整体師は皆んなを健康にする仕事です。
整体師がやっているのは、痛みを取ったり歪みを治したり、さまざまな症状を改善することです。
それは、皆んなが健康になるということです。
世界保健機構(WHO)という機関があって、その日本法人が翻訳した文章があります。
健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。
「肉体的にも精神的にも社会的にも、すべてが満たされた状態にある」とあります。
整体師が精神的や社会的な問題に踏み込むことは出来ません。
でもね、身体が満たされた状態であれば、精神的にも安定することにつながります。
身体と精神が安定し満たされた状態になれば、社会的にも満たされた状態に向かっていくんだろうと思います。
ということで整体師は肉体的な問題を扱います。
もちろん、精神的な事も考えながらやっていますけど、基本的には肉体的な問題を扱うのが整体師だと思っています。
皆んなが肉体的に健康になるために、痛みを取ったり歪みを治したり。
姿勢や歩き方や体の使い方も教えているのはそのためです。
てあて整体スクールは整体師を養成しています。
最短半年で整体師になる技術と知識を身につけられますが、卒業は自分で納得いくまで通ってからです。
何度通っても授業料は変わらず、1年でも2年でも通う事が出来ます。(無料リピート制)
力を使わず全身を緩め動きやすくする指針整体と、ボキボキせずに骨の歪みの調整や特定の筋肉の硬さをとるマッスルエナジーテクニックを身につけられます。
練馬区大泉学園で指導して20年。
授業の見学や体験は無料です。
問合お待ちしています。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A問合:mail teate@nifty.com
LINE https://lin.ee/H5NyjYT
2025年11月の見学日
14、15、16日21、22、23日
28、29、30日
大手整体チェーンの倒産のベースとなっている業界の状態について
昨日は最近大手整体チェーンの倒産が相次いでいるという話を書きました。
そこでも少し書きましたが、美容系に参入する業態が増えている印象です。
単に美と言っても幾つもの種類があります。
先ず思い浮かぶのは美容医療です。
美容整形からプチ整形、脱毛サロンなども、これに近い業態だと思います。
美容医療は医療の範疇なので国家資格が必要ですが、顔を美しく変化させていくという意味では民間でも幾つも参入組があります。
小顔矯正など手技によるもの、顔ダンスや顔ヨガなど自分でトレーニングして変化させていくもの。
少し違いますが、メイクアップ術などの指導も同じような欲求に訴えているものだろうと思います。
次はボディメイク系のもので、以前はダイエットが主流でジムやパーソナルトレーニングなどでしたが、食事指導などをするものも増えて来ているようです。
ただ、ダイエットというより最近はボデイメイクしていくというものが増えているように思います。
パーソナルトレーニングが主流になって来ていると思いますが、ピラティスやヨガにもそれを求めている印象があります。
今年に入って大手ヨガスタジオチェーンが閉店しましたが、こちらはピラティスに押されてという印象です。
ピラティスは数年前からマシントレーニングをグループで行うものが増えている印象があります。
そして美容整体などを謳う整体やスタジオです。
美容というのが何を指しているのか調べた事がないので分かりませんが、小顔だったりスタイルや姿勢を良くしたりを謳っているのではと思います。
また、美容と謳わなくても、骨盤調整・矯正で痩せる(見た目の事だと思います)だったり、姿勢調整や矯正をするという店舗もあります。
美容関連と考えただけでこれだけあるのは驚きです。
これに食べ物(自然食)や薬膳なども加えて考えると、本当に広い範囲になると思います。
大手整体チェーンが幾つも倒産したり、大手ヨガチェーンが閉店したりは、これら美容関係の業態が飽和して来ているということだろうと思います。
整体は生き残れるのか。
と思ったりする人もいると思います。
正直言うと全く心配はしていません。
