美しい姿勢とか美脚について考える事
女性の方はとくに気になる人が多いと思います。
美しい姿勢とか美脚など。
美と名前の付くもので、自分の体に関係する事です。
美しい姿勢や美脚と聞くと、パッと思いつく事があると思います。
その美の基準は何ですか?
こういうものが美しいと言う時の基準は何でしょう。
荒木の場合は基準があります。
呼吸と血流が自然な事。
です。
呼吸と血流が自然に出来ている状態が、美しい姿勢や美脚の基準です。
呼吸が阻害されていたり、血流がどこかで悪くなっているようだと、外見状美しく見えても美しい姿勢とか美脚とは思っていません。
よくみるとその姿勢も脚も、美しくは見えないんだろうと思います。
ぱっと見には綺麗に見えたとしてもです。
例えば写真を撮ってシルエットを見ると綺麗かもしれませんが、肌艶だとか張りだとかがあまり良くなかったりすると思います。
人は生きていますから。
生きているということは呼吸をし血液が流れているということです。
呼吸と血流のどちらかが滞っていると、健康ではなくなってしまいます。
健康ではない体は美しい状態ではないし美しくは見えない。
そんなぁと思うかもしれませんが、結局そういうことだと思います。
呼吸と血流が大切だと思います。
最近、姿勢について感じる事
最近、90代の母と同居をすることになり、デイケアセンター的なところを何箇所か見学したり体験したりしています。
また、病院にも月に何度か行くようになりました。
高齢者の姿勢が良くない。
若者の姿勢も良くないですが、高齢者も良くない。
歳をとったんだから当たり前、とは思いません。
姿勢の良い高齢者もいます。
でも、姿勢の良くない高齢者の方が多いと思います。
殆どの人は猫背気味で腰が曲がって丸くなっています。
これにともないO脚気味の人もいます。
姿勢は呼吸や血流に、直接、影響します。
背中が丸くなっていれば、当然、呼吸は浅くなります。
血流も悪くなる。
肺は肋骨の中にあります。
背中が丸ければ、肋骨の前が潰れ、胸腔と腹腔(胸と腹の空間)が押しつぶされたようになっています。
心臓も肋骨の中にあるので、圧迫されている状態で、心臓から出た大動脈は背骨の前を胸から腰にかけて走っているので、これも曲げられたような状態になります。
良くないなぁと思います。
仕方がないと思わないでもらいたい。
姿勢は良くなります。
良い姿勢は呼吸と血流が阻害されていない、楽に息が出来て、自然に血液が流れている状態です。
沢山の人を見ていると、60代くらいから変化があるように思います。
80代くらいになって急に悪くなることもある。
気をつけてもらいたいと思います。
先ずは座っている時の姿勢です。
骨盤を立てることが大切です。
最初は無理に立てている感があるかもしれません。
それでもしばらく立ててみて下さい。
そのうちに少し慣れてくるので、慣れてきたら力を抜いて骨盤が立つかどうかためして下さい。
背骨は前後に湾曲があるので、上手く立てれば、力はいらないはずなんです。
座っている時にはそれが感じやすい。
座っている姿勢が良くなってきたら、立ってる時も気をつけて下さい。
先ずは座ってる時に気を付ける事です。
それでも無理ならアレクサンダーテクニークなど、自分の姿勢を見直すために使って下さい。
個人レッスンやグループレッスンがいろいろなところで受けられます。
荒木もやっています。
患者さんとする話
ある患者さんと呼吸と体の話をよくします。
彼女には呼吸を指導している先生を紹介しました。
整体を受けに来て、体の状態をみたり話を聞いていて、きっと良いのではと思ってお知らせしました。
しばらくして呼吸の整体の先生のところに行き、呼吸の講座を受けるようになりました。
そして沼に。
呼吸の話は奥が深い。
というか一般的に語られるような内容ではない指導の仕方をする先生で、それが良かったんだと思う。
呼吸はその人の在り方です。
呼吸はするものではなく、そうしているものです。
寝ていても呼吸はしているので、意思でしているものではありません。
ところが呼吸は意思でもすることが出来ます。
ここに大きなポイントがある。
呼吸は意思でするのではなく、そうなっているもの。
上手くいかない時は、そうなっているものに何かやらなくても良いことを加えてしまっている。
だから、やめるしかない。
あるいは、呼吸に対して”何もしない”ということしかない。
呼吸を整えたいと思ったら、呼吸に対して何もしないという選択をするしかありません。
”普通”は何かを整えたりしようとする時は、何かをします。
Doingですね。
でも、呼吸に関しては、何かをすると、必ず上手くいかない。
何かをするものではなく、そうなっているものだからです。
ちょっと禅問答みたいですが、考えてみるとそうなんです。
呼吸に対して何もしていない状態、元々の状態が呼吸が整った状態です。
