60代後半で踊っている人の話
先日、ずいぶん久しぶりに平原慎太郎さんのクラスを受けました。
平原さんは東京2020オリンピックの開会式の振り付け演出をした方で、当時、ダンスクラスを受けていた私も声がかかってオリンピック開会式に出ることが出来ました。
とても忙しい人でクラスがキャンセルされることもあり、その後は定期的にはレッスンは受けていません。
いつもは松本大樹さんのクラスを受けるようにしています。
その松本さんのクラスも最近は少し遠ざかっていました。
週に1回程度の自主練はやっていますが、ストレッチ程度で踊りをガンガン踊るって感じではありません。
今回の平原クラスはフロアのテクニックと振り付けがありました。
30分以上フロアでバックロール(だったかな?)というテクニックの練習を繰り返し、そこからつながる振りをもらいました。
立ち上がっての振りも足されて、少し長めのコンビネーションになりました。
平原さんのクラスは本当にいろいろあって、以前受けていたものは、テーマをもらってそれぞれが小さな動きを作り、それを組み合わせて小作品のようなものにするというのが多くありました。
でも今回はある程度決まった動きを踏襲するというものでした。
なんとか動けていたんですが、最後の最後に振りが飛んで撃沈という終わり方で、少し心残りはありましたが、90分で500mlのスポドリが足りなくなるくらいの汗をかいて、体中を動かしました。
シャワーを浴びて(アーキタンツはシャワーがある)着替えをして駅まで歩いていると、筋肉がギシギシ言い出します。
右肩がけっこう痛む。
15年以上前にコンテンポラリークラスで床に飛び込んで、右胸鎖関節の靱帯が切れてから、肩の動きは大きくなりましたが、左右差が大きくてたまに使い方に左右差が出て筋肉痛になったりします。
今回はそれと床に強く打ちつけたようなタイミングがあって痛みが出たかなと思います。
バックロール?をする時に、長座から体を右横に倒し、まず右肘から先を床につきます。
その後、体を後ろに倒していくのに、右肩が体幹と床に挟まれるようになって、その時にねじるような動きになったのかなと思います。
肩関節が少し捻れたのもあるのかもしれません。
なんてことを考えながら帰ってきました。
こういう日はアルコールは抜きます。
飲むと寝つきが良いんですが、翌日の疲れの残り方が多く、使い物にならないことがあるからです。
風呂にゆっくり入って寝ましたが、全身がギシギシ言ってなかなか寝付けませんでした。
60代も後半になって普通にダンスレッスンに出ています。
大人バレエな皆さんも一緒でしょう。
たまに違う先生に出たり、違うテクニックのレッスンに出ると筋肉痛になると思います。
普段と違う筋肉を使ったり、普段と違う関節を動かすからです。
こういう時はとにかく疲労物質を溜めない事と流すことです。
アルコールは当日は必ず抜く。
風呂にはゆっくり入る。
当日も翌日も散歩程度の運動をして、アクティブレスト(積極的休息)を心がける。
睡眠時間は出来るだけ取る。
翌日になったら軽くラジオ体操的な動きで良いので、全身の筋肉と関節を動かしておく。(血流改善)
今回ご一緒した方々は、たぶん20代30代60代の方々です。
まだまだ動き続けたいと思います。
平原慎太郎クラス ダンス専科トリプルビル公演を観た。
神楽坂セッションハウスで行われた、【平原慎太郎クラス ダンス専科トリプルビル公演】を観た。
3つのチームで5シーンを踊る作品になっていた。
一つは平原さん率いるOrganWorks(ゲスト作品)で、あとの二つがセッションハウスで行われているクラスの人たち。
木曜のクラスと昨年から始まった180Daysという二つのクラスの人たち。
木曜クラスはいつも出ているクラスなので、馴染みの顔もあり、自分がそこに居ない事に少し違和感を覚えるようだった。
全体を通して”美しい”作品だったと思う。
いつもの平原作品に自分が感じる”引っかかり”が少ない。
その分、流れるように見やすい作品になっていた。
流れるようにと言っても、目の前を通過していくのではなく、一つ一つにある色がクリアに見えるというような印象。
楽しんでいるだろうなと思わせられて、そこが観る時の楽さに繋がったのかもしれない。
OrganWorksの三人によるコンタクト(パートナリングと当パンにはある)の作品は、緊張感の中に息の抜ける笑える部分もあり、また高いスキルも観られる重曹的な作品だたっと思う。
