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ダンス歴40年になりました。

読了までの目安時間:約 11分

それがどうした。

みたいな話ですね。
ダンスを始めて40年になりました。
始めたのが1984年5月で誕生日の後だったので、ちょうど今月で40年になります。
20代で始めて60代まで踊るとは、本当に全く思っていませんでした。
というか、想定の外だったので考えた事もなかったというのが正直な所です。
20代後半で始めて、40代で踊ってるのかなぁというのが当時の感じでした。

だって40だよ、もう踊ってないんじゃないかな、でも踊ってるのかな、いや、そんな人見た事ないし。

という感じでした。
それがなんと60代。
考えてみると信じられません。
でもそんな事あえて考えないので、信じられるも信じられないもありません。
ただ踊ってるってだけです。

せっかくなのでダンス歴書いておきます。

最初に始めたのはジャズダンスでした。
もうちょっと正確に言うとジャズバレエ。
リツコヒキタという先生に学びました。
きっかけは会社の同僚で、当時、ミュージカルのキャッツを観に行った後に、ダンスが好きなのか歌が好きなのかと聞かれ、ダンスかなぁというと、私の先生のクラスに来ない?と勧誘されました。
独立してダンスクラスを始めて1年程度で、生徒を募集していたというのと男性が少ないってのもあったかもしれません。
リツコ先生はジュンキョウヤ(後のエムザブロウ)先生の弟子で、ニューヨークのルイジやアルビンエイリーの流れを組むダンススタイルの方でした。
現代舞踊協会の年間新人賞を取られたりして、とても才能あるダンサーで振り付け家でした。

そこでダンスを始め翌年には試演会(発表会)に出演して、沼にハマり込みました。
数年すると生徒で自主的にパフォーマンスを打たないのは何故か!みたいな指導があり、仲間で小さなスタジオを借りて今で言うスタジオパフォーマンスのような小さな公演をするよになりました。
基本的な体の使い方を身につけるエクササイズが確立されていて、そこでのレッスンは今につながるものだったと思います。
ジャズダンスの動きにバレエのテクニックを入れて、最近のステップや振りなども、当時学んだものが源流にあるような印象でした。

30代に入ってバレエをスポーツクラブなどで学ぶようになりました。
ジャズダンスが上手くなりたかったら、バレエテクニックを身につけないとと言われた時代です。
最初は馴染めませんでしたが、美しい動きやテクニックを身につけていくのは楽しくもありました。
20代後半で学び始めて10年経たないうちに、リツコ先生が引退されてしまいました。
いろいろあったようですが、とても残念で、それにきっとこんなに才能がありダンスが好きな人が本当にやめてしまう事はないだろうと、他のダンススタジオやクラスには行かないようにして、スポーツクラブのジャズダンスに顔を出すようになりました。

こんなこと書くとちょっとアレなんですけど。
最初にスポーツクラブでジャズダンスレッスンを受けた後、指導していた先生が近寄って来て、どちらのスタジオでレッスンしてるんですか?プロの方ですよね?と聞かれました。
どうやらけっこう踊れたようです。
そんな事を言われた事は一度もなかったので、とても驚きました。
そうか、けっこう踊れるのか、とちょっと気分が良かったです。
でもまあ、しばらくしたらリツコ先生がきっと戻ってくるし、と思いながらスポクラのレッスンを続けました。

30代の半ばから後半にかけては、バレエとジャズダンスのレッスンを継続していました。
この頃は、友人がダンスの先生をやっていたので、そこの生徒さんたちの発表会の客演のようなことを何度かしていました。
機会をもらってその生徒さんたちに作品を作った事もあります。
また、この時期に一度だけダンスのコンペティションにも出た事があります。
板橋洋舞コンクール。
仲間うちでやっていたパフォーマンスで作った3分の作品です。
今でも悪くないなぁと思いますが、3分はなかなか発表の場がないですね。

