ボディマッピング(体の地図)は解剖学を教える事が目的ではありません。
てあて整体スクールには「体の地図」という授業があります。
アレクサンダーテクニークの授業と合わせて、他校にはない授業だと思います。
患者さんに体の使い方を教える時に、体の地図(ボディマッピング)は使える方法です。
多くのボディワーカーもボディマッピングを使います。
外見から見える体の形や仕組みと、実際の骨格や筋肉とは少し違います。
その違いが体の使い方に影響を与えている事があります。
その誤解を解き、体の仕組みを再確認する事で、今までとは違った体の使い方になる事を期待しているのがボディマッピングです。
もちろん、使いやすくなる事が目的ですが、仕組みを知る事で、体に対する認識を変える事が目的です。
足部を見て見ましょう。
スネの骨の真下にかかとはありません。
かかとはクルブシから斜め後ろに降りています。
スネの骨の真下にはかかとではなく、空間があります。
脚の骨は宙に浮いているような位置関係にあります。
これを知ったり再確認したりする事で、今までかかと重心だった人の重心が変わる事があります。
重心が後ろだからもう少し前にしましょうという指導だと、知らないうちに”いつも”と同じ後ろ重心に戻ってしまいますが。
かかとはくるぶしよりも斜め後ろにある、脚の真下は浮いている、という認識に変わると、知らず知らずに体の使い方が変わる、という事があります。
姿勢や重心は”いつも”の事ですから、”いつも”気を付けるのは難しい。
でも、認識が変わるい事で、意識的ではない無意識の体の使い方が変わる、ことがあります。
ボディマッピングのやり方は人それぞれです。
相手によって変わることもあると思います。
イラストを使ったり、手で触れたり、実際に動かして見たりします。
それを考えるのも、整体師やボディワーカーの醍醐味の一つです。
股関節は前にあるのか後ろにあるのか。
アレクサンダーテクニーク・グループレッスンで股関節のボディマッピングでした。
股関節ってどこにある?
ダンスをしている人や解剖学を学んだ事のある人ならともかく、股関節の場所を考えた事のある人は稀です。
気にした事はあまりないというのが普通だと思います。
まあ、だいだいこんなとこだろう、股関節って言えばココかな、くらいのものだと思います。
問題がなければそれで良いと思います。
わざわざ股関節のことを考えながら生きていく必要もありません。
歩くとちょっと股関節辺りが引っかかる。
股関節辺りが痛い。
なんだか脚を動かすのが大変になって来た。
そういう時は股関節ってどこかなと考えてみたり感じてみると良いと思います。
股関節は股(また)関節と書くくらいだから、股=前にあるとなんとなくのイメージがある人が多いと思います。
ところが英語では" Hop Joint "といいます。
直訳するとお尻の関節ですね。
お尻と言えば、前というより後ろ気味に感じます。
日本人の股関節は前のイメージで、英語を話す人たちの股関節(HipJoint)は後ろのイメージ。
ちょっと不思議です。
そこを動かすと考えた時、前のイメージの関節を動かすのと、後ろのイメージの関節を動かすのとでは、ずいぶん違う感じがします。
グループレッスンにダンサーでダンスの先生をやっている方が参加されてましたが、目を見開いてそりゃずいぶん違うああぁそうかと頷いておられました。
でもよく見ると、股関節の臼蓋側は前でも後ろでもなく横に開いています。
その横に開いた臼蓋に大腿骨の骨頭が斜め横から入っています。
こんな感じです。
そして太ももの骨(大腿骨)の上部は、太ももの外側から曲がった部分(大腿骨頸部)があり、横から臼蓋に入っています。
骨の頭はツルツルで氷の何倍も滑りやすい状態になっています。
太ももの付け根の内側は、骨だけで考えれば大きな隙間になっています。
股関節は鼠蹊部の中心辺りの、横に向いた臼蓋に、太ももの骨が斜め横から入って、ツルッツルの骨頭が滑るように動く関節です。
それをイメージするだけでも、少し動きやすくなるかもしれません。
背骨はどこにあるのか 〜 ボディマッピングの話
背骨はどこにあるのか。
多くの人は背骨というと、首の下(付け根)から腰あたりまでの胴体の背中側にある骨、と感じていたり思っていたりすると思います。
もちろん、違う違う、背骨と言えば頭の中心から骨盤の下までつながる、一連の骨のことだと知っている人もいると思います。
そうです。
背骨は脊柱の俗称で、頚椎(=首の骨)・胸椎(=胸の骨)・腰椎(=腰の骨)・仙骨(=骨盤の真ん中の骨)・尾骨(しっぽ)という、沢山の骨で出来ているものです。
