触診では悪いところは探しません。
てあて整体スクールに入学すると、毎回のように触診の練習をします。
触診の練習は触れる部位を決めて何度も行います。
荒木が教えるのは、手指の使い方、体の使い方・整え方、視点・視線、触れてはいけないところなど。
触れる部位は、背中(僧帽筋・広背筋等筋群)、脊椎(胸椎・腰椎など棘突起)、骨盤(腸骨稜、PSIS、座骨)、大転子、脚長。
この他に腰部を揺動(揺らす)ことによって、上半身や下半身がどんな風に揺れるのか。
これは触診ではありませんが、体の動きを見る練習になっています。
触診では痛みの原因や悪いところは探しません。
患者さんの体がどうなっているのかの情報を得るようにします。
筋肉の張り。
体表の温度。
筋肉や皮下組織の硬さ柔らかさ。
筋肉や皮下組織や関節の動き。
関節のズレや歪みや左右の位置関係。 等々
それがどうなっているかを知るために触れています。
そうやって、今、患者さんの体がどうなっているのかを知ります。
そうやって知った情報から、患者さんの訴えている症状などとの関係を考えて行きます。
腰が痛いのは、どこに問題があるのか。
殿筋の硬さの方よりなのか、肩甲骨周りの左右差なのか、足首の問題なのか、背部の筋膜の問題なのか。
その考えるための材料を得るために触診をします。
悪いところは探しません。
予断を持ってみてしまうことを避けたいということもあります。
きっとこうだ、と思って触れたりすると、そう見えてしまうことがあります。
人間ですからね。
全く関係ないと思っていることが、痛みや症状の原因ということもあります。
人は分かりません。
触診は最初は全く分かりません。
初日は骨があるのが分かればOKと言っています。
そして、決めること。
分からなくても、暖かいとか冷たいとか、ズレているとか左右全く同じとか。
分からないという答えを出してしまうと。
そのまま分からないという答えしか出来なくなります。
整体師の仕事は決めることです。
患者さんの状態を自分の中で決め、調整部位を決め、調整方法を決め、次にどうするか決めます。
上手く行っても行かなくても、自分が決めていなければ次には進めません。
歪みが分からなければ調整は出来ません。
触診は悪いところを探しません。
今ある状態を自分の手指などを使って知ることです。
ここで知るとは、自分で判定して決めるということです。
整体師・セラピストになるための、最初のハードルだったりします。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A愛知県名古屋市東区葵 3-14-20
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※「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎) 院長の著書 全国書店・アマゾンなどで発売中 >>>
第4章動画で紹介 ~ 「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎刊) ~
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「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎刊)
第1章 カラダには地図がある
第2章 頭から首にかけてのカラダの地図
第3章 胴体から脚にかけてのカラダの地図
第4章 肩から腕にかけてのカラダの地図
第5章 脚から足にかけてのカラダの地図
第6章 手のカラダの地図
第7章 日々のカラダの地図の使い方
体に対する誤解や誤った見方・捉え方が、疲れや痛み不調の原因になっていることがあります。
その誤解や誤った見方・捉え方を見直して、楽な体の使い方を手に入れるためにどうすれば良いのか。
人は自分の体がどんな風になっているか、カラダの地図を頭の中に持っています。
立ったり座ったり歩いたり、基本的な動作や動きを見直すのも、この地図を見直すところから始めるととても効果的です。
第4章は肩から腕にかけて。
バレエでポールドブラ(腕の動き)が気になる方。
楽器演奏で腕や手の動きがぎこちなくなって来た方。
パソコンを打っていると肩が凝る方。
スマホを見ていると手や腕が疲れる方。
そんな人に見てもらいたいと思います。」
全国書店で発売中。
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悩んでいる人はいつも悩んでいる
悩むことは辛いし大変です。
でもいつも悩んでいる人は、いつも悩んでいます。
悩んでいる人にもいろいろな種類がいます。
悩んでもすぐに解消してしまう人。
悩んでいるのに行動する人。
