セクシー田中さん
普段は地味なOLさんが夜になるとセクシーな衣装に身を包んでベリーダンスを踊る。
昨夜、始まったテレビ番組「セクシー田中さん」を見ました。
職場での印象と全く違うベリーダンサーとしての田中さん。
これからどうなっていくのか、どんな展開なのかは分かりませんが、楽しみにしています。
22年前、開業してしばらくは踊る整体師なんて自称していました。
ダンスに詳しい整体師が殆どいなかったということもあり、ダンサーやダンス愛好家が来やすいだろうと思ったからです。
最近はあまり言わないようになりました。
ダンス専門の整体院やトレーナーの方々も増えてきているというのもありますし、ダンス以外の人も見ているというのもあります。
それとちょっと年齢的に小っ恥ずかしいというのもあったりします。
でも、踊ってます。
60代になってまさか踊っているとは思いもよりませんでしたが、踊っています。
周りにも踊っている60代は沢山います。
男性はあまり見かけませんが、女性は60代になっても70代になっても続けている人が多いですね。
セクシー田中さん面白そうです。
主演の女優さんはバレエは昔やっていたそうですが、ベリーダンスは初めてとのこと。
でも、踊っているところはそうは見えません。
沢山見た訳ではありませんが、ちゃんとレッスンを受けて踊っているのが分かります。
整体院にもベリーダンスの方が何人もいらっしゃいます。
指導している人もいるし、趣味でやっている人もいます。
でも、趣味が趣味で終わらないのが、ダンスというやつですね。
趣味でやっているという女性は、普段は大きな会社でバリバリ仕事をしていますが、週末になるとベリーダンスのコンペティションに出たり、レストランのショーに出たりもしています。
舞台に出たりショーに出たりという、趣味ダンサーは男性ではあまり見ませんが、女性にはけっこういますね。
踊る整体師はまだ続けます。
数年前に一緒に作品を作った同年代の男性と、辞める理由がないよねと話たのを思い出します。
個人的な次の目標は70代で作品を作って発表する。(舞台に立つ)
ということです。
頑張ります。
というか楽しみます。
※アラフィフの舞台
※オーバー60のレッスン
大事をとって休む、と、ここは無理をしてでも頑張る、の間
難しいところなんですよね。
これはアラフィフからアラカンダンサーの皆さんと共有したい事です。
大人バレエや大人ジャズ、ソシアルダンス、ベリーダンス、フラダンスなどのダンサーの皆さんです。
あっもちろんコンテンポラリーダンサーも。
大丈夫だと思っていても体は変わっています。
昔から踊っている人なら分かってますよね。
分かっちゃいるけどやめられない、というのも分かっています。
20代30代くらいまでは故障してもなんとかなりました。
40代くらいから気をつけていても故障しそうになり、故障すると治りにくくなって来ます。
50代を超えてくると気をつけていても何かの弾みで故障します。
故障すると一定期間、完全に休まないと治らない。
だから、少しずつ先手をとって休むようになり始める。
アラフィフの頃は休むことと戦ったりして、出来るだけ休むのを先延ばしにしたりもします。
でも、アラカンともなるともう休みます。
あれちょっとヤバいという感じでも休んだりします。
だってその方が早く復帰できるから。
とは言え休んでばかりだと衰えます。
アラフィフを越えた頃から、筋肉の落ちが実感されるようになる。
筋肉は落ちているのに、動きはさほど変わっていないような錯覚にもなる。
それが、休むと途端に動きにも出てくるようになる。
筋力の落ちを昔よりも感じやすくなっているのかもしれません。
で、頑張る。
レッスンを増やしてみる。
とこれが意外に筋肉が付く。
少し張りがでたりもする。
意外にいけるもんだと思ったりする。
ここで問題が出てきます。
大事をとって休む。
ここは無理をしてでも頑張る。
この間で揺れるんですよね。
レッスンやトレーニングが増えると疲れる。
たまに筋肉痛のようにもなる。
そこで考えます。
これは大丈夫な痛みなのか?
それとも大丈夫じゃないやつなのか?
無理してでも頑張れば、また筋肉がついて動きやすくなったりする可能性もある。
でも無理をして続けて故障になってしまうこともある。
難しいんですよね。
解決策はありません。
自分の体と相談するしかない。
たまにしか相談しないと、どんな状態なのかが分からない。
だから日々、体の声を聞く。
どうなっているか観察する。
そうやってそろりそろり、続けていくしかありません。
ま、あまり無理はしないように。
と言って休んでばかりいると、すぐに衰えてしまうのも事実です。
シミーのやりかた
シミー
聞いたことありますか?
ジミーちゃんじゃありませんよ。
シミーです。
ベリーダンスの動きのひとつです。
腰から下や胸を細かく振動させる動きのことです。
荒木が自分でやる訳ではありませんが、この動きが苦手でナントカナラナイカと相談に来る方がいます。
アレクサンダー・テクニーク教師としてだけでなく、ダンス歴35年の整体師としても聞かれているようです。
シミーの動きはプロダンサーが動いているのを見ていると、筋力を使って動いているようには見えません。
もちろん体を動かしているので筋力は使っています。
でも、ことさら使っているようではない。
イメージとしては体の中にある動き・ムーブメントを筋肉で止めないようにして、なおかつ増幅させている印象です。
やっている人にはそうそうそんな感じと言われることもあります。
ではどうやってそんなことをするのか。
何かをしないと言うのは意外に難しいものです。
アレクサンダー教師としてはそこを扱ってはいますが、なかなか簡単ではない。
でもやることは簡単です。
やってることをやらないだけなんですから。
何か出来ない動きをするのではなく、入っている力を入れない。
だから新しく何かをやる訳ではない。
と言われてもねぇ。(笑)
シミーの人には首の付根の力を観察してもらいます。
首の一番上の骨と頭の間の関節(両耳の奥あたり)あたりがかたまっていないか。
先ずはそれを観察。
ぐっと力が入っていたらそこをやめてみる。
先ずはそれです。
それがもし出来たら、首の付根の力を抜いたまま、小さく小さく軽く軽くシミーの動きをしてもらいます。
もう本当にテキトウに軽く軽く。
首の付根の力を抜いたまままです。
それが始まりだと思っています。
紆余曲折はありますが、そこから始まって動きを大きくしていくようにします。
元々、体の中は止まっていません。
関節は固まっていることはなく、微妙な動きがあります。
生きているならね。
それを感じられるようになったり、それを知るようになったり、そうだったのかと気づくようになると、変わってくることがあります。
今までと体の立たせ方が変わったりします。
体はこういう形のものではなくて、ユラユラ揺れながらおよそこういう形に見えている。
そんな感じです。
今日来たシミーなダンサーは、わわわわわわわわっ!全っっぜん感じが違う。
これは何!?
なんて言ってました。
動きは似てますが、質が違うので違う感じがするようです。
シミー
美しい動きですね。