整体をする時の体の使い方の注意
整体スクールに入学した人に最初の頃に話をする事です。
整体をする時にテクニックとは別に注意する事が幾つかあります。
テクニックとは関係がないので、注意せずにやっても施術は出来ます。
でも印象が良くない。
患者さんの体が緊張したりする可能性や安全管理の面もあるので、出来るだけ気にするようにします。
意図があってする場合は別ですが、意図がない場合は注意を必ずするようにします。
1、患者さんは跨がない。
患者さんに倒れないようにするため。
2、患者さんの脚の間に入らない。
患者さんを緊張させない、不快にさせないため。
3、患者さんの体は両手で操作する。
患者さんの体を落とさないため。
4、患者さんに触れる時は指先ではなく指の腹で触れるようにする。
指先で触れると不快感があります。
指先で触れる理由がない場合は、指の腹で触れるようにします。
爪を当てるのは論外です。
5、患者さんに触れるのに慣れていない間は、四指は揃えて(指間を離さず)に触れる。
指は離れているより、揃っている方が触れられて違和感が少なくなります。
6、患者さんの内股や膝の裏、肘の内側や喉の辺りなど、皮膚の柔らかな部分には、意図がない限り触れないようにする。
関節の内側や皮膚の柔らかな部分には、血管や神経がむき出し(筋肉などで覆われていない)のことがあるので安全のために。
施術で必要な場合は注意をして触れることになります。
7、調整する手指や患者さんの体を固定する為以外には、整体師の体や服が患者さんに触れないようにする。
触れている側に触れている感覚がなくても、患者さんは当たっている触れているという違和感が生まれます。
意図がある場合でなければ、患者さんには体を触れない(当てない)ようにします。
知らないうちに、うっかり、意図せず、という事がないようにします。
整体師が患者さんに整体をする時、患者さんのどこに位置するのか、姿勢や視線をどこに持って行くか、手指のどこを当てるか、どの方向に押したり引いたりするのか、強さは早さは長さは、患者さんのどこに触れるかなどは、全て分かってやるようにします。
整体師がやっている事には全て理由があるようにしておきます。
いちいち考えるのは大変だと思うかもしれませんが、練習の段階から習慣づけておけば、毎回改めてする訳ではないので難しい事ではりません。
最初はテクニックを覚えるので大変だと思いますが、テクニックを身につける時に、その時々の所作を身につけておけば、あとあと必ず役に立って来ます。
手指での触れ方
× 論外
× 指先で触れるのは良くない
◯指の腹で触れる
◎指を揃えて指の腹で触れる
触診入門セミナー開催します。 【9月20日】
これから整体師やセラピストを目指す人のために
また、人に触れる仕事を始めたばかりの人に
触診入門セミナーを行います。
整体師は手です。
手は施術をするだけでなく、患者さんの状態を識るためにも使われます。
コミュニケーションツールとしてとても重要な役割を持っています。
触れ方が変わるとクライアントさんの状態が変わり、手から分かる情報量が変わります。
下手に触れればクライアントさんは硬くなり、上手く触れれば得られる情報は増えます。
骨格調整は触診で7割決まると言われます。
どこに触れるかよりも、どうやって触れるか、どんな風に体を使うのか。
触診は整体師としての基本です。
誰でも参加できます。
入門セミナーでお待ちしています。
触診入門セミナー
日時
9月20日(土)17:00ー18:00場所
てあて整体スクール東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
料金
3,000円内容
・触診の基本・体の使い方
・判断をする
・練習方法
・触診の実際
※オリジナルテキストあり
申込
触診入門 〜 触れ方の基本 〜
触診入門セミナーを行います。
触診は整体や各種セラピーの基本です。
触れる事で患者さんの状態が分かるだけでなく、患者さんの状態が改善していく事もあります。
逆に下手に触れてしまうと、患者さんの状態が分からないだけでなく、患者さんの状態が悪くなってしまう事もあります。
触診入門セミナーではスクールで指導している、触診についての考え方や触れ方の実践を行います。
これから整体師やセラピストを目指す人は、触れるという基本中の基本を識ってご自身のスキルのベースをしっかりとさせて下さい。
触診入門セミナー
日時
6月21日(土)14:00ー15:30場所
てあて整体スクール東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
料金
3,000円内容
・触診の基本・体の使い方
・判断をする
・練習方法
・触診の実際
申込
セラピストの触れ方を身につける
てあて整体スクールには触診の時間があります。
触診を解説し、触診の練習をする時間です。
指針整体の練習をする時には必ず、触診を一通りしてから指針整体を始めます。
触診は繰り返し練習して、手を作っていく(触れ方を身につける)必要があるからです。
セラピストや整体師としての触れ方って何でしょう。
どんな風に触れたってあまり変わらないんじゃないかと思う人もいるかも知れません。
でも、触れ方で相手(患者さん)の体が変わります。
ヘタに触れると体が硬くなってしまう事もあります。
逆に上手く触れると、触れただけで体が緩む事があります。
触れ方を身につけるには、触診の練習が一番です。
