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整体指導する者として、生成AIによるジブリ風イラストに思う事

読了までの目安時間:約 3分

ジブリ風イラストというものが流行っているようです。
生成AIを使って写真をジブリ風のイラストに加工すると言うものです。
パッと見ると確かにスタジオジブリの映画などで見る、宮崎駿さんのイラストのように見えます。
でも、違う。

いかがなものかと思います。
つまり嫌です。
こう言う事が多すぎるように思います。
◯◯風の物が多いように思います。
◯◯そのものではなく”風”です。

生成AIで出来る事は本当にたくさんあると思います。
膨大な情報を扱う事が出来るので、”風”にするのは簡単かもしれません。
小説家として最後に残るのは文体かもしれない、と言ったのは開高健だと思います。
僕は開高健の文体が好きで、ストーリーや内容はあまり覚えていませんが、彼の文体はとてもよく覚えています。
例えば言い回しや例えや主語述語の位置関係やてにおはなど様々です。
以前、村上隆風に書かれた文章を読んだ事がありますが、生成AIではなく人によって書かれたものでした。

整体の指導をしていて、一回だけ見ただけで、同じような事が出来る人がいます。
それは、その人に素養があり他の技術の裏付けがあり、基礎的なテクニックが身についているからだと思います。
それでもそのものに迫るのはなかなか難しいものがあります。
人のやっている事を見て、その真似をしてやっても、そのものは出来ないだろうと思います。

上手く言えませんが。

オリジナルなものを簡単に真似て”似たような”何かをするのは、オリジナルなものに対して大変失礼だと思います。
そこが嫌、なところなのかなと思います。
オリジナルなものに迫るのなら、オリジナルに直接学び、オリジナルに迫ってもらいたい。
自分自身の素養や技術の裏付けや基礎的なテクニックを身につけてもらいたい。

簡単にやらない方が良いと思います。

バレエと解剖学

読了までの目安時間:約 3分

バレエが上手くなりたいなら、解剖学も知っておいた方が良いよね。
最近はそんな風に思う方も増えたように思います。
荒木が整体院を開業した2001年当時は、解剖学的なバレエなんて言っていたのは、本当に一部の人でした。
NHK文化センターで「バレリーナのための解剖学」という蘆田ひろみ先生の講座があって、3クールくらい受講したのがこの時期です。
その少し後にはローザンヌ国際バレエコンクール日本事業部が主催していた、バレエセミナーの治療師コースをこれも3回くらい受講しました。
バレエセミナーで指導されていたヤン・ヌィッツ先生(ローザンヌのムードラバレエ学校元校長)が、解剖学的なバレエなんて言っているのは、ヨーロッパの舞踊団でも2・3割くらいだと嘆いていました。
日本でも解剖学的なバレエが普及する事を願って、スイスから来てくれていたようです。

今はバレエのための解剖学の講座なども、本当に増えました。
解剖学的バレエの指導者も増えたと思います。

解剖学的なバレエは怪我や故障を防ぎ、上達を促すのに良いアプローチだと思います。
ただ、気をつけておく必要がある事もあります。
とくにアマチュアの大人バレエな人はです。

解剖学的な話は具体的で分かりやすいものです。
筋肉や骨の名前は具体的で、イラストや写真や最近は動画などでも、はっきりと確認出来ます。
この、はっきりと確認出来る、というところが、落とし穴になる事があります。
イラストも写真も動画も、イメージです。
実際の自分の体の中が見えている訳ではありません。
実際の関節とイラストや写真の関節は、少し違います。
人によって形状が違っています。
そこも理解しておかなければ行けません。

また、自分がイメージしている、その骨や筋肉が、実際のそれかどうかも分かりません。
上手くいった、と思ってしまうと、実際には違う使い方をしていても、その動きが習慣となって身についてしまう事もあります。

やっぱり最後は自分の感覚が大切です。
感覚と実際を合わせていく事。
自分の体を自分がどう使っているのかを感じる事が大切です。
その使った結果がどうなっているか、鏡を確認して見る事が大切です。
その使った結果がどうなっているか、先生や周りの人がそれを見てどう言うかアドバイスされているのかが大切です。
先生や周りの人に言われた事は、実際に人からはそう見えているという事で、結果としてそうなっているという事です。
自分ではそうはしていないと思っていたとしてもです。

