やりたいことがあったら人の言うことは聞くな。
数年前、日本人のカズ・ヒロさんがアカデミー賞のメークアップ賞を取りました。
カズ・ヒロさんは日本メディアからの「日本の若い方にアドバイスをお願いします。」と言う質問に、こんな風に答えていました。
「とにかく人の言う事を聞かないように。
友達も先生も親も、誰の言うことも聞かない方が良い。
誰も責任を取ってくれない。」
みたいな内容でした。
インタビュアーは親友のアドバイスもですか?と言うような事を聞いていましたが、彼の答えは変わらず。
そうです親友にも誰にも聞かない方が良い、親身になって話をしてくれる人でも、聞かない方が良いというようなことを言っていました。
凄いなと思います。
本質を突いていると思います。
自分で決断し責任を取ってきた人の言葉だなと思います。
アドバイスを聞いて何かを決断した時、自分で決断したとしても、結果として誰かの意見を参考にしています。
なんというか決断が柔らかくなる。
決断の後、苦しい時や失敗した時に、少しでも誰かのアドバイスがあったことを思い出したとしたら。
心は微妙に楽になります。
自分だけの判断じゃない。
言い訳とまでは行かない。
でも少し気持ちが楽になる。
それは避けた方が良い。
そんな状況を作らない方が良い。
そういう言葉だろうと思います。
本当にそう思います。
何となくカズ・ヒロさんの言葉を思い出しました。
将来を考える。
「 そう言えば先生。 いつまで整体を教えますか? 」
先日授業中に生徒さんに聞かれました。
「 ええっっと、まあすぐにはやめないけどね。 ここ数年でスクールやめるとかは言いません。 とは言え10年続けるかとなると、ちょっと分からないかなぁ。 」
みたいな答えをしたと思います。
まあ、10年位は続けるんだろうと思いますが、20年は続けられないと思います。
現在、60歳を過ぎた辺り。
将来のことを考えたりもします。
30代のころに、当時の今と将来のことを考えて、仕事を辞め転職することを考えました。
転職と言うよりは独立。
自分一人で生きて行くことが出来るのか、誰かに使われるんじゃなく、何かの組織の下にいるんじゃなく生きていけるのかんなぁ、と思って会社を辞めることを決めました。
たぶん、辞めることが先で、何で独立するかは次に考えたんだろうと思います。
同時くらいだとは思うけど、たぶん新しい仕事というか、新しい稼ぎ口は後で考えたと思います。
人に教えることが好きなようなので、教えることは続けると思います。
70歳になっても、出来れば80歳になっても教えていたい。
世話焼き爺ぃがおせっかいをする、というような教え方ではなく、必要とされるような事を教えられる人でいたいとは思います。
そういう意味でも、将来のことを考え将来設計をしているようなところはあります。
70になったらどんなことをしていたいか、80になったらどうなのか。
気ままな年金暮らしと行きたいところですが、そうもいかないかもしれない。
それ以上に、消費するだけの生活、はきっと苦痛になってくるだろうと思っています。
転職の時期に一度、半年くらい消費するだけの時期が出来そうになりました。
雇用保険(失業保険)を貰いながら、次のことを考える時期です。
ところが約2か月でダメでした。
1か月は遊んで暮らしました。
毎日のようにダンスレッスンに行って、美術館にも行ったりして。
ところが2か月目に入る辺りから変化が来ました。
面白くない。
自分が何モノも生み出さない状態、消費するだけの時期が面白くなくなって来ました。
2か月目の終わりにいよいよ無理だと思い、仕事を始める事にしました。
最初にやったのが会社設立の相談。
知り合いの会計士の所に話をしに行って、その日に翌月の会社設立を決めました。
開業はそこから1か月先。
急に時間がなくなり、遊ぶ時間はなくなりました。
でも、充実。
面白くなってきた。
と思った記憶があります。
将来を考える。
時期ってありますよね。
20代でも30代でも。
40代50代でもあると思います。
思い立ったらきちんと考えておくと良いと思いますよ。
考えようと思う時期ってそうそうはないですから。
殆どの人は日々の仕事に忙殺されて、考えることなんて出来ません。