整体は美容とは基本的には別物です。
美容整体と打ち出す事で、美容関連に擦り寄っているんだろうと思います。
擦り寄っていかなければ、元々の整体でやる事になります。
体の調整をして痛みや症状に対応する療法を必要としている人はいます。
ただし、店舗数は増えているので、今までよりも分かりやすい宣伝や広告が必要と思います。
腰痛専門や肩こり専門というところが出始めているのは、そういう事だろうと思います。
てあて整体であれば指針整体やマッスルエナジーテクニックという手技、姿勢や体の使い方を指導しているという点などを知ってもらう事だと思います。
最近、大手整体チェーンが倒産しているようです。
昨年位から大手の整体チェーンが倒産しています。
全国展開していたところや100店舗200店舗展開していたところまであるようです。
最近はあまり調査に行っていなかったので知りませんでしたが、業界では話題になっているようです。
個人的に知らない名前もありましたが、一つのチェーンは自分の開業前後に良いネーミングとロゴだなと思って見ていたところもありました。
残念ですね。
全てではありませんが、業態的に似ているところがあるようです。
美容系のメニューが入っている。
回数券を販売している。
高額な料金プランもある。
というようなところのようです。
実際に受けに行った事がないので、伝聞で申し訳ありませんが、なんとなく想像が出来るようなビジネスプランというか形態かなと思います。
最近は美容系のサロンや個人が流行っているように思います。
スポーツジムもパーソナルトレーニングもボディメイクも、何らか美容系がイメージされるところです。
内装や立地や宣伝を考えると、家賃や広告宣伝費や人件費などの固定費が高く、粗利益率が低い印象です。
これだと、例えば回数券が売れなくなったり、新規の顧客が常に入らないと厳しくなる可能性があるように思います。
と、後からは何とでも言えますね。
経営されている方々は、それぞれに野望というか希望というかやりたい事があり、単に儲けだけを考えて始めた訳ではないと思います。
それが急に店舗数が増え人が増え売上が増えると、オペレーションが取りづらくなったり、自分の金銭感覚がおかしくなってしまったのかもしれません。
その後どうなっているか分かりませんが、どこか資本参加して救済され、それぞれの持っていた独自ノウハウ(があるのであれば)再出発してもらいたいと思います。
でも、また別の人たちや業界から、参入してくるのかもしれません。
個人の整体院もかなり厳しい状態になっている印象はあります。
てあて整体も正直、楽勝って事はありません。
でも個人ですから、経費の見直しや宣伝方法を変える事や、整体以外のセミナーなどもやりながら、生き残っていきたいと思っています。
美容系メニュー・回数券・高額な料金プランについては、どの個人整体師も考えた事だと思います。
どれくらいの料金が適正なのかは、東京などでは分からなくなって来ています。
安易に上げたり下げたりは出来ないと思っておいた方が良いかなと思います。
でも整体師が必要なくなったって事ではありません。
逆に専門性の高い技術と知識を持った整体師は、必要になって来ていると思います。
美容系やボディメイク(サイズダウン等))は、パーソナルトレーナーやスポーツジムやピラティスなども参入して来ていて飽和していると思います。
腰痛や肩こりなど筋骨格系の調整は、100年も前から多くの治療院などがありました。
疲労回復やリフレッシュは単価の低い揉みほぐし系のサロンが沢山あります。
それらではない専門性を持った整体師やセラピストです。
てあて整体では姿勢や体の使い方、腰痛や肩こりなど筋骨格系の痛みの出ないセルフケアの指導などが、整体の他に持っている専門性と考えています。
整体の手技自体も指針整体とマッスルエナジーテクニックという、他とは違う押さない揉まない体重をかけない、トントン軽い刺激を全身に入れる整体です。
揉み返しやボキボキがないというのは、整体としても特殊性というか他にはない訴求ポイントだと思っています。
整体師になる前に勤めていた会社の、創業社長が言っていた言葉を思い出しました。
チャンスはピンチ!
ピンチはチャンス!