いつも悩んでいて行動せず、ずっと悩んでいる人
たまに、悩まない人もいますが、ここではその話はちょっと置いておきます。
悩んでもすぐに解消してしまう人は、良いですね。
悩みは問題(悩み)を解消解決するための工程上にあるみたいなものです。
悩んでいるのに行動する人。
これは意外に多くないかもしれません。
実は荒木がそうです。
悩みます。
というかいつも悩んでいます。
悩んでいるんですが、あまりにもいつも悩んでいるので、悩んでいるのかただ考えているのか分からなくなることがあります。
それでもある程度は悩んでいるように思います。
重い時もあるし軽い時もあります。
いつも悩んでいますが行動はします。
悩んでいるのに行動するのっておかしいですね。
結論が出ていないのに行動する。
この方法はもうかなり小さな頃から使っている方法です。
もう50年も前。
百貨店の屋上に観覧車があり小さな電車が走りコーヒーカップが回っていて、最上階に食堂があった時代です。
たまの買い物で百貨店に行くと、帰りに食堂によります。
食堂のガラスケースには沢山の食品サンプルが並んでいます。
ラーメン、カレーライス、ナポリタン、ハンバーグ、お子様定食、ホットケーキ。
ガラスケースの前で荒木少年は悩みます。
どれにしよう。
カレーにするかハンバーグにするか。
いやたまにはナポリタンにするか。
でも、決められません。
何かに決めると他のものが食べられなくなります。
カレーを頼めばハンバーグはなしです。
ナポリタンを頼めばラーメンは食べられない。
あれが良いかこれが良いか。
ずっと悩んでいる横を父が食堂の中に入っていきます。
座るなり「コーヒ-!」父は言い放ちます。
どうしてあんな黒い苦いものを飲むのか。
不思議に思いつつ悩みます。
あれにしようかこれにしようか。
結局、仕方がないのでいつも一緒のナポリタンを頼みます。
安定の旨さ。
ですけどハンバーグは食べられなかった。
そんな記憶があります。
しばらくして、行く前に食べるものを決めるようになります。
先に悩んでおいて、決めようとします。
でもなかなか決められない。
やっぱり悩みます。
結局、あきらめて決めておくことにします。
今回はナポリタン。でも次回はハンバーグにする。
そう決めておいてから食堂に行くようにする。
そうすれば悩まなくなります。
そして次回はハンバーグ。
そうやて事前に考えて決めておく習慣が付きました、
殆どいろいろなことを事前に考えておいて、さまざまな想定をするクセがついていました。
今でもそうです。
何かをするためには、悩むこととは別に行動が必要だと知るようになったので、いつも悩んではいますが行動はするようになりました。
行動は様々な想定から最善、あるいは最善と思えることがなければ次善、次善がなければよりベターな方法を考えて動きます。
動きがなければ、実際には何もしていません。
何もしていないのと同じこと、ではなく、何もしていない。
外から見ればそういうことです。
「やっていないのと同じなんだから、やらないとダメだ。」と言う人がいますが、違います。
やっていないのと同じ、と解釈すると、(何かをやっているけど)やっていないのと同じ、という解釈が頭の中で流れる感じがします。
(何かをやっているけど)の何かとは、悩むという頭の中の動きで、それが何かをしたことのように頭が解釈している部分があるように思います。
それがあると、行動はまた遅れる。
何だか少し分かりにくくなってきました。
悩むことは辛いことだと書きましたが、いつも悩んでいる人にとって悩むことは楽しいことでもあります。
いや、楽しいと言うと語弊があると思います。
悩むことで報酬系が回るように感じます。
頭の中で悩むことに習慣性が生まれ、そこから抜け出せない。
脳が快を感じてしまっているということです。
いつも悩んでいるということは、答えが出ないということです。
答えが出ないのは、答えを出していないということで、そうすると、正解もありませんが間違いもありません。
つまり、正解する可能性を放棄していますが、失敗するリスクも回避していることになります。
結論を出さなければ、行動を起こさなければ、絶対に失敗しません。
だから、いつも悩んでいる。
これなかなかやっかいです。
本人は悩んでいます。
苦しいし辛いし体験です。
でも、失敗のリスクはない。
だからその場所に留まる。
諦めてはどうかとアドバイスすることがあります。
自分自身でもそうです。
悩んでも答えが出ないのなら、諦めて答えを決めてしまう。
あるいは分かっていなくてもどちらかにする。
そして行動する。
諦めて行動。
変な感じですけど。
そうするしかない場合もあると思います。
でも。
やっぱり。
そうは言っても。
そうですよね。
だから次の段階としては、自分はもう答えを出せない。
成功も失敗も出来ない。と諦めるという方法です。
