姿勢は固めない 【動画】
姿勢は固めるものではありません。
姿勢は状態です。
姿勢を良くしようとして、固めてしまうと必ず崩れます。
崩れずにその姿勢がキープ出来たとしたら、必ずどこかが凝るか痛くなります。
それでは姿勢が良くなったとか変わったということではなjく、ただ筋肉を使って体の骨の位置関係を変えているだけです。
姿勢は状態です。
いつまでも続けられる状態にする事が大切です。
だから意外と難しい。
自分がやっている姿勢、今の姿勢になる時に使ってしまっている筋肉を、やめる。
やらないようにする。
そんな話を動画でしました。
美しい姿勢とか美脚について考える事
女性の方はとくに気になる人が多いと思います。
美しい姿勢とか美脚など。
美と名前の付くもので、自分の体に関係する事です。
美しい姿勢や美脚と聞くと、パッと思いつく事があると思います。
その美の基準は何ですか?
こういうものが美しいと言う時の基準は何でしょう。
荒木の場合は基準があります。
呼吸と血流が自然な事。
です。
呼吸と血流が自然に出来ている状態が、美しい姿勢や美脚の基準です。
呼吸が阻害されていたり、血流がどこかで悪くなっているようだと、外見状美しく見えても美しい姿勢とか美脚とは思っていません。
よくみるとその姿勢も脚も、美しくは見えないんだろうと思います。
ぱっと見には綺麗に見えたとしてもです。
例えば写真を撮ってシルエットを見ると綺麗かもしれませんが、肌艶だとか張りだとかがあまり良くなかったりすると思います。
人は生きていますから。
生きているということは呼吸をし血液が流れているということです。
呼吸と血流のどちらかが滞っていると、健康ではなくなってしまいます。
健康ではない体は美しい状態ではないし美しくは見えない。
そんなぁと思うかもしれませんが、結局そういうことだと思います。
呼吸と血流が大切だと思います。
立つ時に力はいるのか
立っている時、力はいるのかという話です。
姿勢の話ですね。
来月、姿勢をテーマにしたアレクサンダーテクニークのワークショップをやる事もあり、少し頭の中をまとめておこうと思います。
こういう話が実は難しいのは、言葉の統一がだいたいはなされていないからです。
今回の場合は「力」です。
「力」が何を指しているかという事です。
筋力のことを力と言っていると思うんですが、実際に筋力を使っているかどうかという話なら、筋力は使っています。
筋肉の緊張なしに、立った状態は保てません。
でも、立つのに力はいらない、という話も聞きます。
脱力して立つのが大切という言い方がされることもあります。
この場合の力はたぶん、筋肉を緊張させているという感覚のことです。
力を入れている”感じ”です。
人の体には姿勢保持に使われる筋肉があります。
大腿四頭筋や臀筋群、脊柱起立筋や腹直筋や腹横筋など、体表にある大きな筋肉です。
そして姿勢反射という反射もあります。
姿勢を保持するような、安定性を保持するような筋肉の動き(反射)です。
姿勢保持筋が適切に姿勢反射をしていれば、立つ時に力が入っている感覚はなく、必要最小限の筋力で立っていることが出来るということだろうと思います。
なぁんだ。
と思うでしょ。
でも、人の感覚はけっこうテキトーです。
力が入ってないと感じていても、意外に必要以上に入れていることもあります。
自分が自分に力を入れているのかどうか、たまに観察してみないと、意外に自分のことはわかりません。
胸を張ると姿勢が悪くなる話
姿勢を良くしようと胸を張ると姿勢が悪くなります。
これ、姿勢を何で捉えるかという基準の違いがそうさせます。
荒木は整体師です。
整体師には整体師の良い姿勢の基準があります。
呼吸が自然に出来ている。
血流がどこも阻害されていない。
これが良い姿勢の基準です。
この基準で良い姿勢になると、自然な美しさがあります。
ランウェイを歩くモデルさんとは違う美しさです。
モデルさんにはモデルさんの美しさがあります。
ショーアップされた中で人に見られる美しさです。
それと普段の良い姿勢=美しい姿勢は別物だと考えています。
胸を張ると、肋骨の動きが制限されます。
筋肉を使って肋骨を持ち上げ、持ち上げた状態で動かないようにしようとします。