患者さんは必要なセラピストや整体師を探しています。
求められる整体師・セラピストを目指してやっていきましょう。
てあて整体は開業24年になりました。 ありがとうございます。
ありがとうございます。
今日、2025年11月6日で整体院を開業して24年になりました。
2001年11月6日に43歳で開業しました。
それまでは企業に勤めていて、殆どは内勤で事業計画を立てたり商品管理をしていたりのスタッフ部門での仕事でした。
会社を辞め起業するのは、今考えるとけっこう大変でしたが、若気の至りというのか、勢いつけて飛び出した感じです。
最初の店舗はマッチ箱のような細長いビルの4階で、エレベーターが止まらないフロアでした。
5坪しかない店舗で窓は北向きだけ、冬はとても寒くて寒くて、患者さんにも申し訳ない事をしていたと思います。
当時から通って来てくれている患者さんとは、たまにその話をしたりします。
スクールを始めて手狭になって、4年ほどでそこを出て、家賃が倍以上のマンションに引っ越しをしました。
この時ははっきりと勝負だと思った記憶があります。
そこで10年くらいやって、現在の場所に引っ越しをして今に至ります。
今の場所は路面で広さも同程度にあり、立地が良くて決めました。
一度は路面でやってみたいという気持ちがありました。
開業して10年で5%位しか残らないと良く言われます。
中小企業庁や商工会議所によれば、企業は5年で約50%、10年で約70%が廃業するそうです。
小規模の店舗や整体院などは、それよりも廃業率が高い傾向にあるので、5%というのも大げさではないかもしれません。
でもね。
僕の周りの整体師は殆どが20年以上続けています。
2000年から2010年くらいにかけて開業した人たちは、しぶとく続けている印象です。
ここまで続けて来られたのは、通って来ている患者さんと生徒さんのおかげです。
自分も頑張ってはいますが、来てもらわなければ続けられません。
だから、100%患者さんと生徒さんのおかげです。
本当にありがとうございます。
だったら周年記念に何かやらないのか!って感じですが、来年は少し何か考えますが、今年は特にありません。
ああ良かったなと思っておいて下さい。
今のところ整体も整体スクールも暫く続けます。
あと25年とは言いませんが、5年は確実で、10年くらいは想定が出来ます。
一つ。
これからは少し、残したいモノについても考えようと思っています。
指針整体だけでなく、アレクサンダーテクニークについても、自分なりの伝え方を考えないといけないと思っています。
それと現代人の体について、少し何とかしたい。
これからも宜しくお願いします。
※最初の店舗最後の患者さん 2005/12/28
※最初の店舗での整体スクール 2005/12/11
よくこんな狭い場所でやってたもんだと思います。
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質問を沢山してくれる生徒さんはありがたい。
最近、入学された生徒さんはとにかく質問が多い。
これはこう言う事ですか。
こうじゃないんですか。
普通はこうですよね。
でも違うんですか。
どうしてですか。
ここはどうなっているんですか。
どうやれば良いんですか。
質問をしてくれる生徒さんはとてもありがたい。
それも沢山してくれる生徒さんは特にありがたい。
体のこと(解剖学)や整体の技術だけでなく、いろいろなことを聞いてくれる人は本当にありがたいと思っています。
質問するという事は。
それが分かっていないか。
理解していないか。
納得がいかないか。
違う考えがあると思っているか。
間違いと感じているか。
そういうことだろうと思います。
そして疑問があるという事は。
それを解決したい。
何かを知りたい。
吸収したい。
ということの表れだと思います。
逆に疑問がないということは、全て理解しているか、興味がないということです。
理解しているとは考えられないので、疑問がない場合は興味がないということになってしまいます。
いや、質問するほど理解出来ていない、何を聞いて良いか分からないという人もいます。
整体スクールに入学して間がないので、教えてもらうだけで精一杯ということかもしれません。
それでも聞いてもらいたいと思います。
今、話した事が分からないので、もう一回説明して欲しい。
何を言っているのか分からない。
説明が早すぎる。
大雑把すぎる。
細かすぎる。
何でも良いので聞いてもらいたい。
聞いてくれると、何が分かっていないのか。
どんな風に分からないのか。
どんな風に理解しているのか。
どのあたりの進捗なのかが分かります。