今のままダラダラ行く自分を受け入れる。
嫌ですねぇ。
なかなかそうはなれません。
そうなるとまた悩みます。
さて、全く別の方法です。
生きてるだけで丸儲け。
成功も失敗もない。
大変だと思っているのは本当に大変なのか。
辛いと思っているのは本当に辛いのか。
開業してずいぶん経った頃のことです。
売上が悪く貯金も少なく、とても仕事も生活も大変だった時のことです。
毎日毎日、いろいろなことを考え悩んでいました。
悩んで悩んで答えが出なくて、でも行動しないと何も起こらない。
だから難しいかもと思いながら、考えたことを行動する。
失敗する。
成功することもある。
そんな時ふと思いましたね。
なんだか面白いなぁ。
こうやって一般的には苦労だと思われていることを出来てるってことが面白い。
来月の資金のことを考えるのも、難しい患者さんのことを考えるのも、新しいセミナーのことを考えるのも。
何だか面白いと思う瞬間がありました。
そういう方法もあります。
いつも悩んでだけ居るのは、ちょっと面白くないなと思います。
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2ヶ月半ぶりの電車で2ヶ月半ぶりのダンスレッスン
2ヶ月半ぶりに電車に乗って2ヶ月半ぶりに神楽坂セッションハウス松本大樹クラスを受けてきました。
いや。
もうほんと。
控えめに言って最高でした。
電車は最初やっぱり少し身構えましたね。
ただ、行きの電車は5%か10%くらいの乗車率だったので、ソーシャルディスタンスを取って座って行きました。
それでも何となくナントハナイ感じでした。
で、ついでもあったので池袋で三省堂とジュンク堂をパトロ-ルして、拙著「『カラダの地図』で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎刊)」がどうなっているかを見て回りました。
まだ発売10日くらいなので気になります。
ジュンク堂には7冊、三省堂には3冊置いてありました。
売れているんでしょうか。
なんとなく区切りの悪い冊数だったので、少しは売れているんだろうと思いこむことにしました。
それにしてもジュンク堂は大きすぎてアレです。
二階の奥の整体のコーナーに入っていて、これじゃそんなに売れるってことはないのかと思ったりもしましたが、いやまてよ来館人数が多いんだから可能性はあるかと思ったり。
何にしろ初めてのことで気が気ではありません。
気になった方は買って下さいね。
( 「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える! >>> )
三省堂は1階真ん中のコーナーで平積みだったので少し安心。
みたいなことを確認して神楽坂に行きました。
セッションハウスは2ヶ月半ぶり。
いろいろと情報は聞いていたけど、本当に生きててくれて良かった。
大丈夫だろうと思ってはいるものの、小さな劇場やライブハウスやスポーツクラブも本当に苦しそう。
何とか再開して来られたらと思っていたので少し安心しました。
入口で手をアルコール消毒。
参加費を支払って着替えました。
スタジオの外で前のクラスの(近藤)良平さんと久しぶりに顔を合わせました。
まだ本屋に行ってないんだよね、と本のことを気にかけてくれた。
これがまた何ともじんわり嬉しくなってしまう瞬間でした。
スタジオの中にはオンラインレッスン用の器材がドーン。
5分の1くらいのスペースを占めていました。
始まる前にスタッフが来て、リアルのレッスンと同時にオンラインで受ける方もいるとのこと、大きなモニターを設置していきました。
レッスンではすぐに以前のエクササイズを思いだし、気持ちよく動くことが出来ました。
とは言え気持ちが良いからと言って、動きが良い訳ではありません。
この2ヶ月半の間に体重は殆ど変わりませんでしたが、体脂肪率が2%近く増えているので、つまり筋肉量が1.5キロ前後減っている訳です。
筋力が落ちれば当然、踏ん張りというか力が出にくい。
ランジから踏み返して戻ってくるような動きでは、ヨッコラショ的になりそうで大変でした。
いや、ヨッコラショとはしませんでしたけど。
明らかに細くなっている脚にちょっとがっかりしながら踏ん張って戻りました。
ただ逆に関節の動きはスムーズになる部分がありました。
何というか筋肉で止まることが少なくなったというか。
でっかい筋肉だったものが、少し細くなって動きがふらふらする部分があるような。
良いんだか悪いんだか分かりませんが、動きが楽になる部分はあったように思います。
そしてそれが動きの変化にも表れました。
松本さんはリリーステクニックを使います。
曲げると言うよりリリ-スして動く。
そしてトラベリング(移動)も多様する。
体重移動をしながら大きく移動する。