だとしたら、今の状態を変えるのに、何かをして(付加して)しまうと、何もしていない状態には戻りません。
だから、元々ある状態の”何もしない状態”になるしかない。
呼吸の患者さんが来ると、そんな話を延々とします。
そして、荒木が紹介した先生に言われる、さまざまな話を少し自分なりに解釈して話をしたりします。
上のような話になるので、人とはあまり出来ない話(笑)みたいなんですよね。
いつも楽しませてもらっています。
映画の話やダンスの話もしますけどね、こういう体関係の話は大好きです。
てあて整体院
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Ateate@nifty.com
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※LINEからの予約で初診料無料

良い姿勢の基準
良い姿勢の基準について。
てあて整体スクールでは”形”で判断していません。
・呼吸
・血流
この二つが阻害されていない。
生理的で自然な呼吸と血流のある状態。
を、良い姿勢の基準としています。
・耳垂・肩峰・大転子・外踝が一直線になっている。
・背中がまっすぐ。
・胸が反っている。
・膝が伸びている。
などなどでは判断していません。
もちろんそこも見ますが、形ではなく体の状態を見るようにしています。
良い姿勢というのは健康な姿勢です。
体の隅々まで酸素が行き届き、動きやすい状態です。
今の状態がどうなっているか、を見て判断するようにしています。
動画でも解説しています。
ご覧下さい。
呼吸はもっと深くなる
最近、呼吸が浅くなっている人が増えています。
理由はいろいろありますが、体(肺)についての誤解が原因になっている事あります。
息を吸う時、胸に入っていく感じだと思います。
では、その胸ってどのあたりでしょう。
なんとなく胸の筋肉(大胸筋)あたり、女性だと下着の当たっているバストあたりをイメージする人が多いと思います。
違います。
そんなに狭くない。
息の入っていく胸(肺)はもっと大きいんです。
とくに背中側を忘れている人が多い。
肺は背骨の後ろ側まであります。
そしてけっこう下まで肺はあります。
そのイメージをするだけで、呼吸が今より深く楽になる、かもしれません。
すぐには役に立たないカラダの話、というシリーズで動画を撮りました。
ご覧ください。
呼吸と姿勢
呼吸と姿勢には似たところがあると思っています。
どちらも知らないうちにそうなっている。
呼吸は無意識にもしていますが、意識的にすることも出来ます。
姿勢もいつもの姿勢は無意識ですが、意識的に直すことも出来ます。
これがちょっとした間違いを生んで、大きな間違いに繋がるんだろうと思っています。
呼吸も姿勢も意識的に直せる。(と思ってしまう)
確かに意識的にすることは出来ます。
息が止まっていたら、吸ったり吐いたりすることが出来ます。
猫背になっていたら、背中を反らせることが出来ます。
でも、継続しないんです。
その”状態”をキープ出来ない。
呼吸も姿勢も、無意識で行っている事を、なんとかしたい。
というところが難しいところです。
無意識で行っている事を、なんとかしたい訳なので、意識的にしてしまっては、出来ない事になります。
無意識なんだから。
意識的には出来ない。
ではどうするか。
無意識でやっている事ではない事を、意識的にするしかないと思います。
呼吸や姿勢をどうこうしようと意識的にしてしまっては、無意識の呼吸や姿勢はどうにもならない。
だったら、呼吸や姿勢ではない部分を意識的にどうにかして、無意識の呼吸や姿勢が無意識に変化するのを待つ、みたいな感じですかね。
今やっていることに気がついて、やめる。
というのはアレクサンダーテクニークでするアプローチでもあります。
呼吸が止まりそうになるのに気がついてやめる。
体の前側が縮むのに気がついてやめる。
言葉で書くのは簡単です。
でも、とてもとても難しい。(簡単な時もありますけど。)
呼吸法などでは、何もやらない的なことを言われることがありますが、それはコレと通じるところがあると思います。
先ずは自分の呼吸に気が付くこと。
自分の姿勢に気がつくこと。
そうすれば”状態”は少しずつ変わってくるんじゃないかと思います。
どうにかもう少し簡単な方法や言い方を考えたいんですけど。
今のところ、こんなふうに思っています。
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頑張ってる時にやってる事
肩こりや首こりや頭痛、腰痛や体が疲れるなどの人。
頑張っていろいろやってませんか。
頑張ってやるのは良い事だと思いますが、頑張るのと肩や首を固めるのが一緒になっているかもしれません。
自分が何か頑張って一生懸命やる時に、体が何をしているかちょっとチェックしてみて下さい。