その事が呼吸を浅くさせてしまいます。
自然な呼吸は自然な肋骨の動きが前提です。
呼吸のための筋肉は使われますが、それ以外の筋肉は使われない状態です。
自然な呼吸で立っていると、上半身は常に少し動いています。
動いているというより止まっておらず固まっていません。
微妙な動きで揺らぎのような感覚のものだと思います。
骨がないような、肉の塊が膨らんだりしぼんだりを繰り返す微妙な動きです。
それは生きている間ずっと続く自律運動です。
血流もこれと同じ。
どこかが阻害されている姿勢は、不自然な力が入っている姿勢です。
だから呼吸と血流。
自分の姿勢を見直してみましょう。
座るワークショップ でした。
座るワークショップでした。
ただ、座る。
座る事をテーマにしたワークショップで、座るのは楽でずっと座ってられるというのを体感してもらいたくて始めました。
来月(2月8日)もやります。
良い座り方とはどんな座り方なのか。
その基準がなければ座り方は変わらないし、良い座り方も決められないし続けられない。
座っている時の体の中はどうなっているのか。
形は状態はどうなのか。
良くない座り方はどんな座り方なのか。
どうして良いとか悪いと思うのか。
みたいな話から始まって実践をしていきました。
最終的にはずっと座っていても楽な状態が続くのを体感してもらえました。
来月もやります。
興味のある人は問合だけでもどうぞ。
しばらくはモニター価格で続けます。
次回の座るワークショップ。
2月8日(土)10:00ー11:30くらいまで。
てあて整体スクール(大泉学園)です。
モニター価格2000円で募集します。
興味のある人は問合だけでもどうぞ。
mail : teate@nifty.com
LINE : https://lin.ee/H5NyjYT
募集中のセミナー・ワークショップについて
年末年始のセミナーワークショップのお知らせです。
この機会にスキルアップしたり自分と向き合って下さい。
姿勢とカラダの地図 ワークショップ【12月28日】
12月28日(土)10:00−12:00
姿勢をテーマにカラダの地図(ボディマッピング)をするワークショップです。
姿勢が気になる方はどうぞ。
指針整体 無料体験会【12月29.30.31日】
12月29,30,31日10:00−12:00
指針整体の無料体験会を行います。
整体スクールを探している人は、この力を使わない指針整体を体験してから考えましょう。
”座る”ワークショップ 【1月4日】
1月4日(土)14:00ー15:30
座る事に絞ったワークショップです。
楽に座る事が出来れば、姿勢や自分の使い方にも気づく事がたくさんあります。
今回は初めてなのでモニター価格で募集しています。
コア・ストレッチ 【1月10日】
1月10日(金)18:30ー19:30
久しぶりのコア・ストレッチ教室です。
床の上でゴロゴロしながら背骨や肩関節・股関節を緩めましょう。
アレクサンダー・テクニーク グループレッスン 【東京 第一日曜】
1月12日(日)10:00ー12:00
毎月やっているATグループレッスンです。
1月のテーマは「アレクサンダーさんの発見」と「頭と首のボディマッピング」。
初めての方やこれからやってみたい方にはちょうど良いタイミングです。
クラニオ入門講座 @東京 【1月26日】
1月26日(日)14:00−17:00
クラニオ(頭蓋仙骨療法)の入門講座です。
この講座で頭・胸腔・腹腔・骨盤・仙腸関節の調整法を学びます。
座るワークショップ 【1月4日】
座るワークショップをやります。
ただ椅子に座るワークショップです。
もちろんいろいろ試しながら、アレクサンダーテクニークやボディマッピングも使いながら。
でも、だた、座ります。
楽に無理なく長く座る事が出来れば、姿勢も楽に呼吸や血流まで改善するかも知れません。
椅子で座ることが出来れば、立った時の姿勢にも繋がります。
座る事で股関節や背骨の使い方(在り方)が変われば、歩く事も変わります。
きっかけは質問をされた事です。
荒木さんは一日中そんな良い姿勢で座ってるんですか?
その姿勢で疲れませんか?
良い姿勢はキープするのが難しいんですよね。
どうやってキープするんですか?