日々の仕事が忙しいにも関わらず、別のことを考えたいってことでは良い考えは浮かびません。
日々の仕事が充実していて、なおかつ将来のことも考える。
現在の延長かもしれないし、新しい世界を標榜するのかもしれない。
でも、やっぱり一生懸命じっくり考えておくのは大切です。
考えていた経験が後になって何かの糧になることがあります。
コロナは収まってはいませんが、落ち着いていると思います。
少し考えるのには良い時期かもしれません。
開業は今までと全く違うことをするのではありません。
練馬区と名古屋で整体師を育成しています。
てあて整体スクール・荒木です。
開業をするのは、今までのことを捨てて全く新しい自分になるんだとか。
開業したら今までと全く違う仕事だから、今までの仕事や経験は活かせないだとか。
そんなことを思う人がいるようです。
違います。
開業してもあなたはあなたです。
今までの経験を活かさないでどうするんですか。
これまで積み上げてきた知見はあなただけのものです。
全く違う仕事だと言うのは、やっていることが違うだけです。
仕事に向き合う姿勢や考え方の道筋は活かせることばかりです。
逆に言えば。
今までの経験や知識が全く活かせないのなら、開業しても上手くいきません。
そりゃあそうでしょう。
今まで失敗してきたのなら、やることを変えても失敗します。
今まで何もしてこなかったのなら、これからも何もすることは出来ません。
目先を変えれば上手く行くなんてことはありません。
自分には能力があるのに、それを上手く活かせない上司や会社が良くなかったせいだと思っているなら、それも間違いです。
能力を出せないのも活かせないのも自分の能力です。
考えていることを活かせない表に出せないのは、活かせない表に出せないという能力しかないと言うことです。
転職や開業をしようと言うのなら、自分が出来たこと、上手く行ったこと、これまでやって来たこと、他の人にはない能力を思い出して下さい。
それを活かすことです。
それを活かすことが出来ます。
これからする仕事で、これまでの仕事を活かして下さい。
それは他の誰にも出来ないことです。
あなたにしか出来ないことです。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Ateate@nifty.com
03-3922-7230
仕事、辞めちゃえば。
昨日の患者さんとの会話です。
軽口のような言葉でしたが、冗談としてではありませんでした。
たまに、こんな物言いをします。
仕事を辞めてはどうかと言う話は、今までに数名の患者さんに言いました。
体を緩めてもらって気が楽になって、ついそんな事を言ってしまった、というようなことでもありません。
整体が終わって色々な話をしている中で出てきた言葉です。
原因がそこにあるような気がすることがあります。
腰痛とか夜寝られないとか。
なんだか調子が悪い、気分が上がらない。
病気ではないし医者に見せるほどではないし。
かと言ってストレス解消に何かをやった位では戻らない。
会社や人間関係や仕事を続けることが、その原因ではないかと思う時です。
体の状態を良くすれば、気分に変化が起こることもあります。
でもそれでは追いつかないこともある。
それは整体師の領分ではないと言えなくもないなぁと思いつつ。
でも言ってしまうことがあります。
仕事、辞めちゃえば。
それがきっかけと言うことではありませんが、仕事を辞めた人が何人かいます。
仕事が替わると、しばらくして整体には来なくなります。
調子が良くなるからです。
そそのかしている訳ではないんですけどね。
と言いつつ。
そそのかしてます。
自分が会社員を辞めた時の話とか、独立してからの話とか。
準備はこんな感じだとか。
良い事ばっかじゃないけどね。
とか。
環境を替えるのは大切です。
先ずは気分転換位でも、
もう少し大きく旅行とか。
長期休暇とか。
休職とか副業とか。
そして仕事を替わるとか。
世の中には色々な選択肢があります。
アラフィフからの挑戦
元NHKアナウンサーの有働さんが退社しました。
現場取材をしたい。
ジャーナリストとして活動したい。
自分のやりたいことをやりたい。
