てあて整体スクールに入学すると開業出来るのはどうしてなのか。
てあて整体スクールは基本的には開業を目指す人のための整体学校です。
だから、東京練馬区のスクールに遠く山形や茨木や群馬、静岡などからも通学される人がいます。
名古屋教室には大阪や京都、和歌山、静岡などからも通学されていました。
・開業出来る整体の技術を身につける。
・開業準備と開業後の活動について知る事が出来る。
・他の整体院やサロンと差別化出来る技術が身に付く。
・患者さんに指導出来る体の知識が身に付く。
就職を目指している整体学校とは一味違う指導内容になっています。
開業出来る整体の技術とは、全身を整える事の出来る指針整体。ズレや歪みなど、特定の部位の調整が出来る骨格調整・筋肉調整の手技。
それらを使って患者さんの状態に合わせた組み立ての出来る考え方(症例別)を学ぶ事が出来ます。
とくに自分で考えられる整体を身につけられるのが、他ではなかなか学べないカリキュラムかなと思います。
筋肉を緩める技術も大切ですが、それだけでは開業は出来ませんから。
開業準備と開業後の活動について。
開業前の準備や開業後の活動について、荒木が実際に行って来た計画や予算の立て方などを知る事が出来ます。店舗を探したり内装を考えたりなど一般的な事だけでなく、準備段階から将来を見てやらなければいけないことがあります。
一部上場企業で経営企画業務をしていた経験や、大手整体学校で付属治療院の運営をしていた経験を元に、自身の経験も合わせて話をします。
また、整体師の法的な問題についても解説をします。
国家資格になっていない整体(民間資格)は、やって良いことと良くない事、法的な解釈がどうなっているか知っておかなければ行けないことがあります。
他の整体院やサロンと差別化出来る技術が身に付く。
指針整体は力を使わない整体で、押さない揉まない体重を掛けない、トントンと軽い刺激を全身に入れていく整体です。てあて整体スクールでしか学ぶことの出来ない、他にはない整体の手技です。
また、骨格調整と筋肉調整を行うマッスルエナジーテクニックは、ボキボキしない強い力を使わない調整法です。
他校でも指導しているところはありますが少なく、あまり他では見ない手技です。
これが開業した時の差別化に繋がると考えています。
どちらの手技も力を使わず、受けている患者さんが安心して受けられる整体です。
整体は怖いというイメージもまだまだある中、安心して受けられる整体は大きな差別化になります。
患者さんに指導出来る体の知識が身に付く。
てあて整体スクールの授業にあるストレッチや姿勢と歩き方だけでなく、ボディマッピングやアレクサンダーテクニークも患者さんに教えるための授業です。腰痛や肩こりの時にどんなストレッチをすれば良いのか、ただストレッチをやって下さいだけでは通用しません。
また、歩き方や姿勢は腰痛や肩こりだけでなく、O脚や外反母趾、脚が太いとか浮腫むなどの原因にもなります。
歩き方や姿勢を指導出来る知識を身につけることで、患者さんに安心して来てもらえるようになります。
ボディマッピングは間違った体の使い方の元となっている体の捉え方を見直す事で、自分の体を使いやすくするための方法です。
アレクサンダーテクニークの授業で話す内容とも合わせて、患者さんに体の事を教えたりアドバイスする時に使える知識です。
てあて整体スクールで開業出来るのは、これらの技術や知識が何度でも繰り返しリピート受講出来ることで、身に付くからです。(リピート無料)
一通り授業に出て卒業では、整体の技術も知識も身につきません。
開業出来る技術と知識が身に付くまで、安心して何度でも通える事が、開業に続く道だと思っています。
がんばりましょう。
開業までお手伝いします。
楽な姿勢・良い姿勢の作り方
楽な姿勢や良い姿勢がどんな姿勢なのか。
猫背だとか反り腰だとか、自分の姿勢が気になっている人はたくさんいます。
でも、ではどんな姿勢が良いかを、わかっている人は意外に少ないと思います。
良い姿勢・楽な姿勢は「呼吸が楽に出来て」「血流が良い」姿勢と、てあて整体スクールでは定義しています。
呼吸が楽とか血流が良いと言うのは、呼吸や血流がどこかで阻害されておらず、止められていないという意味です。
床に仰向けに寝れば、呼吸が楽で血流が良い姿勢(状態)は作りやすいです。
でも立ち上がると途端に自分の元の姿勢に変わってしまいます。
それをどうするか。
てあて整体スクールの姿勢の授業でやっている、姿勢の作り方・教え方の動画を撮りました。