頚椎はだいたい両耳の中間(頭の真ん中あたり)から始まって7つ。
胸椎は首の付け根の下から腰の骨の上までで12個。
腰椎は腰の前(お腹の真ん中あたり)を通って骨盤につながる5個。
仙骨は骨盤の真ん中にある骨で、元々は仙椎という5つの骨が繋がっって癒着して一つの骨になったもの。
尾骨は仙骨の下につながる小さな骨で、3つから5つくらい(人によって違う)あるものです。
床に仰向け(上向)に寝てみて下さい。
床にくっついている触れているのは体のどこでしょう。
背骨がくっついている、と思っているかもしれません。
でも実際に上向に寝てみると、床とくっついているのは背中にある筋肉だったり、肩甲骨の上に乗っている筋肉や皮膚だったりします。
背骨が直接触れることはありません。
確かに中心にある背骨のようなものが、調節ふれているように感じる人もいるかもしれませんが、骨は背中に露出していないので、厳密にいうと骨の上にかぶさっている人体や筋膜や皮下組織や皮膚の上の洋服がくっついています。
直接はくっついていない。
床に背骨はくっついていません。
床よりも少し上の体の中を背骨(脊柱)は通っています。
床に上向に寝て、イメージしてみて下さい。
背骨は床よりも天井側の、体の中心近くを通っている。
場所は頭の中心から骨盤の真ん中の下くらいまで繋がっている。
いつもと違いますか?
いつもと違う人が多いと思います。
いつもはもっと後ろにあると感じたり考えたりイメージしたりしていると思います。
そのイメージが変わると、体の使い方は勝手に変わります。
変えようと思わなくても変わる。
そういうことを期待して話をしたり動かしたりしているのが、ボディマッピングです。

言葉が体の使い方に与える影響について考えている事
腕と胴体という言葉があります。
腕は胴体から出ている肩より外にある細くなった部分で、四つ脚動物なら前脚にあたる部分です。
胴体は首の下と脚の間の体の幹の部分で、四つ脚動物の前脚と後脚ではない部分です。
見れば分かるし。
腕と胴体と別の名前がついて区別されいてるので分かって当たり前。
と思われますよね。
では腕を動かす時には、腕が動くのか。
変な書き方ですみません。
腕を動かす時に、腕だけが動くのか、腕だけで動くのか。
という話です。
腕だけで動いているように見えます。
胴体は動かさなくても、腕だけが動く感じ。
体は筋肉で動きます。
筋肉は骨と骨を繋いでいます。
関節をまたいで骨と骨をつないでいる筋肉が縮むと、関節のところが曲がって、骨と骨が近づきます。
例えば膝を伸ばす動きは、太ももと脛(スネ)の骨が膝の前で筋肉で繋がっていて、その筋肉が縮む事で、太ももの前と脛の前が近づいて、曲がっている膝が伸びます。
面倒な書き方ですみません。
ちょっとイメージしてみて下さい。
膝だけが動いている訳でも、脛の骨だけが伸びてくる訳でもありません。
でも、膝を伸ばす動きは、脛の側だけが動いているし、腕を動かす時は腕だけが動いているように見えます。
そうすると、脛だけで動かそうとしたり、腕だけを動かそうとしたりする可能性があります。
筋肉はその手前からあるので、手前の筋肉を意識してあげるともっと楽に動くかもしれません。
クラシックバレエではよく腕を動かす時に、胸の中心からとか背中の中心からと言われます。
そんな訳ないだろうと思いながら、腕だけでなく胸も動いているように使ったりします。
でも、実際は腕を動かす筋肉は、胸の中心から始まっているし、背中側は背骨から始まっているので、胸の中心や背骨から動いています。
先生の言っている事は解剖学的に正しい。
でも、生徒の側からすれば、先生は感覚的な事をイメージで言っていると思ったりする。
難しいところです。
外から見た体の形と、体の中の仕組みは違う事があります。
手の指の第三関節は、手のひらにある感情線と頭脳線にあって、そこから曲がります。
でも、そこは手のひらで指には見えない部分です。
こういう話をボディマッピングなどと言います。
整体師やセラピストは単に解剖学の話をしている訳ではなく、体を楽に使ってもらいたいのでしている話です。
背骨はどこからどこまでだと思いますか?
背骨というとどこを思い浮かべますか。
何となく首の付け根から腰の少し上まで、と思っている人が多いんじゃないかと思います。
胴体のお尻から上が背骨または背中というイメージ。
実際は頭の中心くらいから骨盤の下までが背骨=脊柱と呼ばれる部分です。
ええっ!