30代後半から40代前半にかけては、そんな事を続けていましたが、42歳で個人的な環境が劇的に変わります。
会社を辞め独立して整体師になりました。
時間がかなり自由になります。
レッスンも会社員時代には行けなかった、平日の昼間のクラスなども行ける事になります。
また、自分の時間も自由になるので、声がかかって舞台に出たりもする事がありました。

この頃、どうやって調べたかは忘れましたが、ダンスシアター・ルーデンスという当時は岩淵多喜子さんと太田ゆかりさん主宰のダンスグループのレッスンに行くようになりました。
コンテンポラリーダンスを本格的に学び始めたのがこの頃です。
実は30代にも友人がアメリカで学んで来た、コンテンポラリーダンスのテクニックやレッスンを何度か受けた事はありましたが、継続して受けるようになったのはこの頃です。
フロアの動きや基本的な体の使い方など、今の体を作る基礎になっていると思います。
40代から50代にかけては、岩淵さん太田さんのレッスンで体を作り、たまに舞台にも出たりしていました。
40代半ばには知人がオーナー会員だったこともあり、彼女の作品で日本ジャズダンス芸術協会の公演に客演しました。
メルパルクホールの大舞台で5人だけの作品に出られたのは、とても思い出深い事でした。
そしてこの作品はジュンキョウヤ先生のオリジナル作品のオリジナルキャストになれた唯一の作品でもありました。

シアタールーデンスのレッスンに行くようになって、コンテンポラリーダンスが面白い事に気づき、というかまだ大丈夫なんだと思って、気になっているところにも行くようになりました。
神楽坂セッションハウスには30代の頃に一回だけバレエクラスを受けに行った事がありましたが、この頃から近藤良平さんのクラスに行くようになりました。
近藤さんのクラスはダンスをやった事がない人がみると、お遊戯に見えるかもしれません。
でも、体作りの部分はきちんとやって、コンテンポラリーダンスの面白さをより知る事が出来るようになりました。
この頃から松本大樹さんや平原慎太郎さんなどのクラスも受けるようになりました。

50代に入って自分の知らない人たちばかりのクラスにも出てみようと探して、いくつかのワークショップなどに参加しました。
中でカンパニーデラシネラの小野寺修二さんのワークショップにも参加しました。
これはダンスシアタールーデンスの主宰だったかと思います。
そこでは5日間でワークショップを続け、最終日に観客を入れてショーイング(パフォーマンスを見せる)をするものでした。
「甘えの構造」という題名で、今でも断続的に続いているワークショップではないかと思います。
デラシネラは演劇関係の方ならご存知と思いますが、無言劇のようなスタイルが多く、動きがコンテンポラリーダンス的なものもあり、身体性に富んだ作品の多い集団です。
ここでのワークショップ・レッスンは舞台に立つ時の考え方など、強く印象に残るものの多い時間でした。

この頃、ソロ作品を創ろうかと思い始めました。
それまではテクニックもないアマチュアに毛が生えたような自分が、ソロ作品なんておこがましい。
ソロ作品はきちんとしたテクニックを持ったダンサーにしか許されないと思っていました。
でも、コンテンポラリーダンスのさまざまな作品やダンサーや振付家や指導者に会ったり話をしたり見たりしていて、自分なりの表現が出来るんじゃないかと思い始めました。
幸い神楽坂セッションハウスでシアター21フェスという、誰でも参加出場出来るパフォーマンスの機会がありました。
全く始めてでしかも50代に入ったおっさんが、人前で踊るのってどうなの?と思う気持ちが正直とても強かったんですが、作品を作って出る事にしました。
一生は一回だし。
機会がもらえるならと、思っての事でした。
以来、数回にわたって作品を創り、参加させて頂いています。

