年齢は姿勢に出る。 カルメン・デロリフィチェをご存知ですか。
男性でも女性でも、年齢を一番感じるのは姿勢です。
どんなに肌が綺麗でも艶があっても。
猫背で頭が前に出ていて、歩幅が狭い人は高齢者に見えます。
逆に皺が深くても白髪でも。
姿勢の良い人は、若々しく見えます。
若々しく見えるだけでなく、実際に若いと判断されます。
年齢は見た目の情報と印象で決まります。
情報とは肌艶とか皺とか歩幅(歩き方)とか姿勢のことです。
印象とは見た目の事で、これまた姿勢や歩幅の事です。
肌に艶がなかったり皺が深かったとしても、姿勢が良く歩幅が広いと、年齢は若く見える事になります。
カルメン・デロリフィチェというモデルさんをご存知ですか。
現在、94歳になる現役のスーパーモデルです。
動画を見つけました。
3分20秒過ぎから10年程前のランウェイの様子が見られます。
80代前半です。
髪の色は40代で染めるのをやめたと書いてありました。
顔や首筋や手の皺は年齢なりに刻まれています。
ただ、姿勢は年齢を全く感じさせません。
若く感じさせる。
というか実際にお若いという事でしょう。
この姿勢や歩き方が出来るのは、筋肉もある程度持っているという事だと思います。
年齢は姿勢に出ます。
アンチエイジングが気になるなら、先ずは姿勢を見直しましょう。
良い姿勢は呼吸や血流が良い状態です。
良い姿勢の状態が続けば、体の調子も良くなる可能性が高くなります。
アレクサンダーテクニークは自身の使い方の学習法です。
姿勢や歩き方が気になる方は、個人レッスンを受け付けています。
アレクサンダーテクニークのワークショップを大阪で行ってきました。
大阪谷町四丁目のダンススタジオでアレクサンダーテクニークのワークショップでした。
ダンススタジオでしたが、参加されたのはダンサーさんではなく、古い友人の知り合いで顔ダンス講師をされている方々でした。
顔ダンスとは表情筋のうち笑顔の筋肉に特化したトレーニングをする事で、若々しく明るい笑顔の人になるメソッドです。
皆さんお若く美しく素敵な方々でした。
それぞれに悩みがあり、その参考になればと思って話をしたり、触れたりしました。
今回は姿勢をテーマに進める予定でしたが、少し横にそれたかもしれません。
アレクサンダーテクニークとは何かという話、ハンズオンワークという手法、ボディマッピングという簡単な解剖学を使った体の再認識など、2時間半の内容でしたが、盛りだくさんになったと思います。
レンタルする予定だったパイプ椅子とホワイトボードが用意されていなかったので、少し最初は慌てましたが、皆さんその場にあるモノや事で対応して頂き、無事に進める事が出来ました。
2月と6月にも同じように顔ダンス関係の方々にレッスンをしました。
皆さん美意識が高く、その事で見え方や自分に対する観察には慣れているように思いました。
それをどんな風に捉えるかが、アレクサンダーテクニークを学んでいく上で大切かなと思いました。
せっかくなのでフォローアップ・セミナーをやりたいと思い始めました。
荒木のワークショップはつい解説が多くなってしまい、体感の時間が少なくなる傾向があります。
ハンズオンの時間やアクティビティの時間を多くしたセミナーを企画出来ればと思います。
皆さん
お疲れ様でした。
それぞれに感じた事を大切にしていってください。

姿勢を良くするには、力を抜くのか力を入れるのか問題
姿勢を良くするために、体に力を入れるのか力を抜くのか。
答えは「力を抜く」です。
力を入れて何かをすれば、力が抜けた時には、その何かが出来ていない状態になります。
力を入れて何か(=姿勢を良くする)をすると、いつか力が抜けて何かが出来なくなる時が来ます。
起きている時間ずっと力を入れ続けるのは無理ですから。
だから姿勢を良くするのに、力を入れるのは間違い、と言う事になる。
いや待てよ。
今の姿勢から別の姿勢(=良い姿勢)にするのには、今の状態を変える必要があります。
今の姿勢を変えるんだったら、力を筋肉を使って体を動かす事が必要になるんだから、力を入れるのは正解、と思えなくもありません。
今の姿勢は力を入れてやっている訳ではないんだから。
確かに。
では、どっちが正解?
