整体師は見ただけで悪いところが分かるのか
整体師は見ただけで患者さんの悪いところが分かります。
ある程度の期間整体師をやっていれば、殆どの整体師は分かるようになります。
特殊な能力ではありません。
歪みや動きの悪さは、見ただけで分かります。
右肩が上がっているとか、頭が左右どちらかに傾いているとか、一般の方でも分かることがあるでしょう。
それと同じです。
整体師は沢山の人の体を見ているので、一般の方より細かく分かります。
もちろん最初は分かりません。
見る事になれていないし、経験も少ないし。
続けているうちに解像度が上がるように、少しずつ細かく分かるようになって来ます。
体の歪みが動きの悪さが、細かく見えるようになってくると、そこから調子の悪いところが分かります。
痛みの原因は歪みや動きの悪さの結果となって出ている事が殆どです。
歪みや動きの悪さがわかれば、痛みなどの原因も分かるようになってくる。
って事です。
だから特殊な能力ではありません。
続けていればあなたも出来るようになります。
ただ、見ただけで整体や施述をする先生は、少ないと思います。
荒木も見て分かった事を、触れて動かして確認します。
見た目と違う何かを見るける事もあるからです。
でも、分かるようにはなりますよ。
これから整体師になりたい人は、安心して勉強し練習して下さい。
触診はただ歪みやズレを判別するためにやっている訳ではありません。
整体師やセラピストは触診をします。
患者さんやクライアントさんの体がどうなっているか理解するためです。
体に触れてたり、動かしてみたり、ただ全体を眺めたりする事も、触診と同じような意味合いがあります。
どうなっているか理解するためです。
触診で分かる事は沢山あります、
骨(関節)の歪みやズレ。
関節の動き。
筋肉の硬さ。
筋肉の温度。
筋膜や皮下組織の状態。
筋肉の張り具合。
触れるだけでなく動かしてみると、より多くの事がわかります。
筋膜の硬さ柔らかさ。
神経の硬さ柔らかさ。
血管の硬さ柔らかさ。
内臓の状態。
体に含まれる水分。
それぞれの部分の状態が分かります。
部分の状態がどうやって全体を作っているのかも想像出来ます。
人によって違うと思いますが、3Dの映像のようなものをイメージして、体の中の繋がりや状況を想像出来るようになります。
そうやって”理解”する。
そこから、患者さんの痛みや症状の原因を考えていく事になります。
そう言えば筋肉の状態は、その人の性質・性格のようなものを表していると思います。
筋肉占い、なんて言って冗談のように話をしますが、その人がどうやって筋肉を使うかは、その人の思考の傾向と相関があると思います。
脳の出力機関は筋肉ですから。
せっかちな人はせっかちなように筋肉を使います。
のんびりした人はのんびり使う。
緊張を表に表さない人は、深層筋が硬くなっていたりします。
それは触れれば分かります。
触診はただ歪みやズレを判別するためにやっている訳ではありません。
【触診について】 インスタライブやります。(9/29)
触診についてのインスタライブをやります。
・触診で何をしているのか。
・触診で何が分かるのか。
・触診の時に気を付けること。
・触診の練習方法。
触診は骨格調整の基本と言われます。
触診が上手く出来れば、骨格調整の7割は出来た、とも言われます。
整体をする時にも触診をします。
骨格調整をしない時にもやります。
患者さんに触れることで何かを触知する事です。
9月29日(日)14:00から
30分くらいだと思います。
インスタグラムのアカウント ↓
https://www.instagram.com/teateseitai/
整体やセラピーを勉強中の方
今まさに勉強している方
勉強しようかどうか考えている方
開業している先生
多くの方に見てもらいたいと思います。
お待ちしています。
現実
現実を受け入れるのは難しい。
なんて良く言われる。
でも、本当は。
現実を現実のまま見るのが難しい。
んだろうと思う。
あるがままに見る、そのまま受け取るというのは本当に難しい。
どうしても認知バイアスがかかってしまいます。
最近、母と暮らすようになって、老人の体の変化を目の当たりにしています。
つい、「今日は調子が悪い」と思ってしまいます。
確かにそういう部分もあるだろうと思います。
でも、本来は不可逆的な変化で、調子が悪いのではなく、「今はそういう調子が普段の調子」なんだろうと思います。
でもどうしてもバイアスがかかる。
