今日の症例別の授業
てあて整体スクールには症例別(しょうれいべつ)という授業があります。
整体師としての患者さんの痛みや症状の、見方や捉え方の授業です。
腰痛や首肩の問題、膝痛などの原因や対処をどう見つけたり捉えたりするか。
考え方と幾つかの手技を学び練習します。
指針整体と骨格調整の授業では、手技(テクニック)の練習をします。
全身の血流を良くし、筋肉を軽く動きやすくする事。
特定の関節の歪みやズレ、動きを調整する事。
手技の授業ではそういった事を身につけます。
その手技をどうやって使うのか、考え方を学ぶのが症例別です。
そして、症例別だけで練習する手技もあります。
こちらは手技というより、特定の筋肉や腱などの緩め方だったりします。
今日は腰痛をテーマにした授業でした。
授業の最初に脚長差(足の長さの差)があるかもしれないと、生徒さんの写真を撮りました。
終わった後に同じ生徒さんの写真を撮ったものがあるので、並べてみましょう。
(同業の先生方からはツッコミが入りそうですが、あえて載せておきます。)
爪先の位置は明らかに変わりましたが、これは足関節(足首)の屈曲角度の違いでどうにでもなります。
ちょっと見えずらいですが、踝の位置が変わっています。(脚長が揃っている)
それと、右足の内反が明らかに改善しています。
脚の長さが変わったのは間違いありません。
もちろん実際の長さが変わったのではなく、左右の位置関係が変化したのでそう見えています。
今日の授業では骨盤調整も脚の長さの調整もしていません。
腸腰筋や大腿四頭筋、内転筋群からふくらはぎ内側部分、坐骨神経などを緩めました。
骨のズレの調整をしなくても、これくらいの変化は見られます。
腰痛や首肩の痛みなど症状がある人は、体が普段の状態と違った状態になっています。
普段と違う状態の体を、普段の状態に近づけるのが整体師がやっている事です。
骨の位置関係のズレや歪みだけでなく、筋肉の硬さ柔らかさ、関節の動きやすさなど。
どこに問題があってそうなっているのか、実際に触診したり検査をしながら、調整していくと、結果的に体の状態が変わります。(例えば脚長差)
自分で考えられる整体師になってもらいたいと思います。
今月の授業内容
てあて整体スクールには普通の整体学校と違う授業があります。
9月もちょっと変わった授業があるのでご紹介します。
今月は基本の指針整体の授業を、毎週やっています。
指針整体は力を使わない珍しい整体です。
力を使わなくても良いのではなく、力を使わない事が効果の原因要因となっています。
触診の授業は、患者さんの触れ方、整体師自身の体の使い方。
それと触診で分かる事や触診の時に考えておく事などを学びます。
触診は本当に大切で重要です。
なのにたぶん、触診を独立した授業としてやっている整体学校はないと思います。
この授業をベースに毎週の授業では、触診の練習をします。
整体師は人に触れる仕事です。
触れる事に慣れる事、触れ方を身につける事、多くのことが分かることを体感しておくこと。
整体師として基本中の基本がここにあります。
カラダの地図の授業は、簡単な解剖学の知識を使って、患者さんに体の動きや使い方を教える授業です。
ボディマッピングと言われて、多くのボディーワークでも使われる手法です。
外見と体の中の関節などの違いを知っておくことで、動きを改善させるための授業です。
アレクサンダーテクニークの授業は整体師自身の体の使い方を学ぶ授業です。
体の使い方が効率的だと、整体の効果も上がり、整体師自身が故障しづらくなります。
長く続けるために、自分自身の使い方を考える基礎としてもらいます。
そして何より整体の効果を最大限にあげるためでもあります。
姿勢と歩き方の授業では、姿勢と歩き方の基準を学びます。
腰痛や肩こり・膝痛などの原因が、姿勢や歩き方ということは良くあります。
患者さんに指導をするために、基準を持っておくことが大切です。
9月も生徒募集しています。
授業見学や体験も受付ています。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Ateate@nifty.com
https://lin.ee/H5NyjYT
![整体授業](https://i0.wp.com/teate.co.jp/school/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_2062.jpg?resize=828%2C552&ssl=1)
ストレッチの授業
てあて整体スクールにはストレッチの授業があります。
患者さんにストレッチを教えるための授業です。
運動不足の患者さんや腰痛・肩こりなどの患者さんに、「ストレッチして下さいね。」ではストレッチはしてもらえません。
ストレッチをする理由を説明して、どんなストレッチが必要かを解説し、いつどこでやるかまで確認します。
上の写真はストレッチをやった前後の写真です。
ストレッチボードに2分乗るだけでこんなに変化があります。
ストレッチボードは主に腰痛の人にやってもらうストレッチで、つま先側が高くなった斜面に足を乗せるか、つま先を何かの台に乗せて立っているだけのストレッチです。
これだけで効果があるのかどうか、半信半疑になる患者さんもいます。
なので、ストレッチボードに乗ってもらって、ビフォーアフターを確認します。
骨盤の後ろ側から下までをストレッチする事で、骨盤の動きを改善します。
荒木手作りのストレッチボードがあるので、それを使って解説します。
腰痛の患者さんの場合、敷居くらいの低さでも膝裏まで伸びる事があるので、やってみて確認します。
てあて整体スクールにはストレッチの他にも、姿勢や歩き方などの授業もあります。
なんでも出来れば良いって訳ではありませんが、考え方や見方を知っておくにこした事はありません。
整体の組み立て
患者さんが来た時に、どんな順番で整体したら良いんですか?