今の姿勢は別に力を入れている訳ではない。
力を入れている感覚はない。
人によって猫背だったり反り腰だったりするけど、それは「そうなっている」んであって、「そうしている」訳ではない。
と感じます。
でも、実は、元々の姿勢は違うはずです。
生まれて1年くらいして、立ち上がった子供は、猫背でも反り腰でもありません。
巻き肩でもないしストレートネックでもない。
それが、知らないうちに猫背や反り腰に「なって』います。
実は力が入っているって事だろうと思います。
力が入っていて、いつもいつも入っているので、力が入っている(=入れている)事に気が付かなくなった。
そして、長く同じ姿勢にしていると、筋肉が硬くなり動きにくくなってしまう。
この、筋肉が硬くなって動きにくくなっているのと、知らないうちに長く力を入れて、力を入れているのが「普通」になっているのが相まって、今の姿勢
しているのではなく、なっていると感じるんだろうと思います。
やっぱり今の姿勢で力は入っているし入れている。
だったら抜くしかない。
でも、なかなか抜けません。
なぜなら入れている感覚がないから。
力を入れてない(と感じるし思う)のに、力を抜く事は出来ませんよね。
そこが、力を抜いて姿勢を作る(=良くする)時の難しいところです。
まずは自分が何かしてないか、自分の今の状態はどうなのかを、観察して感じる事です。
例えば立っている時に、前腿に力が入っていないか、腰に力が入っていないか、胸に力が入っていないか、首に力が入っていないか。
それを感じる事から始めるしかありません。
そのためにストレッチしたりするのは良いと思います。
硬くなっている筋肉を柔らかくするのに、ストレッチしたり風呂に入ったり睡眠を取ったり。
その上で観察します。
感じます。
そして、もし力が入っていたら、抜いてみる、やめてみる。
脱力しようとすると、力を抜きすぎてしまう事があるので、力をやめるくらいがちょうど良いと思います。
体の中には広がろうとする、元々の在り方(動き)があります。
それを信じて、入っている力を抜いてみると良いと思います。
「姿勢を良くするには、力を抜くのか力を入れるのか問題」はアレクサンダーテクニークの指導をしている時に、いろいろと考える課題です。
言い方や伝え方はいろいろあると思うので、また思いついたら書こうと思います。
小顔矯正やO脚矯正は本当に出来るのか
小顔矯正やO脚矯正、姿勢矯正などは出来るのか?
出来るとも言えるし出来ないとも言えます。
出来ると言うのは、外から見た形が変わるという意味で、出来ます。
出来ないと言うのは、骨の形は変わらないという意味で、出来ません。
骨は硬い組織です。
だから手技療法で形が変わる事はありません。
ただ、位置関係は変わるので、見た目が変わる事はあります。
小顔矯正であれば、頭蓋骨の形や大きさは変わりません。
でも、血流が改善されれば、顔の周りの水分が流れ、むくみのような状態が改善されれば、実際に小さくなる事はあると思います。
また、頭と首の位置関係が変われば、顎や首周りの筋肉の状態も変わります。
引っ張られたり縮んだりしていた状態が変われば、首が細く顎のラインが綺麗に見えるようになる事はあります。
でも、頭蓋骨の大きさは変わってはいません。
姿勢矯正では骨格の位置関係が変わって、外から見た姿勢は変わります。
O脚矯正では骨盤と大腿骨と脛骨の位置関係や捻れが変わる事で、O脚ではなくなります。
ただ、姿勢もO脚も、普段からの体や筋肉の使い方を変えない限り、効果は一時的で継続はしません。
でも、一時的でも姿勢やO脚が変わる事は間違いなく、それを継続させるためにはストレッチやトレーニングや、体の使い方を見直す必要があります。
手を使って矯正してもらったのは、骨格の位置関係や血流による筋肉や体組織の状態です。
それを維持させるのは、自分でいろいろやるしかありません。
自分で出来るケアの方法を教えてくれるサロンが良いサロンかなと思います。
”姿勢”をテーマにアレクサンダーテクニーク・グループレッスンをやりました。
”姿勢”をテーマにしてアレクサンダーテクニークのレッスンをやりました。
・アレクサンダーテクニークってどう言うもの?
