骨格矯正ではなく骨格調整
骨格矯正
骨格調整
どう違うんでしょうか。
「矯正」は、欠点を直すこと、正常な状態に変え正す事、とありました。
他にも幾つか確認しても同じような内容です。
では、「調整」はというと、調子や過不足など整えて、規準や正常状態に合わせる事とありました。
微妙に違いますね。
矯正は悪い所や欠点を変えて正常にする。
調整は調子の崩れや過不足を整え正常状態に合わせる。
矯正するのは悪いからだという前提のようにも聞こえます。
調整には状態を変えるという意味合いが強いかと思います。
てあて整体スクールで指導している骨格調整は、その名の通り調整です。
矯正をするという意味では行っていません。
そもそも、歪んでいる事自体が悪いかどうかは分かりません。
歪みがあっても不調の原因になっていない事もあるし、歪んでいなくても動きがない事が痛みなどの原因になっている事もあります。
歪みが痛みなどの原因になっている時、悪いと考えがちですが、歪むには歪む理由があります。
その原因の原因のような事も考えながら調整はします。
少し横道にそれますが、触診の話をします。
触診は悪いところを探しているわけではありません。
患者さんが今どんな状態なのかを知るために行っています。
骨格の歪みや動きの良さ悪さ、腫れ感や熱感、張りのあるなし。
硬くなっているなら、硬いのは筋肉なのか筋膜なのか、血管や神経は硬くなっていないのか。
それを知るために触れています。
患者さんに症状や痛みがあれば、その症状や痛みの原因として、歪みや動きや熱感や腫れ感が原因を探る材料になります。
歪んでいる事イコール悪い事、と言う訳でもない時があります。
矯正には強いイメージがあります。
強力に正しくする。
だから良くなる。
と思っている人もいると思います。
そう言う部分もあります。
でも、調整でも体の状態は変わるし、良くなっていきます。
やっている事はたぶん同じ事なんですけどね。