半年くらい通っている生徒さんに聞かれました。
腰痛や膝痛の患者さんが来たら、どこからどんな風に整体をするのか。
順番が知りたいという事です。
てあて整体スクールには症例別という授業があります。
開業して来院された患者さんは、さまざまな症例・症状で来ます。
その一つ一つに対して、これはこうとか、この場合はこうと決まった整体がある訳ではありません。
患者さんが訴える症状と、患者さんの状態を見て、どうやって整体するのかを考えます。
どう考えるのかを学ぶのが症例別の授業です。
ただ、手順とか手技の順番についてはあまり話をしていません。
整体の目的は痛みの原因を元に戻す事です。
元に戻して痛みの出ない状態にする。
てあて整体スクールで教えているのは、ここをチョイっと触れれば大丈夫、みたいな整体ではないので、自分で考えなければ行けません。
そこで、ちょっとだけ腰が痛いという別の生徒さんにモデルになってもらいました。
寝るとこんな感じです。
腰が少し痛む事があるということでした。
そんなに酷い訳ではない。
痛む部位はいわゆる腰回りで、骨盤の上、肋骨の下あたり。
触診をすると腰椎は少し湾曲があります。
この調整は必要のようです。
では股関節の動きはどうか。
これも腸腰筋や梨状筋の検査をして調べます。
てあて整体スクールでやっている整体は、形(ズレや歪み)と動きの調整です。
だから触診で形のことをみて、次は動きをどうするかをみることになります。
ここで「組み立て」みたいな話をしました。
てあて整体スクールで教えている整体は、手技的には幾つかのことをやります。
一つは指針整体で全身の筋肉を軽く動きやすくする事で、血流を良くし患部の状態が良くなる準備をします。
血流を改善させて、不要な物質を流し去り、細胞の状態を良くします。
あとは左右差で気になるところがあるかどうか。
形と動きを調整します。
寝てもらった生徒さんを後ろから見ると、左右の下肢の状態が違います。
右膝の裏の方が外を向いている。
足部を見ても、右の方が内旋回しているのがわかります。
膝裏の状態に左右差があるので、股関節の状態に左右差があるんだろうと思います。
そこまで見て分かれば、あとは左右の梨状筋、左右の腸腰筋の検査をして調整します。
そうだ、順番の話でした。
指針整体は俯せと仰向けの施述がある整体です。
俯せの施述をしながら、ここまで見てきたようなことを調べます。
整体しながら触診をしたり、関節を動かして検査したりします。
俯せが終わったところで、調べたことに従って骨格調整や筋肉調整をします。
そして仰向けになってもらう。
腸腰筋などの調整は仰向けで行うので、ここでやります。
そして仰向けの指針整体をして終わる。
俯せの指針整体
調整
仰向けの指針整体
みたいな感じになります。
全ての患者さんにこの順番にするかどうかは、分かりません。
でもこの順番だとバタバタしない感じがします。
開業当初に順番をどうしようかと考えるくらいなら、毎回、順番としてはこれを想定しておけば良いかなと思います。
(指針整体をやりながら検査をして、調整のところは必要な調整をする)
あとは経験です。
こればっかりは仕方がない。
ということで授業は終わりました。
お疲れ様でした。
てあて整体スクールの授業内容
ホームページをチェックしていたら、授業内容を網羅的に説明しているページがないように見えます。
ちょっとまずいのでここで少し解説して、後でちゃんとしたページを作ろうかと思います。
指針整体
てあて整体スクールでしか教えていない独特な手技。全身を整える手技で力を使わないのが特徴です。
押さない揉まない体重をかけない、トントンと軽い刺激を入れて行きます。
全身の経絡にくまなく刺激を入れるので、血流も良くなり筋肉も軽く動きやすくなります。
簡単な歪みなどはこれで整います。
骨格調整
骨格調整、筋肉調整の手技を学ぶ授業。マッスルエナジーテクニックというボキボキしない、強い力や素早い動きを伴わない手技で調整します。
患者さんの力を利用して、ゆっくり整える方法です。
関節の歪みやズレや動きの悪さ、特定の筋肉の硬さを調整します。
症例別
腰痛や肩こり、膝痛など患者さんの様々な症状に対してどんな風に考えるのかを学ぶ授業です。それぞれの症状に対して、腰痛ならココとか肩こりはココと決まった手技ではなく、原因の考え方や調整法を学びます。
指針整体や骨格調整でやっていない手技や整え方も学びます。
とは言え症状毎の傾向はあります。
ここだけは外さないようにというポイントも教えます。
