自分に気がついているという話 再び
先日、自分に気がついているだけで良いんじゃないかというような話を書いた。
自分に気が付く。
自分が今どんな状態なのか、分かっている、知っている、意識のどこかにある、というような事を言っています。
それがなかなか分かりずらいと言われます。
自分に気が付くという感覚が分かりずらいみたいです。
説明が下手なんです。
申し訳ない。
例えば今、この文章を読んでいる時、立っている人なら足の裏、座っている人ならお尻の下を感じてみて下さい。
冷たいとか暖かいとか、硬いとか柔らかいとか、凸凹だとかクッションがあるとか。
そんな感じを感じられると思います。
その感じを頭のどこかに置いたまま、何かを見たり話をしたりしてみます。
見たり話したり出来たら、その時の頭のどこかにある足の裏やお尻の下の感じ、が、自分に気がついているという感じだろうと思います。
共存させるようなイメージかなと思います。
自分の意識と肌感覚や触感や体の中の感覚を共存させ、全部一緒にそこにあるようにしておく。
それが出来たら、勝手に体は調整をしてくれる部分があると思います。
何かをしよう、楽にしよう、正しくしようとしなくても、勝手にフィードバックされる部分があると思います。
フィードバックされれば勝手に楽になっていく部分があると思っています。
自分に気がついている
自分が今どんな状態なのか。
足の裏はどうなっているのか。
股関節は固まっていないのか。
背中は丸いのか。
呼吸は止まっていないか。
首は固まっていないか。
自分に気がついている、というのは意外に難しいのはわかります。
普段、自分のことなんてあまり感じることはなく、無意識に立ったり歩いたり。
パソコンに向かっている時も、電車に乗っている時も、話をしている時も、食べている時も、何かを見ている時も。
”いつも”と同じようにしていて、それよりもパソコンの中身やスマホの中身や、話をしている相手や中身や、食べてるものが美味しいかどうかだったり、見ているモノがどうなっているか、の方が大切で、自分は”いつも”と同じだから、別に気にしなくても、どってことない。
でもその、”いつも”のようにしていて、自分がどうなっているか知らないで分からないで感じないで、やっていると、上手く行かなくなることがあります。
突然、肩が凝ったり痛くなったり、腰がぎっくりしたり、首が回らなくなったり、”急に””突然”疲れがどっと来たりします。
でもそれ、急に突然ではなくて、限界を越えるまで、途中の肩がだんだん硬くなって来ている事や、腰が動きづらくなって来ている事や、首がなんとなく横や上を向きにくくなっている事や、体がだんだん重くなっている事に、気がつかなかっただけなんじゃないか。
自分がどうなっているか知らないで、感じないで、分からないままに過ごしていたからなんじゃないかと。
思います。
先ず。
自分に気がついている。
という状態をやってみて下さい。
自分に気がついているだけでOKです。
自分を分かることも感じることも考えることも必要ないです。
先ずは自分に気が付くだけで大丈夫です。
ああ、そんな感じ。
というのに気が付くだけで良いです。
それ以上何かする必要はない。
気がついたら、気がついたまま、立ったり歩いたり。
パソコンに向かったり電車に乗ったり話をしたり食べたりしてみて下さい。
これは練習です。
トレーニングとは違う練習です。
筋トレみたいに負荷はかからないし、やってる感もありませんが。
気がついているだけ。
それだけで、自分は自分を勝手にコントロールしてくれる。
と思います。