タマラさん凄いよね。
発想が面白く、どこまで展開していくのかの期待感で、観続けられるものだったと思う。
そしてここで展開されたナニカが、作品全体に通底するものを見せてくれていて、バラバラになりそうな作品群を一つの世界に繋げているものだったような気がする。
まあね、三人とも素晴らしいダンサーでそれを見ているだけで楽しめました。
180Daysの作品は本当に個人的に好みというか好きな作品。
動きの質も動きの展開もテンポもリズムも、空間の使い方も流れも見え方見せ方も好きだった。
衣装も照明も舞台も。
舞台はいつもは客席がある側にあって、天井が低くなっていて、その低い天井で仕切られた横線というか、狭さの広がりが面白く見えた。
普段使っている鏡が収納されているところに、照明がチラチラ当たって反射しているところまで美しい。
昔、こんなテイストというか雰囲気のダンスを作りたくて、幾つか創ったけど、全くこうはならず、ああこういう表現があったのかと思ったり、やっぱり美しいと思ったり。
この作品のテンポやリズムや拍の取り方・作り方が、前後の作品たちにまで聞こえるような感じでした。
一つだけ引っかかりがあったのは、キュー(きっかけ)を出すような仕草というか目線や首の傾けがあり、それが意図的なのかそうでないのか、少し考えてしまいました。
ダンス専科作品はそれぞれの個性が見える作品になっていて、たぶん本人はそうでもないかもしれないが、そこがこの人の面白いところというのを引き出していた。
それぞれ少しずつ体が違うので、ユニゾンがユニゾンに見えないことまで、たぶん計算されているような気分になった。
随所に遊びもあり、楽しくみられた。
それにしても、個性が光る作品。
踊る側に立ってみると、これはかなり難しいのかなと思う部分もあった。
構成というか世界観を作りに行くのか、自分が出るだけで世界観に繋がるのかみたいな。
クリエイションどうやってんだろうと思ったりもした。
全員での最後のパートは、東京2020オリンピック閉会式のパリ側のパフォーマンスが頭にチラッと思い浮かびましたね。
ちょうどパリオリンピックが終わりパラリンピックが開催されているタイミングで、ひょっとして頭の片隅にあるのかなとちょっと思ったりしましたが、ま、それは下衆の勘繰りなんだろうと思います。
この最後も大好きで、こういう作りの表現として、まだこんなのがあったのかと思わせられました。
この上質の舞台作品をリアルで観る人が、現場では少なかったのだけが残念だったな。
良いものを見せてもらいました。
ありがとうございます。
来年は出るぞぉ!
【 光延と崩底 】を観てきた。
ダンスカンパニー " Organ Works " 10周年の作品
【光延と崩底】を世田谷パブリックシアターで観て来ました。
凄い作品。
見応えある作品。
素敵な作品でした。
舞台の奥行きも高さも深さも全て使い、ダンスだけでなく芝居も映像も音響も素晴らしい。
10周年にふさわしい作品になっていたと思います。
個人的には特に中盤で行われた、後ろ歩きからの群舞への繋がりと、その群舞に魅了されました。
最後の終わり方は、本当に泣けて来ました。
なぜか鷲掴まれるものがありました。
ああそう言う事かと思うとそうではなく。
ここで終わったと思ったら終わらず。
幾重にも世界観が交錯する舞台でした。
普段、ダンスカンパニーの公演を観にいくと、良いパフォーマンスだったと思うんですが、今回の作品はパフォーマンスという枠に嵌め込めないように感じました。
もちろんパフォーマンスは素晴らしいものがありましたが、構成されたもの構築されたものがあっての事で、単にパフォーマンスというわけにはいかないなと思いました。
ヨーロッパツアーとかやらないんだろうか。
ちょっと失礼な言い方になって申し訳ありませんが、、平原さんは可愛いなぁと思いました。
そして若い。
これまで積み重ねて来た経験と実績があるにも関わらず、若い。
感性なのか表現なのか在り方なのか。
若さが良い方向に表現されていたと思います。
お疲れ様でした。
ありがとうございました。
ダンサーの皆さんも素晴らしく素敵でした。
終演後のダンサーと話をするのが、異常に苦手ですぐに帰ってしまいました。
自分が出演している時も終演後にお客さんと話すのが異常に苦手です。