出来るだけ分かりやすく解説したいと思っています。
背筋や尾てい骨という言葉は解剖学では使いません。
患者さんと話をしていて、「尾てい骨が痛いんです」とか「背筋が痛いんです。」と言われる事があります。
そうなんですね。
尾てい骨のどの辺りですか。
とか。
背中のどの辺りがどんな風に痛みますか。
などと聞きます。
ああ、尾てい骨のこの辺りです。
背筋のこの辺りです。
みたいな答えを聞き出します。
背筋や尾てい骨という言葉は、実は解剖学では使いません。
背筋と患者さんが言う時、僧帽筋や広背筋、脊柱起立筋(腸肋筋、最長筋、棘筋)などを指しています。
背筋という言葉は一般的な背中の筋肉の事で、解剖学では個々の筋肉に別々の名前がついています。
一括して背中の筋肉全部を指す言葉はありません。
同じように尾てい骨という言葉も解剖学では使いません。
一般的には仙骨の下につながる、尾骨の事を尾てい骨というようですが、たまに、坐骨のことを尾てい骨と呼んでいる人もいるようです。
整体師が背筋とか尾てい骨という言葉を使わないのは、そういう理由からです。
整体師がそういう言い方をする時は、患者さんに伝わりやすいだろうと思って使っていることはあります。
これとは少し違いますけど、解剖的な呼び方が普通とちょっと違う場合もあります。
頭蓋骨はズガイコツではなく、トウガイコツと呼びます。
肘関節はヒジカンセツではなく、チュウカンセツと呼びます。
膝関節はヒザカンセツではなく、シツカンセツです。
これも、ズガイコツとかヒジカンセツとかヒザカンセツと言う時は、患者さんに伝わりやすいだろうと思って使ってます。
チュウカンセツやシツカンセツだと、どこだか分からないですもんね。

整体師の休日 一人で暇だとこんな感じです。
今日は1日がっつりお休みだったので、午前中に高田馬場から新宿まで散歩しました。
新宿界隈のコンビニはトイレが使えないんですね。
そりゃそうかと思いました。
高田馬場から新大久保までは特に見どころはなかったけど、新大久保から新宿の間にはBDC(ダンススタジオ)があり、昔通っていた会社のビルがありで、懐かしく歩いていました。
寄り道しながらなので1時間くらい。
また動画を編集してあげようと思います。
昼飯を食いに吉祥寺に移動。
チェックしてあった立ち食いうどん屋にはいりました。
現金が使えないお店で、おじさんとしては事前に準備して行きました。
うどんは旨かったんだけど、出汁が6/10くらいしか入っておらず、鶏天を入れたら衣が汁を吸って殆どなくなってしまいました。
店の中もお客というより店員が使い勝手が良いように出来ていて、雑然として汚いとまでは言わないが清潔感はなく、せっかく旨いのに3割は不味く感じてしまった。
客商売には少しうるさい、めんどうなおじさんです。
2度はないかなと思う。
旨かったのに残念です。
アップリンク吉祥寺に移動して「見はらし世代」という映画を観ました。
とても面白く観ました。
26歳の監督が20歳のころに書き初めて創ったとか。
申し訳ないけどちょっと信じられない。
最近の若い人はとても素晴らしい人がいるんだなと再確認しました。
最後の感性は自分にはないが、こう言う表現もあるんだろうと思う。
少なくとも清々しい終わり方になっていたかと思う。
主人公の20前後の男性とその父の両方に感情移入出来るというのが、面白かった。
きっと意図していないだろうけど、男の持っている特性のいくつかの典型が現れているんだろうと思う。
良い1日でした。
どってことない休日でしたが、明日からまた仕事頑張ります。
脚が攣りやすい人はどうすれば良いか。
寝てる時に脚が攣るんですけどどうすれば良いですか?と良く聞かれます。
脚や背中が攣るという人がいますが、いくつか原因があります。
・水分不足
・ミネラル不足
・疲労蓄積などです。
これを解消すれば、脚や背中が攣るのは減ってきます。
具体的には
・水分を充分に摂る。
・ミネラルを補給する。
・睡眠時間を確保する。
・ストレッチなどで筋肉を緩める
・湯船に浸かったりして筋肉を温める。
水分は水分なので、夏に飲んでいたように、気をつけて摂るようにして下さい。
秋になって涼しくなると、つい水分を摂るのを忘れがちになっています。
喉が渇かないからと、摂らないでいると、知らないうちに不足している事があります。
不足しているミネラルは、マグネシウム・カリウム・カルシウム・ナトリウムなどです。
それぞれのミネラルを多く含む食べ物を書いておきます。
・マグネシウム:海藻類、ナッツ、豆類、玄米
・カリウム:バナナ、アボカド、芋類、ほうれん草
・カルシウム:小魚、ゴマ、チーズ
・ナトリウム:塩分
