整体スクール・学校なら東京「てあて整体スクール」 » アーカイブ

呼吸が浅い

読了までの目安時間:約 2分

呼吸が浅い人が増えています。

整体をしていて体に触れていると、胸郭が硬い人がいます。
胸郭とは肋骨と背骨と胸骨で出来た鳥籠のような格好をした体の部分。
普段は肋骨と言ったりアバラと言ったりする、胸のところの縦長のカゴのようなもののことです。
これが硬い。

硬いというのは動きが悪い、動きがないということで、背骨と肋骨の間に関節があって、胸郭は大きくなったい小さくなったりするのに、それがほとんどない。
動きがほとんどなくて形が全然変わらない人が増えています。

呼吸をすると胸郭は大きくなったり小さくなったりします。
胸郭が大きくなった時に、横隔膜が下がるので、胸郭の中にある肺が広がって空気が入って来ます。
その胸郭の動きがないので、横隔膜だけの動きで空気が出入りしていることになり、呼吸が浅くなっています。
呼吸が浅くて良いことなんて何もない。

では呼吸を深くするにはどうするか。
これがなかなか難しい。
自分で深呼吸しても長くは続けられませんから。
とは言えやれることをやってみましょう。

先ず呼吸に意識を向ける。
横向きでも仰向けでも、呼吸に意識を向ける。
意識を向けるだけで深くしようとか思わなくても良いです。
息が入ってくる。
息が出ていく。
それを感じてみる。
息が入る最終閾で、もう少し先まで入るかもしれないと、入ってくるのを許してみる。
息が出ていく最終閾で、もう少し先まで出ていくかもしれないと、出ていくのを許してみる。

先ずはこんなことから始めてみて下さい。
胸郭が動くかもしれないと思ってみるのも良いかもしれません。

呼吸について。

読了までの目安時間:約 7分

呼吸について、2022/04/15の今、考えていることについて書きました。
そのうち変わるかもしれませんが、今現在の考えです。
呼吸についてはまだまだだと思いますが、何かの参考になればと思います。

呼吸が浅い人が増えています。

整体をしていると胸郭が硬く、俯せに寝ていても背中があまり動かない方が増えました。
仰向けになっても同じで、お腹が少し動くだけ。
体に入ってくる空気が少なく、出ていく空気も少ない状態です。
胸郭は胸のところにある背骨・胸椎と左右に12対の肋骨と胸の前にある胸骨で出来ています。

背骨と肋骨は関節で繋がっているので、動きます。

ここが動かない、となんとなく思っている人は多いんじゃないかと思います。
前側の胸骨と肋骨が繋がっているところは軟骨で柔らかく、ここも動きます。
肋骨は背骨から前に向かって斜め下に出ています。
背骨と関節で繋がっているので、斜め下に向かっている肋骨が、真横方向に前側が持ち上がると、胸郭の中の容積が広がります。
ちょっと大袈裟に例えると傘が開くと、内側が広くなるような感じです。
肋骨で包まれた空間が大きくなったり小さくなったりして、空気が出入りするのが呼吸です。
それが自然に出来ていない。
背骨と肋骨の間の関節も硬く、それを覆っている筋肉や筋膜も硬く、靭帯も硬くなっているような状態の人が多い。

呼吸は自律的な運動です。

自律的とは自分のことは自分でやっているというような意味です。
人は頭で考えなくても、自ずから呼吸をしています。
寝ている時にも呼吸が出来ていることを考えれば納得です。
でも意識的にも呼吸することが出来ます。
ここがちょっと呼吸の問題を難しくしているように思います。

呼吸は自律的な運動なので、本来は自然に放ったらかしておけば出来ます。
でも人は様々な習慣的な体の使い方をします。
知らず知らずのうちに習慣を作って生活し生きています。
猫背になっている人は、本人はそうとは思っていなくても、胸の前を閉じて縮めて広がりにくくしています。
鳩胸の人(胸を反らせている人)は、やっぱり本人の考えとは別に、胸の前を広げ硬く閉じにくくしています。
姿勢や形は普通に見えても、呼吸を小さく目立たないようにしている人もいます。

先ずは自分の呼吸に気がつくこと

呼吸が浅い時にどうするか。
まずは自分の呼吸に気がつくことです。
そういう時間を作ってあげる。
呼吸が浅いことに気がつく方は、殆どの場合、普段は呼吸に気がついていません。
自分の呼吸がどんな感じなのか感じていません。
浅いことは分かっても、どこがどう浅いのかしりません。
だからまずは呼吸に意識を向けてみる時間を作ります。

ただ意識を向ける。
これ、意外に難しい。
意識を向けると呼吸が変わってしまいます。
そうとは思っていなくても呼吸を変えてしまいます。

仰向けでも横向きでも、ちょっと横になります。
脚や腕や肩が窮屈でない位置を探します。
首や頭の力を抜きます。
全身の脱力を上から順番に確認していきます。
全身が上半身を中心に膨らんだり萎んだりするのを感じます。
それだけ。

”呼吸”がどうなっているか考えない方が良い。
”呼吸が”と思った瞬間に、筋肉運動としての呼吸にフォーカスを当ててしまいがちになる。
そうなると筋肉運動を追ってしまいます。
ではなく、体全体の動き、膨張収縮を感じる。
それだけで良いと思います。

それが出来るようになるまで何度かやってみてください。
これだけでも呼吸は変わるかもしれません。

入るを止めない、出るを止めない。

体の膨張収縮としての呼吸が感じられたら、次は最終域で止めないことを試してみます。
体が膨張すると空気が入って来ます。
その最終域、体が膨張した最後のところで、止めようとするのをやめます。
止めるのをやめる!?
何のこっちゃと思いますよね。
でも、そんな感じです。
試しに止めるのをやめてみて下さい。
最終域と思っていた体の状態から、少し膨張するような解放されるような広がっていくような溶けるような拡散するような感じを感じられるかもしれません。