ですかね。
そうだと思います。
普通は背骨とか背中というと、上半身の上の方って感じだと思います。
整体やセラピーを学んでいる人でも医療関係の人でも、脊柱=背骨が頭の真ん中位から骨盤の中までということは、”頭”では知っています。
でも、体感としては、そうじゃないんじゃないでしょうか。
何となく背骨というと、背中の上の方をイメージしている事があると思います。
頭の中心から骨盤の中心までを、人つながりの構造体として認識したり使ったりしているのは珍しいんじゃないか。
それくらいイメージって歪んでいる事があります。
人は目から入る情報に大きく影響されます。
見た目というやつですね。
首と言えば、顎から喉元あたりをイメージする人が多いでしょう。
手の指と言えば、手の平から生えている細い部分だと思います。
腕は胴体から外に出ている細くなった部分。
そう見えるし、そういう名前がついています。
見えているものに名前をつけるんだから、そうなって当然です。
でも、実際は違う事が殆どです。
首の骨は頭の中心まで繋がっているし、手の指は手の平の中まで別々に動くように出来ている。
腕=上肢帯は骨格的には鎖骨から始まるし、腕の部分を動かす筋肉は大胸筋や僧帽筋や広背筋を考えれば、上半身の殆どは腕を動かす機能があります。
目からの情報や言葉による情報や思い込みで、動くところを動かさなかったり、逆に動かないところを動かすようにしてみたり。
そうしていると、上手に体が使えなくなってしまいます。
ボディマッピング(体の地図)と言う、外から見た形と体の中の仕組みや構造を確認して、そのズレを直そうという方法があります。
クラシックバレエやさまざまなダンスをする人たち、ピアノやバイオリンやさまざまな楽器を演奏する人が、最近は取り入れています。
アレクサンダーテクニークや整体でもそんな方法を使います。
(てあて整体スクールの授業にも取り入れています。)
上手く体が動かない時は、骨や筋肉を確認してみると良いと思います。
整体師やセラピストはそれを知ってるだけじゃなく、体感して解説出来るようにしておく必要があります。
顔を横に向ける動きは、剣玉の玉を回すイメージで
ボディマッピングという方法があります。
体の使い方を教えたり、上手く動けないような時に、体の仕組みを知ってもらう事で、動きを改善してもらうための方法です。
体の構造を知ってもらう事で、動く場所を、動きやすく、動かせるようになってもらうことが出来ます。
解剖学をそのまま話をするのが、解剖学を勉強した者としては教えやすいと思います。
例えば下図のようなイラストを見てもらって、頭(頭蓋骨)と首(頸椎)の間の関節は、頭の中心近く・両耳をつないだ辺りだと説明出来ます。
でも、ちょっとイメージしずらい人もいます。
そんな時は別のイメージの話をします。
表題に書いたみたいに、顔を横に向ける動きは、剣玉の玉を回すイメージで、みたいな言い方です。
えっ?みたいになる事もありますが、頭蓋骨のイラストよりも剣玉の方が身近で、ちょっとイメージしやすい人もいます。
そして、剣玉の剣先と玉の関係は、頭蓋骨と頸椎の関係にとても似ています。
同じではありませんが似ていて、動く位置は近い。
普段のイメージが、頭(顔)の後ろに首がある、と思っているような人には、イメージが大きく変わって、首の動きが劇的に変わる人もいます。
こんな感じですね。
患者さんとの話で、例え話はとても大切です。
いつもいろいろ考えて、たまに思いつくと嬉しくなったりします。
孤独のグルメと頭の形
年末に一挙放送していたテレビ番組、「孤独のグルメ」をずっと見ていました。
能登のことを取り上げていましたが、ことさらに何かを訴える訳ではなく、静かにとても面白い番組になっていたと思います。
ところで「孤独のグルメ」と言えば、松重豊さん扮する井の頭五郎さんが食事をするシーンです。
あのシーンを見ていて毎回思うことがあります。
ああ、やっぱり頭は頬骨から下だよなぁ。
松重さんは本当に美味しそうに、どんどん食べ物を頬張っては食べて行きます。
その時、口が動いて食べ物を噛んでいます。
その映像を見るたび、頬骨から下の顎の部分が動いているのが本当によくわかります。
頭は卵を寝かせたような、横長の卵形です。
顔は縦長の卵形ですが、頭は横に寝かせた卵形。
頚椎(けいつい)と呼ばれる首の骨は、両耳を繋いだ中心あたりまで来ています。
つまり、頬骨から上くらいが頭ということになります。
頭を左右に動かしている時に動いているのは、両耳をつないだ中心あたりの首の骨(頚椎)と頭の骨が関節している部分です。
それが本当に良くわかる。
職業病ですかね。
テレビを見ていてもそんなことを観察してしまいます。
今度、見たらちょっと気にして観察してみて下さい。
