船越桂
ふなこしかつら
彫刻家
昨日、3月29日に72歳で亡くなられたらしい。
ご冥福をお祈りいたします。
船越さんの作品を見たのはもう、20年近く前になります。
確か清澄白河にある東京都現代美術館でだったと思う。
初期からの作品が並んでいる中を、ゆっくり歩いて見ていくと、ちょっと振り返りたくなる事があった。
「 おいっ。 」
???
声をかけられるような不思議な感覚のある彫刻たちだった。
椅子に座ってピアノを弾いている人や、マフラーをした女性の胸像など。
初期の奥様を彫ったものも良かった。
途中から最近の作品につながるような、肩に小さな家が乗っている作品などもあり。
微妙な違和感が良い印象だった。
10年近く前になって松濤美術館でも見た。
その時は他の作家さんたちも作品を出していて、三沢厚彦さんなども出ていたと思う。
ここではスフィンクスのシリーズがあって、これは個人的にはあまり・・・という印象。
その少し前に練馬区美術館でお父様の船越保武さんの展覧会を見たことがあり、桂さんの作品に保武さんの影響があるんだろうと思ってしまいました。
それにしても72歳は若い。
スフィンクスの次の展開を見て見たいと思っていました。
ANIMALS / Multi-Dimentions 三沢厚彦展覧会
昨日は休みだったので、千葉市美術館で開催されている” ANIMALS / Multi-Dimentions ”を見て来ました。
三沢厚彦さんの展覧会です。
三沢厚彦さんの作品は10年くらいまえに北海道札幌に行った時にやっていた美術展で、犬の絵を見たのが最初でした。
画家さんかなと思って調べると、動物の大きな彫像で有名な方でした。
一目で惚れ込んで、以来、機会があれば見に行くようにしています。
今回は大きな展覧会で、広い空間で見られてとても良かったです。
中でヤギ(だと思う)の彫像がとても良くて、写真が撮れなかったのがとても残念でした。
動画を編集したのでご覧ください。
最初の方に出てくる鏡像は船越桂さんの作品です。
船越さんも大好きな作家さんで、一階で突然目に飛び込んできて驚きました。
一階は無料公開しているので、台風が通過したら行ってみてはどうでしょう。