整体スクール・学校なら東京「てあて整体スクール」 » アーカイブ

ダンスだけじゃなくて、どうして解剖学やアレクサンダーテクニークをやった方が良いのか。

読了までの目安時間:約 4分

最近、ダンスのための解剖学講座やダンスのためのアレクサンダーテクニーク・グループレッスンをやっていませんでした。
そろそろ始めようかなと思っています。

ここ二24年前に整体院を開業した時に、ダンスをやっている人たちのために簡単な解剖学の講座を始めました。
その時はダンスの故障の話が多かったように思います。
数年してローザンヌ国際バレエコンクールの関係で、日本で若い人向けのバレエのレッスンと、同時に治療師向けの講座があり3年連続で参加しました。
ローザンヌのバレエ学校の元校長先生は当時、ヨーロッパでも2割くらいのバレエ教師しか、解剖学的な指導法を取り入れていないとおっしゃっていました。
日本のバレエの先生で「私は解剖学は嫌い」とおっしゃる先生がいると聞いたのもその頃です。

時代はずいぶん変わりました。
現代の40代くらいまでのバレエの先生の多くは解剖学を知って指導に生かしているように聞きます。
でも、どうしてダンスそのものじゃなくて解剖学なのか。
どうしてダンスだけじゃなくてアレクサンダーテクニークなのか、という、そもそもの話はあまりされないように思います。

解剖学を知らなくてもダンスは踊れます。
上手く踊れる人で解剖学なんて知らないという人はたくさんいます。
先ほども書いたように、昔のバレエの先生など解剖学は不要という先生もいらっしゃいました。
そう言う人たちに共通すると思われる事があります。

そういう方々は自分が動かしていると思っている体の構造や仕組みと、頭で理解している体の構造や仕組みが殆ど一致しているという事です。
その上で自分の体を自分の思ったように動かせている。
こういう人たちは解剖学やアレクサンダーテクニークなんて面倒な事は必要ないと思います。
自分の思ったままに踊る事の方が大切だと思います。
自分の思いが表現に繋がるからです。

でも、です。
多くの人は、自分が動かしていると思っている体の構造や仕組みと、頭で理解しているまたは頭で認知している体の構造や仕組みが、ズレています。
その上で自分の体を自分の思ったように動かせていない人もいます。
この二つが問題です。

解剖学やボディマッピングと呼ばれるものは、体の仕組みや構造を”再確認”するものです。
新しく覚えるというのではなく、そもそも自分自身の体がどうなっているか、どこで曲がるのか、曲がると思ってるのは、外から見てどこなのか、そして自分が動かそうとしているどこなのか。
解剖図やイラストや、触れてみたり動かしてみたり、たまにはイメージを作ったり。
そう言うことを通じて、これらがある程度一致すれば、自分が動かそうと思った体が、自分の思った通りの仕組みや構造なので、動きやすいということになります。

アレクサンダーは自分の体を自分が思ったように動かすための方法でもあります。
実際にはやらなくても良い事を止める事で、思ったような動きに近づく事になると思います。
自分が動かしていると思っている動きと、実際の動きの違いをまずは感じ確認する事から始めます。

解剖学もアレクサンダーテクニークも、なくても大丈夫なんです。
でも、ズレを治してもっと楽に踊りたいと思うのなら、知ってる方が近道だという事もある、という話です。


アラスゴン

亀の肩甲骨

読了までの目安時間:約 1分

亀は爬虫類です。
あれ不思議ですよね。
爬虫類という事は脊椎動物(背骨がある動物)な訳ですが、甲羅で覆われていてどこに背骨があるのやら分かりません。
甲羅が何由来なのかを調べてみたら、肋骨と背骨だそうです。
肋骨と肩甲骨が甲羅のように進化して、内蔵などはその中にある。

肩甲骨も甲羅の中にある。
ということは肋骨の内側に肩甲骨が入っているという事です。
手足や頭や首も、甲羅(=肋骨)の中に入れられます。
が、肩甲骨はずっと甲羅(=肋骨)の中にある。

亀
ところで一番原始的な亀はオーストラリアのスッポンモドキという種類らしい。
甲羅も柔らかく、現在の甲羅になる前の時代に近いらしいです。

なんか面白いですよね。

顔を横に向ける動きは、剣玉の玉を回すイメージで

読了までの目安時間:約 2分

ボディマッピングという方法があります。
体の使い方を教えたり、上手く動けないような時に、体の仕組みを知ってもらう事で、動きを改善してもらうための方法です。
体の構造を知ってもらう事で、動く場所を、動きやすく、動かせるようになってもらうことが出来ます。

