アレクサンダーテクニークを受けると首が長くなる事があるのはどうしてなのか。
アレクサンダーテクニークのハンズオンワークを受けると、首が長くなることがあります。
周りで見ている人にも分かるくらい変わることもあるし、本人の実感体感としてそう思う事もあります。
どうしてでしょう。
アレクサンダーテクニークは心身の使い方の学習法と言われます。
ちょっと何言ってんだか分からない、とサンドイッチマンの富澤さんみたいな事を言われそうです。
言い方を変えます。
自分の意識や体の使い方を学ぶのに、自分で体験しながら学んでいく方法です。
アレクサンダー教師が横にいて学ぶ方法を教えるので、それを実際に自分でやってみて体感しながら分かっていくものです。
ハンズオンワークはアレクサンダー教師が触れるワークです。
肩口や首や胴体の脇や、脚や手や、頭に触れます。
もちろん嫌な場合は触れません。
触れる事で、触れられた人の体は、触れられたと感じます。
触れられた感覚は、脳に信号として送られ、フィードバックが起こる事があります。
硬くなっている部分や筋肉が緊張している部分、知らないうちに力が入っている部分の力が抜ける事があります。
知らないうちに入っていた力が抜けると、元々の体の状態に戻っていきます。
猫背や巻き型や顔が前に出ている人は、首肩周りの力が抜けて、頭が元の高い位置に戻る事があります。
前に出ていた頭が元の高い位置に戻ると、首は長くなったように見えます。
骨の長さは変わりませんが、前に出ていた頭が後上方に戻るので、首は長くなったようになります。
また、頭が前に出ていると、頭の重さを支えるために、首の後ろの筋肉や肩から首にかけての筋肉が働いています。
その筋肉が頭が元に戻る事で緊張が抜け、縮んで太く見えていた筋肉が伸びて細く見えるようになり、肩が下がったように見える事になります。
一つ一つの背骨の間にはクッション性のある椎間板があります。
ハンズオンワークで首肩の緊張がとれると、背中側の背骨周りの筋肉や筋膜の緊張が取れます。
その事で圧迫されていた椎間板の圧迫が取れ、上下の高さが少し広がる可能性があります。
こんな風な幾つかの事が、アレクサンダーテクニークを受けると置きます。
そのことで首が伸びたと言う事が起きたりします。
首が伸びるのは見た目に良いだけでなく、首肩の緊張や凝りが取れます。
また、背骨の緊張が抜ける事で、全身の緊張が緩む事も期待出来ます。
姿勢が気になったり緊張が気になる人も、アレクサンダーテクニークを受けてみて下さい。





