整体スクール・学校なら東京「てあて整体スクール」 » アーカイブ

2024年に観た映画

読了までの目安時間:約 4分

今年も映画をいろいろ観ました。
全体に感じたのは、良い映画なんだろうとは思うが自分は好きにはなれない、という映画が増えたように思います。
年始はたぶん「グランメゾン・パリ」から観るかなぁ。
キムタクは演技が一緒だからと観なくなってる人もいますが、僕はなんとなく安心なので観ます。
料理も美味しそうだし。
もう少し若い頃は難しそうな映画が好きでしたが、最近は分かりやすいのが良いと思うようになりました。
でも、難しそうなのも好きなんですけど。
今年観た順番にちょっとだけ感想など。


・PERFECT DAYS
 安心安定の良い映画でした。役所さんさすが、柄本さんも良い味でした。

・マリの話
 もうちょっとなんだけどなぁという感じ。

・漫才協会 THE MOVIE
 これはもうこれでOKな映画でした。好きです。

・オッペンハイマー
 映画としては良いんだろうけど、良いとは思えない題材でした。感想を言いたくない映画。

・あまろっく
 江口さんで観に行きました。 ありです。

・未帰還の友に
 こういう映画を撮りたいと思うんだろうなと思ってしまう映画だけど、これはないなと思う映画。

・悪は存在しない
 観た直後は良い映画だけどそれほど好きではないと思ったのに、時間が経つとだんだん良い映画に思えて来た。

・ラストターン
 身につまされる映画でした。普通の映画。

・帰って来た あぶない刑事
 こう言うのが楽しくて好きです。

・トノバン
 映画としてはアレですけど、好きな映画でした。

・罪深き少年たち
 韓国映画は良いなと。改めて思いました。

・おいハンサム!!
 もうテレビですけど、こう言うの好きです。

・アディクトを待ちながら
 高知さんのセリフがアドリブと聞いて、興醒めしました。

・I AM A COMEDIAN
 今年一番かもしれない。良かった。

・もしも徳川家康が総理大臣になったら
 翔んで埼玉的。 こう言うのは好きです。

・ラストマイル
 エンタテイメント映画としてとても上質の映画だったと思います。

・スオミの話をしよう
 期待が大きすぎたのか、長澤まさみさんの無駄遣い。舞台にした方が面白くなると思う。

・哀れみの3章
 評価は高そうですが、好きではありません。

・侍タイムスリッパー
 しっかりした映画で、面白かった。

・CIVIL WAR
 これも評価は高そうだけど、好きではない。

・室井慎次 敗れざる者
 後編の予告編みたいな映画になってた。でも観やすい。

・ジョーカー フォリ・ア・ドゥ
 どうしてこの映画を撮らなければいけなかったのか。 イマイチ。

・十一人の賊軍
 この映画は個人的に鞘師さんが大発見でした。

・アイミタガイ
 全編桑名でのロケで、懐かしすぎて話が入ってこなかった。

・室井慎次 生き続ける者
 見る映画として良かったと思う。

・アングリースクワッド
 エンタメとして良く出来ていたと思うけど、ちょっと脈絡が。。。

・聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~
 役者さんで観に行ったが、小学生向けかな。 バカバカしくて良い。


今年の個人的一番は「トノバン」かな。
映画という感じではないけど、そう言う意味も込めて、これにします。

平日に映画を観られる仕事

読了までの目安時間:約 2分

映画を観る仕事って事ではなく、平日に自分の時間を創れる仕事です。

2001年に整体院をオープンして、勤めていた頃との一番の違いは、平日昼間の時間を自分に使えるって事でした。
映画はその一環で、ダンスレッスンもそうでした。
映画は仕事が2割くらい入っていて、患者さんとの会話に使えるなぁなんて思っていましたが、でも好きで観に行っていました。
経費では落としてませんよ。
落としたいけど。笑

整体院は予約制なので、事前に観たい映画があれば、それを先に予定しておいて映画を観る。
当日になって予約が空いていれば、映画館のタイムテーブルを観て良さそうなのがあれば観る。
みたいな感じです。
これダンスレッスンも同じ。
そうやって月に2・3本くらい、年間で25本前後の映画を観ています。
でも、仕事に支障はありません。
空き時間に観ているだけなので、休日に映画に行ってるようなもんです。