解剖学をそのまま話をするのが、解剖学を勉強した者としては教えやすいと思います。
例えば下図のようなイラストを見てもらって、頭(頭蓋骨)と首(頸椎)の間の関節は、頭の中心近く・両耳をつないだ辺りだと説明出来ます。


頭蓋骨

でも、ちょっとイメージしずらい人もいます。
そんな時は別のイメージの話をします。
表題に書いたみたいに、顔を横に向ける動きは、剣玉の玉を回すイメージで、みたいな言い方です。
えっ?みたいになる事もありますが、頭蓋骨のイラストよりも剣玉の方が身近で、ちょっとイメージしやすい人もいます。
そして、剣玉の剣先と玉の関係は、頭蓋骨と頸椎の関係にとても似ています。
同じではありませんが似ていて、動く位置は近い。
普段のイメージが、頭(顔)の後ろに首がある、と思っているような人には、イメージが大きく変わって、首の動きが劇的に変わる人もいます。


剣玉

こんな感じですね。
患者さんとの話で、例え話はとても大切です。
いつもいろいろ考えて、たまに思いつくと嬉しくなったりします。

膝の解剖学

読了までの目安時間:約 6分

解剖学の授業で膝について話している内容です。

膝関節は大腿骨と脛骨で出来た関節です。
肘関節は上腕骨と橈骨と尺骨で出来ています。
でっ?と思わないで下さい。
これ大事なポイントで、体の見方の基本が含まれています。

大腿骨と脛骨で出来ているという事は、膝関節の動きなどはこの二本の骨の関係で説明が出来る事になります。
同様に肘関節は上腕骨と橈骨と尺骨の三本の骨で出来ているので、この三本の骨の関係で説明されるという事になります。

膝関節を構成している大腿骨は股関節で骨盤に繋がっています。
骨盤が歪めば、大腿骨の位置や向きは変わり、膝関節の状態は変わります。
大腿骨の下にある脛骨は、普段立っている時は地面につながっているので、あまり位置や向きは変わりません。
左右の爪先の向きが大きく違ったりは、あまりしないという事です。
脛骨の位置や向きがあまり変化しないという事(もちろんそれが問題になる事もありますが)は、大腿骨の位置や向きが変われば、膝関節の状態が変わるという事になります。
骨盤の歪みやズレが膝関節の状態を変える可能性が高いという事です。

同じように股関節の動きが、膝関節の状態を変える可能性も高いという事になります。
歩く時(股関節屈曲)に膝が内側に入る傾向(内転)があれば、膝関節は歩くたびに捻れが生まれている事になります。
膝関節自体の動きも問題になりますが、股関節の動きが膝関節に影響する事もあるという事です。

てあて整体スクールの解剖学は、形だけの話ではなく、動きや機能についての話もしています。

実際の形などの話をします。(イラストの下につづく)


膝

脛骨の上端は平で大腿骨の下端は丸くなっています。
平な面に丸いものを置くと、ズレたり動いたりします。
そこに半月板という組織があります。
半月板がある事で大腿骨が横にズレたり、脛骨の上から逸脱しずらくなっています。

半月板は左右に半月のような形のものがあり、中心近くだけが脛骨につながっていて、反対側の反円部分は動くようになっています。
内側と外側の半月は動きが違っていて、膝が曲がると外側の半月の方が大きく動くようになっています。
大腿骨と脛骨は外側側副靱帯・内側側副靱帯・前十字靭帯・後十字靭帯で繋がっています。
そして大腿骨と脛骨はたくさんの筋肉で繋がっています。

前十字靭帯と後十字靭帯は不思議な靭帯です。
というか不思議だなと思います。
前と後ろにクロスするというのは、どういう設計になっているのかが分かりません。
脊柱(背骨)の椎骨はそれぞれ大きさは違いますが、基本的な構造は一緒です。
どの椎骨にも椎体があって椎弓があって、横突起と棘突起があります。
一番には椎体がないように見えますが、二番の歯突起が元々は一番の椎体部分と考えれば納得はいきます。
ところが、前後に捻れてついている靭帯というのは、やっぱり不思議です。
内側は内側に外側は外側に、前は前に後ろは後ろにつながっているなら分かりやすいですが、どうして前後に捻れたんでしょう。
整体とは関係ないですけど、いつも不思議です。
ついでに言うと、前後ではなく左右ですけど、中枢神経が交叉しているのも不思議です。
左大脳は右半身、右大脳は左半身の運動を支配している現象です。
錐体交叉(すいたいこうさ)と言って、脳の運動神経が延髄の下で交叉しているんです。

