全国舞踊コンクール創作舞踊予選を観て感じた事
パーシモンホールまで観に行って来ました。
感想を一言で言うと
なんとも言えない気持ち
でした。
ダンサーは訓練されきちんと踊っていたと思います。
ただ、どうもしっくり来ないものを感じます。
現代舞踊の創作の難しさを感じました。
ここで発表された作品群や出演ダンサーや振付・演出の人は、このコンクールの後どうなっていくのか。
仕事として、というと下世話になるが、例えば現代舞踊を踊る芸術家として、やっていけるという道はあるのか。
そんな事も考えました。
コンテンポラリーダンスではなく、現代舞踊の創作を観ると思う事があります。
雑音のない雑味のないツルツルした動き。
全てがコントロールされて想定した型にハマり込んだ想定内の動きのように見えます。
グッとくるものがない、心に迫るものがない印象です。
創作って難しいなと思います。
メタファーとしての動きなのか、それとも形態を似せたものなのか。
何が表現したくて、その動きを使うのか。
その振付をその衣装でその照明でそのメイクで作品にするのか。
何とも言えない気持ちになります。
ところで、今日の審査結果は個人的には不思議です。
点数は出品者は知る事が出来るようですが、審査基準そのものを公表しておくべきなのではないかと思います。
公表されていたとて、今日の結果は個人的には不思議ですけど。
第82回 全国舞踊コンクール
毎年開催されている全国舞踊コンクールが今年も開催されます。
東京新聞のコンクールとして覚えていました。
以前はメルパルクホールで開催されていたと思うんですが、今年はパーシモンホールでの開催のようです。
患者さんが群舞作品を出品するので、観に行く事にしました。
パーシモンホールは以前大学があった場所で、行くと何となく懐かしいですね。
パーシモンホールのある場所は、以前はA棟とい名前の大学の建物で、ちょうどホールの場所には学生課がありました。
あまり行った事はありませんが、就職活動の時などに数回行った記憶があります。
ホール前の銀杏並木は当時のままです。
その前にある少し坂になった公園は、坂にはなっていなくて、二階建ての部室の建物とその横にハンドボールコートがありました。
東横線都立大学の駅からパーシモンホール(都立大学跡地)までの街並みは、お店は入れ替わっているんでしょうが、なんとなく以前の雰囲気のまま残っています。
銀杏並木の道路の反対側にパン屋さん(旭ベーカリー)が当時のままありましたが、つい数年前に閉店してしまいました。
アサべと読んで都立大生御用達のお店でした。
明日、コンクールを見にパーシモンホールまで行きます。
行くといつも何となく懐かしく少し寂しく、でもまあそういう事か、みたいな不思議な感覚になります。
いつもソロで出品していた人なので、今回の群舞は楽しみです。
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