・ハンズオンワーク
・体の中から姿勢をサポートしている力を感じるワーク
・体の地図(ボディマッピング)
この4つを2時間30分でやりましたが、ちょっと詰め込みすぎで、結局3時間になってしまいました。
帰った後にも自分で自分の姿勢を見直せるように、ヒントとなるような体験や情報を持って帰ってもらえたかなと思います。
今回、企画してくれたのは何と荒木の小中学校の同級生。
顔ダンスという表情筋トレーニングの講師をしている藤澤美子さんです。
昨年、ひょんな事からお互いにやっている事が発覚し、顔ダンスの生徒さんにアレクサンダーはどうだろうと相談がありました。
表情筋トレーニングをしていて上手く行かない事があるらしく、体の使い方を教えているのならアレクサンダーはどうなんでしょうという事でした。
その生徒さんがアレクサンダーのレッスンを受けると、上手く行かなかった事が上手く行くようになったとの事でした。
細かくはお話し出来ませんが、知らないうちにやっている習慣的な事から離れるという、アレクサンダーテクニークのアプローチが奏功したようです。
そこで、他の顔ダンスの仲間にもアレクサンダーを知ってもらいたいと企画をしてくれました。
2月に名古屋でもやりましたが、今回は東京です。
顔ダンスは笑顔の筋肉をトレーニングする事で、若々しくはつらつとした表情になると言うものです。
当然、美意識も高い方々なので、姿勢には興味津々で積極的に参加してもらえました。
顔ダンスに興味のある人は藤澤さんのブログをご覧下さい。
東京や中部地区で毎月レッスンをされています。
※顔ダンス講師 藤澤さんのブログ >>>
※写真右端の人は北海道からの参加ですが、大人の事情で写真NG
姿勢を見直すワークショップ 【5月24日】
姿勢をテーマにアレクサンダーテクニークのワークショップを行います。
姿勢は自分が自分の体を使った結果です。
知らないうちにそうなっていますけど、生まれつきという訳ではありません。
習慣というか癖というか、やらなくてもイイ事をやって今の姿勢になってるかもしれません。
立ち上がったばっかりの子供は、みんな真っ直ぐにスッと立っています。
猫背や反り腰は、途中からそうなって来ます。
元々そうなっているように感じますけど、実はちょっと違います。
自分の習慣に気が付けば、それをやめるだけで元々の自然な姿勢に戻るかもしれません。
姿勢をテーマに自分の使い方を見直すアレクサンダーテクニークのワークショップを行います。
自分に気が付く事から始め、体の仕組みを知って、本来の姿勢を感じとって下さい。
当日の内容はこんな感じです。
1)アレクサンダーテクニークについて
2)ハンズオンワーク
3)ボディマッピング
4)体の中のサポートを感じるワーク
アレクサンダーテクニークや姿勢に興味のある方、悩みのある方はご参加下さい。
◆アレクサンダーテクニーク 姿勢を見直すワークショップ◆
日時:5月24日(土)14:00から16:30
場所:てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
講師:荒木靖博
料金:一般 10,000円
問合:mail teate@nifty.com
LINE https://lin.ee/H5NyjYT
申込フォーム:
アレクサンダーテクニーク・ワークショップ テーマは”姿勢”開催します
姿勢をテーマにアレクサンダーテクニークのワークショップを開催します。
姿勢は自分の使い方の結果です。
自分自身が自分の体をどんな風に使っているかが、現れたのが今の姿勢です。
生まれつきだとか遺伝だと思っている人も多いと思いますが、本当にそうでしょうか。
初めて立ち上がった子供は、みんな真っ直ぐにスッと立っています。
猫背でも反り腰でもなく、首も体の上に乗っています。
あの姿勢を思い出すために、もう一度自然で楽な自分を取り戻すために。
アレクサンダーテクニークで自分自身を見直すワークショップを開催します。
当日の内容はこんな感じ。
1)アレクサンダーテクニークについて
2)ハンズオンワーク
3)ボディマッピング