ちょっと話がズレました。

整体的に知っておかなければいけないのは、膝関節の位置や状態が何が原因で起きるかという事です。
上に書いたように、骨盤の歪みやズレや股関節の歪みやズレで膝関節の位置関係が変わります。
また、股関節の動きで、日常的に膝関節を使う時の捻れや動きが影響を受けています。

膝の動きは大腿骨と脛骨の関係で説明出来ると書きました。
膝関節には特徴的な事が一つあります。
屈曲時(曲がっている時)には、膝関節は回旋します。
大腿骨と脛骨が捻れの位置に動く事が出来るという事です。
でも、伸びている時(伸展時)には、膝関節は動きません。
膝を伸ばすと、大腿骨と脛骨の位置関係は変わらないという事です。
膝が曲がっている時に、爪先を内外に動かす事は出来ますが、膝が伸びていると膝と爪先の位置は基本的には変わりません。
(足関節=足首の所が緩い人は、足関節が少しだけ捻れます。)
骨の変形がない時の膝痛の原因は、殆どがこれです。
膝を曲げて爪先と膝は違う方向を向けますが、そこから膝をのばす時に最終的に膝と爪先の方向が合わないと、捻れない膝関節を捻ってしまう事になるからです。

ところで、大腿骨は股関節に繋がる時、真横からではなく少し後ろから繋がるようになっています。
また、内転勤群は恥骨の前から大腿骨の後ろ側に繋がっています。
ここから股関節の動きの特徴がわかったりもします。
これらは進化の過程でそうなったという事なんですけど、そんなところも考えると、解剖学は面白くなってくると思います。

足の骨は何故25個もあるのか 【動画あり】

読了までの目安時間:約 2分

足には25個くらいの骨があります。
指が5本あるのは知っていても、骨が25個もあるのは知らない人もいると思います。
どうしてこんなに沢山の骨があるんでしょう。

そこには今の人間が何に適応するように進化して来たのか。
進化の時代はどんな時代を生きて来ていたのか。
ということが分かると理由というか、この骨の数の説明が出来ます。

現代の人類は、道が出来る前、舗装される前、今のような平らな床の家が出来る前に、今の体が出来ました。
2万年近く前と骨格や筋肉は殆ど変わってません。
その時代には人間はどんな地面を歩いていたのか、どんな足の状態で歩いていたのかを考えれば分かると思います。
でも今は平な地面や道路や床の上を、靴下を履き靴を履いて生活しています。
下半身の問題が起きたら、今の人間の体の造りと、地面や床の変化を考えてみると、症状や痛みの原因が考えられると思います。

足の骨は何故25個もあるのか、について動画を撮りました。


バレエと解剖学

読了までの目安時間:約 3分

バレエが上手くなりたいなら、解剖学も知っておいた方が良いよね。
最近はそんな風に思う方も増えたように思います。
荒木が整体院を開業した2001年当時は、解剖学的なバレエなんて言っていたのは、本当に一部の人でした。
NHK文化センターで「バレリーナのための解剖学」という蘆田ひろみ先生の講座があって、3クールくらい受講したのがこの時期です。
その少し後にはローザンヌ国際バレエコンクール日本事業部が主催していた、バレエセミナーの治療師コースをこれも3回くらい受講しました。
バレエセミナーで指導されていたヤン・ヌィッツ先生(ローザンヌのムードラバレエ学校元校長)が、解剖学的なバレエなんて言っているのは、ヨーロッパの舞踊団でも2・3割くらいだと嘆いていました。
日本でも解剖学的なバレエが普及する事を願って、スイスから来てくれていたようです。

今はバレエのための解剖学の講座なども、本当に増えました。
解剖学的バレエの指導者も増えたと思います。

解剖学的なバレエは怪我や故障を防ぎ、上達を促すのに良いアプローチだと思います。
ただ、気をつけておく必要がある事もあります。
とくにアマチュアの大人バレエな人はです。

解剖学的な話は具体的で分かりやすいものです。
筋肉や骨の名前は具体的で、イラストや写真や最近は動画などでも、はっきりと確認出来ます。
この、はっきりと確認出来る、というところが、落とし穴になる事があります。
イラストも写真も動画も、イメージです。
実際の自分の体の中が見えている訳ではありません。
実際の関節とイラストや写真の関節は、少し違います。
人によって形状が違っています。
そこも理解しておかなければ行けません。