・息を止めて
・肩首に力を入れて
・肩を持ち上げて
・一点だけを見つめて
・自分の体を忘れて
こんな風にやってませんか。
頑張るのとこれらの体の使い方がリンクしてしまっていると、「頑張る・一生懸命=体を固める」になってしまいます。
頑張るのや一生懸命と、体を固めるのを別々にしてみましょう。
頑張ったり一生懸命やるのは、上手くやりたい結果を得たいというのが目的です。
上手くやったり結果が出るためには、体を固めるのはだいたいはダメです。
自分に余裕を持ってやってみましょう。
肋骨のストレッチ
最近の患者さんや街で見かける人を見ていると、呼吸が浅くなっている人が増えています。
特に天候が悪く雨が降っていたり気圧が下がったり、どんよりした天気が続くと尚更です。
呼吸をするのに肋骨の間にある肋間筋というのを使いますが、それが固くなっていると呼吸がしづらくなります。
もちろん他の筋肉も使いますが、まずは肋間筋からストレッチをして動きやすくしたいと思います。
ということで肋骨のストレッチと書いて、肋骨と肋骨の間にある肋間筋のストレッチやりましょう。
呼吸が浅い
呼吸が浅い人が増えています。
整体をしていて体に触れていると、胸郭が硬い人がいます。
胸郭とは肋骨と背骨と胸骨で出来た鳥籠のような格好をした体の部分。
普段は肋骨と言ったりアバラと言ったりする、胸のところの縦長のカゴのようなもののことです。
これが硬い。
硬いというのは動きが悪い、動きがないということで、背骨と肋骨の間に関節があって、胸郭は大きくなったい小さくなったりするのに、それがほとんどない。
動きがほとんどなくて形が全然変わらない人が増えています。
呼吸をすると胸郭は大きくなったり小さくなったりします。
胸郭が大きくなった時に、横隔膜が下がるので、胸郭の中にある肺が広がって空気が入って来ます。
その胸郭の動きがないので、横隔膜だけの動きで空気が出入りしていることになり、呼吸が浅くなっています。
呼吸が浅くて良いことなんて何もない。
では呼吸を深くするにはどうするか。
これがなかなか難しい。
自分で深呼吸しても長くは続けられませんから。
とは言えやれることをやってみましょう。
先ず呼吸に意識を向ける。
横向きでも仰向けでも、呼吸に意識を向ける。
意識を向けるだけで深くしようとか思わなくても良いです。
息が入ってくる。
息が出ていく。
それを感じてみる。
息が入る最終閾で、もう少し先まで入るかもしれないと、入ってくるのを許してみる。
息が出ていく最終閾で、もう少し先まで出ていくかもしれないと、出ていくのを許してみる。
先ずはこんなことから始めてみて下さい。
胸郭が動くかもしれないと思ってみるのも良いかもしれません。
呼吸法
10年くらい前から呼吸についていろいろと考えている。
たまに実践したりもしているが、これが良いという方法にはなかなか巡り会えない。
そもそも「呼吸法」という言い方に問題があるような気がしている。
呼吸は自律神経系でも脳脊髄神経系でもコントロール出来る。
基本的には自律神経系のコントロールで、寝ていても呼吸をしているのはそのお陰だ。
自律神経系のコントロールは知らないうちに出来ている、何もしようとしていないのにしている、と言うところがポイントで。
だから、意識的に自律神経系を何とかするのは難しい。
だって無意識の話なんだから。
呼吸は基本は自律神経系のコントロール。
だとしたら、何かをする”方法”としての呼吸法と言ってしまうと、そこで自律神経系の話ではなく脳脊髄神経系の話になってしまう。
無意識の話じゃなく意識の話になるってことね。
つまり、何もしなくても出来るようになるために何かをする、と言うことになり、最初のところで何もしないが出来なくなる。
ちょっとややこしいですけど、そう言うことです。
吐く息に意識を向けましょうというのは、意識を向けるだけで吐く息をどうこうしようと言うことではない。
でもつい吐く息を吐こうとしてしまう。
それだと無意識ではなくなってしまって、元も子もないという話。
結局、呼吸は「あり方」につながるんだろうと思う。
自分がどうあるか、自分の状態がどうなっているか、そこをコントロールする。
最近、何となく思うのは、息を吸ったり吐いたりする時の最終域の問題。
例えば息を吸っている時なら、息は体に入って来ているんだけど、その最終域でこれ以上入らないというところを意識的に決めてしまうと、呼吸が出来ないということ。
どこまで息が入るのか、最終域で入ってくるのを止めない。
逆に息を吐いている時は、最終行きで出ていくのを止めない。
それが出来れば、呼吸は上手くいく。
いや、この書き方だと少しニュアンスが違う、それが出来ればではなく、そうなっていれば呼吸はうまく行っている。
という感じがする。
呼吸についてはたまに言葉にしておかないと、何が何だか分からなくなることがあるので書いておきます。