脱力で起きる動きを利用し、そこで生まれた動きを止めないように活かしながら動いていく。
みたいなことをします。
それが、ちょっとやりやすい。
筋力が減っている分、動きを止めないで動き続けることがクリアに感じられる。
そんな感じでした。
とは言えどこかで方向を変えたり、動きを作ったり、足で止めたり踏ん張ったりもしなければいけないので、そこは筋力不足が気になりましたが。
悪いことばかりではないなと思いました。
息も上がるし、よろけるし、止められない部分もありましたが、本当に楽しい時間でした。
終わって江戸川橋まで10分ちょっと歩きますが、あまりにも疲れすぎて立ち止まり。
人のいないところでマスクを外して何度か深呼吸しました。
人から見れば笑っちゃう光景でしょう。
どうしてわざわざそんな疲れることするのか。
そして明日はきっと筋肉痛でしょう。
帰りの電車は少し混んでいました。
つり革をつかもうかどうしようかと考えながら、結局は持たずに大泉学園まで戻ってきました。
そして明日からは8月本番のリハーサル。
4月にやる予定だった本番が8月に延期になった訳です。
既に出来上がっている作品はコンタクト満載。
リハーサルをどうするのか、このままの作品で出すのか。
ちょっと考えところですが、きっとたぶんそのままやることになると思います。
気を付けながら本番までつなげたいと思います。
汗をかくのはやっぱり良いですね。
第3章紹介 【動画】 「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎刊)
「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える! (さくら舎 1650円税込) >>>
5月に上梓した本の第3章について少し紹介しています。
第1章 カラダには地図がある
第2章 頭から首にかけてのカラダの地図
第3章 胴体から脚にかけてのカラダの地図
第4章 肩から腕にかけてのカラダの地図
第5章 脚から足にかけてのカラダの地図
第6章 手のカラダの地図
第7章 日々のカラダの地図の使い方
人は自分の体がどんな風になっているか、カラダの地図を頭の中に持っています。
その地図が少し誤っていたり誤解していたりすると、動きがぎこちなくなったり酷い時には痛みが出たりすることがあります。
立ったり座ったり歩いたり、基本的な動作や動きを見直すのも、この地図を見直すところから始めるととても効果的です。
第3章は胴体から脚にかけて。
体はどこで曲がるのかなど誤解が多い場所です。
是非手に取って下さい。
全国書店で発売中。
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アフターコロナは選ばれる時代
患者さんと話をしていました。
薬剤師の女性。
数か月に一度、不定期にやって来ます。
家が近くなので、前日や当日に連絡があり、空いてますか?と聞かれます。
薬剤師と言っても調剤をしている訳ではなく、治験などの仕事をしている方です。
美容師さんの話になりました。
個人でやっている美容院に連絡をしたら、今とても忙しくて大変みたいなことを言われたようです。
話を聞くと、何人かの美容師が居る店は少し心配なので、個人でやっているところを探して来るお客さんが増えているとのことで、新しいお客さんがとにかくどんどん増えているらしい。
飲食業やスポーツクラブなど大変な業種が沢山ある中、そうやって増えているところもあるんですねという話。
で、整体の話になりました。
整体師さんや美容師さんでもアレですね。
選ばれる時代になりますね。
という。
今までみたいにテキトウと言ってはなんだけど、直接接客してくれるようなお仕事は、この人に会いに行きたい、と思う人やところじゃないと淘汰されますね。
みたいな話でした。
ニコニコ笑いながら話してくれるということは、荒木は淘汰されない側だと思って話をしてくれているんだろうと勝手に思ってました。
そうですよねぇ。確かに。
テキトウなところで試してみるかってことにはならないですね。
そう言えば私の知人の整体師なんかは、このさなかずっとやっている人が殆どでした。
繁華街の真ん中で街に人がいなくなった人を除いては、殆どの先生がやってましたね。
それはありがたいと思ってますけど。
テキトウな整体師はだから大変になるだろうとも言ってました。
単に痛みが取れるってだけじゃなくて、この人に任せようと思わなければ、なかなか行きづらいですもん。
話が出来るとかね。
なんとなく安心とか。
整体師にとっては逆に良い時代になるのかもしれないなと、ちょっと思いました。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A愛知県名古屋市東区葵 3-14-20 (月4日 在名)