解剖学
整体師としての体の見方やポイントとなる関節や部位の解剖学。解剖学の本の紹介や学び方まで指導します。
限られた時間なので、自分で学ぶ方法も大切になります。
触診
患者さんの体の状態を識る触診の方法を学びます。姿勢や手指の使い方だけでなく、体の使い方や取り組み方なども学びます。
骨格調整は触診が上手くいけば7割成功とも言われます。
練習は続けますが、練習がきちんと出来るための授業です。
ストレッチ
腰痛や肩こりに対するストレッチ法とその教え方を学びます。実際にやってみてポイントとなるところなど確認して行きます。
カラダの地図
ボディマッピングは解剖学と重なる部分もあります。患者さんの症状の原因として、体の捉え方の間違いや勘違いが動きや使い方の間違いにつながって、痛みや症状につながる事があります。
簡単な解剖学を使って、患者さんの体の捉え方を見直す指導をするための授業です。
アレクサンダーテクニーク
アレクサンダーテクニークは自分の使い方のワークです。整体師として自分の体を楽に自由に使うための授業です。
整体師自身の体が緊張していたり無駄な力が入っていると、整体の効果も出づらく患者さんにも悪影響を与えます。
整体師としての姿勢や取り組み方を学びます。
姿勢
姿勢を幾つかのポイントから見て、患者さんに指導するための授業です。姿勢には沢山の考え方がありますが、整体師としてどう捉えておくと良いか。
指導方法を幾つか教えます。
歩き方
姿勢と同様、歩き方の指導をするための授業です。歩き方を大きく2つに分類し、それぞれのポイントを解説します。
良い歩き方であれば問題ありませんが、悪い歩き方だと様々な体の変化があります。
脚が太くなったり、O脚や外反母趾の原因になる可能性も。
悪い歩き方の見分け方と指導法を教えます。
書き出してみると、少し種類が多いですね。
でも授業の中では別々に単独で全く違うことを学んでいる感じはないと思います。
全体を一貫した考えが通っているので、触診以下のそれぞれの授業はエピソードとして学ぶような感じかもしれません。
名古屋教室の授業です。 (見学できます。)
6月20日から23日まで名古屋教室で授業です。
てあて整体スクールは東京と名古屋に教室があります。
生徒さんはどちらかの教室に通っています。
名古屋は月に4日連続で授業があるので、さまざまな地域からの入学生が集中して学びにきています。
今月の名古屋教室の授業は触診とストレッチと指針整体をやります。
てあて整体スクールには他校とは少し違った授業があります。
基本の手技である指針整体やマッスルエナジーテクニックも他校とは違いますが、手技を教えるという意味では同じです。
手技の他に触診やストレッチもある訳ですが、他にも姿勢と歩き方やアレクサンダーテクニークなどもやっています。
他にも整体師の為の法律問題や開業講座などもあり、小規模で個人でやっている整体学校としてはかなり珍しいと思います。
荒木自身が会社勤めの経験があり、脱サラして独立開業しているので、いろいろと心配だった事がありました。
生徒さんが同じ心配をしないように、法律問題や開業講座などはやっています。
また、姿勢や歩き方、ストレッチの指導法などは、現在の整体師には必要最小限かなと思っています。
あまり増やしすぎてもどうかと思いますが、必要最小限は指導したいと思っています。
スクール授業は卒業してもリピート受講できるので、かなりお得かなと個人的には思います。
これから整体学校や整体スクールを考えている人は、候補の一つとして考えてみて下さい。
開業できる内容で、安心して長く続けることの出来る整体を学んで下さい。
てあて整体スクール 名古屋教室
愛知県名古屋市千種区今池 2−1−16−408teate@nifty.com
説明会・授業見学フォーム
名前・メールアドレス・希望日と、東京・名古屋の別を備考欄に記入ください。最後に備考欄の下の確認欄にチェックを入れたら送信して下さい。
てあて整体スクールで学ぶ事
てあて整体スクールの授業にはどんなものがあるのか。
・指針整体
・骨格調整、筋肉調整
・症例別
・解剖学
・姿勢と歩き方
・カラダの地図
・アレクサンダーテクニーク
・ストレッチ
・触診
結構、種類があります。
指針整体は整体の基本の手技です。
整体では患者さんの体の歪みをとったり、筋肉のバランスを調整したり、筋肉を柔らかく動きやすくしたりします。
そのための手技として、てあて整体スクールでは指針整体を指導しています。