昔の姿や昔の調子が頭にあるので、その昔のイメージのままに今の状況を判断してしまいます。
患者さんの状態がどうかというのは、整体師がいつも考えている事です。
「どこが悪いのかな」ではなく「どこがどうなっているか」です。
ここが悪そうと、体の状態ではなく、良い悪いで見てしまうと、それが前提となってバイアスがかかります。
硬いところが悪い所、動かないところが悪い所、などなど。
でも、必要な情報は良い悪いという主観ではなく、今、そこがどうなっているかという客観的な情報です。
最初は意外にこれが難しんです。
触診でも望診でも、つい悪いところを探してしまう。
現実をそのまま見るのは、意外に難しいものです。
肩甲骨下角の触診で分かる事
てあて整体スクールでは触診の練習を沢山やります。
入学から卒業まで。
指針整体の練習をする時や骨格調整の時にも行います。
触診ではいろいろな事が分かります。
骨のズレや歪み。
関節の動きの良さ悪さ。
筋肉の張り具合。
熱感や冷えている様子。
浮腫(むくみ)や弾力のなさなども分かります。
患者さんの状態がどうなっているのか。
今、どんな体の状態なのかを出来るだけ詳細にわかろうとします。
悪いところを見つける訳ではなく、どうなっているかを識るために触れています。
肩甲骨に触れた時、下角(かかく)の位置も見るようにしています。
外転(外に広がるようになって)しているのか、下制(かせい=下がっている)しているのか。
または逆なのか。
たとえば片方の肩甲骨下角が外転(外に広がって)していたら。
肩甲骨を外に引っ張るような筋肉が、緊張していたり短縮していたりする可能性があります。
棘下筋や大小円筋、上腕三頭筋や前鋸筋なども影響しているかもしれません。
肩甲骨が外に引っ張られて、動きが悪くなっていれば、僧帽筋上部は動きが悪くなり、肩こりの原因となっているかもしれません。
肩甲骨は胸郭の上でするする動きます。
骨は自分で動く訳ではないので、動くにあたっては筋肉が関与しています。
どの筋肉が関係しているのか。
そのことで何が起きているのか。
触診で識りたいのは、あくまで状態です。
そこからどうなっているか考え、痛みや症状の原因なら調整するのが整体師の仕事です。
てあて整体スクールでは生徒さんを募集しています。
授業の見学や指針整体の無料体験を受け付けています。
入学は随時、気になったら連絡ください。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Ateate@nifty.com
https://lin.ee/H5NyjYT
整体師入門 【ショート動画】
整体師入門というショート動画があります。
これから整体師を目指す方に、整体師ってどんなものなのかを解説している動画です。
解説している内容が幾つかあります。
それぞれの1回目のリンクを貼りますので、興味のある方はどうぞ。
1.触診について 6本
https://youtube.com/shorts/pFLw8dsO3b4?si=LhkRkde-oWc-5dia
2.骨格調整 5本
https://youtube.com/shorts/tkw_Zau4_aQ?si=1dKixIr-o2uiql--
3.症状の考え方 5本
https://youtube.com/shorts/6uGvimXZgj0?si=Fu04Ee5V7K49AjA-
4.悪い気について 3本
https://youtube.com/shorts/3fLs1GxVQ38?si=N20AIB9xT-jj_T95
5.筋肉の緩め方 4本+番外編
https://youtube.com/shorts/5Bukij5b2xQ?si=P8gaid-NdTShPFki
6.整体師の体について 4本
https://youtube.com/shorts/zSfb64bldwA?si=TiDpXQJXZm6YWWS6
7.整体師の見方・考え方 3本
https://youtube.com/shorts/cbteM9ka__M?si=9E41nFi0_QVo8j0Y
8.開業について 7本+番外編
https://youtube.com/shorts/IThLiRyhb0w?si=iWdAdWppjiufpOid
合計39本あります。
これからの皆さんの参考になればと思います。
てあて整体スクール
東京都練馬区大泉学園 5-27-18-Ateate@nifty.com
https://lin.ee/H5NyjYT
整体の練習で最初にする事