こんな簡単な事で?と思われると思いますが、実際に体験すると楽な姿勢の時の感覚が分かるようになります。
次の授業見学は8月19・20・21日
こんにちは。
てあて整体スクール・荒木です。
次の授業見学は8月19日20日21日です。
土曜日曜月曜は毎週、授業見学を受け付けていますが、今週はお休み。
と言う事で次回は来週になります。
来週の授業は19日が骨格調整で、20日と21日は指針整体です。
骨格調整では骨盤の調整の復習と膝関節の調整を行います。
膝関節はなぜか皆さん不得手のようで、感覚も分かりにくいようです。
膝は大腿骨と脛骨の二本で出来た関節なので、調整も意外に単純だと思います。
ただ、骨の位置関係(捻れや狭窄など)が手で感じられないと難しいのかもしれません。
日曜と月曜は指針整体です。
指針整体はとにかく繰り返し練習します。
筋力はぜんぜん必要ありませんが、コツのようなものを掴めないと、すぐに分からなくなってしまうからです。
授業の見学に来ると、他の生徒さんと一緒に授業を受けてもらいます。
メモを取ったり質問をしたりも大丈夫です。
荒木にもですし生徒さんにも色々聞いて下さい。
空いている時間もしくは授業中に、指針整体を受けてもらいます。
荒木が一通りやるのを受けて下さい。
力を使わないとか軽い刺激とかリズミカルとか。
受けてみて初めて分かる事があるので、感じてもらいたいと思います。
連絡お待ちしています。
開業年齢
荒木が整体院を開業したのは43歳でした。
厄が明けたらみたいなことをほんのちょっと考えた記憶があります。
早いか遅いかと言われれば、少し遅いかなと思います。
これから整体師を目指す人なら30代で開業するのが良いと思います。
40代50代でも悪くはないですが、出来るなら30代で開業起業を考えてみてはどうでしょう。
気持ち的なものもあります。
体力的なものも知力的な事もあります。
社会人になって10年以上が経過して、世の中のことが自分なりに何となく分かったと思っていて、何となくの自信が持てる。
上の年代の人たちのやって来た事も分かるし、自分より若い世代の事も分かる。
40代50代と比べれば身軽で動きが早い。
20年経ったら50代で、相当なキャリアを積んだ事になり、次のステップも考えやすい。
情報収集も最先端の方法を知っているし、昔ながらの情報ソースも持っている。
30代はまだお金がないかもしれません。
でも気力もあるし体力もあるし行動力もある。
お金は政策公庫の開業資金や自治体の助成金など、探せば貸してくれるところはあります。
借りるのが嫌なら、ほとんどお金を掛けずに副業から始める方法もある。
いずれにしても30代くらいで開業出来れば道は広いと思います。
整体やセラピーの勉強もすんなり頭に入りやすいし、技術を身にるつけるのも早いような気がします。
40代50代がダメだという事では全くありません。
40代50代で開業される人も多いし成功している人も沢山います。
でも、上に書いたような理由で、30代はより良いなかと思います。
逆に40代50代で開業を考えた時に、気をつけておくことが少しあります。
自分の常識です。
それまでの常識をそのまま全部全く変えずに開業するのは難しいかもしれません。
何がというのは具体的に思いつきませんが、日常的な事がずいぶん違うように思います。
そして体のことや手技の事についても、常識は少し変わるかもしれません。
整体師の見方、セラピストとしての見方や捉え方というものがあります。
40代50代になると人生経験も長く、自分の持っている常識を変えるのは意外に難しいところがあります。
荒木の経験で言うと、独立して5年10年経ってやっと分かったと言うようなこともあります。
具体的に思いつかなくて申し訳ありませんが、気持ち的なものだったり考え方の基本だったりです。
体力的なものも少し気を付ける部分があるかもしれません、。
30代と比べると明らかに落ちます。
整体やセラピーが出来ないほどではありませんが、ある程度は疲れると言うことは織り込み済みにしておく必要があると思います。
技術的な面については、自分で思う事と指導者が言っていることが違ったら、指導者の言うことを聞くことです。
これも意外に難しいかもしれない。
指導者は理に敵わないことを言うかもしれません。
でもそれは経験知なので間違いはないと思います。
荒木はもう60代になりました。
40代50代で開業する時の心配事や勉強する時の注意点なども教えてます。
きっかけは35歳
35歳というのが一つのきっかけでした。
どうして整体師になったんですか?
