最近は「自分を感じる」ことがマイブームです。
マイブームと言う言葉を作ったのはみうらじゅんさん。
うまいこと言うもんだなと思います。
みうらさん同い年なのでつい気になる存在でもあります。
最近、「自分を感じること」を良く考えます。
感じることを考えるってのは少しおかしな表現ですが、人様が自分のことを感じることについても考えているので、まあそういった表現になります。
整体スクールや整体院、セミナーやワークショップをやったり、アレクサンダーテクニーク教師として、色々な人と話をします。
話をするだけでなく体に触れたりもします。
触れながら話をすることもあって、色々と感じるところがあります。
ここは自分事なので、感じる、ところです。
自分のことを感じていない人が多い。
正しい表現ではないと思います。
上手く言えていないように思いますけど、自分のことを感じてないなぁと思います。
暑いとか寒いとか涼しいとか、外のこと環境のことは感じられます。
いやそれさえ感じていないで対応している人も増えてきているかもしれません。
でもまあ外のことは感じているようです。
でも自分のこととなると後回し。
体がどうなっているのか、疲れているのか爽快なのか。
疲れているとしたら、どこが疲れているのか、どんな風に疲れているのか。
あまり感じ考えていないように思えます。
体は感じているのかしれません。
意識に上らない体のことが増えているような気がします。
寝不足だろうが疲労が溜まっていようが、寝ないで起きていることが増えています。
目が冴えるなんて言ったりします。
確かに目が冴えるのかもしれません。
でも同時に疲れていることに気づいても良いんじゃないかと思います。
疲れていることよりも、寝不足よりも、目の前の刺激の方が強いのかもしれません。
体を動かすことが減っていることが一つの原因だろうと思います。
動かさないから状態が分からない。
100あった体力が80になっていたとしても、常日頃60しか使っていなければ、体力の減少には気づかない。
そう言うこともあるかもしれません。
自律神経の問題もあるかもしれません。
常に交感神経優位になっていて、常にうっすら緊張している。
緊張は意識にのぼらない程度のものなので、なんとなくうっすら硬い体になっていたり動きずらかったりする。
でも気が付かない。
そんな感じなのかと思います。
まだ、上手く書けないですね。
でも本当に気になります。
気が付くとまずいのかもしれません。
例えば体の状態が悪いのに気がついてしまうと、日常生活が大変になります。
気が付かなければ、大変だとは思わない。
でもどこかでドンデン返しが来ますよね。
来なければ良いですけど、いつか来る。(可能性がある。)
アレクサンダーテクニークのレッスンをしていると、先ずは自分を観察して気づいてもらうことをします。
これが意外に大変です。
大変じゃない人にとっては全然大変じゃないんですけど、大変な人には大変です。
人は今今の今の状態を、ある程度は普通だと思って(受け入れて)生活しています。
そうでないと上に書いたように、まずいかもしれないから。
だから気づかない人も増えているように感じます。
気づいた方が良いんじゃないかなぁと思います。
自分に気が付くと、対処法も自分で考えられます。
世の中で”決まっている”対処法だけじゃなくて、自分に合った対処法があるかもしれない。
今、普通はこうするってことが自分に合わなければ、今の状態を客観的にではなく主観的に感じてみて、自分が感じる自分の状態に対処する、ってことが出来るんじゃないかと思います。
そのために何が出来るか、ちょっとずつ考えています。
自分のことだけじゃなくて、人のことについてもです。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5−27−18ーA愛知県名古屋市千種今池 2−1−16−408
teate@nifty.com
03-3922-7230
アレクサンダーテクニーク・グループレッスン やりました。
日曜日にアレクサンダーテクニーク・オンラインレッスンを行いました。
オンラインでグループレッスンでしたが、何となく一対一の個人レッスンのような感じもありました。
今年に入ってからはリアルでレッスンをすることが殆どできず、直前になってオンラインをお知らせするようになってしまいます。
このレッスンは毎月1回だいたい第一日曜日に行なっているもので、7年前NHK文化センターで始まった講座から継続して参加していただいている方々が受けてくれています。(光が丘のNHKの撤退に伴い、大泉学園に来ていただいています。)
新しい方が参加されることもありますが、基本はNHKからの皆さんです。
オンラインは苦手な方がいるのかなと思っていましたが、何度かやった後に聞いてみると意外に面白いという声も聞きます。
実は自分自身が少し苦手意識があることに、数回やったあとに気がつきました。
苦手意識って何だろうと少し考えたり、内容を工夫したりしながら続けていると、苦手ということはなくなってきたみたいです。
この日のテーマは「自分を感じる」にしました。
このところ整体の患者さんを見ていても、アレクサンダーテクニークの生徒さんを見ていても、また、人と話をしていたりしても感じるのは、自分を忘れている、ということです。
分かりにくい表現になってしまいますが、他の言い方よりもこれがしっくりくるのでそんなふうに言っています。
自分を忘れているというのは、自分のことをあまり感じていないということです。
あるいは、自分のことを感じる時間が少ないということです。
腰痛や肩こりや疲れがある時には、痛みやコリや疲れを感じます。
でも、その痛みがどんな感じなのか、コリがどんな風なのか、疲れがどこにどんなふうに溜まっているのか。
実感として体の感覚を、そこまで感じていない印象です。
言葉で理解しているような、疲れや痛みを「いつものアレ」のように処理しているような感じです。
そうすることで、やり過ごしているような感じがします。
やり過ごして済んでしまえば結果オーライのような。
ソレでもだめなら整体や医者や何やかやに行きますが、そこでも実感されているようには思えません。
また、体の感覚をどこかに置いてきて、頭でだけ行動しているような印象もあります。
毎日毎日の日課や仕事や趣味に追われて、自分の体がどんな風になっているかは二の次三の次です。
それでも生活は出来ていくし生きていくことは出来ます。
でも知らないうちに蓄積していくものもあります。
疲れだったりストレスだったり緊張だっだり。
でも自分を忘れていると疲れもストレスも緊張も感じません。
何か問題が起こったり問題になったりした時に、やっと気がつきます。
アレ!?大変だ!?
それでは遅いという訳ではありませんが、それだと体が可愛そうでしょう。
いつか動けないということになったりします。
それに知らないうちに溜まっている疲れやストレスや緊張は、日常のパフォーマンスを薄っすら下げています。
出来るんだけど・・・結構出来ているんだけど・・・
の・・・の部分です。
今一まで行かないかもしれないけど、絶好調になりきれない。
或いは好調になりきれない。
クリアな自分になれない。
みたいなことです。
そこで「自分を感じる」をテーマにしてみました。
たぶん現代人に必要なことになってくるんじゃないかと思っています。
このところタイミングが合えばやっているので、これからも少し探求したいと思います。
(写真はレッスン最後に大橋さんの「魔法のフレーズ・・・」を紹介しているところです。)