経験が生きる仕事
学生時代の友人たちが定年退職する年齢になりました。
ということは自分も定年退職の年齢になったということです。
去年くらいからだったと思いますけど、急に昔の仲間からの連絡が多くなりました。
同窓会だったり定年退職祝いだったり。
こう書いていて、なんだか本当にすごい爺さんの文章だと思いますが、まあそうなんでしょう。
大変だなというか、不思議だなというか。
勿体ないなぁと思うのが、定年年齢の後の仕事です。
もう大して働く必要はないから、週に3・4日だけ仕事をしているという人もいますけど、いろいろ聞いていると仕事の内容がかなり変わる人がいるようです。
それまでの経験や実績とは関係ない仕事になる人がいます。
聞くところによると、60代くらいの人は3つのパターンに分かれるようです。
一つはそれまでの経験や実績を活かした仕事に移っていく人で、会社で専門の役員などされた人です。
もう一つはそれまでの経験や実績を活かす場がなく、思いとは裏腹な仕事に就くか、リタイアして仕事をしないような人です。
会社で部課長を経験された方などが多いようで、特にゼネラリストとして会社のさまざまな分野で活躍された方です。
最後はとにかく生活のために働かなければいけない人です。
一つ目の人たちは人数がかなり少なく、二番目と三番目の人たちが人数が多いようです。
整体師は経験が活きる仕事です。
そもそも定年がありません。
体力が続けば生涯現役で仕事が出来ます。
力を使わない手技であれば、80代でも出来るのかなと思っています。
実際にはその年代になると後進の指導に回る人が多いように思いますけど。
会社員よりこっちが良いよと、一概には言えませんけど、60代以降の働き方は考えても良いんだろうと思います。
出来れば30代のうちに考えられると良いのかな。
60代後半から趣味だけして生きていくというのは、たぶん無理です。
かなり本格的になっていないと、続かないと思います。
もし仕事を早めに変えるなら、40代50代くらいに経験が活きる仕事に変えておけば、60代で10年以上の経験が積めることになります。
副業が認められる時代になりました。
好きな世界で副業を少しずつ始めておくのは良いと思います。
定年再雇用で給料が半減する話
患者さんと話をしていました。
今年の春で定年で再雇用されたが、仕事は全く同じで給料が半減した。
という話を聞いた。
出社日数も同じで業務内容も全く同じ、当然、仕事をしている時間数も同じで”成果”も同じ。
でも、給料は半減という事です。
これはね、よくよく考えると、とても酷い話です。
仕事ではなく年齢で給料が決まっているということですね。たぶん。
いやいや、そんなの当たり前です。
定年したら給料が下がるのは当たり前。
なんて思っている人が多いと思います。
いや、さすがに下がるのはおかしいと思っている人もいるかもしれませんが、世の中は一般的にそうなっています。
そうなっているのに、誰も、いや少しはいるかもしれないけど、暴動になったりはしていない。
成果が同じだったら同じ給料で良いと思います。
それじゃあ会社の利益が出ないとか、いう人がいると思いますけど、そうでしょうか。
それまでも利益が出ていたんなら、それ以降も同じ給料でも利益は出ます。
それじゃあ若い人が働く場がなくなる、というのも、そうでしょうか。
定年してしばらくは全く同じ仕事内容でしょうけど、体力的な問題もあるだろうし、自分の時間の問題もあって、仕事を減らしていったり内容を変えることもある。
そうしたら、その分だけ給料は減らせば良い。
ついでに若者に指導をするというのも、当然仕事として評価されるべきと思ったりします。
変なんですかね。
世の中のことは、前からそうだったから今もそうしているということが多すぎるように思います。
ホントのトコロはどうなんだろうと、考えることも大切かと思ったりします。
定年退職
そろそろ定年退職の年齢です。
と言っても整体師にもアレクサンダーテクニーク教師にもダンスをするにも定年はありません。
学生時代の仲間や友人とSNSでつながるようになりました。
その仲間や友人の口から再雇用や定年の話題が出るようになったのは数年前。
完全定年して数年経ったとか、今年は再雇用も終わっていよいよ退職だという話も聞きます。
全く実感がありません。
40代前半で会社を辞め独立しました。
それから20年ちょっと。
一人でやって来ました。
いろいろな人に助けられてなんて言いますが、結局は一人。
ま、それは良いとして。
40代から毎日同じように仕事をしてますが、同僚が周りにいない状態です。
そうなると話をするのは患者さんや生徒さんや、たまに同じような仕事をしている人たちです。
そうやって過ごしてくると、定年という感覚は全くない。
同じように整体師やセラピストやアレクサンダー教師をしている人たちは、ずっと仕事を続けています。
年齢で区切ると言うことはない。
体力的な問題で退く人はいるかもしれませんが、私の周りにはそう言う人もいない。
となると、全く定年的な考え方、仕事を辞めるという考え方が生まれません。
ダンスもそうです。
ちょうど昨日、ダンスパフォーマンスを観ました。
その中に伊藤直子さんというダンススタジオ・セッションハウスで振付や作品作りをしている方の作品がありました。
出ているダンサーたちは殆どが荒木よりも年上。