それが終わったら、体はだんだんと収縮に向かいます。
だんだんだんだん収縮していく。
その時に筋肉や骨を忘れます。
最終域まで収縮したら、また止めるのをやめます。
止めるのをやめる!?
です。
試しに止めるのをやめてみて下さい。
そうすると、最終域と思っていた体の状態から、少し抜けていくような萎むような伸びるような感じを感じられるかもしれません。

背は伸びる

これは呼吸の時の体のイメージですが、体が膨張して空気が入ってくる時も、体が収縮して空気が出ていっている時も、背が伸びていく感覚があります。
単なるイメージですが、体が呼吸をしている時は、どちらも背が伸びるイメージです。

息を吸うのではなく、体が膨張していく。
息を吐くのではなく、体が収縮していく。

息を吸ったり吐いたりは、自律的な呼吸ではありません。
たまに気がついた時に、息を吸ったり吐いたり、深呼吸をするのは悪いことではありませんが、普段の呼吸とは別物だと考えた方が良いと思います。

人は膨らんだり萎んだりしています。

人は膨張収縮を続けています。
それが動物としての人です。
大きくなったり小さくなったり、柔らかに継続しているのが動物としての人です。
それが生きているという状態です。
人の状態は自律的にコントロールされています。
意識的に出来ることは、無駄なことに気がついてやめることくらいです。
先ずは気がつくことから始めましょう。

決して頑張らないでください。

呼吸と横隔膜

読了までの目安時間:約 4分

最近、呼吸が浅い人が増えているように思います。
てあて整体院に来る患者さんを見ていると、胸郭の動きが悪い人が多い。
そして横隔膜も動きが良くない感じがします。
そのことを患者さんと話をしていたら、何かの拍子に驚かれたことがありました。


えっ、横隔膜って呼吸と関係してるんですか!?


はい!
関係してるって言うか、呼吸の大部分は横隔膜の動きで出来ます。
横隔膜は胸(胸腔・胸郭)とお腹(腹腔)肋骨の間を隔てる位置にあります。
お寺の鐘の下に膜を貼ったような感じをイメージすると分かりやすいかもしれません。
膜と言っても筋肉ですから、肋骨にくっついている部分と中心部分は腱になっています。
普段はドーム型になっていて中心が高くなっています。
中心の腱と周りの肋骨の間の筋肉部分が縮むことで、ドームが低くなります。
ドームが低くなると、胸腔の容積が増えます。
容積が増えたところに、空気が流れ込むことで吸気(息を吸う)がされます。
肺が膨らんで空気を吸い込む、と思っている人が多いようですが、肺は自分では大きくなれません。
周りの胸郭(肋骨)が大きくなったり、横隔膜が下がったりすることで、空気が流れ込む構造になっています。
魚類の時にお腹の中にある浮き袋だったものが、進化の過程で肺になったと言われています。
魚の浮き袋は自分で伸び縮みしませんからね。
(呼吸筋は横隔膜だけではありませんが、横隔膜は呼吸にはとても大切な筋肉です。)


呼吸が浅い人は、胸郭の動きが悪いのと、横隔膜の動きが悪い場合があります。
どちらか一方の人もいるし両方の人もいます。
胸郭の動きが悪い人は、猫背などで肋骨が圧迫されて胸郭が小さくなっている人だけではありません。
お笑い芸人オードリーの春日さんみたいに、鳩胸で胸郭が広がりっぱなしって人も胸郭の動きが悪いことがあります。
横隔膜の動きが悪い人は、横隔膜が固くなっていることがあります。
肋骨の下に手指を当てて、お腹から肋骨の下に向かって指を入れていくと、横隔膜が硬い人は指が入りません。
右側は肝臓があるので、左側だと確認しやすいと思います。
左手指を肋骨の下に入れて指を曲げて、指が入っていかない人は横隔膜が硬いかもしれないですね。


呼吸は生命活動の基本です。
5分間呼吸が止まれば、脳神経の細胞が壊れ始めると言われています。
数日食べないでも死にはしませんが、10分も呼吸を止めれば殆どの人は死にます。
また、呼吸で吸い込んだ空気中の酸素のうち、4分の1は脳に送られると言われています。
人間にとってはとても大切なことなんですね。
呼吸が浅いなぁと思ったら、少し呼吸法をやってみると良いと思います。
仰向けに寝たり横になったりして、楽な姿勢をとります。
脱力をしてゆっくり息を吸ったり吐いたりしてみて下さい。
呼吸をする時には、吐く息に注意を向けるとリラックスして呼吸しやすくなることがあります。
一日に一回位やってみると良いと思いますよ。




整体スクール・整体学校
東京・名古屋で整体師の独立・開業なら てあて整体スクールへ! >>>

手技 WS セミナー
骨格調整専科 募集中 !! >>>

アレクサンダー・テクニーク
 
【感じる姿勢と使い方】NHK文化センター 光が丘教室 >>>

ストレッチ教室
コア・ストレッチ教室 東京・六本木 >>>
コア・ストレッチ教室 名古屋 >>>

大人バレエな皆さんのテキスト
今すぐ出来るバレエのコツと身体の使い方 >>>
35歳からのバレエ入門 >>>>>

てあて整体スクールLPバナー
てあて整体スクール・てあて整体院
03-3922-7230
mail teate@nifty.com
LINE https://lin.ee/H5NyjYT

院長ブログ

カテゴリー
おもてなし規格認証2019