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大人のポアント(トウシューズ)

読了までの目安時間:約 4分

大人バレエ、大人リーナのポアント(トウシューズ)について。

バレエをしている大人の患者さんが多くいるので、ポアントについても話を聞きます。
15年くらい前と比べると、圧倒的に履く人が増えている印象です。
大人クラスが増えている事や、大人のバレエ人口が増えている事も影響していると思います。
全くバレエをした事がない人からすると、50代60代になってポアントを履くものなの?と疑問があるかもしれません。
逆に普通はポアントを履くものだと思っている人もいるのかもしれません。
ダンスの故障をたくさん見てきた整体師として、また40年ほどダンスを続けている60代のものとして、考えているところを書いておきます。

幾つになってもポアントシューズを履くのは良いと思います。
ただ、状況は知っておく必要があると思います。

ポアントはとても特殊な靴です。
ポアントは点だし、トウシューズのトウは爪先って意味ですね。
普段、普通は足裏全体を地面につけるような、少なくとも足指の付け根まではつけるような靴を履いて、日常生活をしています。
それが足の指先・つま先だけがつくような靴(ポアント=トウシューズ)を履いて立つ事になります。
正直言って変です。
そして特殊と言うよりは異常です。
そんなもの履かなくても生活出来ます。
だから普段は履かないようにしています。
でも履く。
その方が美しく見えるから。

履くにはやはり条件があると思います。
先ず筋力です。
爪先で立って、体をキープ出来る、脚を操作出来るだけの筋力です。
そして技術です。
爪先で立って、腕や脚を自由に動かす事の出来る技術です。
それがあるのが前提で条件だと思います。

でも、筋力も技術もないのに履いている人がいるように思います。
それはダメなのか?
難しいところです。
大人バレエや大人リーナの場合は、目的が何かと言うことがあると思います。
ポアントで立つ事が目的なら、それはそれで履いても良いのかもしれません。
ただし。

筋力がなければ、履けても立てない。
技術がなければ、履けても動けない。

と言うことになります。
そして無理をすると故障や怪我につながります。
そこを分かっておく必要があります。
自分には立てる筋力があるのか、ポアントで体を動かす技術があるのか。
ポアントを履いた時と、バレエシューズを履いた時の、筋力や技術は違っているようで、全く違っている訳ではありません。

ターンアウトをし。
脚の内側や後ろを使い。
ルルベは高く。
指先まで使って。

バーでやっている、一つ一つのパ(動き)がきちんと出来ているか。
その時その筋肉が使えているか。
というのがポイントになってくると思います。
その上で関節の可動域(一般に柔らかさと言われるもの)も必要です。
特に股関節の可動域がある程度以上ないと、ポアントでは立ちずらいことがあると思います。
なかなか大変だと思います。
でも、ポアント履きたいという気持ちがあるなら、頑張っても良いと思います。

ただし、自分の状態をよく知っておかないと、故障や怪我につながるので慎重にと思います。
それでももし故障したら、てあて整体院に来て下さい。
体のケアだけでなく、使い方も教えます。

ballerina2

トウシューズは何歳から履くべきか。

読了までの目安時間:約 3分

トウシューズ、ポアントとも言います。
お子さんがバレエを始めるといつかは履いてみたいと憧れるあの靴です。
爪先立ちをするために必要な靴ですが、最近はかなり低い年齢で履かせる教室があると聞いています。
いろいろな事情があることは分かります。
ただ、やっぱり考えておかなければいけないこともあります。

国際ダンス医科学学会が2009年に出したガイドライン(指針)があり、要約するとこんな感じです。
https://iadms.org/media/4698/iadms-resource-paper-guidelines-for-initiating-pointe-training-japanese.pdf
***************************************
生徒の筋骨格などの体の状況や練習状況などを注意深く評価し、必要条件を満たしていること。
その上で8歳かそれ以降にバレエを始めて少なくとも週2回以上のレッスンを受けていること。
バレエを始めて4年目にトウシューズの練習を始めるべき。
(ガイドラインには『決して12歳以下ではないこと。』ともあります。)
***************************************

そしてこんなことも書いてあります。

***************************************
体幹の安定性が弱く、足と足首が柔軟すぎる生徒は、安全にトウシューズの練習を始めるために更なる筋力トレーニングが必要でしょう。
バレエのレッスンを週に1 回だけ受けている、あるいはプロを目指して練習していない生徒には、トウシューズの練習を思いとどまらせるべきです。
また足関節底屈動作の可動域が小さく、脚のアライメント問題を抱えている生徒には、トウシューズを履くことを許すべきではありません。
***************************************

荒木が調べたことと合わせ以前に書いたブログがあります。
それぞれに考えてもらいたいと思います。

https://teate.co.jp/whypoint12

バレエでは足首は元々伸びています。

読了までの目安時間:約 3分

特に大人からバレエを始めた方へのアドバイスです。
ターンアウトがないとバレエにはならないし見えないという話を書きました。
( ターンアウトがないとバレエにはなりません >>> )
同様に足首と爪先は伸びていないと、バレエにはならないしバレエには見えません。
ターンアウトもそうですが、足首を伸ばすのは前提で、だから足首を伸ばさない時には指示があります。
足首は元々伸びている、初期値でデフォルトです。

