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身体について最近考えている事

読了までの目安時間:約 6分

整体とアレクサンダーテクニークを仕事にしているという事もあり、身体についていろいろとよく考えます。
今年になってどんどん煮詰まってきた事があります。

身体と環境や習慣についての事です。

人の身体は狩猟採集に適するように進化していて、今も狩猟採集に向いた身体を持っていると言われています。
これに反して現代人の周りの環境は、狩猟採集時代とは全く違う状況になって来ています。
地面は凸凹や様々な素材ではなく、概ね平坦になり硬さも均質になりました。
気温や湿度も室内ではある程度一定に保たれるようになっている。
明るさも夜も明るいのが普通になり、自由に明度を変える事が出来ます。

スーパーカーで制限速度40キロの道を走っているような状態と言えば良いんでしょうか。
人の身体はさまざまな状況に対応出来る機能を持っていますが、多くの部分は使われないようになっています。
25個以上の骨で出来ている足部は、靴下という袋に入れられ、靴というカバーをされて、動きが制限されています。
テーラードのジャケットやシャツなどは腕(袖付)が斜め下に降りるようにつけられていて、実は腕が上げにくい形状をしています。
階段は同じ段差で出来ているので、ある特定の筋肉を使って登る事が出来ます。
逆に言えば、特定の筋肉以外は使わない状態になっているとも言えます。

人の身体が沢山持っている機能は、多くが使われていないという事です。

多くの機能を使わない事は、エネルギー消費を少なく楽に動けるという事ではあります。
それと反対に使わない機能は、使いづらくなる事が考えられます。
使っていない筋肉を固めていたとしたら、その筋肉は硬くなり動きづらくなって来ます。
猫背や反り腰など姿勢が気になる人は、普段から関節や筋肉を動かしていないのかもしれません。

姿勢や体の使い方についてはちょっと別の事も考えます。
習慣です。
人が動きを学習するのは、誰かの動きを見る事がとても大きな影響を与えます。
ミラーニューロンという神経があって、親の動き(姿勢や話し方も含め)を見ていて、それが似てくるのは、動きを学習する教師データが親だからだと思います。
そしてそれは習慣になり癖になり、結局はその人らしさと言われたりもします。
また、習慣は見た物だけで出来る訳ではありません。
机や椅子など、何かをするために作られたものの形状によって、作られる事もあると思います。
殆ど全ての身の回りのものが人工的に作られていて、それを使って生活している事が、今の自分の使い方の習慣の原因になっている可能性がある。

高度経済成長の時期に文化住宅というのが出来ました。
フローリング(板の間)が出来て、テーブルと椅子が置かれました。
その時、姿勢を教えるお爺さんお婆さんは、畳の上に座っていて椅子の座り方を知りませんでした。
(座り方の姿勢や体の使い方の話)
その後、バブルの時期にはマンションが多く出来て、ほとんどの家がフローリングばかりになり、畳の部屋が激減しました。
そのフローリングの部屋で床に座る習慣が出来ます。
板の間のテーブルで椅子の座り方を教えられなかった人たちが、フローリングで床の上に座るようになった。
そしてこの時期を通じて、姿勢を教える教育がほとんどなくなって来ました。
これ、荒木の偏見かもしれません。
でも、学校で姿勢を正すように言われた世代は、もう50代以上なんじゃないかと思います。
誰からも姿勢を教えられず、崩れた座り方の親を見た世代は、姿勢がどんどん悪くなっているように見えます。

整体では硬くなったところを緩め、歪んだところを戻し、動きの悪い関節の動きを出します。
それは元々使えていたものを使えるように戻すというイメージです。
体の使い方をいろいろと教えるのは、持っている機能を十分に使う事で、体の元々の状態に近づくと考えているところがあります。
アレクサンダーテクニークはたぶん、現代の人工物の中で出来上がった本来的ではない体の使い方を、元々の使い方を個人個人が思い出すために学習法として大切だと思います。
個々のやり方を教える方法もありますが、自分で感じて分かるという方法として良いんだろうと思います。
そうすれば自分の在り方が変わり、やり方も自然に変わってくる可能性があります。

身体に戻る必要があると思います。
鍛える必要はないですけど、身体全体を動かしたり、身体のすみずみまで動く事を確認したりする必要があると思います。
そうしないと、どんどん身体は忘れられます。
自然の中で寝転ぶだけでも良いかもしれない。
凸凹道を柔らかい靴で歩くだけでも良いかもしれない。
自分自身が今どんな感じなのか、時間を作って感じるだけでも良いかもしれない。
こうやるのと、ああやるのとで何か違いがあるか、感じてみるだけでも良いかもしれません。

楽で便利で都合よく、あまり動かなくても生活出来ます。
でもそれは、持っている機能や能力を使っていないという事です。
持っている機能や能力を使わない事は、そのためにある骨や筋肉や腱や靭帯や、内臓の働きや免疫の働きなんかも、使わないという事になるんだろうと思います。