また、自分がイメージしている、その骨や筋肉が、実際のそれかどうかも分かりません。
上手くいった、と思ってしまうと、実際には違う使い方をしていても、その動きが習慣となって身についてしまう事もあります。

やっぱり最後は自分の感覚が大切です。
感覚と実際を合わせていく事。
自分の体を自分がどう使っているのかを感じる事が大切です。
その使った結果がどうなっているか、鏡を確認して見る事が大切です。
その使った結果がどうなっているか、先生や周りの人がそれを見てどう言うかアドバイスされているのかが大切です。
先生や周りの人に言われた事は、実際に人からはそう見えているという事で、結果としてそうなっているという事です。
自分ではそうはしていないと思っていたとしてもです。

自分を客観的に見る事は出来ません。
自分が自分を見るのは主観です。
人が見た自分や鏡に映る自分が、実際にやった事の結果です。
自分の感覚と客観的な結果を合わせるのが大切になってくる。
と思います。


バレエ

筋肉は骨と骨を繋いでいます。

読了までの目安時間:約 3分

筋肉は骨と骨を繋いでいて、縮まる時に力を発揮します。
骨と骨の間の筋肉が縮まると、骨と骨が近づきます。
関節が動くのはそのためです。
筋肉が伸びるのは、反対側の筋肉が縮んで居るので、骨が離れていって、結果的に筋肉が伸ばされます。
筋肉が自分で伸びる訳ではありません。

骨と骨をつなぐ筋肉ですが、例外があります。
顔にある表情筋という筋肉です。
笑ったり泣いたりする時の表情を作る筋肉です。
この筋肉は骨と皮膚を繋いでいます。
皮膚?と思うかもしれませんね。
皮膚は一つの臓器です。
皮膚は表皮・真皮・皮下組織に分かれていて、実は体の中で一番大きな臓器です。

解剖学の入門の話です。

以前、セラピストの勉強をしている人たちに、解剖学の話をしに行った事がありました。
1時間くらい話をしていて、休憩を取る前に質問をしました。
何かありますか?
何でも良いので聞いて下さい。
一人の方が質問をされました。

筋肉って骨に繋がってるんですか?

ちょっと驚きました。
僕にとってはまさかの質問でした。
自分にとっては当たり前と思っていた事でしたけど、全く初めて勉強する人にとっては、そこからなんだと思いました。
反省しましたね。
最初から話をしなければいけないと思いました。

てあて整体スクールの解剖学はこんな話から始まります。
筋肉や骨の名前は自分で覚えられますけど、体がどうなっているかの成り立ちみたいな話は、人に聞くと良く分かります。
全く初めてでも整体師になれるのは、そんな話から始まるスクールだからだと思っています。
てあて整体スクールは整体師になりたい人を募集しています。
授業見学や整体の体験、受け付けています。


筋肉

てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
mail. teate@nifty.com
LINE. https://lin.ee/H5NyjYT

LINEQR

解剖学の授業

読了までの目安時間:約 2分

てあて整体スクールでは解剖学の授業を、オンラインとリアルの両方で行っています。

入学するとオンライン授業のリンクを差し上げますので、時間のある時に何度もくり返し視聴する事が出来ます。
それと合わせてリアルの授業もあります。
オンラインで分かりずらいところの説明や質問を聞いたり、生徒さん毎に合わせて内容の授業を行います。
昨日は解剖学の勉強をするのに、どんな本を読んだら良いのかの話から始めました。
解剖学アトラスなどの図版や、全体を俯瞰できるような専門書はもちろんですが、読み物として入りやすいもの、イラストの多いもの、脳科学や最近の自律神経系のことが書かれたものなどお勧めしました。

始めて解剖学を勉強すると、筋肉や骨の名前を覚えるのが大変です。
そこでそればかりになってしまう人がいます。
先ずは全体像を把握することが大切で、だから全体を俯瞰出来るような本を、最低でも3回から5回は読むことをお勧めしています。
始めて読むと5%くらいしか分からない感じですが、5回くらい読むと30%くらいは理解できる印象になります。
解剖学の勉強はそこから始まります。


解剖学

てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
mail teate@nifty.com
LINE  https://lin.ee/H5NyjYT

