定年退職
そろそろ定年退職の年齢です。
と言っても整体師にもアレクサンダーテクニーク教師にもダンスをするにも定年はありません。
学生時代の仲間や友人とSNSでつながるようになりました。
その仲間や友人の口から再雇用や定年の話題が出るようになったのは数年前。
完全定年して数年経ったとか、今年は再雇用も終わっていよいよ退職だという話も聞きます。
全く実感がありません。
40代前半で会社を辞め独立しました。
それから20年ちょっと。
一人でやって来ました。
いろいろな人に助けられてなんて言いますが、結局は一人。
ま、それは良いとして。
40代から毎日同じように仕事をしてますが、同僚が周りにいない状態です。
そうなると話をするのは患者さんや生徒さんや、たまに同じような仕事をしている人たちです。
そうやって過ごしてくると、定年という感覚は全くない。
同じように整体師やセラピストやアレクサンダー教師をしている人たちは、ずっと仕事を続けています。
年齢で区切ると言うことはない。
体力的な問題で退く人はいるかもしれませんが、私の周りにはそう言う人もいない。
となると、全く定年的な考え方、仕事を辞めるという考え方が生まれません。
ダンスもそうです。
ちょうど昨日、ダンスパフォーマンスを観ました。
その中に伊藤直子さんというダンススタジオ・セッションハウスで振付や作品作りをしている方の作品がありました。
出ているダンサーたちは殆どが荒木よりも年上。
年下の若く見えるダンサーは後ろの方で踊っていました。
それが本当に素敵。
お世辞ではなく良い。
大人にしか踊れない大人のダンス。
動きが大きい訳ではないし、高く飛ぶ訳でもない。
でも、大人にしか表現できない世界を展開していました。
会社を辞める年齢になるのは、皆同じです。
でも、その年齢にしか出来ないことがあります。
仕事として、その年齢にしか出来ないことがあれば、”その”仕事なら続けるしかないでしょう。
辞める理由はない。
会社で65歳くらいまでしか出来ない仕事なら、退くのは仕方がないかもしれないですけどね。
まだ暫くは普通に働き普通に踊ります。