この手技は他にはない独特なもので、てあて整体スクールのウリとなっています。
ウリというと軽いですね。
患者さんに対して整体をする時の80%くらいはこの手技で対応しています。
骨格調整と筋肉調整はどちらもマッスルエナジー・テクニック(MET)をメインに教えています。
骨格調整も筋肉調整もさまざまな手技があります。
ボキボキするものもあるし、触れているだけのような手技もあります。
METは促通手技と言われるもので、患者さんの筋肉の性質を利用して骨を動かしたり筋肉を緩めたりします。
強い力を使わないところが指針整体と相性が良いと思っています。
METの他にも幾つかの調整法を教えますが、基本はMETでやってもらっています。
症例別の授業は症状の原因を知る考え方と、症状別の手技を練習します。
腰痛や肩こりや膝痛など、多くの患者さんが抱えている痛みの原因をどう捉え考えるか。
どの人にも同じ手技を使う訳ではなく、それぞれの原因を考える道筋を学びます。
指針整体と骨格調整・筋肉調整とは違う手技も少し学びます。
解剖学は解剖学の入門です。
限られた時間しかないので、どんな風に勉強するのか、どんな本を読むべきかなどから始まり。
整体師として知っておきたい関節や筋肉についての解説をします。
脊椎(背骨)周り、骨盤周りについては詳しく話をします。
また神経系などについても話をします。
姿勢と歩き方の授業では、姿勢の捉え方と指導方法、歩き方の分類と指導方法を学びます。
患者さんから聞かれた時に答えられるように、基準を持っておいてもらいたいと思います。
カラダの地図は簡単な解剖学の授業です。
解剖学との違いは、体の捉え方の間違いによって体の使い方が変わってしまう、というところを知るところです。
ボディマッピング(体の地図)はパーソナルトレーナーやピラティスインストラクターなども使っている手法です。
患者さんの姿勢や座り方・立ち方などを指導する時にも使います。
アレクサンダーテクニークは「自身の使い方」。
荒木がアレクサンダーテクニーク教師ですので、グループレッスンのような授業を行います。
整体師自身の体の使い方と、患者さんに姿勢や動きを指導する時の参考になるような内容です。
ストレッチの授業では患者さんに教えるためのストレッチ。
腰痛や肩こりの時にするストレッチを学びます。
触診の授業では触診の方法や考え方、体の使い方を学びます。
実際の触診の練習は入学から卒業まで、毎回のように続けます。
触診が出来れば、患者さんの状態が分かります。
そこから全てが始まります。
この他に開業と整体師のための法律問題については、必要な人がいる時に行うことにしています。(無料)
手技だけに限りませんが、授業は何度でもリピートして受けることが出来ます。
特に手技は出来るようになるまで何度でも練習してもらいます。
卒業試験も指針整体をやってもらいます。
これが出来なければ整体師として施述することが出来ません。
指針整体は動きだけみると簡単です。
指を当ててパッと離す(引く)。
ただそれだけですが、引く刺激が入るようになるまでは、少し時間がかかる人が殆どです。
独特の手技で身につけると唯一無比なので、これだけは絶対に出来るようになってもらいます。
METは不思議な手技で手順通りにやると、結果が出ます。
上手い下手はありますが、歪みは取れるし柔らかくもなる。
こちらは自分で練習してもらえる手技だと思っています。
てあて整体スクールで教えているのは、患者さんを緩ませ整える基本的な手技と、基本的な考え方、そして最低限の解剖学と解剖学の練習方法などです。
短期間で勉強出来る分、自分で努力してもらわないと出来るようにはなりません。
目標を持って頑張ってもらいたいと思います。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5−27−18ーA愛知県名古屋市千種区今池 2−1−16−408
teate@nifty.com
03-3922-7230
※2023年4月5月に入学の方には、春の入学生応援キャンペーン実施中。
詳細 >>> https://teate.co.jp/blog/blog2303241.html
歩き方の授業【動画】
てあて整体スクールには手技の他にも独特な授業があります。
姿勢
歩き方
アレクサンダーテクニーク
ストレッチ
この他にも解剖学の授業があり、開業や法律問題についての話もするようにしています。
歩き方の授業は、歩き方の分類や患者さんの歩き方の見方と捉え方、そして指導方法について行っています。