4)体の中のサポートを感じるワーク
今回はアレクサンダーテクニークの考え方や使い方を使って、姿勢を見直します。
アレクサンダーテクニークや姿勢に興味のある方、悩みのある方はご参加下さい。
◆アレクサンダーテクニーク 姿勢を見直すワークショップ◆
日時:5月24日(土)14:00から16:30
場所:てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
講師:荒木靖博
料金:一般 10,000円
問合:mail teate@nifty.com
LINE https://lin.ee/H5NyjYT
申込フォーム:
姿勢は固めない 【動画】
姿勢は固めるものではありません。
姿勢は状態です。
姿勢を良くしようとして、固めてしまうと必ず崩れます。
崩れずにその姿勢がキープ出来たとしたら、必ずどこかが凝るか痛くなります。
それでは姿勢が良くなったとか変わったということではなjく、ただ筋肉を使って体の骨の位置関係を変えているだけです。
姿勢は状態です。
いつまでも続けられる状態にする事が大切です。
だから意外と難しい。
自分がやっている姿勢、今の姿勢になる時に使ってしまっている筋肉を、やめる。
やらないようにする。
そんな話を動画でしました。
美しい姿勢とか美脚について考える事
女性の方はとくに気になる人が多いと思います。
美しい姿勢とか美脚など。
美と名前の付くもので、自分の体に関係する事です。
美しい姿勢や美脚と聞くと、パッと思いつく事があると思います。
その美の基準は何ですか?
こういうものが美しいと言う時の基準は何でしょう。
荒木の場合は基準があります。
呼吸と血流が自然な事。
です。
呼吸と血流が自然に出来ている状態が、美しい姿勢や美脚の基準です。
呼吸が阻害されていたり、血流がどこかで悪くなっているようだと、外見状美しく見えても美しい姿勢とか美脚とは思っていません。
よくみるとその姿勢も脚も、美しくは見えないんだろうと思います。
ぱっと見には綺麗に見えたとしてもです。
例えば写真を撮ってシルエットを見ると綺麗かもしれませんが、肌艶だとか張りだとかがあまり良くなかったりすると思います。
人は生きていますから。
生きているということは呼吸をし血液が流れているということです。
呼吸と血流のどちらかが滞っていると、健康ではなくなってしまいます。
健康ではない体は美しい状態ではないし美しくは見えない。
そんなぁと思うかもしれませんが、結局そういうことだと思います。
呼吸と血流が大切だと思います。
立つ時に力はいるのか
立っている時、力はいるのかという話です。
姿勢の話ですね。
来月、姿勢をテーマにしたアレクサンダーテクニークのワークショップをやる事もあり、少し頭の中をまとめておこうと思います。
こういう話が実は難しいのは、言葉の統一がだいたいはなされていないからです。
今回の場合は「力」です。
「力」が何を指しているかという事です。
筋力のことを力と言っていると思うんですが、実際に筋力を使っているかどうかという話なら、筋力は使っています。
筋肉の緊張なしに、立った状態は保てません。
でも、立つのに力はいらない、という話も聞きます。
脱力して立つのが大切という言い方がされることもあります。
この場合の力はたぶん、筋肉を緊張させているという感覚のことです。
力を入れている”感じ”です。
人の体には姿勢保持に使われる筋肉があります。
大腿四頭筋や臀筋群、脊柱起立筋や腹直筋や腹横筋など、体表にある大きな筋肉です。
そして姿勢反射という反射もあります。
姿勢を保持するような、安定性を保持するような筋肉の動き(反射)です。
姿勢保持筋が適切に姿勢反射をしていれば、立つ時に力が入っている感覚はなく、必要最小限の筋力で立っていることが出来るということだろうと思います。
なぁんだ。
と思うでしょ。
でも、人の感覚はけっこうテキトーです。
力が入ってないと感じていても、意外に必要以上に入れていることもあります。
自分が自分に力を入れているのかどうか、たまに観察してみないと、意外に自分のことはわかりません。