申し訳ないと思いますが、面白ければ面白いほどそそくさと帰ります。
そして帰り道に深呼吸してニヤニヤしたりふーっつとため息をついたりします。
その余韻がとても好きです。
神楽坂ダンス学校 5月 @セッションハウス
毎年連休に開催される【神楽坂ダンス学校】に参加する事にした。
今年は平原慎太郎さんのクラス。
「即興からの旅/シアターテクニック」という副題がついている。
昨年11月も森下スタジオで行われた、平原さんのシアターテクニックがテーマのワークショップに参加しました。
前回はたんツテアターやシアターテクニックの解説があり、その実践もあって、最終的にはグループ分けして作品を創るというところまで行った。
作品と言うより、グループに分かれて創作の過程を共有したものを、人前で発表するという機会だった。
だって、確か個人の動きを創るのに15分くらいで、あと15分だか20分だかで話をして構成して動きの確認して発表だかだったので、創作とまではいかないまでも、発表自体が創作になっているような場になっていました。
空恐ろしいいような胸踊るような体験でしたね。
今回はどうしようか随分考えましたけど、参加する事にしました。
2月末に母と同居する事になり、1ヶ月少し経って少し落ち着いてきました。
まだまだ病院のことや介護のことなど、手続き途中のようなところもありますが、一応は落ち着いて生活が出来始めているという段階になったので、そろそろ自分も落ち着こうかと。
後から思えばさすがに2月3月は少しアタフタしてました。
4月に入って少し深呼吸出来るようになった感じです。
楽しみです。
※神楽坂ダンス学校5月 >>> https://session-house.net/dance_school2024-5.html
ダンスワークショップに参加して – OrganWorks アレコレ3 特別企画 –
24・25日とダンスワークショップに参加して来ました。
OrganWorks 「アレコレ3」特別企画
平原慎太郎さんはセッションハウス(ダンススタジオ)でお世話になっている方で、幾つかのパフォーマンスに参加させて頂いた事があります。
今回は「アレコレ3」という舞台の育成企画の一環としてのワークショップでした。
オーディションで創るダンス作品と、OrganWorks関連作品の舞台を創るにあたって、オーディションにダンサー育成を併設しているようなイメージだと思います。
育成という前提があるので、ダンスワークショップにしては珍しく(と個人的に思う)前半に座学的な事があり、そこから動きを創っていくようなワークにつながって行きました。
今回はタンツテアター(ダンスシアター)という舞台の様式のようなものの解説と体験、そこから繋がるクリエーション(創作)でした。
初日にガンガン体を動かすワークショップには出られなかったんですが、二日目のタンツテアターと三日目のクリエーションには参加出来ました。
いつものことですが、自分と同じような年齢の方はほとんどおらず、特に男性でこの年齢はいないなぁという感じでした。
女性は数名10歳くらい年下の方がいたと思いますが、男性はたぶん一番近い人が30歳くらい年下だろうと思いました。
ま、いいんですけどね。
タンツテアターはピナバウシュに代表される日常的にな仕草や動作が再構築されているような部分が好きで、詳しくは分かっていなくても、好きな作品がそういう作品だったと後から分かる事が多々あります。
今となっては一般的な人間(ダンサー)にモノのような動きをさせたり、言葉を使ったりするのも特徴なのかなと思います。
あまりダンスや舞台を見ない人がみると、で何を言いたいの?みたいな質問をされたり、ちょっと良くわからないと言われたりする事があるのも特徴かなと思います。
ただ、最近は分からないという反応をする人は減って来ている印象もあります。
昨日はクリエーション(創作)でした。
そのためにコンポジション(構成)の話とワーク、タイムライン(時間軸)の話とワークを行い。
その後、3・4人のグループを作ってクリエーションを行いました。
最初に動きをそれぞれで作り、次にタイムラインを設定して、そこから構成を考えていく。
構成と言っても、動きをどこで使い、インプロビゼーション(即興)をどこに入れるかを決めるというような構成でした。
我々のグループは舞台上でのコンポジションは最初と最後だけ決めて、後はインプロとしてダンサーに任されました。