再現出来るものなのかな。
患者さんや生徒さんに良く聞かれます。
荒木は姿勢が良く見えるようです。
気をつけていない事はありませんが、良い姿勢にしようだとか、キープしようだとかは思っていません。
良い姿勢をまたやろう、再現しようとも思っていません。
一言で言うと、感じる事と、やらない事を、試し続けている感じです。
これだと分かりにくいですね。
自分の座り方はどうやっていればこうなっているのか、一言では伝えられません。
殆ど一日中座っていても疲れません。
姿勢も見た目はあんまり変わりません。
これを知ってもらうのに、少し時間を取っていろいろ試して体験すれば、伝わりやすいのではと思って、企画しようと思いました。
でも、ただ座るだけなので、興味がある人がいるかどうかは分かりません。
先ずは試しにやってみようと思います。
試しながら作って行きたいと思います。
1月4日にやります。
試しながらなので、モニターを募集します。
内容(予定)
・先ず座ってみる
・ボディマッピング(骨格)の話と体験
・体の中からのサポートについて
・股関節の動きと余裕を思い出す
・広がり続ける体の話、動き続ける体の話
座るワークショップ
日時:1月4日(土)14:00から60分から90分くらい場所:てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
料金:2,000円 (モニター価格)
定員:5人
申込:mail teate@nifty.com
LINE https://lin.ee/H5NyjYT


身体について最近考えている事
整体とアレクサンダーテクニークを仕事にしているという事もあり、身体についていろいろとよく考えます。
今年になってどんどん煮詰まってきた事があります。
身体と環境や習慣についての事です。
人の身体は狩猟採集に適するように進化していて、今も狩猟採集に向いた身体を持っていると言われています。
これに反して現代人の周りの環境は、狩猟採集時代とは全く違う状況になって来ています。
地面は凸凹や様々な素材ではなく、概ね平坦になり硬さも均質になりました。
気温や湿度も室内ではある程度一定に保たれるようになっている。
明るさも夜も明るいのが普通になり、自由に明度を変える事が出来ます。
スーパーカーで制限速度40キロの道を走っているような状態と言えば良いんでしょうか。
人の身体はさまざまな状況に対応出来る機能を持っていますが、多くの部分は使われないようになっています。
25個以上の骨で出来ている足部は、靴下という袋に入れられ、靴というカバーをされて、動きが制限されています。
テーラードのジャケットやシャツなどは腕(袖付)が斜め下に降りるようにつけられていて、実は腕が上げにくい形状をしています。
階段は同じ段差で出来ているので、ある特定の筋肉を使って登る事が出来ます。
逆に言えば、特定の筋肉以外は使わない状態になっているとも言えます。
人の身体が沢山持っている機能は、多くが使われていないという事です。
多くの機能を使わない事は、エネルギー消費を少なく楽に動けるという事ではあります。
それと反対に使わない機能は、使いづらくなる事が考えられます。
使っていない筋肉を固めていたとしたら、その筋肉は硬くなり動きづらくなって来ます。
猫背や反り腰など姿勢が気になる人は、普段から関節や筋肉を動かしていないのかもしれません。
姿勢や体の使い方についてはちょっと別の事も考えます。
習慣です。
人が動きを学習するのは、誰かの動きを見る事がとても大きな影響を与えます。
ミラーニューロンという神経があって、親の動き(姿勢や話し方も含め)を見ていて、それが似てくるのは、動きを学習する教師データが親だからだと思います。
そしてそれは習慣になり癖になり、結局はその人らしさと言われたりもします。
また、習慣は見た物だけで出来る訳ではありません。
机や椅子など、何かをするために作られたものの形状によって、作られる事もあると思います。
殆ど全ての身の回りのものが人工的に作られていて、それを使って生活している事が、今の自分の使い方の習慣の原因になっている可能性がある。
高度経済成長の時期に文化住宅というのが出来ました。
フローリング(板の間)が出来て、テーブルと椅子が置かれました。
その時、姿勢を教えるお爺さんお婆さんは、畳の上に座っていて椅子の座り方を知りませんでした。
(座り方の姿勢や体の使い方の話)
その後、バブルの時期にはマンションが多く出来て、ほとんどの家がフローリングばかりになり、畳の部屋が激減しました。
そのフローリングの部屋で床に座る習慣が出来ます。
板の間のテーブルで椅子の座り方を教えられなかった人たちが、フローリングで床の上に座るようになった。
そしてこの時期を通じて、姿勢を教える教育がほとんどなくなって来ました。
これ、荒木の偏見かもしれません。
でも、学校で姿勢を正すように言われた世代は、もう50代以上なんじゃないかと思います。
誰からも姿勢を教えられず、崩れた座り方の親を見た世代は、姿勢がどんどん悪くなっているように見えます。
整体では硬くなったところを緩め、歪んだところを戻し、動きの悪い関節の動きを出します。
それは元々使えていたものを使えるように戻すというイメージです。
体の使い方をいろいろと教えるのは、持っている機能を十分に使う事で、体の元々の状態に近づくと考えているところがあります。