また、50代後半にはそのセッションハウスや知人のスタジオでのパフォーマンスを見てくれたダンサーから声がかかり、現代舞踊協会の「時代を創る現代舞踊公演」にやはり客演として参加させて頂く事が出来ました。
この作品は2015年の時代を創る現代舞踊公演の奨励賞を頂く事になりました。
(「午後8時 ー男と女とピラニストー」池田素子作品)
これは本当に嬉しかったですね。
リハーサルも楽しかったし本番も楽しかった。
賞をいただいた事で再演できたのも良い経験でした。

60代に入っても踊りは続けています。
3年前には平原慎太郎さんのワークショップに出ていた事から、TOKYO2020(東京オリンピック)の開会式のダンサーとして参加する事も出来ました。
これは本当に他にはない経験でした。
いろいろあってリハーサルの期間が限られていて、秘密裏に進みましたが、あの暑い夏のことは忘れられません。

ちょっと長くなりました。
ま、40年ですからたまには仕方がないです。

最初にも書きましたが、この年齢まで踊っていることは、ダンスを始めた時には考えの外だったので、想定していませんでした。
だって60代です。
でも、今となっては辞める理由がありません。
痛みはつきものだし疲れるし、でも、レッスン後の爽快さは他にはないものです。
体が軽くなるとかそう言うことではないんですよね。
体の中の動きが円滑になるというか、流れが止まらないというか。
脚は重くなるし肩は凝るし膝も痛みが出ることが多いですが、どんなに疲れていてもレッスン後に行かなきゃ良かったと思ったことは一度もありません。
動けなくなるまでは続けるんだろうと思います。

当面の目標は70代でパフォーマンスする事です。
人前で。

※数日前、レッスンに行けない日が続いたので、整体スクールの中でインプロビゼーション(即興)の練習をしました。
 音楽を流して振り付けなしで踊ります。
 動画は小っ恥ずかしいので写真を数枚。


Impro6

Impro2

Impro3

Impro4

Impro7

【ダンス専科】への道 荒木靖博65歳 〜断念〜

読了までの目安時間:約 2分

暫くぶりです。
別の投稿でも書いて居るので気づいて居る人もいると思います。

4月6日の【ダンス専科】への参加やめます。

本当に残念で申し訳ない。
残念なのは自分。
申し訳ないのは振付や作品作りをしていただいて居る松本大樹さん。
そしてセッションハウスやその関係者のみなさん。
と、一緒に踊るはずだった仲間です。
申し訳ない。

2月3日に母が倒れ緊急入院しました。
17日に退院できて状態は良いんですが、92歳と言う年齢もありで、今月末から一緒に暮らすことになりました。
母は三重県、荒木は埼玉県。
転居や移動や手続きで仕事もきつきつの状況です。
ダンスなんかしてられないとは思いませんが、時間が取れないのと予定が組めない。

と言うことで断念しました。

これも65歳と言う年齢で踊って居る者につきものなのかもしれません。
介護や看護や両親や家族の諸々ことが襲ってくる。
仕方がありません。
今は母のことを考えて、落ち着いたらまた復帰することにします。

セッションハウスの伊藤さんに出られなくなる事を伝えたメールで、また行きます、ダンスがないと生きていけないのでと書きました。
大袈裟ではなく、そういうものってあるんじゃないかと思っています。

65代のダンス。
楽しみにしてた人がいたらすみません。
でも次は必ずあります。

【ダンス専科】への道 荒木靖博65歳 ①

読了までの目安時間:約 4分

【ダンス専科】4月6日に本番のあるパフォーマンスに出ることにして、昨日が2回目のレッスンでした。

65歳

それがどうした別に年齢なんてカンケーないだろうと思ってますが、一般的には普通に高齢者。
65のおじさん(本当は爺さんなんだろうけど、自分ではそうは思えないので表記はこうします)がどんな風に感じどんな風に本番に向かうのかを、たまに書いてみたいと思います。
その1回目です。