自分を客観的に見る事は出来ません。
自分が自分を見るのは主観です。
人が見た自分や鏡に映る自分が、実際にやった事の結果です。
自分の感覚と客観的な結果を合わせるのが大切になってくる。
と思います。


バレエ

専門的になって行かない。

読了までの目安時間:約 3分

最近、ちょっと思う事があります。

整体師を20年以上も続けてくると、仲間も20年選手が増えてきます。
時代もあると思いますが、それぞれにいろいろ詳しくなる。
当たり前です20年も一つの事やってりゃあ少しは詳しくなる。
それにブランディングという物もありで、何かに特化するようにもなって来ている。
荒木の古い仲間はブランディングなんてしようと思ってやってる訳ではありませんが、少しずつ自分の得意分野がわかって来てそこに集約されていく。
専門的な分野に深く浸透するような仲間が増えています。
大してキャリアもないのに何かの分野の専門家みたいな顔してる人もいますけど、まあそれはそれできっと本当にブランディングという事なんでしょう。
今の時代、悪い事ではありません。

で、です。
専門的になってくるんです。
ちょっと表現がアレなんですけど。
何かの分野に詳しくなって、それ専門みたいな展開がされていく。

ところが荒木、ぜんぜん専門的になって行かない。
バレエやダンスは詳しいですけど、プロ向けになっていったり指導者向けになって行ったりしていません。
アマチュアだとか大人からバレエを始めたとか、そう言う人たちを対象にしています。
出来るだけ簡単に説明したい。
入り口で躓くのを止めたい。
分かりやすく分かってもらいたい。
もちろん、分かりやすく分かれない事もあります。
ダンスやバレエは体が出来ないと理解出来ない事もある。
でも、そこも含めて分かりやすく分かってもらいたい。
と思っています。

ベーシックな部分の解説が好きなんですかね。
その方が応用が効く。
だからアレクサンダーテクニークにも個人的にハマったのかもしれません。
アレクサンダーは心身の使い方で、何かのやり方や方法にもつながりますが、そのベースとなっている体や心の使い方ですから。

専門的な話もしたい時もあります。
まあでも。
そう言う話は、まあ、たまに。

ストレッチは引っ張らない!

読了までの目安時間:約 2分

「ストレッチは引っ張らないでね。」

整体スクールの授業中のことです。
生徒さんにストレッチの指導をしていて口から出た言葉です。
言葉だけ聞くと???って感じかもしれませんが、生徒さんがストレッチを引っ張り続けるものだと思っているようだったので出た言葉でした。

例えば肩こりの施術をしていて、肩周りを緩めているとします。
仰向けに寝てバンザイし、腕を斜め上の方向に引っ張ることがあります。
肩甲帯、僧帽筋や前鋸筋、上腕三頭筋や大円筋・小円筋などを伸ばします。
いわゆるストレッチです。
ストレッチの意味は伸ばすと言うことです。
だから腕を斜めに引っ張り続けてしまうことがあります。
問題は”引っ張り”という部分でなく、”続け”てと言う部分です。
患者さんの筋肉が引っ張られ、遊び(伸びる余裕)がなくなった後も、引っ張り”続ける”と筋肉に過度な負担がかかります。
筋肉が伸ばされた状態になったら、軽い程度の緊張(伸ばしている緊張)がある状態で、そのままにします。
それ以上は引っ張ることをしない。
持った患者さんの腕を、その長さのままにしておく感じです。

そんなんで伸びる?

と思うかもしれません。
でも、暫くすると筋肉がスルスルと伸びてきます。
それを

待ちます。

引っ張り続けるのではなく。
待つ。
そこがポイントです。
引っ張り続けると、逆に筋肉が緊張したり短縮したりしてしまうことがあります。
また、強く引っ張るとそれが損傷の原因になったりする可能性もある。
だからそれ以上は引っ張らない。
で、待つ。

これは自分でやるセルフストレッチでも同じです。
伸ばしすぎは禁物です。
一定の伸びを感じたら、そのまま脱力して待つことも大切です。

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