整体学校や整体スクールに入学して最初にする事。
気をつけておいた方が良い事があります。
触れる事
全く始めて整体の練習をする人にとって、最初に当たる壁が触れるという事です。
整体の手技だったり触診だったり、どんな事も人の体に触れる事から始まります。
ほとんどの人は人に触れる事に慣れていません。
日常的に人の体に触れていない。
日本人は特にハグをする習慣もないし、最近は子供をおんぶする事も減りました。
だから人の体に触れる事が非日常になっています。
触れる事が非日常になっていると、触れるだけで緊張してしまいます。
触れる側が緊張していると、その緊張が触れられる側にも移ります。
ミラー効果で相手も緊張してしまう事があります。
それでは整体の効果も出ません。
触診なら相手が緊張すると、状態が変わったりします。
整体なら緊張している体の調整は難しいという事があります。
まず触れる機会を増やしてください。
整体の手技の練習も大切ですが、そのまえに触診でも良いし背中に触れるだけでも良いので、触れる機会を増やしてください。
それが最初にする事だと思います。
整体師入門 ショート動画
ユーチューブで整体師入門というシリーズのショート動画を公開しています。
触診について6本
骨格調整について5本
症状の考え方について5本
悪い気について3本
筋肉を緩める方法について5本(番外含む)
整体師の体について4本
整体師の見方・考え方について3本
開業について8本(番外含む)
このシリーズは合計で39本あります。
他に肩こりや腰痛予防などのシリーズもあります。
全く関係ない趣味動画もありますけど。
コチラ↓です。
https://www.youtube.com/@ch.4925/shorts
整体師入門 シリーズ触診【ショート動画】
整体師入門と題してショート動画を撮りました。
今後も増えていくのでご覧頂ければと思います。
まずは触診についてまとめました。
シリーズ触診① 触診について
https://youtube.com/shorts/pFLw8dsO3b4?si=EDGxu4lp8BDYYnmR
シリーズ触診② 触診で何が分かるのか
https://youtube.com/shorts/eZxry92u8x0?si=_OPWDOlkrb9rWBJk
シリーズ触診③ 触診で気を付ける事
https://youtube.com/shorts/GfSnCdTt5oc?si=bL5-6PmVzXnxyh9F
シリーズ触診④ 練習する時の注意点
https://youtube.com/shorts/E5CK33hg4w8?si=zedShzgTdoc-1pC5
シリーズ触診⑤ 手指の使い方
https://youtube.com/shorts/j9cdWJEloKM?si=4ALq74vghOnVso8a
シリーズ触診⑥ 体の使い方 :
https://www.youtube.com/shorts/Q_dXYFKiWz8
体の関節全部動かす。
触診の授業でした。
てあて整体スクールには触診の授業があります。
触診は患者さんの体に触れて、歪みや硬さ、熱感や張感を感知するものです。
患者さんの状態が分からなければ整体は出来ません。
問診も大切ですが、骨格調整などする上では触診が本当に大切になります。
その触診の授業でした。
どんな風に手指を使うのか。
体はどんな風に使うのか。
どこに触れるのか。
何が分かるのかなど、いろいろ説明をしながら実際に触診をします。
でも今日はちょっと違う練習をしました。
参加されていた生徒さん全員が、すでに何度か触診の授業を受けていたからです。
体の関節全部動かす。
体には200くらいの骨があります。
関節はそれぞれにありますから、200以上の関節があることになります。
それを出来るだけ全部動かしてみる。
曲げ伸ばし捻り(屈曲伸展回旋)など。
また、関節は連動して動いたりもするので、腕を引っ張って肩甲骨や鎖骨の動きを見たりもします。
仕事で日常的に患者さんの体に触れるようになるまでは、人の体に触れる機会はそんなに多くありません。
まして関節を一つ一つ色々な方向に動かす機会は殆どありません。
頭でわかっていても実際に動かしてみるのとは大違いです。
なので今日は体の関節を出来るだけ全部動かしてみました。
たまにやりますが、いろいろと発見があって面白い内容だと思っています。
最近は自分の体にもあまり触れない人が増えているようです。
触れる仕事をする人には必要な内容だと思っています。