本番に向けてのリハーサルは数回しかありません。
今回はそれまでの通常レッスンの中でやっているシークエンス(一連の振り付け)を踊りにします。
そして今回はフロア(床)が少し多い。
コンテンポラリーダンスと言えばフロアが特徴的と思われる事もあるくらいですが、クラシックバレエやジャズダンスでは床の上に寝転ぶような動きはあまりありません。(最近のジャズでは増えてきていると思います。)
フロアは床の上でゴロゴロ動きながら振りにするので、当然ながら床と接触が増えます。
新しい動きだとゴツゴツどこかを打ち付けたりして、痣になったりすることもあります。
でも、数回やっていると痣も出来なくなり、スムーズに床の動きに入れるようになって来ます。
とは言え床の動きは長くやっているので、今は痣にはならないようになりました。

それよりも筋力ですよね。
床で動くということは、立っている姿勢から床の上に寝るということなので、その移動があります。
膝を深く曲げたり手をついたり。
普通に見える事ですけど、いや、普通に見せるように見えるように動いてはいますが、これが意外にすぐに筋肉痛になります。
レッスン帰りにはすでに筋肉痛で、翌日は筋肉のこわばりも加わって、ちょっと笑っちゃうくらいです。

毎回、動画を撮って見るようにしていますが、昨日気になったのは背中のお肉ですね。
厚手のウェットスーツをきているような、もっちりした背中になっています。
ま、少し前からそうなんですけど、こうはっきりと見えると嫌です。
ダイエットはしませんけど、少し絞りたいなと思っています。

昨日のレッスンはこれまでやったことのある動きだったので、動きの質を見るようにしながら踊りました。
出来るだけ歩幅を広くし、体の動き流れを止めないように、振り子のようなスィングが体全体で表現出来ればと思いながらやっていました。
あと3ヶ月くらいあるので、動きが軽くなるようにしたいと思います。

レッスン終わりに「左股関節は故障してますか?」と聞かれました。
整体スクールの卒業生が同じクラスを受けていて、私の動きを見ていたみたいです。
確かに左股関節は故障というほどではありませんが、痛みがあります。
痛みは左股関節だけでなく、右膝・右肩・左腰にも。
左股関節の痛みや可動域が狭い自覚はあるので、それを見せないように見えないようにカバーするように動いていましたが、わかる人には分かるみたいですね。
次回、どの動きが左股関節を庇っているように見えるのか聞いて対処しようと思います。

始まったばかりです。
頑張ります。

ダンス専科1

ダンスを上手く踊るために

読了までの目安時間:約 4分

年末だし、ちょっと大袈裟な事を考えてみたいと。

ダンスを上手く踊るためにやっている事、考えている事、気をつけている事。

普段、レッスンをしていく中で考えているのは、可動域と筋肉の柔軟性です。
年齢も年齢なので、そこが今は一番気になります。
60代です。
男性では珍しいかもしれない年齢です。
可動域と筋肉の柔軟性は確実に失われます。
どんどん減っていくという訳でもありません。
真面目に毎日やっていればそんな事はないんでしょうが、週に数回レッスンをしているくらいなので、60オーバーくらいからは減ってくなぁという実感があります。
いや、50代からだったかもしれません。

可動域は関節の可動域のことですが、問題は骨ではなく関節周りの筋肉や靭帯や筋膜などの組織です。
ぎゅうぎゅう引っ張ったってすぐに柔らかく可動域が広がる訳ではありません。
準備が必要ですね。
出来ればということですが、睡眠時間の確保、湯船に浸かる、アルコールを抜く、毎日少しずつは体を動かす。
などが準備です。
その上でストレッチをする前に、関節の周りの筋肉などを温めるウォームアップが必要です。
歩いたり、足上げしたり、少しずつ動かしながら緩めていきます。
そしてストレッチ。
これもすぐに伸びる訳ではないので、少しずつ伸ばしていきます。