会社を辞めて独立したのは何故ですか?
たまに聞かれます。
きっかけの一つは35歳になった事でした。
35歳になって考えたのは、もう人生半分まで来てしまった。
と言う事でした。
当時の平均寿命は76歳くらい。
35歳を超えれば後半戦に入ったと思ったんでしょう。
では、この人生をどうやって過ごすかと言う事を考えました。
人に雇われて生きるのか、自分で切り拓いて(と当時は思った)生きるのか。
ちょっと大袈裟な感じでそんなことを思っていました。
会社に雇われていたらこの後どうなるか、というのはある程度なんとなく分かって来ていると思っていました。
よほどのことがない限りクビにはならないだろうし、だとすればその時の役職から考えて、それからどんな仕事をしていくのかも、予想はつきました。
全く違う結果になる可能性はありますけど、当時はそんな風に思ってしまった。
では、会社という後ろ盾がなくなって、自分は一人で生きていけるのか。
一人の人間として世の中を渡っていく事が出来るのか。
そんなことを考えて会社を辞め自分で仕事を始める事を決めました。
辞めるまでに5年以上かかったのは、でもなぁとかやってはみたいけどとか、色々な事を考えました。
その前に別の会社に移って自分の実力を試してみると言うのはどうなんだろう、と思った時期もありました。
そう言う行動は取りませんでしたけど。
会社を辞めたのはアラフォー。
会社を辞めて独立して今年で22年になります。
今のところ何とかなってます。
きっかけは35歳。
30代に考えて行動するのは良いと思います。
体力も知力も経験も気合いもありますから。笑
卒業生の進路について
てあて整体スクールの卒業生の進路について。
開業する人はいますか?と聞かれることがあります。
はい、開業する人もいます。
整体で開業するのはだいたい2から3割くらいの人だと思います。
パーソナルトレーナーやピラティスインストラクター、ヨガやダンスの先生などは、それぞれの仕事に活かしているようです。
それが1割くらい。
パーソナルトレーナーはトレーニングのメニューの他に整体や体の調整をメニューにしている人もいますし、トレーニングの前に体を整えてという人もいます。
同じようにピラティスインストラクターの方も、自身でスタジオをやっている場合はメニューに入れたり、調整した後にピラティスをしたりしているようです。
ダンスのスタジオでも同じです。
えっダンスの先生が!?と思われるかもしれませんが、何人ものダンサーやダンスの先生が整体を取り入れたスタジオをされています。」
形はなんでも良いんだと思います。
自分がメインでやっていることに、整体がどんな風に役にたつのか絡むのかは、その人にしか分かりません。
荒木もアドバイスする時はありますが、やっぱり自身で考えて取り入れるのが一番です。
就職をされる方は少数います。
ただ、てあて整体スクールの指針整体やマッスルエナジーテクニックを使えるところは、殆どありません。
就職する先のサロンの手技を学んで、そこで仕事をします。
開業までに出来るだけたくさんの患者さんにあたっておきたいと言う人が殆どです。
人の体に触れる仕事なので、手技は違いますが良い事だと思います。
荒木自身も開業前に数ヶ月だけ揉みほぐし系のサロンでアルバイトをしたことがあります。
その時は指針整体ではなく、押圧系の手技を使いました。
整体スクールを卒業しても、整体を使わない方々もいます。
たぶん半数くらいの方は使わないんだろうと思います。
家族や身の回りの方に使う方もいますが、全く使わない人もいます。
せっかく学んだのにと思うかというとそうでもないようです。
学んで見て自分はこの道ではなかったと、途中で軌道修正して新たな道に進まれるようです。
なぜだかそれまでやっていた仕事が調子良くなる人が多いのは不思議です。
卒業生に整体師になってもらいたいかと言えば、なってもらいたいと思います。
でも、整体を学んだからといって整体師にならなくても良いと思います。
勉強したことは必ず何かの役に立ちます。
整体師になりたい方がいたら、てあて整体スクールも検討してみて下さい。
他の学校と比べて開業率は高い方だと思います。
小さな学校としては不思議なくらい開業していると思います。
荒木はどうして整体師になったのか。
たまに聞かれる事があるのでたまに話をしています。
先生(荒木)はどうして整体師になったんですか?