インプロの部分は二日目や三日目の前半で聞いたような内容(アフォーダンス)を取り入れることと、最初に作った動きを頭にイメージして動くことを約束事(タスク)としました。
で、すぐに発表。
クリエーションは動き作りから話し合いと流れの確認で60分くらい。
それで3分にはめる作品を作りました。
6作品が出来上がって観ましたが、それぞれに全く違う発想と構成で出来上がっていて、全く違う作品たちが出来上がりました。
でも、クリエーションのベースにはコンポジションとタイムライン、そしてアフォーダンスの考え方が入っている、のがわかりました。
構造の骨格がそうなっているみたいな印象なんだろうかと思いました。
面白い。
そしてダンサー・コレオグラファー・クリエーターとしては、緊張する現場でした。
電車で帰路につきながら考えていたのは、先月、神奈川の大きな舞台で見た大きな作品群でした。
モダンダンスとバレエの作品たちで、たぶん半年ちかくの時間と労力をかけて創られた作品たちだと思います。
それぞれに素晴らしい作品でしたが、あの作品たちと今回の60分で創った作品たちに、甲も乙も、良いも悪いも、上も下もないなあと思いました。
見えるもの見るもの、感じるもの、受け取るもの、どれも全く違う。
大きな作品たちも良い作品だし、こちらの作品たちも良い作品だと思いました。
そこがコンテンポラリーダンスの良さなのかなとも思いました。
これだからやめられない。
参加していた皆さん
オルガンワークスの皆さん
平原さん
ありがとうございました。
また、どこかで、必ず。
https://youtube.com/shorts/dWg-ma9zf-8?si=rk6wKwfDqHQRzTSf
↑ こんなトコ(森下スタジオ)でやりました。
『 B,C & D 』 来週、5月20・21・22日パフォーマンス本番です。
来週、5月20・21・22日とセッションハウスのダンス専科という企画で踊ります。
振付演出は平原慎太郎さんと小松睦さん。
昨年、オリンピック開会式でお世話になりました。
オンライン視聴できます。
アーカイブも1週間見られますので、ぜひご覧になって下さい。
ダンスは3つのグループの作品です。
荒木はTEAM Cでセッションハウスクラスのメンバーとして出ます。
TEAM BとTEAM DはOrganWorksのメンバー。
曜日によって組み合わせの違うチームが踊ることになります。
TEAM Cは5/20 20:00,5/21 15:00,5/22 18:00 に出演します。
荒木の手持ちチケットは売れてしまったのでも、見ていただける人は直接申込下さい。
22日(日)はオンライン配信もありますので、東京までは行けないという人はオンラインで楽しんで下さい。
オンラインで見ていただける場合、イープラスに直接申込下さい。
(荒木の出るのは、5月22日18:00です。)
▽イープラス
『 B,C & D 』コンテンポラリーダンス・ショーケース >>>
セッションハウスに見にきて頂く場合。
▽セッションハウス mail@session-house.net
▽OrganWorks info@theorganworks.com
件名
「『B,C&D』チケット予約」とし
1お名前
2電話番号
3ご予約日時
4チケット種類、枚数
******************************************************
『B,C&D』 CONTEMPORARY DANCE SHOW CASE AT SESSION HOUSE
PRODUCED BY SHINTARO HIRAHARA
『B,C&D』
公演日時
2022年
2022年5月20日~22日
5月20日(金)20:00
5月21日(土)15:00/19:00
5月22日(日)14:00*/18:00*
※荒木は5/20 20:00,5/21 15:00,5/22 18:00 出演
※開場は開演の30分前
※22日の*回は配信公演を予定
出演者情報
BALA
池上たっくん 大西彩瑛 浜田純平 堀川千夏 村井玲美
TEAM C
CLASS OF SESSION HOUSE
荒木靖博 今泉かなこ 高梨玲 後藤愛佳 篠子琴里 鈴木亮祐 高杉みどり 樋笠理子 平石祥子 福島史子 森瑞晶 森田由依 薬師寺綾 吉田渚 渡邉茜
TEAM D
DE/CO.