アレクサンダーテクニークはたぶん、現代の人工物の中で出来上がった本来的ではない体の使い方を、元々の使い方を個人個人が思い出すために学習法として大切だと思います。
個々のやり方を教える方法もありますが、自分で感じて分かるという方法として良いんだろうと思います。
そうすれば自分の在り方が変わり、やり方も自然に変わってくる可能性があります。
身体に戻る必要があると思います。
鍛える必要はないですけど、身体全体を動かしたり、身体のすみずみまで動く事を確認したりする必要があると思います。
そうしないと、どんどん身体は忘れられます。
自然の中で寝転ぶだけでも良いかもしれない。
凸凹道を柔らかい靴で歩くだけでも良いかもしれない。
自分自身が今どんな感じなのか、時間を作って感じるだけでも良いかもしれない。
こうやるのと、ああやるのとで何か違いがあるか、感じてみるだけでも良いかもしれません。
楽で便利で都合よく、あまり動かなくても生活出来ます。
でもそれは、持っている機能や能力を使っていないという事です。
持っている機能や能力を使わない事は、そのためにある骨や筋肉や腱や靭帯や、内臓の働きや免疫の働きなんかも、使わないという事になるんだろうと思います。
こうやって発信するだけでなく、来年は実際に体を動かす何かを始めないといけないかなと思っています。
ストレッチでも散歩でも、それを一緒にやれたらと思います。
姿勢は揺れながら
良い姿勢がキープ出来ないんですよ。
患者さんからよく聞かれます。
どうやればキープ出来るんですかねと聞かれる事もあります。
姿勢はキープ出来ません。
姿勢は形を固めるのではなく、揺れたままにしておくんです。
体には200位の骨と600位の筋肉があります。
骨は関節で繋がっていて、動くように出来ています。
生きているうちはずっと、心臓が動いています。
心臓が動くと、血管には血液が流れ続けます。
また呼吸もずっとしています。
呼吸は呼吸筋という筋肉が動いて、肋骨や背骨を動かし、横隔膜が下がったりする事で起きています。
肋骨や背骨が動けば、頭蓋骨も骨盤も動きます。
骨盤が動けば大腿骨や脛骨や足部も動きます。
それぞれの動きは大きくなくても、止まる事なくずっと動き続けています。
体は固まれないんです。
姿勢をキープしようとすると、筋肉を固めてしまいます。
筋肉を固めて骨の位置関係を固定しても、数分で崩れます。
そんなに長くキープ出来ない。
だから姿勢は揺れてて良いんです。
体をゆらゆら揺らしながら、揺れが小さければ姿勢が止まっている”ように見え”ます。
良い姿勢の人はキープしているんじゃなくて、だいたい良い姿勢の状態になっているだけなんです。
風の全くない池にボートが浮かんでいるのを思い浮かべて下さい。
遠くから見ればボートは止まって見えます。
でも、近くで見るとゆらゆら揺れています。
あの感じ。
人の体は沢山の骨や筋肉があるので、それらがゆらゆらしている。
ゆらゆらが微妙で微細で小さいので、揺れているようには見えず、良い姿勢のままにみえて来るんです。
立ち上がったばかりの子供の写真があります。
こんな風に立てれば良いなと思います。
どこにも力が入っていないのに、とても楽で良い姿勢に見えます。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Amail : teate@nifty.com
LINE : https://lin.ee/H5NyjYT
力を使わない指針整体とボキボキしない骨格調整で整体師になるなら。
安心して使える手技を身につけて整体師になって下さい。
入学は随時受け付けています。
姿勢とカラダの地図 ワークショップ
年末に「姿勢とカラダの地図」のワークショップを開催します。
整体師でアレクサンダーテクニーク教師の荒木にしか出来ないワークショップです。
オリジナルテキストを使い、姿勢をテーマに体の地図(ボディマップ)を確認して行きます。
姿勢は生まれつきだとか遺伝だとか。
猫背や姿勢の悪さは治らないと思っている人がいます。
でも、自分の姿勢を作っているのは自分です。
生まれてから親や兄弟や沢山の人を見て作られて来たのが姿勢です。
性格が関係している事もあります。
今の姿勢の原因を知り、自分の姿勢を見直すのに、自分の体の中がどうなっているのか知るのも一つの方法です。
体の中の仕組みと外から見た形の違いを確認する事で、姿勢を作る土台となっている設計図の見直しをします。
アレクサンダーテクニークの考え方も取り入れて、ワークをして行きます。
頭の形は縦長なのか横長なのか。
首は顎の下からなのか。
腕が動くのはどこからなのか。
股関節は上半身の下に繋がっているのか。
姿勢に関係する部位を、イラストを見たり、触れたり動かしたりして確認します。
姿勢が気になる人だけでなく、体の仕組みを知りたい人も来て下さい。
年内最後のワークショップです。
お待ちしています。
姿勢とカラダの地図
日時:12月28日(土)10:00ー12:00場所:てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
料金:12,000円(当日清算)
定員:6名
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