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宣伝広告と営業について
てあて整体スクールの授業にも開業講座というのがあります。
通常授業とは別に課外授業として行っています。
開業講座は開業前と開業後に分かれていて、開業前には開業を考える時に最初にしなければいけないこと、開業準備に必要なことなど話します。
そして開業後。
患者さんを診ながら長く整体師として生きていくために、なにをしていくべきなのかの話をします。
開業後に最初にしなければいけないのは、整体ではありません。
先ずは宣伝。
患者さんになる可能性のある人たちに、自分の整体院がオープンしたことを知ってもらわなければ、もしくは自分が整体師として様々な痛みや不調に対応していることを、多くの人に知ってももらわなければいけません。
誰も知らなければ、開業しても整体院をオープンしても、患者さんを診ることは出来ません。
だから宣伝です。
宣伝広告。
営業的なこともあるかもしれません。
ここで、整体とは別の話をします。
最近、整体スクールの見学申込や問い合わせフォームに、営業の書き込みが増えています。
印象としては5月に入ってから。
最初の頃は外国人の名前のような会社名のような”人”からの書き込みでした。
このところは個人名で書かれています。
内容を少し読むと、会社の営業です。
がっかりします。
そして少し腹が立ちます。
問い合わせフォームに営業の書き込みですから、全く関係のない書き込みということになります。
一度など問い合わせフォームに自動的に営業的な書き込みをする会社の書き込みもありました。
何を考えているんだろうと思います。
最近の電話営業でも同じようなことを思うことがあります。
とにかく数多く電話をかけて、とりあえず話をしてみる。
ホームページの営業なのに、ホームページを持っているかどうかも調べず、検索順位も調べないで電話をします。
「ホームページはお持ちですか?」
この質問をされると、問い合わせフォームに関係のない営業の書き込みをされた時と同じガッカリが生まれます。
そして少し腹が立ちます。
営業というのは、相手の利益になることを探して提案することだろうと思います。
問い合わせフォームは「問い合わせ」を書いてもらいたいと思って作っています。
どんな内容のものでも「問い合わせ」でなければ、関係のない内容です。
ダイレクトメールを送り付けると、読んでもらえる確率が低いから、そういうことをするんだろうと思います。
でも、それは本末転倒。
相手の利益を考えていません。
ホームページの営業をするのなら、ホームページの有無、検索順位、見た目や文章の問題点などを調べてから連絡すべきでしょう。
整体院やサロンを開業したりオープンしたりして仕事を始めたら、宣伝や広告や営業が必要です。
でもそれは押し売りではありません。
相手の利益になるような内容を届けることです。
腰が痛い人に、腰が痛くなくなる整体をやっていることを知らせることです。
膝痛で歩くのが大変な人に、近くで膝痛が治せる整体師がいることを知らせることです。
そういう基本を忘れてしまうと、なんだか訳の分からないことをしてしまうので気を付けたいものです。
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※「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎刊 1650円税込) 発売中! >>>
6月1日
6月1日になりました。
4月は営業自粛で全然患者さんを診ることもなく、スクールで生徒さんに分かったような分からないような指導をすることもなく一か月が過ぎました。
あ、いや分かったような分からないような指導ではあるが、ノウハウは伝わるように半年後や3か月後には整体師として手技が身に着くように指導はしておりました。
5月に入って連休が明けて、待ってもらっていた患者さんもいらっしゃるようになり、スクールも短縮授業とは言え再開しました。
とは言え昨年100%まで戻っているということはなく、数割減の一か月が過ぎました。
そして6月です。
世の中は何だか変わりましたね。
テレビ世代なのでテレビを良く見ますが、先週一週間でニュース報道もニュースバラエティもバラエティ番組も内容こそ微妙な変化でしたが、伝え方は変わりました。
緊急事態宣言が解除されてすぐは、緩みが身られるというようなニュアンスだったり言葉回しだったりしたものが、まだ戻ってきていません的な印象の言い方に変わってきているように感じました。
何も変わってないのに。
とつい思ってしまいますね。
薬やワクチンが開発された訳でもなく、何か新たに有効な対策が見つかったということでもない。