それもこれも自分で自分の時間を創れるって事です。

一人で仕事をして変わった事があります。
2月が嫌だなぁと思う事です。
勤めていた頃は2月は出勤日数が少ないのに給料は同じなので、ラッキーでした。
ところが一人で仕事をすると、仕事する日数が少ない事は売上に直接的に影響します。
減るんですよね。
分かりやすく。
だから良い事ばっかりではないですけどね。
でも、自分で自分の時間を創れるのは、嬉しいというか楽です。
とにかく楽。
自由な感じですね。

トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代

読了までの目安時間:約 3分

映画を観てきました。

トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代

小学校の時に「帰ってきたヨッパライ」
中学で「あの素晴らしい愛をもう一度」
高校生で「タイムマシンにお願い」
どの曲を聴いた時もびっくししたような、聞き惚れたような、グッと心を持って行かれたような気持ちになった。
で、口ずさむ。
小学生が口ずさむ帰ってきたヨッパライは、相当に面白い。

酒は美味いしネェちゃんは綺麗だっ! っふあ ッふあ っふぁふぁ〜 ?

テレビや雑誌で見る加藤和彦さんは恐ろしく格好良かった。
最先端の先を行くような、今見てもおしゃれで、しかもそれが身についていて普通に見える。
普通に格好良い。
そういう生まれというかそういう人のように見えた。

60代になってアルフィーの坂崎さんとなんかフォークソングみたいな事またやってる、と思っていた矢先だったと思う。
自殺。
あああああぁぁぁぁぁぁ
って感じだった。
残念というか、どうしてなんだろうと思った。
60代で自死を選ぶというのは、アフラフィフの自分には理解出来なかった。
今でも本当に残念で、悔しい。
マイケルジャクソンもそうだけど、80代になった時を見たいと思う人が亡くなる。
ああ、寂しい。

その加藤和彦さんの映画です。
インタビューが多く映画としてはどうなのかなと思う部分もありますが、この時代を生きたものとしてはとても面白く観ました。
もう一度観るかもしれない。
泉谷の(失礼、どうしても敬称つけて呼べない)「春夏秋冬」の後ろに加藤さんが居たのは聞いたことがありましたが、そのほかの歌も後ろにいたとは知りませんでした。
結局、加藤さんの世界が好きだったんだと思います。
そしてサディスティックミカバンド最高です。

・トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代
https://www.tonoban-movie.jp/#modal

メイドインジャパンがまだ粗悪品の代名詞のように言われていた時代、1ドル300円の時代にUKツアーを成功させた加藤さん。
当時のUK音楽番組での映像が恐ろしく格好良いので、貼っておきます。


ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春

読了までの目安時間:約 2分

映画を観ました。

ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春

岩城滉一さん主演の定年退職後のシニア世代の話です。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、題名にある通り71歳の設定のようです。
仕事はしておらず奥さんが亡くなって男の一人暮らしです。
ありそうな話、ではあります。
ただ、個人的にはかなり違和感がありました。

71歳という年齢です。

気になって監督さんの年齢を調べると50代半ばでした。
なるほど、50代の方には71歳はこんな風に見えているのかと思いました。
爺さんです。
確かに立派な爺さんです。
ただ、現代の今の爺さんはこんな感じではないと思います。
たぶん、30年か40年前の71歳の爺さんならこの感じだろうと思いますが、今はたぶん違うと思います。

常識は変わると思います。

特に年齢に対するものは大きく変わるんじゃないかと思います。
サザエさんの磯野波平さんは54歳です。
かなり爺さんに見えます。
波平さん54歳の頃の平均寿命は60歳くらいだったと思います。
そうなると54歳はかなり爺さん。
でも最近の平均寿命は男性81歳女性87歳くらいになっています。
今に換算すれば波平さんは70歳前後かなと思います。
それなら分かる。
まだ現役で仕事をしている爺さんです。

目や耳から入ってくる情報にとらわれて、自分の生まれてからの経年だけから年齢を考えると、少し違うのかもしれません。
自分の体の感覚を大事にしたいと思います。

悪は存在しない

読了までの目安時間:約 3分

どうしようか考えていましたが、結局、観ました。

悪は存在しない

きっと良い映画なんだろうなぁ。
でも、あんまり好きじゃないなぁ。
と言うのが観た直後の感想です。
途中までは面白いなぁと思って観ていましたが、きっと結末が自分の好みではなかったんだろうと思います。
後味が良くないというか何かザラザラしたものが残ります。

