きましたが、この年齢まで踊っていることは、ダンスを始めた時には考えの外だったので、想定していませんでした。
だって60代です。
でも、今となっては辞める理由がありません。
痛みはつきものだし疲れるし、でも、レッスン後の爽快さは他にはないものです。
体が軽くなるとかそう言うことではないんですよね。
体の中の動きが円滑になるというか、流れが止まらないというか。
脚は重くなるし肩は凝るし膝も痛みが出ることが多いですが、どんなに疲れていてもレッスン後に行かなきゃ良かったと思ったことは一度もありません。
動けなくなるまでは続けるんだろうと思います。
当面の目標は70代でパフォーマンスする事です。
人前で。
※数日前、レッスンに行けない日が続いたので、整体スクールの中でインプロビゼーション(即興)の練習をしました。
音楽を流して振り付けなしで踊ります。
動画は小っ恥ずかしいので写真を数枚。

BDCのお婆さん DNAのお爺さん
題名を見て???ひょっとしてと思った方もいるかもしれません。
そうです。
BDCとはBroadwayDanceCenterのことで、DNAとはDanceNewAmsterdam(現在はGibney)のことです。
ニューヨークにあるダンススタジオで30代と50代にレッスンに行った事があります。
BDCには30代の時に行きました。
仕事半分でしたが平日の夜と日曜がお休みで、自分の時間として使わせてもらいました。
平日夜にはAlvinAileyAmericanDanceTheaterのスタジオに行き、10数名の黒人のダンサーと一緒にレッスンを受けました。
こちらのスタジオはその後に場所を替え、大きなビルになりましたが、そちらには行った事がありません。
で、BDCです。
日曜午後に行ったので、近隣の普通の方々が来ていました。
中に数人日本人のダンサーと思しき人たちも来てましたが、殆どはフツーの人たちでした。
男性が少なかったので、黒人のとてもスタイルの良い筋肉の綺麗な男性の後ろにポジションを取りましたが、彼がとにかく全然踊れないので驚きました。
黒人って何となくみんな踊れるようなイメージを持ってたんですけど、完全に偏見でしたね。
いろいろなヒトがいます。
中に細いお婆さんのような方がいました。
髪はショート(ベリーショートではない)めで白くカールしていて、白っぽいTシャツに短めのダンス(バレエ)用スカートを履いていました。
隣にポニーテールにした少女がいて、一緒に来ているのが分かりました。
先生はプロ中のプロのような方で、素晴らしく踊れるジャズダンサーでした。
クラスを受けているのも、プロのような方から全くの素人まで混ぜこぜに来ていました。
DNAには50代の時にカミさんと一緒に行きました。
ここが良いよと日本でリサーチしていて、カテティ・キングというこれも聞けば知っている人の多い先生のクラスを受けました。
このクラスの時は酷い時差ボケで、全く振りが入らず、前の列で立ち往生していたら、周りにいた近所のおばさんと思しき女性に、後ろに行けと目で強く指示されたのを覚えています。
可哀想に思ってくれたのか、カティティが同じクラスを受けていた日本人男性に、ナオキ!通訳してあげて!と言ってくれました。
通訳してくれても頭が全然覚えられなかったのが、とても残念でした。
ナオキさんという男性とは日本に帰ってから数回会いましたが、現在はミュージカルの舞台で活躍されている方でした。
(DNAで受けたスタジオの写真があったのでhttps://gibneydance.org/spaces/studio-e/)
レッスンが終わって更衣室に行ったら、ツィードのジャケットを羽織ったメガネのお爺さんがいました。
全然、英語なんて話せないくせに、何となく話しかけてしまって、必死で聞いていたら、その日は休みで週に一回レッスンに来ていて、隣の街で大学教授をやっているとのことでした。
BDCでもDNAでも当時の自分から考えると、かなり年配の方が来て一緒にレッスンを受けていました。
たぶんBDCのお婆さんは70代で、DNAのお爺さん教授は60代だったかなと思います。
日本ではあまり見ません。
いつ行ってもだいたい自分が最高齢です。
40代の頃からだから20年間はだいたいそうです。
最近になって大人バレエの世界では、60代70代の方も増えて来ているようです。
もっともっと色々なジャンルに我々の年配でも参加すれば良いのにと思います。
Luiji's Jazz Centreのフロントで(50代でした)
TimesSquare