整体師になる前は何をしていたんですか?
整体師になった時と、開業当初と10年くらい経ってから、そして現在20年を過ぎてみると、少しずつ考えに変化があります。
自分が考えていた事が変わるなんて変ですが、でも良く考えると少し変わってきているように感じます。
だから今、どうして20数年前に整体師になったのか、今の考えを書いておきます。
整体師になる前は会社員をしていました。
1980年代90年代を会社員として生活していたので、バブルの時代を知っています。
バブルはあまり面白い時代ではなかったという印象ですが、毎年、給料は上がっていったのでありがたい時代ではありました。
給料上がってるのに何が面白くなかったのかは上手く言えませんが、なんだか中身がないような感じがしていたのかもしれません。
中身なんてなくても良いのに、ある方が好きなのかもしれません。
それは会社を辞める理由にも関係しているかもしれません。
会社を辞めたのには幾つか理由があります。
サラリーマンを20年近く続けてきて、雇われて生きる事が出来るのは分かりました。
というか証明出来た。
雇われれば生きていけるくらいの能力はあるんだろうと言うことです。
だったら一人で生きていくことは出来るのか。
結婚しているので一人ではありませんが、自分の才覚で自分のやることだけで生きていけるのか。
サラリーマン当時たまに考えていたのは、パソコンに詳しいよりも川に潜って魚取りが出来る方に憧れる、ということでした。
バカみたいです。
馬鹿みたいだと言うことは分かっていて、でもそんなことを考えていました。
35を超えたいい大人が何考えてんだかと思ってましたよ。
思ってましたが、やっぱりそう言う事が頭にありました。
一人で仕事作ってやってみて生活出来るんだろうか、生きていけるんだろうか。
もう一つはたぶん会社が嫌になったというのもあったと思います。
バブルが弾けてリストラがありました。
リストラは全社員が対象で、つまり希望退職を募りました。
目の前で同僚が退職の連絡電話をしてました。
何人も何人何人も。
ちょっと肩が凝って息が詰まって胸が締め付けられて、でも仕事は毎日あって続けていました。
大きな会社に資本参加してもらい、ついでに役員や部長さんが沢山やって来ました。
とても面倒でした。
会社によって違う風土や言葉やシステムを、役員や部長さんに説明したりする仕事もやっていました。
毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
くる日もくる日もくる日もくる日もくる日もくる日も
あらきくん荒木くんアラキくん
これどうして?あれはどうして?どうしてこんなことやってるの?