年下の若く見えるダンサーは後ろの方で踊っていました。
それが本当に素敵。
お世辞ではなく良い。
大人にしか踊れない大人のダンス。
動きが大きい訳ではないし、高く飛ぶ訳でもない。
でも、大人にしか表現できない世界を展開していました。
会社を辞める年齢になるのは、皆同じです。
でも、その年齢にしか出来ないことがあります。
仕事として、その年齢にしか出来ないことがあれば、”その”仕事なら続けるしかないでしょう。
辞める理由はない。
会社で65歳くらいまでしか出来ない仕事なら、退くのは仕方がないかもしれないですけどね。
まだ暫くは普通に働き普通に踊ります。
定年退職
自分が社会人になった頃の定年は55歳だったと思います。
その後すぐに60歳に段階的になってきて。
最近は65歳に段階的になっている状況のようです。
大学時代の友人からの年賀状に、同じ職場で再雇用になった、と書いてありました。
彼の会社は60歳定年で、だから再雇用と言うことになったんだと思います。
数年前に同じく大学の別の同級生が定年で退職したとも聞きました。
彼は大学と高校の間で数年勉強期間があったので、他の奴らよりも少し早めに定年が来たようでした。
そう言う年齢かぁ。
そう言う年齢なんだなと思います。
当たり前です。
人間毎日歳をとります。
日々は歳をとっている実感はありませんが、こういう節目の年代になってくるとそう感じたりします。
しかし中身は驚くほど変わっていない。
頭の回り方とか考え方とか、感覚的には30代と似たようなものだと思います。
同じことを30代にも思いました。
30代のころは17・8歳位と変わらないと思っていました。
同じことは17・8歳の頃にも思っていました。
当時は10歳位と変わらないなぁと思っていました。
もちろん知識や経験は増えていますけど、根本的な考え方は変わらない。
そうなると10歳位で考えていたことと、今考えていることがさほど変わらないと言うことになります。
ううむ。
ああああああああん。
と考えてみると、そうかもしれません。
人間進歩がないですな。
知恵だけはつくってやつです。
ま、でもそんなものんでしょう。
定年の時代を迎えて、これからどうするか。
そう考える人もいるでしょう。
今までと違って第二第三の人生を歩むとか。
でも、あまり変わらないように思います。
基本的な考え方は変わらない。
その上で何をしていくか。
今までやりたくてもやれなかったこと、は、やってみようと思います。
やってみたいと思いませんか!?
出来ないと思っていたことも、実はやらなかっただけで出来るのかもしれません。
ようはやるかやらないか。
「センセイ、私、整体師になっていなかったら、もうあと2年位で定年でした。」
整体スクールの卒業生がそんなことを言っていました。
整体師は定年がないですからね。
これからが面白くなります。
50歳で始めると65歳で15年選手です。
50歳からの転職は早いのか遅いのか。
考えるところです。
と言うかなかなか踏ん切りはつかないでしょう。
分かります。
自分自身が40歳で転職した時でさえ、あれだけ考えに考えたんですから。
50歳と言えば
先はどれくらいあるのか。
新しいことが始められるのか。
新し世界に進む体力はあるのか。
現実的な体力はどうなのか。
頭はついてくるのか。
今さらやってどうなのか。
本当に上手くいくのか。
上手く行かなかったらどうするのか。
そんなことが頭をよぎります。
確かにそうです。
でも、やっぱりやってみたい。
そうも思いますね。
今まで30年位働いてきて、死ぬまでに一回くらい自分のやりたいことをやりたかった。
人に雇われるんじゃなくて、自分で生きてみたい。
このまま勤めていたら、きっと後悔する。
一回くらいチャレンジしてみたい。
どうせ一回の人生なんだから。
そんな気持ちもあるでしょう。
50歳から起業して新しく開業して上手くいくのか。
正直それは分かりません。
保証します!なんて言えません。
世の中はなかなか大変です。
開業して10年継続出来ているのは5%位と言われたりします。
(でもこれは整体に限ったことではなく、一般企業も含めた数字です。)
競合が増えているとか、飽和状態だとか。
でも、悪いことばかりでもありません。
今は体の感覚が分からなくなっている世の中です。
整体師の仕事を体のプロと捉えるなら、必要性が益々増える仕事です。
需要は腰痛・肩こり・膝痛と言う筋骨格系だけの症状なら頭打ちかもしれませんが、姿勢を見るとか歪みを見るとか、動きを指導するとか、生活全般の指導者としての仕事は増えてきています。
教えて欲しい人が増えている時代でもあります。
ノウハウやハウツーを提供するような仕事は必要とされています。
そして何より50歳から始めたら、65歳になった時は15年選手です。
周りが定年退職で何もやることが無くなる時に、キャリア15年の手技療法の先生になっていることになります。
15年続く手技は力を使わない体に楽な手技のはず。
その後も続けていくことが出来ます。
15年の経験と知識と知見を持って、新たに患者さんを見ることが出来るようになる。
それが一番なのかもしれません。
70歳になると20年。
75歳で25年のキャリアです。
そそのかす訳ではありませんが、そう言う世界もあります。
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