” processing and tuning “
" processing and tuning "を観てきた。
ダンサー 仁田晶凱(にたあきよし)さん
ジャグラー 目黒陽介さん
小説家・デザイナー 山本浩貴さん
三人による公演でした。
素敵な作品でした。
仁田さんのダンスは以前”シシオドシ組曲”を観たが、その時の印象とは違い新鮮で不思議で安心で納得の時間空間でした。
シシオドシの時の仁田さんは洗練された体が作り出す美しく儚く力強い動きを全面的にコントロールしながら、現代音楽の生演奏で動いていました。
今回はダンス作品というジャンルからはみ出て、試みの世界観を見せてくれました。
仁田さんには演出意図があり、それが具体化されたんだろうと思う。
リハーサルは打ち合わせの時間が多く取られ、話し合いの中で少しずつピースが出来てきたような事をおっしゃっていました。
だから、三人三様の仕方で、それぞれの共通する今回の世界観や雰囲気や意図や方向に向かっていたように思います。
それとは別に私が感じたのは、今回の公演は、今の時代・現代を表象しているように感じました。
創ろうとして出来たのではないと思いますが、今までのダンスや劇やジャグリングや芝居や公演や作品を、意図的に分解し解体して、再構築していっているような印象を受けました。
それが端的に現れている部分もあり、また全体がそうなっているような気がしました。
似たようなアプローチの作品の”部分”は観た事がありましたが、全体を眺めてそれが思われる作品に出会ったのは始めてでした。
このスタイルとかこの演出とかこの構造と言えませんが、そういうアプローチが今の時代を見ているようでもありました。
完成されていると思われていたものが、実はそうでなくても成立する可能性がある。
今までとは違う組み合わせや取り合わせもあるみたいな事で、新しい業態や方法や制度が試行錯誤されている。
processing and tuning という題名がそれを表しているんだろうかと、終わってからグーグル翻訳で意味を知って思いました。
なんちゃって。
帰り道にいろいろ考えました。
考えながらニヤニヤ出来るのは、好きな作品で良い作品だなと思います。
仁田さんのダンスはやっぱり洗練されていてクリアで雑味がない。
格好良いなぁと思います。
目黒さんは声が素敵でした。
ジャグリングが本業との事でしたが、声の仕事もやってるのかと。
山本さんの紡ぎ出す言葉は、言葉の持っている意味だけでない世界を見せてくれました。
テキストが生身の人間と対峙していました。
4月14日までやっているそうです。
三鷹の駅から3分のSCOOLという場所です。
時間がある人は観ると良いですよ。
・processing and tuning >>> https://scool.jp/event/20240409/

年齢
今年で66歳になります。
今はまだ65歳ですけど、66歳になります。
書いていてとても不思議な感覚に襲われます。
66歳!
信じられん。
と咄嗟に思いますが、別に自分の体は今の自分の体だし、頭の中も別に今の自分の頭の中だし。
66歳という響きに驚いたりはしますが、信じられないと驚くほどではありません。
上手く説明出来ませんが、66歳だろうが30歳だろうが別にという気持ちです。
20歳の頃に思っていた60代とは随分違います。
もっと筋力は落ちて、ヨボヨボとまでは言いませんが、衰えているだろうと思っていました。
でも、衰えているのは間違いないんだろうけど、それを実感は出来ません。
ダンスレッスンをして動きにくくなっているのは、ダンスが下手になっただけだと思っています。
疲れが抜けないのは、きちんとケアしてないからだろうと思います。
筋力が落ちたと感じるのは、レッスン量が減っているからだと思います。
歳だから動きにくくなったとか
歳だから疲れが抜けないとか
歳だから筋力が落ちたとか
どうもそんな風には感じない。
そうなんだろうけど、感じないものは感じない。
たぶんこの感覚は70歳くらいまでそうなんだろうと思います。
70歳。
そりゃないよと思う気持ちもありますけど、きっとそうだろうと思います。
何書いてんだろう。
歳はあまり感じません。
筋力の低下やテクニックが下手になったとか、疲れが抜けにくい故障しやすいという事は感じます。
でもそれと年齢が繋がりません。
普通はどうなんでしょう。
踊る人のためのカラダの地図 WSやります。
昨年、好評をいただいた「踊る人のためのカラダの地図」」ワークショップをやります。
大人バレエや趣味のダンスをしている人
だけでなく、ダンサーやダンスを指導している先生も
カラダの地図を見直しましょう。
人は自分にとっての体の地図のようなものを頭の中に持っています。
体はこんな風になっている。
腕はここから動く、使う。
脚の付け根と言えばココ。
軸はこの辺りを通っている。
でもそれ、本当にそうだろうか。
外見から見た人の体と中にある骨や関節の位置はちょっと違います。
それに、腕や脚や胴体や肩や首や頭など、名前がついている場所と、実際の動きのユニットは違うかもしれません。
腕は肩から先の細長い部分についた名前ですけど、腕を動かす筋肉は胸の中心から始まっているし、骨も首の下から始まっています。
言葉に引きずられたり、見た目からの情報で、間違ったイメージが植えるけられているかもしれません。
それを見直すだけで動きが変わります。
びっくりすぐくらい違うかもしれません。
なるほどねぇってくらいの違いかもしれません。
でも違いは殆どの人にありました。
このワークショップを受けて、今よりも動きやすい体になって下さい。
アレクサンダーテクニーク教師歴10年、ダンス歴40年近くの荒木が解説します。
この内容は現代舞踊協会でも多くのダンサーに聞いてもらいました。
踊る人のためのカラダの地図
日時:4月21日(日)10:00-12:00場所:てあて整体スクール(西武池袋線大泉学園 8分)
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
料金:12,000円
問合:mail. teate@nifty.com
LINE. https://lin.ee/H5NyjYT