みたいな事でした。
まあ、ちょっと疲れたというか詰まったというか。
整体師にしたのは何故かというのも幾つか理由がありました。
出来そうだったから。
これは一番大きかったと思います。
ダンスをやっていた関係で、整体はよく受けていました。
吉祥寺や渋谷や池袋で受けていました。
その先生方のやり方を見ていて、これなら自分でも出来ると若気の至りでしょうね。
思いました。
少なくとももう少し個別に合わせた施述が出来そうで、もう少し上手く宣伝できそうでした。
もう一つは自由に実家に帰れるということでした。
サラリーマンだと自分で時間が管理出来ません。
ある程度は出来たとしても完全には難しい。
整体師みたいな個人で仕事をしていれば、自分で自分のスケジュールは管理出来ます。
長男なので将来的に実家に帰るかもしれないと思っていた。
あるいは帰れるような状況にしておこうかというのもあったと思います。
ダンスをやっていて昔から運動が好きで、せっかく独立するならダンスと舞台の側の仕事が良いなと思ったというのもあったかなと思います。
ダンス仲間もいたし。
それと、ダンサーという人種が近くにいたのも大きかったかもしれません。
会社組織に属していないフリーランスの友人がいました。
フリーランスでも生きていけるかもと思ったのかもしれません。
学生時代はフリーランスで仕事をしているのは、変な人たちで自分とは違う人種だと思っているようなところがありました。
会社に属すること以外は、ちょっと想定出来なかった。
今、新卒だったら会社に勤めるかどうかは分かりません。
フリーランスと組織に属する事を並べて考えられるかもしれません。
もう一つ、大きかった事がありました。
運動に自信があった、体の事に自信があったというのがあります。
学生時代、運動だけは自信がありました。
体育の成績は中学二年の二学期以外は、全て一番上(5段階なら5、10段階なら10)でした。
体の感覚の説明なども上手く出来る自信があった。
40歳を超えて仕事を変えるなら、根拠なく自信があるものが良い、と思いました。
根拠がなければ、自信がなくなることはない。
根拠があると、根拠が崩れた時に自信がなくなる可能性があります。
今でもそれは思いますね。
体の感覚は悪くないと思います。
どうして整体師になったのか。
だいたいこんな感じです。
話出せば他にもあるかもしれませんが、あとは些末なことだと思います。
だから、整体師になる前は会社員でした。
全国展開の洋服屋さん。
紳士服の流通小売業でした。
店頭でセールスマンを1年半やったのち、本社に移動しました。
本社では商品管理部門や業務推進、経営企画的な部門にずっと居ました。
そうだ、スタッフ部門に長くいたのも転職をした理由の一つかもしれません。
10年以上過ぎてくると、ライン部門と違って実態がない、と自分では感じるようになりました。
事業計画や損益計算、経費管理など、今とは全然違う仕事ですね。
でも、役には立っています。
数字の把握だけはしてますから、リスクヘッジというか今の会社としての自分の仕事の状況は分かります。
これ読んでる人はどうなんでしょう。
ここまで読んだ人は転職考えてるんでしょうか。
転職や開業を考えている人に最後に一言。
転職や起業は。
考えている以上に大変ですが
考えているよりは何とかなると思います。
副業から始める整体の手順
こんにちは。
てあて整体スクール・荒木です。
整体スクールを卒業すれば開業したり就職したりします。
全く使わない人もいますが、家族のためなど何らか整体を使うことになると思います。
開業はハードルが高いというのが一般的です。
確かに。
いきなり開業するというのはちょっとという気持ちも分かります。
荒木は整体師になって開業するのには躊躇はありませんでしたが、整体師になるかどうか考える時にとても迷いました。
整体師になって開業して成功するのかどうか。
失敗したらどうしよう、なんて考えてました。
整体の勉強してもいないのに、整体師になった後のことを考えても仕方がないのに、その当時はとても気になりました。
だって一生の一大事です。
今はちょっと違います。
整体学校の先生をやっていてこんな言い方は何ですが、整体の勉強をしてみないと自分が整体師に向いているかどうかは分からない、です。
勉強したら絶対に開業しなきゃいけないと考えると、世界が狭くなります。
整体を勉強したことで、その人自身が変わります。