これらのことは可動域だけの問題ではなく、筋肉の柔軟性にも関係しますね。
だから、結局準備が大切で急にやらないようにするってことでしょうか。

では、レッスン中や舞台本番・パフォーマンス時に考えている事は。

自分を分かって踊るって事でしょうか。
自分を分かるというのは、自分がどうなっているのか分かっているという事です。
踊っていて気持ち良くなってしまうのではなく、自分の体の中がどんな状態か分かっているという事です。
瞬間瞬間を全てコントロールしている訳ではありません。
ただ、どの瞬間も自分を忘れない。
自分の感覚がある。
どこが緊張していて、どこが脱力していて、どこが伸びていて。
伸び方や緊張の仕方はどんな感じなのか。
腕を前に伸ばしている時に、後ろの脚がどうなっているか、軸足のどこに乗っていて筋肉を使っているか。
そんなに細かく分かっているという事ではなく、それが見えているというような感じですかね。
なんとなく見えている。
見えていない部分が出来るだけ少ないように。
そこを大切にしています。

分かったような分からないような話でしょうか。
それとも分かるぅ!って話なんでしょうか。

出来てても出来てなくても、それが分かるって事は大切だと思います。
それがあれば自分としては上手くなる前提が出来たと思っています。
その上で上手くなるためには、上手いと自分が思っている人を良く見る事です。
そして自分の動きとの違い、形の違いを、自覚する事です。
そしてそれを近づけていく。
というか真似する。
その上で真似でない自分動きとして感じる。
みたいな事かなと思います。

セクシー田中さん

読了までの目安時間:約 3分

普段は地味なOLさんが夜になるとセクシーな衣装に身を包んでベリーダンスを踊る。

昨夜、始まったテレビ番組「セクシー田中さん」を見ました。
職場での印象と全く違うベリーダンサーとしての田中さん。
これからどうなっていくのか、どんな展開なのかは分かりませんが、楽しみにしています。

22年前、開業してしばらくは踊る整体師なんて自称していました。
ダンスに詳しい整体師が殆どいなかったということもあり、ダンサーやダンス愛好家が来やすいだろうと思ったからです。
最近はあまり言わないようになりました。
ダンス専門の整体院やトレーナーの方々も増えてきているというのもありますし、ダンス以外の人も見ているというのもあります。
それとちょっと年齢的に小っ恥ずかしいというのもあったりします。

でも、踊ってます。

60代になってまさか踊っているとは思いもよりませんでしたが、踊っています。
周りにも踊っている60代は沢山います。
男性はあまり見かけませんが、女性は60代になっても70代になっても続けている人が多いですね。
セクシー田中さん面白そうです。
主演の女優さんはバレエは昔やっていたそうですが、ベリーダンスは初めてとのこと。
でも、踊っているところはそうは見えません。
沢山見た訳ではありませんが、ちゃんとレッスンを受けて踊っているのが分かります。

整体院にもベリーダンスの方が何人もいらっしゃいます。
指導している人もいるし、趣味でやっている人もいます。
でも、趣味が趣味で終わらないのが、ダンスというやつですね。
趣味でやっているという女性は、普段は大きな会社でバリバリ仕事をしていますが、週末になるとベリーダンスのコンペティションに出たり、レストランのショーに出たりもしています。
舞台に出たりショーに出たりという、趣味ダンサーは男性ではあまり見ませんが、女性にはけっこういますね。

踊る整体師はまだ続けます。
数年前に一緒に作品を作った同年代の男性と、辞める理由がないよねと話たのを思い出します。
個人的な次の目標は70代で作品を作って発表する。(舞台に立つ)
ということです。
頑張ります。
というか楽しみます。

※アラフィフの舞台
ChainDance
※オーバー60のレッスン
60lesson

プリエと前もも

読了までの目安時間:約 1分

大人バレエ、大人リーナのみなさん

プリエをする時に膝上の前ももに力が入る人は、つま先側に体重が乗っていませんか。
つま先側に体重が乗って、踵をあまり踏んでいないと、前ももに力が入って膝上を使ってしまいます。