濱口監督の映画は「偶然と想像」と「ドライブ・マイカー」を観ました。
「偶然と想像」を観た直後も同じような感想で、たぶん良い映画だとは思うけど、あまり好きになれない映画でした。
それが1年くらいたってその年に観た映画を思い出していたら、「偶然と想像」の印象が強く残り、後味も悪くないようになっていました。
不思議。
「ドライブ・マイカー」は後味は悪くありませんでしたが、やっぱり良い映画なんだろうなぁでもそんなに好きな映画ではないとも思いました。

たぶん思う壺ですね。

映画をどう観るか、映画をどう楽しむかという問題なのかなと思います。
僕は映画を見ていろいろと考えたりしたくはありません。
考えさせられるのも好きではありません。
泣く映画も戦争映画も観ません。
と言って、社会問題をテーマにしたものが嫌いではありません。
めんどくさい視聴者なのかもしれません。

濱口監督の映画の個人的な感想は、言葉に出来ない表現する言葉がないような感情や状況を目の前に出される、という印象です。
複雑なでもどこにでもあるような、どうしようもないような何とでもなるような事柄です。
考えれば考えるほど分からなくなる、正解のない決めようのない問題だったりします。
いや、だからそんなに考えないようにはしてますけど、つい少し考えたりしてしまう事もありで、だからあまり、考えるような作品は好まないんだろうと思います。

生意気な事を言えば、今回の映画は題名が気になりました。
「悪は存在しない」( EVIL DOES NOT EXIST)
てことは同時に「善は存在しない」( GOOD DOES NOT EXIST)と反射的に考えますよね。
その前提で観てしまうので、ちょっと。

音楽や音響がとても素晴らしかった。
撮影もいろいろと面白い画角があったり、示唆的な画面があったり。
会話は秀逸で、やっぱり良い映画なんだろうと思います。
でも、なぁ。
年末にどう思っているか楽しみです。

映画

読了までの目安時間:約 2分

患者さんと映画の話をする事があります。
あの映画観ましたか?とか、あれは面白かったですねとか。
最近、気になっているのは、映画を家で観る人が増えているということです。
それが気に入らないという事ではありません。
ただ、自分にとって映画は大画面で観るもので、家のモニターで観るのは映画ではなくて、何というかテレビ。
です。
テレビ画面(モニター)で観る映画は映画とは認識出来ないんですよね。
どうしてだか分かりませんが。

サイズが違い過ぎるんだろうと思います。
たぶん映画は映画館のサイズで観られるように撮られているのではないかと思います。
だから、サイズ感がどうも合わないような気がするのかもしれません。
逆に映画館でこれはテレビで観る方が観やすいと思う映画もあります。
テレビのドラマが映画になったような作品はそう思う事があります。

今年はまだあまり観てません。

マリの話
漫才協会 THE MOVIE
オッペンハイマー

映画らしいのはマリの話とオッペンハイマー。
この中では漫才協会が好きかな。

オッペンハイマー

読了までの目安時間:約 2分

少し落ち着いて来たので映画を観ました。

オッペンハイマー

原子爆弾の父として知られる人の映画です。
戦争関係の映画は観ないようにしているんですが、これはやはり観ておこうかと思い行ってきました。
アカデミー賞を7部門でとったとか。

どうも何とも言えません。

映画作品としてどうなのか。
ストーリーがどうなのか。
原子力爆弾や開発がどうなのか。
彼がオッペンハイマーさんがどうなのか。

全く何も感想が出てこない。
さまざまな感情が心身の中で錯綜し交錯し充満して飽和して。
無音室に閉じ込められたような、鼓膜が緊張と内外の圧力で動かなくなったような。
心が動かないように、自分の奥底の何かが感情を操作していて止めてしまったような感覚です。
戦争についても原子力爆弾についてもその開発を指導した人も関係者もその国も。
出て来そうになる感情が埋まってしまったような感じでした。

きっと彼でなくても誰かが彼になったんだろうと思う。
オッペンハイマーがいなければ誰かがオッペンハイマーになったんだろうと思う。

やっぱり戦争映画は観ない事にする。

2023年 今年の映画

読了までの目安時間:約 5分

今年見た映画です。

今年の一番は「宇宙人のあいつ」が面白かったかな。
バナナマン日村さん、中村倫也さん、柄本時生さん、伊藤沙莉さんと言うキャストが良かったのはもちろん、日村さんの演技が日村さん以外では誰にも出来ない世界観を作っていて最高だった。
普通、あんな荒唐無稽な設定とストーリーは成立しない。
それを成立させていたのは凄いと思う。
あとは「BAD LANDS」かな。
安藤さくらさんは安定の良さだけど、宇崎竜童さんの存在感が最高だった。後、賭場の女性。
昨年の個人的一番は「偶然と想像」だったので、今年も似たテイストがないかと思ったけど、あまり見つからなかった。