指示がなければ足首も爪先も伸びているもの、というのがバレエの前提です。

だから足首はいつ伸ばすのか?という質問には意味がありません。
いつも伸びているもの、元々伸びているものだからです。
元々伸びている足首や爪先をいつ伸ばすのか?という質問がおかしいのは分かりますよね。
足首は元々伸びている。
それがバレエです。
でも1番でも5番でも立っているときには、足首が曲がって踵がフロアについています。
これはどういうこと?
だから、床を踏みなさい、という指示があります。
床を踏むので踵が床に着き、足首が曲がることになります。

元々伸びている足首を、床を踏んで1番に立っているところから、前に脚を出していくとどうなるか。
踵が少し上がり足首が少しずつ伸びていきます。
足指も元々伸びていますが、床を押しているので、足指の関節は最後になって伸びることになります。
脚が十分に前に出たら(タンデュ)、足首は元に戻って伸びた状態になります。
ジャンプでも同じ、パッセでもクペでも同じです。

足首は元々伸びている、立つポジションではフロアを押すことで踵がフロアに着く。
脚を動かしてフロアから浮くような位置に来ると、足首は元々の伸びた状態に戻っていく。
そう考えて使うと、足首の曲げ伸ばしをしているという感覚はなくなるかもしれません。
動画では見え方なども解説しています。


ターンアウトがないとバレエにはなりません。

読了までの目安時間:約 3分

ターンアウトがなければバレエになりません。
逆に言えばターンアウトがあればバレエになる、可能性があります。
なければ可能性がなくなるということです。
ポアントもそうです。
爪先が伸びていなければバレエになりません。
ターンアウトとポアントに共通しているのは、それをしない時には指示があると言う事です。

指示をされなければ、最初からそうなっているはずのことです。

今日はターンアウトについての話。
バレエの動きはターンアウトの上に成り立っています。
振り付けなどでターンアウトしない場合は、ターンインなどの指示が出ます。
歩く時もシャセする時もジャンプの時もススの時も。
ターンアウトが前提です。
だからいつターンアウトするのかという質問はありません。
事前に最初からそうなっている”はず”のものですから。

1番に立つ時、ターンアウトが前提ですから、踵は内側に、爪先は外側に向きます。( ターンアウトは踵を内側にする運動です >>>
そこからドゥバン(前)に脚を出す時、最初に動くのは踵です。
ターンアウトが前提なので、脚を前に出す時も脚はターンアウトしながら前に出て行きます。
だから踵が動くことになる。
爪先が先に前に向かって、後から踵が前に出て行くのは、ターンアウトが消えてしまった時です。

アラセゴン(横)やドゥバン(前)に脚が出て行く時も、ターンアウトが前提です。
ターンアウトはだから、バレエのレッスンやリハーサルではデフォルト(初期設定地)でアプリオリ(先天的)なようなものです。
逆に最初にも書いた通り、ターンアウトされた脚が前に出たり横に出ていればバレエに見えますが、ターンアウトしていない脚が前や横に出たとしたら、どんなに高く上がっていてもバレエにはなりません。
膝が天井を向いたままドゥバン(前)に上がった脚が目の前に来ても、膝が前を向いたままアラセゴン(横)に上がった脚が90度以上になっていても、バレエにはならないしバレエには見えません。
45度しか上がらなくても、ターンアウトした脚はバレエの脚です。
バレエの脚があれば、バレエダンサーです。

脚を高く上げる必要がない訳ではありません。
高く上がる脚は憧れだし、見ていて綺麗です。
ただ、バレエをやりたいのであれば、ターンアウトが先です。
特に大人になってからバレエを始めた方は、脚を上げたい気持ちが先になることもありますが、先ずはターンアウト。
ターンアウトがなければバレエにはなりません。
そして、ターンアウトは見た目だけでなく、バレエの動きにとってはとても機能的な使い方でもあります。
そこをマスターし身につけることが近道だったりするかもしれません。


今年の人気投稿ベスト10 10位→6位

読了までの目安時間:約 3分

今年もあとわずかになりました。
だいたい毎日ブログを更新して来ましたが、人気のある投稿とそうでもない投稿がありました。
そこで今年のベスト10を紹介したいと思います。
なかなか面白いラインナップです。


10位 引き上げと胸を開かないこと >>>
バレエ関係の投稿です。
「引き上げ」と言われてやっていることが、実は引き上げになっていないって話。

9位 失敗する整体師の共通項 >>>
整体師や開業に関する投稿です。
失敗する整体師について書いています。

8位 バレエの靴問題 >>>
バレエシューズやポアント(トウ)シューズの話ではなく、バレエをしている人が普段に履く靴の話です。
履きやすいからと履く靴が良い靴かどうか。

7位 指導者の責任と基本の大切さ >>>
最近の投稿です。
バレエの発表会を見に行って、いろいろと考えさせられました。

6位 ルルベが立てないとか外反母趾とか >>>
これもバレエ関係の投稿でした。
ルルベとは爪先立ちのこと。
爪先立ちができにくいのと外反母趾に関係があるって話です。


バレエやダンス関係の投稿が人気ですね。
気にしている人や情報を集めている人が多いと言うことでしょうか。
でも整体関係の話もありました。
これから開業しようかどうしよう、なんて人が読んでくれたらと思います。

ベスト5は明日以降にお知らせします。




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