池上楓子 大森弥子 小松睦 鈴木奈菜 高岡沙綾 鳥羽絢美
チケット料金(税込)
観覧チケット 前売 3,000円 当日 3,500円 学生 2,000円
オンラン視聴券 1,500円
公演構成:平原慎太郎 小松睦
チラシデザイン:株式会社クラネオ 写真:加藤甫
照明:石関美穂 音響:蓮子奈津美 舞台監督:鍋島峻介 配信映像:中島詩織 原綾香
記録映像:むらいカメラ 主催:株式会社クラネオ
企画・制作:株式会社クラネオ SESSION HOUSE

5月にセッションハウスで踊ります。 (チケットあります。)
5月下旬にセッションハウスで踊ります。
今回もダンス専科という企画でダンス作品に出演します。
振付演出は平原慎太郎さんと小松睦さん。
昨年、オリンピック開会式でお世話になりました。
ダンスは3つのグループの作品です。
我々は5月20日21日22日にTEAM Cでセッションハウスクラスのメンバーが出ます。
(TEAM BとTEAM DはOrganWorksのメンバー。)
曜日によって組み合わせの違うチームが踊ります。
荒木は5/20 20:00,5/21 15:00,5/22 18:00 に出演します。(5/20.22チケットあり)
荒木手持ちのチケットもありますので、見ていただける人は連絡を下さい。
22日(日)はオンライン配信もありますので、東京までは行けないという人はオンラインで楽しんで下さい。
荒木から買って頂ける場合は、メールで連絡下さい。(teate@nifty.com)
オンラインまたは別の回をご覧になる場合は、セッションハウスかOrganWorksに直接お申し込み下さい。
▽セッションハウス mail@session-house.net
▽OrganWorks info@theorganworks.com
件名
「『B,C&D』チケット予約」とし
1お名前
2電話番号
3ご予約日時
4チケット種類、枚数
******************************************************
『B,C&D』 CONTEMPORARY DANCE SHOW CASE AT SESSION HOUSE
PRODUCED BY SHINTARO HIRAHARA
『B,C&D』
公演日時
2022年
2022年5月20日~22日
5月20日(金)20:00
5月21日(土)15:00/19:00
5月22日(日)14:00*/18:00*
※荒木は5/20 20:00,5/21 15:00,5/22 18:00 出演
※開場は開演の30分前
※22日の*回は配信公演を予定
出演者情報
BALA
池上たっくん 大西彩瑛 浜田純平 堀川千夏 村井玲美
TEAM C
CLASS OF SESSION HOUSE
荒木靖博 今泉かなこ 高梨玲 後藤愛佳 篠子琴里 鈴木亮祐 高杉みどり 樋笠理子 平石祥子 福島史子 森瑞晶 森田由依 薬師寺綾 吉田渚 渡邉茜
TEAM D
DE/CO.
池上楓子 大森弥子 小松睦 鈴木奈菜 高岡沙綾 鳥羽絢美
チケット料金(税込)
観覧チケット 前売 3,000円 当日 3,500円 学生 2,000円
オンラン視聴券 1,500円
公演構成:平原慎太郎 小松睦
チラシデザイン:株式会社クラネオ 写真:加藤甫
照明:石関美穂 音響:蓮子奈津美 舞台監督:鍋島峻介 配信映像:中島詩織 原綾香
記録映像:むらいカメラ 主催:株式会社クラネオ
企画・制作:株式会社クラネオ SESSION HOUSE

「 表現者たち ー LiBARATION 」 熊谷和徳
タップダンサー 熊谷和徳さんの
「 表現者たち ー LiBARATION 」
を横浜赤レンガで観てきた。
平原慎太郎さん
辻元知彦さん
もう言葉では表現できない。
何を言っても書いてもこの現場は表現できない。
でも、書き留めておきたくなる。
素晴らしい。
凄い。
素敵。
良い。
イイ。
パフォーマンスなんて軽い言葉では表現出来ない。
存在というのか在り方というのか。
力そのものエネルギーそのもの。
テクニックなんて関係ないんだけどテクニック。
気持ちなんて関係ないんだけど気持ち。
その動きと体が一体化した存在を伴うムーブメント。
で、音。
踏む音、擦る音、叩く音、カッと跳ねる音、沈む音。
そして三人。
人間が三人。
それぞれが独立して孤立して、一緒に居て、三人で世界が出来る。
でも一人一人の世界を持っている。
観ながら途中で気持ち悪くなって来た。