やっぱり整体師がやりたいと言う人は多いですが、別の道も開けるかもしれないし、ちょっと方向転換しても良いと思います。
ちょっと話が横道にそれました。
副業から始める整体の手順です。
先ずは整体師になることからですね。
整体師にならないことには、副業としても始められません。
整体学校に入って卒業したけど、会社を辞めて開業というのはちょっときつい。
と言う人は副業から始めるのも良い方法だと思います。
副業というくらいですから、本業がある。
収入が2本以上になる訳ですから、少し安心です。
整体師になって副業をしようと思ったら先ず何をやるか。
本業の会社に確認することです。
当然ですね。
副業禁止の会社だったら副業は出来ません。
もしやるなら、開業前の準備として会社を辞める前に、無料モニターを始めてみると言うようなことでしょう。
どんな副業ならOKなのか。
今、勤めている会社と同業はダメという事もあると聞きます。
何でも大丈夫と言うところが多いとは思いますが、どんな制約があるかは聞いてみないと分かりません。
会社に聞く時には、将来的に会社を辞めて整体一本にする可能性があるのかどうかは、考えておく必要があると思います。
次に場所や形態を考えます。
副業で始める時の主な場所としては、自宅、出張、レンタルルームが考えらえます。
自宅でする場合は部屋があるのかどうか。
一部屋空けられるのか、それとも整体の時だけ空けるのか。
そして家族の了解は得られるのか。
どう言う時間帯や曜日に行うのかを決めておかないと、話が出来ません。
患者さんが来ている時に家族はどうしているのか。
同じ家にいるなら静かにしてもらわなければいけない可能性があります。
出張の場合は持ち物を考える必要があります。
自分が学んだ手技によってはベッドがないと出来ない場合もあります。
(指針整体はなくても大丈夫)
ベッドを持ってくならどうやって運ぶのか。
他に持ち物はあるのかどうか。
自分の来ていく物、ユニフォーム的なものを用意するのかどうか。
レンタルルームは近くや使える場所にあるかどうかの確認が先ず大切です。
最近は意外に増えているので、使える場所は多いと思います。
問題はレンタル料金と時間帯、ベッドの有無や備品などです。
レンタル料金は意外に高いところが多いように思います。
せっかく副業で始めたのに、部屋のレンタル料と交通費で収益がなくなっては仕方がないですから。
会社や家族の了解、場所や形態が決まれば後は宣伝です。
宣伝はホームページやSNSで始めるのが最近の傾向です。
リラクゼーション系や治療系でも、患者さんの層(ターゲット)が決まっていればSNSなどの発信で集客することは可能です。
ぼんやりとこんな感じで副業として始めたい、というような曖昧な設定だと集客は難しくなります。
「腰痛・肩こりに」とか「疲れた体を癒すため」とか。
既に多くのリラクゼーション系サロンや整体院がある状況です。
総花的なターゲット設定や表現では、なかなか検索にもヒットしません。
年齢層や性別、例えば職業や故障の種類(どれか一つに特化)、お子さんが小さいとか、妊婦さんだとか。
夜遅い時間だけとか、朝早い時間とか。
料金を安くすると言うのは考えものです。
何か特に強い理由がなければ、仕事内容と見合わないし収益につながりにくい。
副業の間は安くして、会社を辞めて整体を本業にしたら値上げする、と言うのは無理です。
安い料金で来る人と普通の料金で来る人の層は明らかに違います。
例えば2980円の揉みほぐし系に行く人は、7,000円の整体には行きません。
給料の多い少ないとは関係なく、揉みほぐしや整体に対する対価はどれくらいと、その人の中で決まっていることが多い。
女性が美容院に幾ら払うかと似ているかもしれません。
何人かに聞いたことがありますが、行っている美容院の料金は年収と全く関係ありませんでした。
副業だからということで料金設定はしない方が良いと思います。
ここまで考えて宣伝して下さい。
宣伝するとすぐ問い合わせがある訳ではありません。
数ヶ月は宣伝期間があって、その期間にずっと記事など更新し続けると問い合わせが来るようになります。
整体師を副業で始めるという選択肢もあります。
成功する人は根拠のない自信を持っている。
会社を辞め独立して開業。
整体師やセラピスト、ピラティスやパーソナルトレーニングで成功している人は沢山います。
共通点は何か。
何か成功の秘訣はあるのかと考えます。
自分自身が独立して20年以上経つので、これまでも色々と考えて来ました。