こうやって発信するだけでなく、来年は実際に体を動かす何かを始めないといけないかなと思っています。
ストレッチでも散歩でも、それを一緒にやれたらと思います。

感じる”姿勢” 〜 アレクサンダーテクニークで見直す自分の体 〜

読了までの目安時間:約 2分

姿勢が気になる人にワークショップを開催します。

反り腰、巻肩、ストレートネック
猫背、顎前 などなど

姿勢は自分の使い方の結果です。
そうは思っていないと思いますが、自分がそうやっている自分の使い方が、今の姿勢を作っています。
気になる姿勢をどうするか。

自分の姿勢を感じる事から始めましょう。

アレクサンダーテクニークは自身の使い方のワーク、メソッドです。
自分の使い方を考える時、まずは自分を観察して、自分が何をやっているか、今どんな感じなのかを識ることから始めます。
90分の講座でアレクサンダーテクニークのアプローチ方法を知り、実際にハンズオンワークを受けて自分を観察する練習をしましょう。
自分が何をやっているかを感じられたら、そこが始まりです。

姿勢が気になる人、アレクサンダーテクニークが気になる人は来て下さい。
初めての方歓迎です。


感じる”姿勢”
〜 アレクサンダーテクニークで見直す自分の体 〜

日時:4月14日(日)10:30-12:00
場所:てあて整体スクール(西武池袋線大泉学園8分)
   東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
料金:9,000円
問合:mail. teate@nifty.com
LINE. https://lin.ee/H5NyjYT
LINE QR

スタジオボディM2・てあて整体スクール
姿勢ビフォーアフター

立って居る・座って居る、という動作

読了までの目安時間:約 2分

立っている姿勢
座っている姿勢
そのままで居る時、動いているとはあまり感じません。
でも、姿勢は動きの中にあります。

立って居る、座って居る、という動作です。

動作なので変えることが出来ます。
姿勢は形として固まって居る訳ではなく、自分の使い方の結果です。
自分の使い方、自分の動きを変えれば、立って居る姿勢も座って居る姿勢も変わります。
猫背も反り腰も巻肩もです。
生まれながらにそうなっている訳ではありません。

まず、自分の動きに気が付くことです。

どこに力が入って居るか。
どこの力が抜けて居るか。
どこが止まっていて、どこが動いているか。
そういった自分の状態を感じる事が大切です。

自分を感じないままに、姿勢を変えると、ただ形を変えただけで、固まってしまいます。
固まった使い方は、良い姿勢に見えても、どんどん苦しくなります。

良い姿勢は楽な姿勢です。

普段も楽だと思っているかもしれませんが、それは普段自分の体を感じていないだけかもしれません。
猫背や巻肩を楽だと感じるのは、普段あまり自分を感じない事や、”いつもの”感じだけを感じているからかもしれません。
息は出来ているか、固まっていないか、どこかに力が入りすぎていないか。
それを感じるようにして下さい。
まずはそこからです。

アレクサンダーテクニークの授業

読了までの目安時間:約 3分

てあて整体スクールにはアレクサンダーテクニークの授業があります。

たぶん、アレクサンダーテクニークを取り入れている整体学校は他にはありません。
体の使い方の指導法とも言われているアレクサンダーテクニークを、授業に取り入れているのはどうしてなのか。
二つの側面があります。
一つは整体師自身にとっての問題で、もう一つは患者さんに対しての問題です。

整体師自身の問題というのは、整体師としての体の使い方の事です。
整体師としてどんな風に自分の体を使うのか。
自分で自分の体を整える方法として学んでもらいます。
学ぶと言っても、アレクサンダーテクニークのグループレッスンを受ける中で、自分の体の使い方に気がついて、無駄な力や余計な癖を使わない楽な使い方を見つけていくという事です。
整体師の体が整っていないと、自身の故障につながったり痛みや不調にも繋がります。
同時に患者さんに対しても良い影響を与えません。
姿勢の悪さや体の使い方の悪さは、視覚情報として患者さんに伝わってしまいます。

患者さんに対して問題は、体の使い方の指導です。
姿勢や歩き方やカラダの地図など、体の使い方を患者さんにアドバイスする時のための授業があります。
そのアドバイスの前提となっているのが、アレクサンダーテクニークの考え方です。
(てあて整体スクールでの独特の前提)
無駄な力ややらなくても良いことを、やめると言う考え方があると言うことも伝えます。
無理に体を使うより、やらなくても良いことをやめるだけでうまくいくこともあります。
また、解剖学を使って体の使い方をアドバイスする時にも、アレクサンダーテクニークの考え方を頭に入れておくと、より伝わりやすくなる事もあります。

てあて整体スクールにはアレクサンダーテクニークの授業があります。
他の整体学校ではやっていない授業です。

姿勢のアレクサンダー
※アレクサンダーテクニークの授業を受けてもアレクサンダー教師になれる訳ではありません。
 アレクサンダーテクニークになるには一般的に1600時間4年間の学びが必要です。
 荒木はアレクサンダーテクニーク東京スクールで教師認定を受けています。
 アレクサンダーテクニーク東京スクール >>>

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