踵も踏むようにして下さい。

踵を踏む感覚を確認するために、踵だけ踏んで、つま先を持ち上げてプリエしてみるのも良いかもしれません。
いつも使っていない筋肉(お尻の筋肉とか)を使うので、ちょっと変な感じがしたり疲れたりするかもしれません。
でも、それが本当です。

前ももに力が入り過ぎていると、ターンアウトがしずらくなります。
ターンアウトは太ももの内側と後ろ側、それにお尻の筋肉を使っています。
前ももを使うと、それらの筋肉が使えなくなってしまいます。
前ももを使わないで!と言うのは、そう言う意味もあります。

気を付けてみましょう。

レエカレッジ1810282

大人バレエな片脚軸の話

読了までの目安時間:約 2分

片脚軸で立ってパッセとかクぺにすると、重心は結構外に移動しますよね?
もっと真ん中って先生によく言われるんですけど、物理的に無理ですよね?


大人バレエな人や大人ダンスな人に聞かれます。
その場でやってもらうと、かなり外に重心が移動しています。
そこまで移動する必要はないし、移動しなくても片脚軸で立てます。
と言う話をするんですが、でもそれだと重心が取れなくて立てないじゃないですか、と言われたりします。


多分、体の中にイメージしている軸の位置が違うんだろうと思います。


殆どの人は軸を脚の外側(腸脛靭帯)あたりにイメージして、そこに乗り込んでいくように立っています。
どちらかと言うと小指側に重心を乗せ、大転子(お尻の横下の骨の出っ張り)あたりに力がかかるような立ち方です。
これだと外すぎます。
下のイラストで言うと、脚の骨(大腿骨)の外にある皮膚の線に体を押しるけるように立っている感じです。


背部骨格

イメージは脚の内側のラインです。
ターンアウトをしていると、大転子(お尻の横下の出っ張り)は横から後ろに回ります。
そうすると太ももの骨(大腿骨)はもっと中心に近くなります。
足裏と太ももの内側を通って、骨盤の片側を通り背骨に抜けていくラインをイメージして立つ。
そうすると、思っているよりも重心は外に移動しないで、片脚で立てることになります。
そのために、ターンアウトをしっかりすること、足裏から脚の内側を抜けて背骨の前側を通るラインを上下に引き合う事が大切です。
(引き上げにつながります。)


片脚で立つ時は、脚の外側のラインに乗ろうとするのではなく、脚の内側のラインに乗るような、内側のラインを頭まで繋げて伸ばすようなイメージだと立ちやすくなると思います。

シャワーより湯船

読了までの目安時間:約 1分

週末の土日、1週間の疲れを抜いて楽に過ごしたいものです。
腰痛や肩こりなどさまざまな症状も疲労の蓄積が原因にあったりします。
疲れを抜くのに簡単なのは、湯船に浸かることと睡眠です。
今回は湯船に浸かることについて解説しています。

ま、解説なんか良いから湯船に浸かって、あああああぁ〜なんて声を出せば良いだけなんですけどね。


大人ダンスの故障の原因

読了までの目安時間:約 3分

大人ダンスの故障の原因には共通するものがあります。

疲れ。

です。
家事や子育てをしながらのレッスンは、どうしても隙間時間がなくなってくる。
先ずは睡眠時間を削る人が多いようです。
睡眠時間4・5時間で週に2・3回レッスンしていると、どうしても筋肉が硬くなり柔らかくなりにくい。
可動域はあるのに筋肉が硬いというのも、こう言う人におおい状態です。
仕方がないとは思いますが、出来れば6時間くらいは確保してもらいたい。