触れて相手の体がどうなっているか感じます。
触診をして感じられなかったら、強く触れすぎていて、相手が変わってしまったり、手指の感覚が頭に上手く届かない状態だと思います。
相手に緊張させる事なく、自分の体にも無駄な力が入っていない状態で触れられれば、上手く触れた事になります。
そこからが始まりです。
手指の使い方だけでなく、体全体の使い方を身につけます。
患者さんに向かう気持ちというか考え方についてもそうです。
てあて整体スクールでセラピストの触れ方を身につけて下さい。
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力を使わないのに効果が高い、てあて整体スクールでしか学べない指針整体が見につきます。 揉み返しのない整体師にも負担の少ない、安心して受けられる整体を学んで下さい。在校中は何度でも授業をリピート受講できます。
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初めてからの整体師の手の練習法
こんにちは。
力のいらない整体で整体師になる。
てあて整体スクール・荒木です。
手の練習方法の動画を作りました。
全く初めて練習をしようと言う人や、今、整体の勉強中だと言う人など、これからの人のための練習方法をまとめました。
壁や床や柱に触れる。
自分に触れる。
触れた手を密着させて滑らせる。
人に触れる。
触れ方は柔らかく。
ポイントを書くとこれだけですが、実際にどんなふうにしているかは動画をご覧になって下さい。
肩甲骨下角の触診で分かる事
てあて整体スクールでは触診の練習を沢山やります。
入学から卒業まで。
指針整体の練習をする時や骨格調整の時にも行います。
触診ではいろいろな事が分かります。
骨のズレや歪み。
関節の動きの良さ悪さ。
筋肉の張り具合。
熱感や冷えている様子。
浮腫(むくみ)や弾力のなさなども分かります。
患者さんの状態がどうなっているのか。
今、どんな体の状態なのかを出来るだけ詳細にわかろうとします。
悪いところを見つける訳ではなく、どうなっているかを識るために触れています。
肩甲骨に触れた時、下角(かかく)の位置も見るようにしています。
外転(外に広がるようになって)しているのか、下制(かせい=下がっている)しているのか。
または逆なのか。
たとえば片方の肩甲骨下角が外転(外に広がって)していたら。
肩甲骨を外に引っ張るような筋肉が、緊張していたり短縮していたりする可能性があります。
棘下筋や大小円筋、上腕三頭筋や前鋸筋なども影響しているかもしれません。
肩甲骨が外に引っ張られて、動きが悪くなっていれば、僧帽筋上部は動きが悪くなり、肩こりの原因となっているかもしれません。
肩甲骨は胸郭の上でするする動きます。
骨は自分で動く訳ではないので、動くにあたっては筋肉が関与しています。
どの筋肉が関係しているのか。
そのことで何が起きているのか。
触診で識りたいのは、あくまで状態です。
そこからどうなっているか考え、痛みや症状の原因なら調整するのが整体師の仕事です。
てあて整体スクールでは生徒さんを募集しています。
授業の見学や指針整体の無料体験を受け付けています。
入学は随時、気になったら連絡ください。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Ateate@nifty.com
https://lin.ee/H5NyjYT
触診の授業は独立しています。
てあて整体スクールには触診の授業があります。
どんな整体学校や整体スクールでも触診はやっています。
骨格調整の前に患者さんの体がどんな状態になっているのか調べるためです。
骨盤の調整をするにも、骨盤の歪みが分からなければ調整はできません。
背骨の調整もどこがどちらに曲がっているのか(ズレているのか)が分からなければ、調整のしようがありません。
でも、触診だけを授業として扱っているスクールや学校は聞いたことがありません。
骨格調整の授業の時に、歪みを診てから調整するというように、ついでのような形でやっていることが殆どです。
てあて整体スクールでは触診だけで授業を行っています。
そして指針整体の練習をする時には、必ず触診の練習をしています。
骨格調整や歪みの調整をしないのにです。
触診でやっていることは簡単で単純です。
患者さんの体に手指を置いて触れるだけです。
置くだけなので、その動作は誰でも出来ます。
問題はそこからです。
手指を置いて患者さんの状態が分からなければ意味がありません。
関節がズレているのか(歪んでいるのか)、動きはどうなのか、筋肉に張りはあるのか、熱感は、硬さは。
血流や反応はどうなのか。
触診で色々なことが分かりますが、それが分からなければいけない。
だから練習します。
何度も何度も練習して精度を上げて行きます。
その時に自分の体の使い方や手指の使い方に、コツのようなものがあります。
触れた時により分かりやすくなるような、体の使い方や手指の使い方です。
体の使い方が上手く行っていなくても、触診の動作は出来るし、患者さんの状態も分かります。
でも分かりにくい。
分かりにくい上に精度が低い。
そして触れ方によっては患者さんの状態が変わってしまうこともあります。
患者さんの体の状態を変えず。
歪みや動きや硬さや熱感が分かり。
しかも、練習しているうちに、どんどん精度が上がり解像度が上がるような触れ方をしたい。
そのための授業です。