気候が良ければ外に出て、近くの公園で授業をすることもあります。
この日は暑さもおさまって日もあったので、公園に行って歩き方の話と実際に患者さんに指導する内容を自分たちでやってみて、どうなるのかを感じてもらいました。
動画の中で歩き方のコツなども少しわかるぶぶんがあるので、ご覧になって下さい。
整体はもちろんですが、歩き方や姿勢についても興味のある人は問合せ下さい。
授業見学、整体体験ともに無料で受け付けています。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5−27−18ーAteate@nifty.com
03-3922-7230
手首は捻れない。 〜 解剖学の授業にて 〜
先日の解剖学授業での一コマです。
てあて整体スクールの解剖学の授業では、骨格を全て解説する時間はないので、整体師として知っておいて欲しい部位について話をします。
脊椎や骨盤、頭蓋と頚椎の関節、股関節、膝関節、足関節などなど。
関節の種類と動きや特徴などについて話をしました。
その中で手首についての話になりました。
手首は捻れないですよ。
と説明を始めると、生徒さんの目がだんだん点になって来ます。
だって手首は捻れるでしょ。
センセイ何言ってんの。
また、おかしなこと言い始めた。
そんな顔に見えました。
いや、そんなことないかも知れませんけど。笑
ちょっとびっくりしたような顔になったことは間違いありません。
でも。
手首は捻れません。
捻ろうとすると故障につながります。
手の平がひっくり返るのは、肘から先がめくれるように反対側に倒れるからです。
肘から手首の間にある、平行に並んでいる橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)が、交差するような位置関係になるからです。
ちょうど平行だった箸をクロスすると、箸先が入れ替わります。
そんな感じ。
そして動くのは親指側の橈骨です。
やってみて下さい。
すぐに分かります。
手首は捻れる。
と思うのは、日常的にそう話しているからだと思います。
そういう言葉を使っているから。
そして、調子が悪くなる時は、その言葉に引きずられていることがあります。
全部じゃないけどね。
捻れない手首を捻ろう捻ろうと使ってしまう。
そう言うことって他の部位にもあります。
整体師にはそう言う意味でも解剖学を知っておいて欲しいです。
患者さんの体に対するイメージや使っている言葉と実際の動きの厳密な違い。
それを考えられイメージ出来るよになると、見えてくるものもあります。
う〜ん。
でもぉ。
手首は捻れますよね。
う〜ん。
はい。
そのモヤモヤが大切です。
先日の症例別の授業。
てあて整体スクールには手技の他に症例別という座学と実技の授業があります。
他にも授業は沢山ありますが、指針整体と骨格調整と症例別の授業がスクール授業の3本の柱になっています。
腰痛だったらココとココ、肩こりはこういう順番で緩めていく、などなど。
症状毎に決まった手順を指導する整体学校もあります。
それも効果はあります。
ただ、てあて整体スクールでは手順や決まった順番を教える方法を取っていません。
症状毎に原因はどこなのか、その原因を取り除くにはどんな方法があるのか、を考える方法を教えています。
もちろんそれぞれの症状で使う手技も、指針整体や骨格調整と別のものがある場合は教えます。
でも、ポイントは自分で考えられる方法、自分で考える筋道を知ってもらいたいと思っています。
だから最初は「痛みって何?」から始まります。
痛みをどう捉えるか。
これも様々な考え方があります。
てあて整体スクールでは解剖学的な視点から説明の出来る捉え方をします。
解剖学は基本的には見えるものを扱っていますから。
先日の授業は肩こりがテーマでした。
授業の最初と終わりに写真を撮りました。
患者さんにもそうすることがありますが、写真に撮ってビフォーアフターを見ると、感覚的なものと違って、明らかな違いが分かります。
原因や施述の考え方だけでなく、患者さんに説明することも想定しての授業です。
左ビフォー:右アフターです。
分かりやす人もいるし変化が小さい人もいます。
この時は肩には触れていません。(首の付け根から腕にかけて)
それでもこれくらいの変化はありました。
実際の患者さんには肩にも触れることが多いですね。
触れないと満足感がない場合もありますから。
ただ、寝違いや首が回らないような場合は触れないままのこともあります。