レッスンは週に1・2回だけで、他は仕事が遅くまで。
と言う人は疲れが実はたまっている。
レッスンに行くとバー(エクササイズ)が終わり、フロアで全身で踊り出すと疲れが抜けていく。
ああやっぱりダンス!
と思うと思いますが、それは筋肉を動かし血流が改善されたことで、疲労が一瞬抜けたから。
レッスンが終わると、レッスンの時に出てきた疲労物質が溜まります。
それは次のレッスンまで抜けない。
ということで、実は疲れ(疲労物質)が溜まっている。

レッスンが週に4回を超えてくると、疲れが抜ける時間がない。
疲れはどんどん蓄積されて行きます。
楽になる暇がない状態。
自分では疲れているという自覚がない人もいます。
疲れているという自覚がある人は休むことも出来ますが、自覚がない人は休もうともしない。

疲れ(疲労物質)が溜まっていると、可動域が制限されたり、筋肉のパフォーマンスが落ちたり(能力が発揮できない)します。
そうなると、いつも出来ている事を出来ていると思ってやっていても、いつもとは違う歩幅だったり角度だったりで、結局故障に繋がってしまう。
出来ている出来たと思ったのに、何かが出来ないとか上手く行かないときは、特に気をつけて下さい。

レッスンを休めとは言いません。

週に3回以上レッスンに行っている人は、出来るだけ睡眠時間を確保して下さい。
そして湯船に浸かる。
もし出来れば使った場所(腰など)にアイシングを少しして下さい。
氷を袋に入れて、患部に20分程度つけておく。(軽くさすっても良いです。)
そうすることで、新たに疲労物質が出来るのを防ぎます。

週に1・2回のレッスンの人は、レッスンが終わってからストレッチ、そしてレッスンの翌日にストレッチやウォーキングをして下さい。
レッスンで溜まった疲労物質を流します。
湯船、睡眠は出来るだけ確保します。

私は大丈夫と思わないで下さい。
レッスンに行くのは止めません。
ケアをししながら、長く踊れるようにしましょう。


てあて整体院
東京都練馬区東大泉 5−27−18ーA
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アラセゴン

長くやってるといろいろと凄いコトになる事がある

読了までの目安時間:約 3分

今日は超々個人的な話。

昨年、オリンピック開会式にダンサーとして参加した。
信じられない。
大体、60オーバーのおっさんが出るような舞台ではない。
が、日頃から受けていたダンスレッスンの先生が、その舞台の振付演出になったんだから仕方がない。
いや仕方がないってことはない。
あまりのことに驚いてびっくらこいているだけなのだ。
話を頂いたことにも驚いたが、平原さんがが五輪の振付!?
いや、実力的にも経験的にも何の問題もないが、しかし自分の知り合いというところが驚いた。

ついでにというとあれだが、今年は以前にレッスンを受けていてたまに受けに行く先生が埼玉芸術劇場の芸術監督になった。
これもまた信じられない。
いや、その、良平さんが芸術監督になる事が信じられないのではなく、身近な人がそういう人になるということが信じられない。
いや身近とまでは言えないか。
いや、会えば話が出来るくらいの身近さではあるんだから、これくらいの表現は許されるか。

それにしても。
と思う。
長くやっているといろいろと凄い事がある。
自分ごともそうだけど、以前から知っているあの人がというのが多くなって来ているように思う。
まあ、知ってる人が有名になったところで自分には何の関係もないが、しかしなんだかやっぱりびっくりする。
35年以上ダンスを続けていて、いろいろなスタジオに行ったし、いろいろな先生にも習ってきた。
特にコンテンポラリーダンスを始めた20年位前は、創成期とまでは言わないがやっている人もあまり多くはない状況だったこともあり。
その頃から顔見知りになった人たちは、今となってはいろいろなところで活躍されている人が多い。

それがどうした。
って話でした。
なんかこうしみじみするんですよね。
何故か分かりませんけど。

詳しく聞きたい人は整体スクールか整体院に来てください。
聞いてもねぇ。
でもダンス関係の人なら話題に事欠かないことは間違いないと思います。

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