どうすれば上手くいくのか。
どうすれば上手くいかないのか。
成功者に共通していることは何か。
失敗する人に共通していることは何か。
野球の野村克也さんが「負けに不思議の負けなし、勝ちに不思議の勝ちあり」と言ったと聞いたことがあります。
言い得て妙だなと思います。
成功する人は「根拠のない自信」を持っている。
というのが今の所の結論です。
共通しているという意味では、他に共通項は見出せない。
これをやれば良いとか、これはやっちゃいけないとか、そういう事は見つけられない。
でも、成功している人は殆ど(たぶん全員)、根拠のない自信を持っています。
ポジティブシンキング
というのではありません。
自信を持とうとしているのではなく、元々何の根拠もなく自信があるという事です。
自信は大きな自信のこともあるし、小さな自信のこともあります。
そこはかとないものであることもあります。
自分は絶対に大丈夫で成功するに決まっているという人もいますし。
なんとなくだけど失敗はしないような気がするという人もいます。
ポイントは根拠がないという点です。
根拠がない自信が、どこから来るか分からない自信が、元々備わっている人。
上手くいっている人にはそういう共通点がある様に思います。
謙虚な人でも自信がない人でも、失敗はしないんじゃないかという気持ちがどこかにある。
根拠のある自信の人は失敗することがあるように思います。
自分はこれだけやったんだから大丈夫とか。
失敗するような事はしないから大丈夫とか。
まして、誰それに言われたから大丈夫なんてのも。
根拠はないけど、なんとなく失敗はしない、という事は、成功するのかな。
みたいなマインドです。
そうしようというのではなく、そもそもそうなっているという。
開業前には考えてみると良いと思います。
自分はどんな風に思っているのか。
色々心配はあるけど、なんとなく大丈夫そうな気がする。
という人は成功の可能性があると思います。
でももちろん可能性の話です。
根拠のない自信を持っている人が全員成功するということではない様にも思います。
安心させたいのか不安にさせたいのか。
変な書き方ですね。
でも、開業10年以上の先生は分かってくれる様な気がします。
準備をしておく。
アレクサンダーテクニークを教え初めて8年近くなります。
アレクサンダー教師に認定されてすぐにNHK文化センターで講座を持つことになりました。
当然ですけど、自分の力で講座を持てたと言うことではありません。
経緯があってお鉢が回ってきたと言うことでした。
どうします?
聞かれた時に、断ることも出来ました。
まだ、教師になって本当に日が浅く、毎月1回グループレッスンを教えるには経験が全くありませんでした。
でも、断りませんでした。
はい、やります。
二つ返事で受ける事にしました。
自信があった訳ではありません。
自信は今でもありません。
でも断ることはしませんでした。
アレクサンダーテクニークは「習慣的になってしまった言動から離れてみるアプローチ」でもあります。
今まで脊髄反射的にしていたことを、一旦立ち止まって、自分がどうなっているのか感じてみる、見直してみることから始めます。
自信がないのは当たり前ですけど、考えてみると講座(グループレッスン)が出来ないかどうかは分かりません。
アレクサンダー教師には認定されていますから、教師としての技量はあると認めてもらっていると言うことだと考えました。
自信はありませんよ。その時点で。
でも、認めてくれた方々は本当に信頼のおけるマスターティーチャーで、認定証には4名のサインを頂いています。
だったら自分の自信のなさよりも、今持っている技量でレッスンをしてみればよいかもしれない。
とまあそんな風に思いました。
アレから7年以上が経ちましたが、その時受け持った講座はは今でも継続しています。
(講座のあった文化センター支社はなくなりましたが、うちに来てもらって継続しています。)
幸運の女神には前髪しかない。
と言います。
チャンスは巡ってきた時に掴まなければ、すぐにどこかに行ってしまうと言うことです。
個人で仕事を始める整体業界にいると本当にそう思います。
タイミングた本当に大切で、一旦、タイミングを逃すと次は結構時間がかかります。
タイミングがずれた時はなかなか上手くいきません。
それは仕事を辞めるタイミングや転職のタイミング。
開業や就職のタイミングです。
色々と考えることはある思いますが。
いまだと思ったら、たぶん今です。




