血流がすべて整う食べ方(サンマーク出版)読みました。
本の紹介をします。
「血流がすべて整う食べ方」(サンマーク出版)
漢方薬剤師の先生が書いた本です。
血流が良くなると健康になったり、痛みが改善したり、疲れが抜けた知、肌艶が良くなったり。
そのために何をすれば良いのかなど書かれています。
整体師やセラピストになろうと言う人は読んでも面白いと思います。
どうしてそうすれば良いのか、何を食べるのかなど、エビデンスに基づいて書かれています。
ただ、個人的には最終章の話だけは、少し距離を置いて読みました。
否定はしないんですけどね。
動画でも紹介します。
ところで東洋医学(漢方)で言う”血”とは、血液だけの事を言っている訳ではありません。
栄養やホルモンなどを含む概念という事のようです。
経絡が纏っていると言う、六臓六腑についても同じように、それぞれの概念を指しているという事。
解剖学が今のように進んでいなかった時代から、膨大な経験や実績が蓄積された知見から導かれているんですね。
血流がすべて整う食べ方 >>>
いのちの科学の最前線 @今日の一冊
最近、読んだ本の紹介です。
【 いのちの科学の最前線 】
理系ライターの方々が研究者にインタビューしてまとめた内容を動画で解説しています。
セラピストや整体師の皆さんは興味のある内容だと思います。
目次を書いておきます。
Ⅰ 進化の衝撃
1 酵素の研究が解く「性」のグラデーション
2 いかにして腸内細菌はヒトと「共生」するのか
3 脳のない生物にも知性はあるのか
Ⅱ 細胞のドラマ
4 死のメカニズムを生きる力に変える
5 敵にも味方にもなる免疫機構を見極める
6 老いの制御の今と未来
7 分子心理免疫学で「病は気から」を解明する
Ⅲ コンピュータで解く生命
8 遺伝子研究が導く創薬のかつてない領域
9 タンパク質探究で生命現象の源へ
Ⅳ こころといのち
10 身体の外にも広がりゆくこころ
※いのちの科学の最前線 >>> 購入サイト
空気を読む脳 (中野信子著) 【動画で解説】
中野信子さんの「空気を読む脳」を動画でご紹介します。
中野さんの本が好きで何冊も拝読しています。
人間ってそういう風に出来ているんですよねぇ、というような解説で、そこが人の行動や考えを理解するのにとても興味深いと思っています。
コチラ ↓ で購入出来ます。
https://amzn.asia/d/1Bn2ZNF
「 人間は老いを克服出来ない 」
「 人間は老いを克服出来ない 」
生物学者池田清彦さんの本です。
メールマガジンを元にしたエッセイ集のような内容です。
老いについても書かれていますが、他のことについても面白い内容です。
人の家畜化についてなんかは、いろいろ考えさせられます。
動画で紹介しました。
「身体」を忘れた日本人
「身体」を忘れた日本人
養老孟司先生とCWニコルさんの対談本です。
文庫本になっていた本を読みました。
もう10年以上前に出版されたものだと思います。
ニコルさんは他界されてしまいましたが、養老先生は今もお元気でいらっしゃいます。
日本人が身体性を忘れてしまった、という話を正面から話しているという訳ではありません。
養老先生とニコルさんの話を聞いていると、日本人が身体から離れてしまっている、その事で本当に大きな変化が起きているという事が炙り出されているように思います。
整体師をしていて、それは本当に良く分かります。
頭で考えるというか、体の感覚よりも情報の方が優先していて、行動を情報でコントロールしてばかりいる、と思います。
頭で考えたり情報を整理して対応する事が悪いのではなく、そればっかりになって身体がなくなってしまっているという印象です。
お腹が空いたから食べるのではなく、時間が来たから食べる。
食べたいものではなく、必要なものを摂取する。
疲れても働いたり、疲れているのに気がつかなかったり。
もう少し身体に戻れと思います。
もう少し自分と共に生きればと思います。
齟齬は長い時間をかけて、体と心を乖離させます。
少しずつなので変化や負担は分かりません。
外に出て風を感じて歩いて見て下さい。
音を聞いて下さい。
地面に触れて下さい。
歩いて見て段差や湿度を感じて下さい。
自分を感じるには、今は自分を感じる練習が必要です。
少しの時間で良いので、時間がとれたらなぁと思います。
「人間は老いを克服できない」 池田清彦著
読みました。
とても面白い。
老いについてだけの本ではありません。
題名は出版社の編集さんが考えたんじゃないかな。
「老いについて」は一部で、科学エッセイというのか、池田さん生物学者としての調べ方や見方からさまざまな事について書いています。
書かれているのは
・老について
・人類の自己家畜化
・構造は機能に先行する
・コオロギ色や今般のワクチン
・人為的地球温暖化
・ウクライナ紛争とエネルギー戦略
・lGBTQについて生物学的見解
人類の家畜化についてや、構造は機能に先行する、コオロギ食や今般のワクチンについてなどは、本職の分野なんだろうと思う、
ウクライナ紛争をエネルギー戦略から見て、さて日本はどうかと考えるのもなるほどと思う。
また、LGBTQについては生物学的な話が出てきて、こう言った事実・現実から考えるべきなんだろうと思わされた。
池田さんの考え方は世の中の一般的なバイアスがかかっていない分、受け入れ難い人も多いと思うが、一読の価値はあると思います。
地球温暖化やSDG'sなんかについては、知っておくと良い話だと思いますよ。
人間は老いを克服できない >>>
「脳と心の仕組み」 池谷裕二著
脳科学者の池谷裕二さんが書いた本です。
脳と心について網羅的に書かれています。
進化や成り立ち、解剖学的な構造や心との関係。
病気やこれからについても書かれています。
セラピストは読んでおいて損はありません。
動画で紹介しているのでどうぞ。
脳と心のしくみ(販売サイト) >>>
ココロの盲点 @今日の一冊【動画で紹介】
こんにちは。
てあて整体・荒木です。
本の紹介です。
「ココロの盲点」は認知バイアスについて書かれた本です。
人間てのはさほど自分では考えていないんだなと思ったりします。
内容にも少し触れています。
ご覧下さい。
【 こころの処方箋 】 @今日の一冊
今日の一冊は河合隼雄先生の「こころの処方箋」です。
心理療法家の河合先生の本は好きで良く読みます。
ディープな接客業としてのセラピストとして、河合先生の話は勉強になり示唆的で参考になる事が多いと思っています。
この本もそう言う本の一冊です。
ぜひ。
センスは知識から始まる @今日の一冊
今日の一冊。
荒木が読んだ本を紹介していくシリーズです。
今回は「センスは知識から始まる」と言う本です。
整体スクールをやっているとたまに、整体師に向いているかどうかを聞かれる事があります。
自分に整体師としてのセンスがあるかないか聞きたいようです。
そう言う質問をされると、つい元も子もない答えをしてしまいます。
整体師に向いているかどうかセンスがあるかどうかは、年齢や性別や体格や運動能力などとは関係がありません。
整体師になれるかどうかはセンスではなく、知識や技術や整体師になりたい気持ちによります。
この本ではセンスは天与の才ではなく、知識から始まるものだということが書かれています。
当たり前です。
と思ってしまいますが、そんなの嘘だぁと思う人は読んでみて下さい。
才能やセンスを何かをする時の理由にする人は、何かをやりたくないんだろうと思います。
あえて言うなら、やりたいという気持ちが才能でセンスなんだろうと思います。