しいて言えば感染者数が比較的少なくなってきているというだけの話です。
いや、心配をあおろうというつもりではありません。
そもそも何に心配していたのかということもあるかもしれませんから。
でも変わりました。
全国で宣言解除されて週末が終わり月も変わったからなのか、なんとなく新しい年が明けたような、新しい月になりました的な、新鮮なものを少し感じています。
このまま収束、ということはないでしょうが、大きなことにならないように。
いや、すでに大きなことにはなっていますが、酷いことにならないように。
いや、酷いことにはなっていますが、これ以上酷くならないように。
というか今よりも良い状態になっていくようにと思っています。
どうやら東アジア圏では感染者も死亡率も、欧米と比べれば高くはないということもあるようなので、三密を避けながら用心しながら生活をしていけたらと思っています。
実は整体やセラピーはこういう時に力を発揮します。
整体やセラピーは痛みを取るだけが仕事ではありません。
痛みを取ることを手段に、患者さんの状態が良くなることを考えています。
てあて整体では「皆さんが元気で機嫌よくなること」を目指して整体をしています。
元気でというのは、フィジカル(身体)的に健康であること。
機嫌よくというのは、気持ちが楽で楽しくなること。
気持ちの部分をフィジカルから支えるようにしたいと思ってやってますが、逆の場合もあるので気持ちへのアプローチも考えたり考えなかったりしています。
いや常に考えています。
とは言えカウンセラーでも心理士でもないので、難しいことはしていませんが、来院された皆さんが気分良く機嫌よく帰ることが出来るようにいろいろと考えたりはしています。
体が硬くなるこういう時期は、気持ちも硬くなりがちです。
先ずは身体を緩めることから、気持ちもほぐれたらよいなと考えながら施術をしています。
6月になりました。
またきっと暑くなるんでしょう。
雨の時期もあるかもしれない。
雷や豪雨もあるかもしれない。
でも元気で機嫌が良ければ乗り切れます。
ぼちぼち始めましょう。
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オンラインとオフライン
「人間の五感は「オンライン」だけで相手を信頼しないように出来ている。」
京都大学総長の山極さんが書いている文章がありました。 ( リンク>>> )
逆に言えば「人間はリアルなコミュニケーションで相手を信頼するように出来ている。」と言えるかもしれません。
山極さんはずいぶん以前テレビ番組で見たことがあります。
マウンテンゴリラの研究者ということで出演されていて、物腰柔らかでとてもやさしく大きな人のように見えました。
マウンテンゴリラが作る社会から見た人間について語られていたように記憶しています。
人もゴリラも哺乳類そして霊長類です。
同じような習性があるんだろうと思います。
オンラインでのコミュニケーションが増えてきました。
慣れてくると便利なところが沢山あります。
移動しなくて済むし、顔が正面から見られます。
録画すれば後から話を確認することも出来る。
でも、それだけでは信頼は生まれない。
そこは大きなポイントだろうと思います。
それについては暫く時間が経たないと問題は出にくいかもしれない。
でもやっぱりどこかに問題として出てくるように思います。
信頼がないところで過ごしていると必ず疲れますから。
※参考
人間の五感は「オンライン」だけで相手を信頼しないように出来ている >>>
サル、ゴリラ研究から現代社会考える >>>
第2章紹介【動画】 「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える! (さくら舎刊)
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先日、上梓した本の紹介です。
今日は第2章について少し紹介しています。
第1章 カラダには地図がある
第2章 頭から首にかけてのカラダの地図
第3章 胴体から脚にかけてのカラダの地図
第4章 肩から腕にかけてのカラダの地図
第5章 脚から足にかけてのカラダの地図
第6章 手のカラダの地図
第7章 日々のカラダの地図の使い方
この本の内容は数年前から現代舞踊協会の講座でダンサー向けに行ってきた、「カラダの解剖学」というダンサー向けの簡単解剖学講座と同じことがベースになっています。
体の使いにくさや動きづらさを、仕組みを再確認することで良くしていくというものです。
ダンサーさんだけでなく音楽家の皆さんにも参考になるようなものになています。
是非手に取って下さい。
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