※2月から月謝制を導入しました。
 詳しくは >>> https://teate.co.jp/blog/2501311.html

姿勢とカラダの地図 ワークショップ

読了までの目安時間:約 2分

年末に「姿勢とカラダの地図」のワークショップを開催します。
整体師でアレクサンダーテクニーク教師の荒木にしか出来ないワークショップです。
オリジナルテキストを使い、姿勢をテーマに体の地図(ボディマップ)を確認して行きます。

姿勢は生まれつきだとか遺伝だとか。
猫背や姿勢の悪さは治らないと思っている人がいます。
でも、自分の姿勢を作っているのは自分です。
生まれてから親や兄弟や沢山の人を見て作られて来たのが姿勢です。
性格が関係している事もあります。

今の姿勢の原因を知り、自分の姿勢を見直すのに、自分の体の中がどうなっているのか知るのも一つの方法です。
体の中の仕組みと外から見た形の違いを確認する事で、姿勢を作る土台となっている設計図の見直しをします。
アレクサンダーテクニークの考え方も取り入れて、ワークをして行きます。

頭の形は縦長なのか横長なのか。
首は顎の下からなのか。
腕が動くのはどこからなのか。
股関節は上半身の下に繋がっているのか。

姿勢に関係する部位を、イラストを見たり、触れたり動かしたりして確認します。
姿勢が気になる人だけでなく、体の仕組みを知りたい人も来て下さい。
年内最後のワークショップです。
お待ちしています。


姿勢とカラダの地図
日時:12月28日(土)10:00ー12:00
場所:てあて整体スクール
   東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
料金:12,000円(当日清算)
定員:6名
問合申込フォーム:




AlexBeforeAfter

セミナー

人の足は平な道を歩くように進化して来たのか。

読了までの目安時間:約 3分

足には25個くらいの骨があります。
これ必要なんでしょうか。
靴下を履いて靴を履いて生活していると言う事は、足にある沢山の骨を使わなくても良いようにしているようにも思います。
たまに、足袋を履いて草履を履く人もいますけど、足袋も25個の骨を全部利活用しているようには見えません。
こんなに沢山ある骨って、必要なんでしょうか。

確かに平な道を歩く時には必要ないかもしれません。

凸凹がないので、足にある沢山の骨が一つ一つバラバラに、地面のさまざまな形状に対応する必要がありません。
平らなんだから、足裏は1枚の板みたいになっていても、それほど不自由はないかもしれない。
板にはなっていないけど、靴の裏は一枚で一体です。

人間の体は狩猟採集に適した体に進化したと言われています。

昼間に長時間、外を歩いて、獲物や食べ物を摂る事が出来るように進化したようです。
エネルギーを沢山使わなくても、長時間歩けるような骨格や筋肉や筋膜や靭帯になっています。
例えば股関節の靭帯は、脚が後ろにくると捻れが強くなり、後ろの脚を地面から離しただけで、前に戻るような仕組みになっています。
腸腰筋という腰や骨盤の内側から太ももの内側に繋がっている筋肉も同じです。
足裏にアーチがあると言われますが、そのアーチも、後ろに残った足を前に押し出すような形状になっています。
皮膚に毛が少なく、汗をかく事が出来るのは、体表の温度を下げる効果につながり、血液の温度を一定に保つ効果があります。
ケモノと言われる哺乳類(動物)は、逆に毛がある事で昼間は体表温度が上がるため、夜行性のものが多くなっています。
と言う事は。

人の足は平な道を歩くように進化して来た訳ではない。
と言う事です。
凸凹で高低差があり濡れていたり草が生えていたり、砂地だったり岩だったり土だったり、多様な形状と状態の地面を歩けるように進化したんだろうと思います。
25個ある骨は、そんな凸凹で多様な地面にフィットするように出来ている訳ですね。
もちろん、平らな道も歩けます。
でも、それ用に進化した訳ではない。

足や脚に問題が出た場合、平らな地面を歩く事で、使わない骨(関節)や筋肉が、問題を起こしている可能性もあります。
使わなければ硬くなるし、使わなければ動きにくくなる。
関節も筋肉もそうです。
現代の生活は楽で快適ですが、過酷な自然に対応出来るように出来ている人の体を、使わないように使わないようにしている傾向があります。
そのズレが故障につながったりする可能性があります。


足部

1 2 3 15
てあて整体スクールLPバナー
てあて整体スクール・てあて整体院
03-3922-7230
mail teate@nifty.com
LINE https://lin.ee/H5NyjYT
カテゴリー
おもてなし規格認証2019