腹から何かが出て来そうになる。
息を凝らしているのに気がついて、肩を緩め呼吸を入れる。
視線を広げ集中していく。
一点を観て全体を見る。
タップダンスの公演は二度目でしたが、前回とは全く違う構成で内容でした。
熊谷さんのソロ、からの女性タップダンサーが登場してのデュオ。
そして、平原さんと辻本さんが交互にまた一緒に出てきてのダンス。
それぞれがそれぞれの持っているもの、その人自身のようなダンスを展開しながら、それぞれが立ち、干渉し合いながら倍音が見えるような。
タップの音の多彩さ、広がり破裂する音、静かに沈黙を聞かせる音。
後ろを流れる音楽。
汗がみなぎる男のダンスでありながら、汗臭さにはまり込まない。
洗練だけにならない。
うねりと静けさが気持ちよく構成される。
もうホントに。
そして最後にソロ。
やられます。
やられてしまいます。
力をもらうというのとは少し違う。
力のかたまりに出くわして呆然としてしまったような。
激しく強く、だけど観ていて美しさの要素が残る。
素敵な舞台でした。
暴風雨の横浜赤レンガ。
終わってみると静かな夜空が広がっていました。
ありがとうございました。
お疲れ様でした。

Organ Works 【 WOLF 】を観てきた。
横浜までOrgan Works【WOLF】を観てきた。
重く苦しく身動きが取れない。
冒頭から両肩の上から抑えつけられるような重苦しさを感じた。
ビニール袋を使った演出のせいだけとは言えない締め付けられるような雰囲気。
とは言え目は舞台上に釘付けになる。
見逃せない。
音が。
ダンサーの殆どない動きでさえ音がそれぞれの体の周りから発せられている。
それが抑えられた動きを余計に抑うつ的な印章にさせる。
それは最後までダンサーの動きと照明と音響とは別の、効果を産んでいる音だと思った。
そして表情。
体の見え方にも効果的な演出になっていたと思う。
抑えた照明、制限された動き、ビニールの演出、ビニールと体から発生する音
ダンサーと役者
人と狼
人工と自然
光と影
作品は最後に息抜きをするように深呼吸をするように少しずつ世界が見え拓け可能性を感じながら終わる。
だからなのか思い出しながらも、安心して帰路につくことができた。
個人的にはダンサーそれぞれが同じ事を同じ熱量で同じように徹底的に突き詰めて行くと、群舞で同じ振りを動いているのに個性だけがはっきりと見えたことに感激した。
妙子さんの何というか春画のような妖艶さ、たっくんの心許ない力強さ、大西さんのクリアで繊細な健気さ、村井さんの懐疑的な正確さと空疎な存在感、青柳さんの幼生から成体に近づく清々しさ。
そして安定の高木さん。
それぞれの持つ個性と力を最大限に引き出して作り出された世界だと思う。
テキストを使うものが最近増えているように思うが、自分としてはまだはっきりと受け止められてはいない。
ただ、ここに新しい表現があることだけは分かる。
あと、ここまで書くのはどうかと思うが、おじさんの役割として書いておくと、青柳さんのダンスはちょっと若さを感じた。
他のダンサーが100点だとすると、何かが足りないぶん95点くらいの仕上がりに見えた。
テイストの違いが少しだけ滲んで見えるような気がしてしまった。
ま、初回だったからかもしれない。
それにしても素晴らしい個性のダンサーばかり。
良いものを観ました。

ダンス専科2021 平原作品に出てみて。
少し時間が経ったのでゴールデンウィ-クに出たパフォーマンスについて、ちょっと思ったことなど書いて置こうと思う。
セッションハウスというのは神楽坂にあるダンススタジオです。
コンテンポラリーダンスのクラスが多く主宰の伊藤直子さんご自身もクラスを担当されています。
平日はダンスクラスをやっていますが、週末になるとパフォーマンスをするミニシアター(劇場)でもあります。
パフォーマンスは定期的に募集される公募展のようなものもあり、主催公演もありマドマゼルシネマというスタジオが主宰しているカンパニーの公演もあります。
たぶん15年位前から何人かの先生のクラスに通い始め、10年位前から公募公演やセッションハウス主催のショーイング・ワークショップなどにも参加しています。
今回はダンス専科と言う企画で、数人の先生がクラスの中で作品創りをし、出来上がったものを週末の公演にかけるというものに参加しました。
近藤良平さん、松本大樹さん、平原慎太郎さんの三人が作品創りをしましたが、荒木は平原さんの作品に出演しました。
平原さんの作品は初めてでした。