全部、摂れって訳ではないので、不足してるなと思うものを摂るようにすれば良いと思います。
塩分は多いと良くないですが、少なすぎるのも良くありません。
ナトリウムは体の中では必ず必要なものですから。
疲労物質を抜くのに睡眠時間の確保やストレッチや湯船に浸かるのはとても大切です。
夏にはシャワーだけで済ませる人が多いと思いますが、出来るだけ湯船に使って「うっううううぁ〜」とか息を吐くと脱力もしてリラックス出来ると思います。
疲れを溜めても攣りやすくなるので、気をつけましょう。

てあて整体スクールでアレクサンダーテクニークを授業に取り入れている訳
てあて整体スクールの授業にはアレクサンダーテクニークの授業があります。
どうしてでしょう。
アレクサンダーテクニークは整体とは違うし、授業を受けたからと言ってアレクサンダーテクニーク教師になれる訳ではありません。
アレクサンダーテクニークは自分自身の使い方の学習法です。
授業では自分自身の使い方を学びます。
具体的には姿勢や整体をやる時の体の使い方などです。
整体師としての姿勢(物理的な姿勢)や整体師としての体の使い方です。
普段、座っている時の姿勢や立っている時の姿勢、整体をしている時の姿勢。
整体をしている時の、基本的な体の使い方です。
無理無駄のない体の使い方を知る事で、疲れや自分自身の故障がなくなります。
整体師が体の使い方を知らないと、疲れます。
疲れるだけならまだしも、故障につながったりします。
また、整体の効果が上がるようになります。
無理無駄な力の入っていない、クリアな体の使い方で整体をすると、患者さんにストレートな刺激が入ります。
フォームが良い事が良い結果につながるようなものです。
最近は武術関係の体の使い方を、整体とは別に教えているところもあります。
アレクサンダーテクニークは武術とは違いますが、体の使い方という点では共通している部分もあります。
自分自身を守り、患者さんに良い影響を与えるために、アレクサンダーテクニークを取り入れています。

整体をする時の体の使い方の注意
整体スクールに入学した人に最初の頃に話をする事です。
整体をする時にテクニックとは別に注意する事が幾つかあります。
テクニックとは関係がないので、注意せずにやっても施術は出来ます。
でも印象が良くない。
患者さんの体が緊張したりする可能性や安全管理の面もあるので、出来るだけ気にするようにします。
意図があってする場合は別ですが、意図がない場合は注意を必ずするようにします。
1、患者さんは跨がない。
患者さんに倒れないようにするため。
2、患者さんの脚の間に入らない。
患者さんを緊張させない、不快にさせないため。
3、患者さんの体は両手で操作する。
患者さんの体を落とさないため。
4、患者さんに触れる時は指先ではなく指の腹で触れるようにする。
指先で触れると不快感があります。
指先で触れる理由がない場合は、指の腹で触れるようにします。
爪を当てるのは論外です。
5、患者さんに触れるのに慣れていない間は、四指は揃えて(指間を離さず)に触れる。
指は離れているより、揃っている方が触れられて違和感が少なくなります。
6、患者さんの内股や膝の裏、肘の内側や喉の辺りなど、皮膚の柔らかな部分には、意図がない限り触れないようにする。
関節の内側や皮膚の柔らかな部分には、血管や神経がむき出し(筋肉などで覆われていない)のことがあるので安全のために。
施術で必要な場合は注意をして触れることになります。
7、調整する手指や患者さんの体を固定する為以外には、整体師の体や服が患者さんに触れないようにする。
触れている側に触れている感覚がなくても、患者さんは当たっている触れているという違和感が生まれます。
意図がある場合でなければ、患者さんには体を触れない(当てない)ようにします。
知らないうちに、うっかり、意図せず、という事がないようにします。
整体師が患者さんに整体をする時、患者さんのどこに位置するのか、姿勢や視線をどこに持って行くか、手指のどこを当てるか、どの方向に押したり引いたりするのか、強さは早さは長さは、患者さんのどこに触れるかなどは、全て分かってやるようにします。
整体師がやっている事には全て理由があるようにしておきます。
いちいち考えるのは大変だと思うかもしれませんが、練習の段階から習慣づけておけば、毎回改めてする訳ではないので難しい事ではりません。
最初はテクニックを覚えるので大変だと思いますが、テクニックを身につける時に、その時々の所作を身につけておけば、あとあと必ず役に立って来ます。
手指での触れ方
× 論外
× 指先で触れるのは良くない
◯指の腹で触れる
◎指を揃えて指の腹で触れる




