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体の使い方を教える時の一つの考え方 【目的は何か】

読了までの目安時間:約 2分

何かをするのに、どんなに一生懸命やっても上手くいかない事があります。
言われた通り、正確に一生懸命に努力しているのに、上手くいかない。
そんな時にどうするのか。

あなたがやりたい事は、目的は、何なのか。

達成したい目的は、何かをする事なのか、それとも一生懸命に努力する事なのか。
そこはどうなんでしょう。
と、患者さんや生徒さんに話をする事があります。

一生懸命に何かをするのは良い事だと思います。
ただ、「一生懸命する」の中に、「息を止める」だったり「首肩に力を入れる」だったりが含まれていると、上手く行かない事があります。
もちろん、息を止めたり首肩に力を入れる事が目的ではありません。
そうしようとしてやっている訳ではない、と言う事はわかっています。

でも、息を止めたり、首肩に力を入れないと、一生懸命やっている感じがしないって事はありませんか?
正確にするんだけど、繰り返しやるんだけど、誤差がないようにするんだけど、言われた通りにやるんだけど。
同時に息を止め首肩に力を入れて、一点集中(と感じるように)でやってませんか、と言う事です。

あきらめないと行けないかもしれません。
息を止めたり、首肩に力を入れる事を諦める。

息を止めず。
首肩の力を抜いて。
一生懸命やる。

これ意外に難しいんです。
一つには息を止めず首肩に力を入れないと、一生懸命やっているように感じない。
一生懸命は取り組む姿勢です。
別に首肩に力を入れる事ではありません。
なのに、気持ちとは裏腹に、息を止めないと一生懸命感が出ない。

試してみて下さい。
息をゆっくり深くしながら。
首肩の力を抜いて
リラックスして
一生懸命に取り組んでやってみる。

これも一つの方法です。

ものごとは努力によって解決しない

読了までの目安時間:約 2分

ものごとは努力によって解決しない。

河合隼雄さんの本を読んでいたら出て来ました。
インド生まれの宗教家・哲学者のクリシュナムルチという人の言葉です。
なるほど確かに、そう言う事だと思います。

「報われない努力を徒労と言う」と中学二年の時に得心したことを思い出しました。
以来、ずっと心の底にありましたが、「報われない努力を徒労という」と思っているということは、努力によって結果が伴う事や問題解決することを期待しているということだったんだな、と納得しました。
問題解決は努力ではなく解決方法によって解決される。
努力は別の問題という事です。

人は努力が好きです。
努力をする事で喜びを感じる。
というとちょっと大袈裟ですが、努力をしていることで納得する部分があったり、努力をしていることで結果や問題解決を期待したり、その納得や期待で少し気分が良くなったりしています。(脳科学で言う報酬系が回るということでしょうか。)
努力は問題解決とは別の問題です。
努力はその内容や個々の作業や方法など解決策そのものではなく、それをやっている自分の気持ちやそれに臨む姿勢のことです。
結果や問題解決は気持ちや姿勢ではなく、やっている内容や個々の作業や方法がもたらします。

上手く行かないことがあって、それを一生懸命いろいろ試してやっていても上手く行かない場合。
その努力は内容や方法や作業自体が違っているのかもしれません。
努力を否定はしませんが、内容や方法や作業自体を見直すことも大切かもしれません。

呼吸法

読了までの目安時間:約 3分

10年くらい前から呼吸についていろいろと考えている。
たまに実践したりもしているが、これが良いという方法にはなかなか巡り会えない。

そもそも「呼吸法」という言い方に問題があるような気がしている。
呼吸は自律神経系でも脳脊髄神経系でもコントロール出来る。
基本的には自律神経系のコントロールで、寝ていても呼吸をしているのはそのお陰だ。
自律神経系のコントロールは知らないうちに出来ている、何もしようとしていないのにしている、と言うところがポイントで。
だから、意識的に自律神経系を何とかするのは難しい。
だって無意識の話なんだから。

呼吸は基本は自律神経系のコントロール。

だとしたら、何かをする”方法”としての呼吸法と言ってしまうと、そこで自律神経系の話ではなく脳脊髄神経系の話になってしまう。
無意識の話じゃなく意識の話になるってことね。
つまり、何もしなくても出来るようになるために何かをする、と言うことになり、最初のところで何もしないが出来なくなる。
ちょっとややこしいですけど、そう言うことです。

吐く息に意識を向けましょうというのは、意識を向けるだけで吐く息をどうこうしようと言うことではない。
でもつい吐く息を吐こうとしてしまう。
それだと無意識ではなくなってしまって、元も子もないという話。
結局、呼吸は「あり方」につながるんだろうと思う。
自分がどうあるか、自分の状態がどうなっているか、そこをコントロールする。

最近、何となく思うのは、息を吸ったり吐いたりする時の最終域の問題。
例えば息を吸っている時なら、息は体に入って来ているんだけど、その最終域でこれ以上入らないというところを意識的に決めてしまうと、呼吸が出来ないということ。
どこまで息が入るのか、最終域で入ってくるのを止めない。
逆に息を吐いている時は、最終行きで出ていくのを止めない。
それが出来れば、呼吸は上手くいく。
いや、この書き方だと少しニュアンスが違う、それが出来ればではなく、そうなっていれば呼吸はうまく行っている。
という感じがする。

呼吸についてはたまに言葉にしておかないと、何が何だか分からなくなることがあるので書いておきます。

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