強みを活かす、という考え方と、長く仕事を続ける事
強みを活かす。
最近、よく耳にするようになった気がします。
人にはそれぞれ特性があって、それぞれの人が他の人は持っていないものを持っている。
その中の強みを活かす、という考え方です。
正しい。
と思いますけど、それがなかなか自分では出来ないという人もいます。
整体師やセラピストになりたいという人は、どちらかというと自分の強みを全面に押し出すというのが不得意かもしれません。
自分を出すというところに引っかかったりします。
怖気付くというのではないですが、何となく我が我がと前に出るのに気が引けるという感じでしょうか。
僕もそうです。
それでも25年整体師として続けてこられました。
どうしてか。
強みを活かすというのを、少し考え方を変え言葉を変えてみます。
強みを活かすためには、強みを知らなければ活かせません。
自分の強みを知るという事は、自分を分析するというか客観視して、どんな人かを判断するという事です。
これ、意外に難しい。
でもやってみます。
そうすると。
強みはなかなか出てこないけど、弱みはすぐに思いつく。
話し下手だったり、声が小さかったり(物理的な意味ではなく、自分の話をどんどんするタイプではないという意味で)、意外に人見知りだったり、心配性だったり、疑り深かったり。
弱みは強みの裏返しだったりしますが、それも良く言われる事で、それほどでもないだろうと思ったりします。
整体には関係ない事なら、すぐに収支計算したり、同じ事を毎日出来たり、という強みのような性格のようなものも出て来ます。
絶対的な強みとしては、手技には自信があるって事はありますけど、それを活かすのが、他の強みだったりするという事だと思います。
弱みを知っておく事が、長く続けるコツだなと思います。
ポジティブシンキングも大切ですが、ネガティブシンキングも大切です。
個人でやっている仕事を長く続けていくには、ポジティブな攻めも大切ですが、ネガティブな守りも大切です。
心配性なので、いつも計算をしています。
今の売上が続くと、今後の収支はどうなって行って、預金残はどうなっていくのか。
それは常に計算して来ました。
毎日のように何ヶ月か先の資金残を計算していた。
これは患者さんが増えている時もですが、減って来た時にもそうでした。
本当に危なくなりそうな時は、何ヶ月も前にいろいろな施作を考えて手を売って来た。
それは資金の事だけでなく、整体院やスクールの宣伝の事や、セミナー企画の事だったりもします。
引っ越しを考えたり、料金の値上げの事も考えて来ました。
強みを活かすって言うのは、他の人にない才能を活用するというだけでなく、心配性や疑り深いなどネガティブな事も対策のためのベースとして考えるという事にすれば良いのかなと思います。
どちらか一方だけだと長続きはしないのかなと思います。
シニア世代が整体師を目指す時の強みと弱み
50代60代から整体師を目指す人には、共通の強みと弱みがあります。
強みは経験があること。
整体の経験ではなく、社会経験や人生経験です。
長く生きて来て、社会生活も長いので、それだけ経験があります。
整体とは関係がないものですが、患者さんにとっては経験のある先生の方が信頼をおきやすい可能性があります。
痛みや症状についても、経験済みの事が多いし、会社や人間関係の問題でも経験済みの事が多いと思います。
話を聞く事は患者さんにとっては、何かを吐き出す事でストレスの解消にもなり、体も開放されやすい状態になります。
信頼を得られれば、患者さんの体の中で成長や治癒が起こると、最近の自律神経系の理論(ポリヴェーガル理論)でも言われています。
コミュにケーションを上手くとれれば、人生経験や社会経験が豊富な事は、若い世代や社会経験の少ない世代と比べれば強みとなります。
長く続けて来た仕事や業務、趣味なども強みになる事があります。
長く仕事を続けてくる事で、モノの見方や分析方法が身についています。
また、開業や副業で仕事をする時は、収支計算や目標の立て方、フィードバックの方法などが出来るのも強みです。
月別の収支計画や売上計画を立てるのも、社会人の経験が長ければ難しい事ではないでしょう。
それが出来るか出来ないかは、長続きする整体師になれるかにつながります。
長く続けている趣味があるなら、同じ趣味を持つ人たちとの繋がりが患者さんに繋がる可能性もあります。
テニスや水泳やボールゲームをしている人は、それぞれ独特の痛みや症状に対応出来るという事が売りになる事もあります。
逆に弱みとなるのも、経験があることです。
経験がある事で、物事の味方が固まってしまう人がいます。
多くの経験を積んできているので、その事が患者さんの話を解釈する時に、自分の経験だけに当てはめてしまう事があります。
患者さんの痛みや症状を、自分の経験だけに当てはめてしまうと、症状や痛みの見方に偏りが出来てしまい、原因を見つけるのが難しくなってしまう事があります。
もう一つの弱みは年齢です。
20代30代の患者さんを年下扱いしてしまうと、上手く行かない事があります。
年齢の上下は関係なく、患者さんと整体師は対等の関係です。
上から目線の態度や話をしたりでは、患者さんの信頼は得られない事になります。
グレイヘアや顔に刻まれたシワは、患者さんの信頼を得るために使って下さい。