面白いですよ。
とくに、井之頭五郎の時の松重さんは良く分かります。
頭と顔の部分を骨で見るとこんな感じです。

募集中のセミナー・ワークショップについて
年末年始のセミナーワークショップのお知らせです。
この機会にスキルアップしたり自分と向き合って下さい。
姿勢とカラダの地図 ワークショップ【12月28日】
12月28日(土)10:00−12:00
姿勢をテーマにカラダの地図(ボディマッピング)をするワークショップです。
姿勢が気になる方はどうぞ。
指針整体 無料体験会【12月29.30.31日】
12月29,30,31日10:00−12:00
指針整体の無料体験会を行います。
整体スクールを探している人は、この力を使わない指針整体を体験してから考えましょう。
”座る”ワークショップ 【1月4日】
1月4日(土)14:00ー15:30
座る事に絞ったワークショップです。
楽に座る事が出来れば、姿勢や自分の使い方にも気づく事がたくさんあります。
今回は初めてなのでモニター価格で募集しています。
コア・ストレッチ 【1月10日】
1月10日(金)18:30ー19:30
久しぶりのコア・ストレッチ教室です。
床の上でゴロゴロしながら背骨や肩関節・股関節を緩めましょう。
アレクサンダー・テクニーク グループレッスン 【東京 第一日曜】
1月12日(日)10:00ー12:00
毎月やっているATグループレッスンです。
1月のテーマは「アレクサンダーさんの発見」と「頭と首のボディマッピング」。
初めての方やこれからやってみたい方にはちょうど良いタイミングです。
クラニオ入門講座 @東京 【1月26日】
1月26日(日)14:00−17:00
クラニオ(頭蓋仙骨療法)の入門講座です。
この講座で頭・胸腔・腹腔・骨盤・仙腸関節の調整法を学びます。

姿勢とカラダの地図 ワークショップ
年末に「姿勢とカラダの地図」のワークショップを開催します。
整体師でアレクサンダーテクニーク教師の荒木にしか出来ないワークショップです。
オリジナルテキストを使い、姿勢をテーマに体の地図(ボディマップ)を確認して行きます。
姿勢は生まれつきだとか遺伝だとか。
猫背や姿勢の悪さは治らないと思っている人がいます。
でも、自分の姿勢を作っているのは自分です。
生まれてから親や兄弟や沢山の人を見て作られて来たのが姿勢です。
性格が関係している事もあります。
今の姿勢の原因を知り、自分の姿勢を見直すのに、自分の体の中がどうなっているのか知るのも一つの方法です。
体の中の仕組みと外から見た形の違いを確認する事で、姿勢を作る土台となっている設計図の見直しをします。
アレクサンダーテクニークの考え方も取り入れて、ワークをして行きます。
頭の形は縦長なのか横長なのか。
首は顎の下からなのか。
腕が動くのはどこからなのか。
股関節は上半身の下に繋がっているのか。
姿勢に関係する部位を、イラストを見たり、触れたり動かしたりして確認します。
姿勢が気になる人だけでなく、体の仕組みを知りたい人も来て下さい。
年内最後のワークショップです。
お待ちしています。
姿勢とカラダの地図
日時:12月28日(土)10:00ー12:00場所:てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
料金:12,000円(当日清算)
定員:6名
問合申込フォーム:
アレクサンダーテクニーク 10月のグループレッスン
こんにちは。
毎月やっているアレクサンダーテクニーク・グループレッスンの日程について、10月のお知らせをします。
アレクサンダーテクニーク・グループレッスン
日時:10月13日(日)10:00ー12:00場所:てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
料金:3,000円
問合:teate@nifty.com
https://lin.ee/H5NyjYT
今年は毎月テーマを決めて開催しています。
10月のテーマは「腕のマッピング」「体の中からのサポート」です。
マッピングはボディマッピングとも体の地図とも言いますが、簡単な解剖学を使って体のイメージを再確認する事です。
いつもと認識が変わると、体の動きや使い方が変わる事があります。
スムーズに楽に動けるようになったりします。
体の中からのサポートは、アレクサンダーテクニークで言うディレクションに似た感覚を感じてみるワークです。
カナダのアレクサンダー教師でピラティスインストラクターの、スーザン・シンクレアさんのやっているワークで、荒木も好きで体の確認に使う事があります。
誰でも参加出来ます。
全く初めての方も問合下さい。