というか平原さんのクラスにさえ1回しか出たことはありません。
殆ど受けたことのない先生のクラスにいきなり作品創りに参加するというのは、考えてみれば無謀です。
今年は皆さん同様いろいろあって、少し動きを付けたいとかじっとしていたくない気分があって、稽古日を調べたら参加出来そうだったので申し込をしました。
初回のレッスン。
テーマを決めてインプロをすることになりました。
インプロというのは即興。
テーマはありますが、自分で動きを創ります。
いきなり?と思いましたが、何とかやってみました。
実は苦手意識があります。
インプロをやってもボキャブラリー(振り)があまり出て来ません。
同じような振りばっかりになってしまったりします、それにこれで良いんだろうか、求められていることに合致しているんだろうか、というような気分にもなったりします。
一緒に参加していた他の人達は、どんどん動きを創って行きます。
テーマと関係ないんじゃない!?と思ってしまうような動きに見えるものもあります。
ひととおり創り終わると、一人一人通してやってみます。
それに対しアドバイスがあったり、動きを追加したり少し削ったり。
ここで他に動きは何かない?みたいな提案があったりします。
聞いているうちに、求められていることを捜している場合じゃないということに気が付きました。
それぞれのダンサーの持っている素材や考えた動きを出す作業なんだということです。
ま、考えてみればあたりまえです。
枠に嵌ったような予定調和が求められる訳がない。
好きにやることが求められている。
だからインプロ(即興)なんでしょう。
平原さんから動きをもらうこともあります。
というか全体の6割くらいは平原さんの振り。
ただ、舞台上を構成していく時には、それぞれの個性を出すようなインプロ(後にそれが振りになる)が必要です。
それにしても否定されるような言葉が全くありません。
動きを面白がってくれる。
でも使わない動きは使わない。
作品の通しを始めるとダメ出しがありますが、ダメ出しという言葉ではなくコレクションという言葉でそれを行っていました。
あそこ良いねというのが先に来て、別のあそこはこんな風にするともっと良いねなどと言われます。
あとちょっとあそこは早めに出てもらうと良いね。
みたいな表現です。
そして、あそこはちょっとやめておいて、いつか使うかもしんないから、みたいにも言われます。
振りやタイミングを間違えると、あそこはどうだったっけ?みたいな確認になります。
間違えたと申告すると、ダイジョブ大丈夫、分かってれば、本番はまだ先だからとなります。
本番に向かう数回の練習では、動きやタイミングの確認指示だけでなく、感情的なというか質の問題についてもコレクションがありました。
ダンサーそれぞれも少しずつ修正しながら、動きも少しずつ変えながら本番に向かいました。
当日、朝、前日に出来なかった通し稽古をやり、午後からゲネプロ(衣装・化粧ありで照明も本番通りの通し)があって本番でした。
通しでもゲネプロでもコレクションがあり、確認するところは確認し、少し変える部分は替えて本番に臨みました。
当日に3回通したのは、本番自体が1回では初めてのことでした。
どんどん内容が変わる。
大きな変化ではなくとも、自分自身の中では随分違う感覚で踊ることが出来ました。
自分でも思いましたが、本番の動画を観る限り本番が一番よかった。
周りのダンサーが優しいのも驚きました。
いや、驚くと言うのはおかしいかもしれませんけど、とても協力的。
作品を一緒に創っていくために、自分のことだけでなく全体の見え方やタイミングをきちんと把握して行きます。
たぶん、それぞれに任された裁量の部分が大きいということがあるからかもしれません。
何十年も前に始めたころは、当たり前ですけど自分の裁量なんてありません。
言われたことを言われた通りに再現することが求められました。
それは技量の問題もあっただろうし、時代もあったんだろうと思います。
今は良い雰囲気の中で踊れるようになったと思います。
年下のダンサーにいろいろ言われるのが嫌な人にとってはダメかもしれませんけど。
最近は全くそんなこと気にならなくなりました。
とても良い経験だったと思います。
幾つまで出来るか分かりませんが、なんて言いそうになりますが、全然そんなこと思っていません。
動けなくなるまで踊っているんだろうと思います。
同年代がやってなくたって、まあもう関係ないですね。
ありがとうございました。




