整体師になる理由
てあて整体スクールを始めて15年以上が経ちます。
その間、本当にさまざまな方々が入学され卒業して行きました。
卒業後は開業される人も多くいますが、ピラティスやパーソナルトレーニングやヨガなどの指導に加える人、先ずは就職して開業を目指す人、整体師になることはやめて元の仕事を続ける人など、さまざまです。
今月、入学された生徒さんの入学動機をこのブログに上げました。
( 入学動機 ~アラウンド30女性~ >>> )
「生きる力」がテーマになっていました。
最近はこういうこと考えなくなっていたので、ドキリとしました。
スクールを始めた頃の入学動機には似たものがありました。
人に喜ばれる仕事がしたい。
整体は直接、目の前でお礼を言われるから。
手に職を付けたい。
そんな動機が多かったように思います。
今も似たような事を言われる方もいます。
整体は人に直接触れ、基本的には一対一でするものです。
その場で結果が出て、その場でお礼を言われ、お金まで頂けます。
会社で仕事をしていると、なかなか直接お礼を言われることはありません。
まして大きな会社だと、歯車とまでは言いませんが、自分がやっていることが、誰の何に役に立っているのかが分かりにくいということはあるかと思います。
給料は振込だし、何だか実感がないというか体感がないのかもしれません。
分かります。
私も20年前までは20年間サラリーマンやってましたから。
最近の動機は少し毛色が違うような気がします。
上手く言えないんですけど、もう少し俯瞰で見ているようなイメージがあります。
人に喜ばれる仕事なんですが、人間に触れる仕事というか、人の生活や生き方やその人に触れる仕事がしたいような。
あるいは、自分自身を見つめ直したいと言うような。
家族の健康をと仰る方も、健康のために整体をというより、家族が豊かな生活や人生を送るために、体のことを自分でコントロールしケアしていきたい、というような。
おおげさですかね。
でも、そんな雰囲気というか含意があるような感じがします。
考えすぎかな。
でもそういうの良いと思います。
豊かな生活って言うんですかね。
それに寄与することを考えているような。
整体師になる理由は何でも構いません。
てあて整体スクールは整体の技術だけを教える整体学校ではありません。
触診や姿勢や歩き方や、人の身体の捉え方や見方も勉強する整体スクールです。
身体のことがなかなか実感できなくなった時代です。
身体のことを実感出来るように。
整体師やセラピストという選択肢もあります。