記事を読んで、そうか今は50代前後でそうなのかと思いました。
自分自身はアラフォーで転職をしました。
35くらいから少しずつ考え始め、38歳で整体の勉強を始め42歳で整体院をオープンさせました。
新卒で入社した1980年代はまだ終身雇用の時代。
定年退職まで同じ会社で仕事をするのかと漠然と思っていました。
実際のところそんなことは深く考えていませんでしたけど、一般的にそうなのかと言うことでした。
常識をわざわざ考え直すほど衝動はなく、それよりも日々の仕事をやることの方が大切でした。
いや、大変でした。
90年代になってバブルが崩壊。
リストラが始まる時期とヘッドハンティングや人材登録なんて言葉が出てきた時期が同じでした。
このまま雇われて一生やってくのかな、と考え始めたのが35歳くらいだったと思います。
それが有働さんは40代後半。
最近、整体スクールに問合せをしてくる方々も、半分位は50歳前後のアラフィフの人たちです。
そう言う時代になったんでしょうか。
人生100年時代と言う言葉を聞くようになりました。
調べてみたら昨年、「人生100年時代国葬会議」と言うのを国が作りました。
と言うことは働き方改革の一環。
と言うことは60代で仕事を辞めるのではなく、70代位までみんなが働くことを構想していくということでしょうか。
国に言われることではないけどね、とちょっと斜め上を見たくなったりします。
でもまあ大切なことだろうと思います。
国がどうこう言おうが言うまいが、平均寿命は伸びています。
男性でも80歳位、女性は90歳位まで生きることになる。
そうなると60歳65歳で定年退職と言うことになると、ちょっと先が長い。
遊んで暮らせれば良いですけど、そうもいかないですよね。
と言うことで、以前は30歳代半ばで考える人が多かったのが、40歳代半ばまで転職や独立起業や第二の人生を考えるようになったのではないかと思ったりします。
退職
転職
独立
起業
開業
大変ですけどね。
面白いですよ。
以外にね。
38歳からのNY ~ ピース綾部さんの挑戦について ~
お笑いコンビ・ピースの綾部さんが、来年春からNYに活動拠点を移すことを発表しました。
38歳
アラフォーです。
相方の又吉さんが昨年芥川賞を受賞して、それも何かのきっかけになったのかと思います。
正直、どう思います?
僕の最初の感想は、「難しいだろうなぁ・・・」でした。
38歳で、英語は全くダメで、目標はレッドカーペットを歩くこと。
年齢的にも条件的にも目標的にも上手くいかないんじゃないか、と瞬間的に思いました。
でも、です。
何度か会見の様子を見ていて、少し考えが変わって来ました。
上手く行って欲しいなぁ。
今のタイミングで発表したのは良かったかな。
です。
アメリカに行ってビックになる!
なんてのは、10代か20代の早い時期に考えることで、口にすること。
と思っていました。
でも、自分自身のことを考えていたら、少しずつ考えが変わって来ました。
40歳を前にして、そろそろ(人生の)折り返しも過ぎたかもしれない。
これまでも十分やってきたけど、後の半分はもっと違うこと、今まで考えてただけで行動に移せなかったことをやってみっか。
そんな風にも思って、整体の勉強を始めたのがちょうど38歳の時でした。
2年間勉強して2年間待って準備して、43歳になった時に開業しました。
あれから15年。
やれば出来るじゃん、と思えるくらいにはなりました。
サラリーマン時代の友人知人をFBなんかで見ていると、残っていたら自分はどうなっていただろうと思います。
それもまた楽しいサラリーマン人生だったろうと思いますけど、転職して開業した今もまた面白いなぁと思っています。
綾部さんがレッドカーペットに乗れるかどうかは分かりません。
でも、アラフォーの挑戦は応援したいなぁと思います。
特に何も出来ませんけど、無理だよ無理無理!なんて言ってないで、どうしてんだろうなぁとたまに思い出すくらいは出来るかなと思います。
特に好きな芸人さんて訳じゃないですけど。
上手く行くといいなぁ。
頑張れ綾部さん
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