外国と比べても仕方がないけど、韓国映画はいろいろは作風でどれも良い感じでした。
北野監督の「首」は期待が大きかっただけに、ちょっと残念。
コメディだったんだろうか?と思うが、設定も演技も含め海外では受けるのかなと思ったりもする。
しかしあの、獅童さんの走りは本当に時代を感じるような、素晴らしい演技だったなと思う。
日常的に和服着てることや畳をきちんと知ってる感じ。

TV番組からの映画は、普通に観られるけど、感動ということはないかな。
俳優さんが良くても、映画が良いかどうかは分からないと言うのは、最近とても思う事です。
あと、次回作の伏線的なことを最後に入れるのは如何なものかと思ったが、外国映画でもあったな。
では、一本ずつちょっとだけ感想も。


非常宣言・・・韓国映画、ソンガンホさんが出ているので観に行きました。
イチケイのカラス・・・TVが好きで観に行きました。まあ、まあ。
仕掛人 藤枝梅安・・・豊川さんは良いんだが、この年齢ではちょっと。
シャイロックの子供たち・・・思っていた内容と少し違った。
Winny・・・静かな面白い映画でした。
湯道・・・好きですこう言うの。
エブリシンング・エブリウェア・・・分からなくもないが私にはそれほど面白くない。
メグレと若い女の死・・・ちょっと暗過ぎるかな。
GOLD FISH・・・面白いんですけどね。
ロストケア・・・長澤さんと松山さんなので観に行ったが、どうも結末が分からなかったかな。
映画ネメシス黄金螺旋の謎・・・もうちょっと入り込めなかった。
AIR /エア・・・マットディモンさんなので観に行きました。上手くできた映画でした。
パリタクシー・・・静かな良き映画でしたが、少しありがち。
最後まで行く・・・やりすぎですね。でも面白い。
宇宙人のあいつ・・・結果的に今年一番面白かった。俳優陣が最高でした。
岸辺露伴ルーブルへ行く・・・美しい映画でした。が。
せかいのおきく・・・俳優の無駄遣い。せっかくだったのに。モノクロの意味は?
大名倒産・・・こう言うのはありです。
小説家の映画・・・韓国映画。 良い映画でした。
リバー流れないでよ。・・・タイムリープ系でしたが、面白く観られました。女優さんが良い。
君たちはどう生きるか・・・はい。ありがとうございます。
リボルバーリリー・・・ちょっとやり過ぎですが、美しい映画でした。続編の布石はいらん。
バラシファイト・・・作りたい気持ちは分かるが、ちょっとこれはなぁ。
コンフィデンシャル・・・韓国映画 韓国映画は大きな映画も良いよね。
アステロイド・シティ・・・これは何でしょうって感じ。
名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊・・・ちょっと大袈裟かなぁと思う。でも観やすい。
ミステリと言う勿れ・・・TVが好きで行きました。満足です。
いまダンスをするのは誰だ?・・・パーキンソン病の啓蒙映画としては良いと思うが。
イコライザー・・・デンゼルワシントンさんなので観に行きました。人を殺し過ぎ。
春画先生・・・良いんですが、ちょっとドキっとしますよね。
BAD LANDS・・・ 良くできた映画、安藤さくらさん良い俳優さんだなぁ。
ゆとりですがなにか・・・これも良く出来た軽い映画。
私はモーリーン・カーニー・・・実話原作で少し苦しくなる映画でしたが、良い映画でした。
ドミノ・・・この手の映画は好きですが、最近はちょっと手が混み過ぎている感が。
OUT・・・品川監督の作品、やっぱり上手い。気軽に楽しめるエンタメ。
法定遊戯・・・まあまあ、と言うと失礼ですが。
首・・・ちょっと勉強し過ぎのような気が。イマイチでした。ただ、中村獅童さんとキム兄は良い。
ポッドジェネレーション・・・考えさせられる系でしたが、まあ静かに観られました。
飛んで埼玉・・・前回のような爆発はないが、とても楽しめました。


