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ダンスを上手く踊るために

読了までの目安時間:約 4分

年末だし、ちょっと大袈裟な事を考えてみたいと。

ダンスを上手く踊るためにやっている事、考えている事、気をつけている事。

普段、レッスンをしていく中で考えているのは、可動域と筋肉の柔軟性です。
年齢も年齢なので、そこが今は一番気になります。
60代です。
男性では珍しいかもしれない年齢です。
可動域と筋肉の柔軟性は確実に失われます。
どんどん減っていくという訳でもありません。
真面目に毎日やっていればそんな事はないんでしょうが、週に数回レッスンをしているくらいなので、60オーバーくらいからは減ってくなぁという実感があります。
いや、50代からだったかもしれません。

可動域は関節の可動域のことですが、問題は骨ではなく関節周りの筋肉や靭帯や筋膜などの組織です。
ぎゅうぎゅう引っ張ったってすぐに柔らかく可動域が広がる訳ではありません。
準備が必要ですね。
出来ればということですが、睡眠時間の確保、湯船に浸かる、アルコールを抜く、毎日少しずつは体を動かす。
などが準備です。
その上でストレッチをする前に、関節の周りの筋肉などを温めるウォームアップが必要です。
歩いたり、足上げしたり、少しずつ動かしながら緩めていきます。
そしてストレッチ。
これもすぐに伸びる訳ではないので、少しずつ伸ばしていきます。

これらのことは可動域だけの問題ではなく、筋肉の柔軟性にも関係しますね。
だから、結局準備が大切で急にやらないようにするってことでしょうか。

では、レッスン中や舞台本番・パフォーマンス時に考えている事は。

自分を分かって踊るって事でしょうか。
自分を分かるというのは、自分がどうなっているのか分かっているという事です。
踊っていて気持ち良くなってしまうのではなく、自分の体の中がどんな状態か分かっているという事です。
瞬間瞬間を全てコントロールしている訳ではありません。
ただ、どの瞬間も自分を忘れない。
自分の感覚がある。
どこが緊張していて、どこが脱力していて、どこが伸びていて。
伸び方や緊張の仕方はどんな感じなのか。
腕を前に伸ばしている時に、後ろの脚がどうなっているか、軸足のどこに乗っていて筋肉を使っているか。
そんなに細かく分かっているという事ではなく、それが見えているというような感じですかね。
なんとなく見えている。
見えていない部分が出来るだけ少ないように。
そこを大切にしています。

分かったような分からないような話でしょうか。
それとも分かるぅ!って話なんでしょうか。

出来てても出来てなくても、それが分かるって事は大切だと思います。
それがあれば自分としては上手くなる前提が出来たと思っています。
その上で上手くなるためには、上手いと自分が思っている人を良く見る事です。
そして自分の動きとの違い、形の違いを、自覚する事です。
そしてそれを近づけていく。
というか真似する。
その上で真似でない自分動きとして感じる。
みたいな事かなと思います。

一生懸命レッスンしているのに上手くならない時どうするか。 【大人バレエ】

読了までの目安時間:約 4分

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一生懸命やって上手くいかない時は、一生懸命にはやらないという方法がある。
夢中になると上手くいかない場合は、夢中にならないという方法がある。
我を忘れて上手くいかない時は、我を忘れず自覚あるままやるという方法がある。

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先日、ツィッター(https://twitter.com/teateseitai)にこんなことを書きました。
大人バレエにも通じることがあるので少し書きます。

一生懸命やっているのにどうしても上手くいかないことがあります。
どうやって工夫しても上手くいかない。
例えば大人からバレエを始めた人ならこうです。

軸が取れない。
引き上げが出来ない。
ターンアウトが上手く出来ない。
肩が上がる。
肘が下がる。
脚・膝が伸びない。

何度やってもどう工夫しても出来ません、って時どうしますか?
そういう時は一生懸命にはやらないという方法があります。
ドユコト?
と思いますよね。
一生懸命やらないと上手くいかないでしょ!
テキトーにやって上手くいくほどバレエは生半可じゃない!
そう思います。
確かにそんな感じがします。
でも違います。

例えば、あなたが一生懸命と感じる何かは何でしょう。

息を止める。
全身のどこかに力を入れる。
一点に集中して他のものを見ない。

みたいな。
こんなことが、あなたが一生懸命と感じる時に、必ず含まれているとしたら。
こんな風になっていない時には、一生懸命と感じられないとしたら。
一生懸命と感じた時には必ず。

息が止まっている。
どこかに力が入っている。
全体を見られていない。

ということになります。
これらのことが上手くいかない原因だとしたら。
上達しない原因だとしたら。
一生懸命出来たと思った瞬間には、必ず出来ていないことになります。
息を止めず。
無駄な力を全部抜いて。
全体を感じながら。
動けた時には、一生懸命やったと感じない訳ですから。

一生懸命やった時に、必ず上手くいかないのだとしたら。
一生懸命ずっと練習しているのに、全然上手くならないのだとしたら。
一生懸命と感じる何かが上手くいかないことの原因かもしれません。
だとしたら、一生懸命やっているうちは、必ず上手くならないし上達しません。
そんな時は、一生懸命にはやらない、という方法があります。
一生懸命やらなければ、上手くいかい原因をやらないことになるからです。

一生懸命は気持ちが良いものです。
なんとなく安心します。
でもそれは上手くいくとか上達とは別の喜びです。
一生懸命がダメな訳ではありません。
でも、一生懸命やって上手くいかないのなら、一生懸命やるという喜びを捨ててみる方法もあるということです。

先生に言われたことを、そのままやってみるとか。
やりたいことを、気持ちや感情抜きで、物理的な動きや使い方だけ再現してみる。
みたいな考え方でやってみる。

ひょっとしたらそれで上手くいくこともあるかもしれません。
夢中とか我を忘れても、同じことが言えると思います。

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