浮腫(むくみ)解消
浮腫(むくみ)が気になる季節になりました。
むくみは雨の季節と冬に気になります。
普段から塩辛いものが好きな人は、一年中気になるとは思いますが。
むくんでしまったらどうするか。
踵を上げましょう。
つま先を床につけたまま、踵を何度も持ち上げる。
椅子に座っても出来るし、壁に手をついても出来ます。
何度かやっていると、むくみが取れてきます。
どうしてなのか。
気になる人のために書いておきます。
むくみは毛細血管から出た水分が、毛細血管に戻りづらくなっておきます。
そもそも、人の血液は心臓から出て枝分かれして、どんどん細くなっていって毛細血管になります。
そこからまた吻合(少しずつまとまって)していって太い血管になって心臓に戻ります。
血管は心臓から出る動脈と、細い毛細血管と、心臓に戻る静脈から出来ています。
イメージと違うかもしれませんが、一番容積が大きいのが毛細血管です。
殆ど毛細血管といっても良いくらい。
毛細血管からは水分や酸素や栄養が、毛細血管の外に滲み出ていきます。
毛細血管の外にはそれぞれの部位の細胞があって、水分や酸素や栄養を使って生命活動をしています。
そしてまた、水分などは毛細血管に戻ります。
この時、毛細血管に水分などが戻りにくい状態で、細胞組織のところに水分が残っているのが、浮腫んでいる状態です。
筋肉が動いていなかったり、血液中の塩分濃度が高かったりするのが、戻りにくい状態です。
ブーツを履いていると足首が動きません。
足首が動かないと、ふくらはぎの筋肉=腓腹筋・ひらめ筋が動きません。
そのことで毛細血管に水分が戻りづらくなっていると、浮腫むことになります。
塩辛い食べ物を食べた翌日も似たような事で、まぶたがむくんだりしますよね。
ということで気になる人は、外から帰ってきたら、踵を持ち上げる運動をしましょう
全身(特に下半身)をマッサージしたりストレッチしたりも効果があります。
てあて整体スクールでは授業でこんな話もしています。
興味のある方は問合下さい。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Ateate@nifty.com
https://lin.ee/H5NyjYT
むくみの対処法とその仕組み
冬になるとむくみが気になる女性も多いと思います。
どうして冬になるとむくみが気になるのか。
むくみの対処法と一緒に仕組みを解説した動画を撮りました。
超簡単に言えば、むくみは水分の戻りが悪くなった状態です。
体の半分以上は水分で出来ていて、その一部が血液やリンパで体の中を流れています。
もともと体の組織にある水分が、血液に戻りにくくなった状態が続くとむくみます。
どうして戻りにくくなるのか。
理由は大きくは二つです。
一つは浸透圧の問題なので塩分などの体の中の濃度が高くなると、水分は組織中に止まります。
塩っ辛いものを食べた翌日に、まぶたがむくむのはこのパターンですね。
もう一つの理由は血液の流れが悪い場合。
ブーツを履いていると足首の曲げ伸ばしが出来ません。
足首を曲げ伸ばししないと、血流が悪くなって、膝下などの脚がむくむ原因になったりします。
この場合の対処法は簡単です。
足首を動かせば良いんですから。
動画もご覧ください。
浮腫解消 【動画】
急に涼しくなり寒くなり、浮腫(むくみ)が気になる人が増えていると思います。
浮腫の原因は色々ありますが、雨や寒さでブーツを履いたというのが意外に原因の一つだったりします。
浮腫解消にはどうすれば良いか。
簡単な方法を動画にまとめました。
ご覧ください。
浮腫(むくみ)について
梅雨が近づきました。
浮腫(むくみ)が気になる方も多いのではないでしょうか。
浮腫は皮下組織などの水分が溜まっている状態。
などと言われます。
それってどう言うことでしょう。
飲んだ水や食べたご飯は胃腸など消化器官で消化吸収されます。
水分も当然、吸収されて血液に乗ります。
血液に乗った水分や栄養素などは、血管を通って全身に運ばれます。
全身の血管は基本的に繋がっていて、ぐるぐる回っています。
血液は心臓のポンプ作用と筋肉などのポンプ作用で全身を回ります。
心臓を出る時の血管は大動脈などとても太い血管ですが、だんだん枝分かれして細くなっていきます。
最終的には毛細血管となって筋肉などに網のように入り込んでいます。
それがまただんだんと集まって太くなり、心臓に戻ってきます。
ぐるぐる回っているって言うのは、このことを行っています。
血管の中を血液が流れていますが、水分や様々なものが毛細血管などで血管の外に滲み出ていきます。
滲み出なければ血管の外にある細胞で使えませんから。
血管の外に出た成分は、また血管に染み込んで戻ります。
それがうまく戻らないと、血管の外、皮下組織などにたまることになります。
浮腫の原因ですね。
血管の外に出た成分が戻りにくい原因は何か。
二つ考えられます。
塩分のとりすぎ。
塩分をとりすぎると、体の中の水分の塩分濃度が高くなり過ぎるのを防ぐため、水分が皮下組織などに溜まります。
浸透圧の関係で染み込みにくくなるんだろうと思います。
もう一つは運動不足。
血流は最初にも書いたように、心臓だけでなく筋肉のポンプ作用でも流れます。
足首や膝関節・股関節を動かさず、下肢の筋肉を使わないと、筋肉によるポンプ作用が減ってしまい、血流が悪くなります。
これが原因で水分が戻りにくくなる。
物理的な圧迫が減るからですね。
冬にブーツを履くいて夕方になると、脚が浮腫むのはこの典型です。
浮腫が気になっったら、塩分をとり過ぎていないかを気にすることと、脚を動かすことを考えて下さい。
ウォーキングが出来なかったら、足首を上下に動かしたり、屈伸運動をしたりします。
脚を伸ばして、踵を上げ下げして、爪先立ちになったり降りたりするのも良いです。
やってみましょう。
今日の患者さん ~ オーバー90
今日の患者さんは90オーバーの女性。
むくみが気になるのよといらっしゃった。
歩けなくなると嫌でしょとおっしゃる。
膝から下がむくんでいる。
お話を伺うと30年以上前に某手術をして、それ以来調子が悪い。
むくみは某手術が原因ではない。
今回は数年前に足首をくじいてからだとおっしゃる。
今日で3回目の来院。
少しずつだが脚が細くなるのが、ご本人にもやっている私にも分かるようになって来た。
とは言え無理は出来ない。
オーバー90歳だ。
浮腫(むくみ)で気をつけることは、浮腫んでいる部位だけを緩めるのではないと言うこと。
関節と血管をイメージすること。
関節を動かすことで筋肉を緩め血管を通す。
フクラハギのむくみであれば、足関節・膝関節・股関節を良く動かす。
そして血管の繋がりで血流を促す。
フクラハギのむくみであれば、大腿動脈の走行は注意をして見るようにしている。
フクラハギは整体の前と後で1センチ位は細くなる。
これはまあ当たり前。
フクラハギの中に溜まっている水分(リンパ液など)を流してしまえばそうなる。
あとは運動。
フクラハギの浮腫を取る時は、足首を動かすことが特に大切です。
足首を動かすと腓腹筋やヒラメ筋などフクラハギの筋肉が結果的に動きます。
フクラハギの筋肉が動けば、その部分の血流が促されることになり、水分の流れが改善されるということになります。
早く良くなってくれると良いなぁと思う。
でも、急ぐのは良くない。
時間がかかって申し訳ないけど、時間をかけないといけない時もあります。