39本か、けっこう観たな。

君たちはどう生きるか

読了までの目安時間:約 3分

先日観た映画の話。

君たちはどう生きるか
リバー、流れないでよ

最近は観たい!と思う映画が少なく、これならと思う映画とも時間が合わない事が多くなって来た。
アニメ映画は基本的に観ないんだけど、ジブリだし宮崎さんのだしと思って観たのが「君たちはどう生きるか」だった。
正直言って期待はしていなかった。
「紅の豚」はとても好きだけど、最近のものは何となく考えさせられるものがあって、映画を観てあんまり考えたくはないと言う気分があるので、ちょっと敬遠してしまう所があった。
でも、割に良かった。
きっと賛否両論あるんだろうと思う。
あの⚪︎⚪︎は何の象徴なんだとか、あそこのアレは何なんだとか。
自分としてはそう言うことはあまり考えず、流れに乗って見る事が出来て良かったと思う。
ただまあ、戦争の時代については、自分でもそれほど実感に乏しく想像でしかないので、今の人たちにどんな風に受け止められるんだろうと、老婆心ながら思ってしまった。
全く関係ないんだけど、観た事もない黒澤映画の「夢」を思い起こしていた。
観た事ない映画を想起するってのは、本当に余計なお世話だなと思う。

「リバー、流れないでよ」は軽快で見やすい映画でした。
時間が行ったり来たりする設定で荒唐無稽なんだけど、途中から何となくストーリーに入り込める構成はうまく出来てるなと思った。
以前、同じように時間が行ったり来たりする設定のものを見たが、整合性をどこまで取ろうとするのか(実際には整合性は取れないけど)が、こちらの方がハマっていたように思う。
こちらは「宇宙人のあいつ」を思い出した。
荒唐無稽な設定という以外に似たところはないと思うが、軽快な芝居とテンポの良さで思い起こしたのかもしれない。
どちらも主人公の演技が全体を引っ張っている感じがした。

映画は好きで時間があれば観に行くようにしているが、最近は本当に観たい!という映画が減って来ている。
ハリソンやトムの映画も良いとは思うんだけど、ちょっと大袈裟というか大掛かりで敬遠してしまっている。
秋の北野映画が楽しみだけど、それまでに何を観るか。
考え中。

ドライブ・マイカー

読了までの目安時間:約 3分

「ドライブ・マイカー」を観た。
良い映画でした。
確かに良い映画でした。
調べてみたら1月に観た「偶然と想像」と同じ監督が撮られていた映画でした。
「偶然と想像」も良い映画でしたが、好きな映画ではありませんでした。
何だか好きになれない映画。
良い映画だというのはわかるが、好きにはなれない。
観たくないものを観せられた感じなんでしょうか。
分かりません。
でも良い映画で素晴らしい監督さんで素敵な俳優さんたちだと思いました。

「ドライブ・マイカー」

こちらは良い映画で好きな映画でした。
良かった。
良い映画だなと思った映画を好きになれると少し嬉しくなります。
観て喜ぶタイプの映画ではありませんけど、少し嬉しくなる。

「人生には物語が必要だ。」と言ったのは、村上春樹さんだったと思います。
そして、村上さんの本はなるべく普遍的なものになるように工夫されていると聞いたこともあります。
ご本人が言っていたのか、誰かがそう言っていたのかわかりません。
ただ、時代が産んだ作品だとしても、どんな時代でも国でも地域でも年代でも通用する普遍的なものを内包した作品になっている。
原作がその村上さんの小説だったようです。
確かに普遍的なものを含んだ内容になっていると思いました。
ストーリーがと言うより、登場する人たちの間に流れる空気や感情や空間が持っている雰囲気のようなものが、普遍的な何かを持っているんだろうと思いました。

そう言う映画は少なかったように思います。
もっと絞り込んだ感情や状況を描いたものが多かった。
大勢ではないと思いますが、多かったような気がする。
それが、段々と増えてきている印象はあります。
話題になっている作品だと、パラサイトやノマドランドみたいな作品で登場人物の心の中に現れる状態は、言葉には出来ないけれど普遍的で色々な人が持っている可能性のあるような感情だったりするのかなと思ったりします。

ただちょっと映画としてはきちんとし過ぎている感じは少しだけありました。
だから最後はひとつまみの謎でもないような謎のような解釈を委ねる描き方にしたのかと思わなくもありませんけど。
3時間は長くはありませんでした。
長くないようになるような工夫もされていました。

良い映画でした。
そして好きな映画でした。

てあて整体スクールLPバナー
てあて整体スクール・てあて整体院
03-3922-7230
mail teate@nifty.com
LINE https://lin.ee/H5NyjYT

院長ブログ

カテゴリー
おもてなし規格認証2019