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年代別の整体師が考えておく事

読了までの目安時間:約 4分

自分の時の事を思い出すと、40歳前に整体師の認定を受けて、数年して整体院を開業しました。
始めた時は少しタイミングが遅かったなぁと思いましたが、今となってはそれほど遅くはなかったと思っています。
年代によって整体師になるのに考えておく事があるかもしれないと思って、この文章を書き始めました。

20代で整体師になるのは、普通に自分の仕事として整体師を選ぶということで、これから自分の一生の仕事としてどうかなと考えるんだろうと思います。
やってみて向いてなかったら別の仕事に行くかもしれないし、そうなったとしても時間はまだまだある感じです。

30代も似たようなイメージだと思いますが、30代になると20代でやっていた仕事が関係してくると思います。
20代でやっていた仕事が向いていなかったり、もしくは自分の別の側面を考えて整体師などのセラピストを目指そうと思うのかもしれまれん。
30代で整体師を始めれば、20年就職した後に独立するという展開も念頭におけるかなと思います。

40代だと少し変わってくる印象です。
40代で別の仕事から整体師やセラピストになると、たぶん一生の仕事になります。
50代になって別の仕事に変わるのは難しくはないと思うし可能ですけど、自分がやっている目の前の仕事を長く続けて得られる経験や知見やスキルは限界が出てくると思います。
40代だと20年経った時に60代になるので、かなりキャリアを積んだ整体師になれます。
そこから10年くらいはまだ続けられる。
手技を選べば70代くらいまでは続けられるからです。

40代で整体師やセラピストになるなら、20年後の事は考えておく必要があると思います。
体力のこともあるし、業態や展開方法についてもです。
最初に身につけた技術知識だけで、そのまま続けられるのはたぶん20年前後だろうと思います。
その後、せっかく身につけた知見や臨床経験を活かすために、最初から次の展開は頭の片隅に置いておくと良いのではと思います。
荒木が40代後半でアレクサンダーテクニークを身につけたのは、そのことも少しだけ関係しています。

50代で整体師になるのなら、もう完全に一生続けることを前提に始める必要があります。
たぶん、始める時のスタイルがそのまま続きます。
そのために、無理をしない事が大切だろうと思います。
体力的にも無理なく出来るものが良いと思います。
10年経ったら60代ですから。
また、内容的にもそうです。
施述の内容であったり、メニューや展開方法や立地なんかも。
整体だけでやるのか、それとも何か他のことも併用して行くのか。

60代で始める場合は体力を考えるのが先ず前提かなと思います。
60代は自分の経験からも、若い感覚を自分では感じていると思います。
でも故障が増えたり回復が遅くなったりはします。
なんだって昔のように出来る、でも、続けてやるのはしんどくなって来ている。
1日に診る人数だったり、一人にかける時間だったり、営業日や営業時間なども、5年後10年後のことを考えておくと良いと思います。

どの年代もそうですけど、自分のそれまでのキャリアや知見は活かす方が得策です。
持っている知見や経験やキャリアは、他の人にはない、あなただけのものです。
それが”売り”になるんだろうと思います。

てあて整体スクールでは生徒さんを随時募集しています。
授業見学や整体体験は無料です。
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60代でも動ける体のために気をつけておくこと

読了までの目安時間:約 3分

数日前にも書きましたが、60代は元々動ける年代だと思います。
とは言え多くの人は若い頃と比べると動けなくなっています。
学生時代に運動をしていた人も、運動をパタリとやめてしまっていれば、40代には動きづらい体になっている。
でも少しずつでも動き続けている人は、パフォーマンスは少し落ちたとしても動くことが出来るのが60代です。
故障しやすいとか疲れが残るということは別にして。


いやいやそうは言っても。
実際に今は動けないですよという人に。
60代でも動ける体になるために大切なこと気をつけておくべきことは何か。


先ずは動き続けること。
動かなくならないように、動いているままで生活すること。
20代までと同じような運動習慣を続けることです。
部活をやっていた人は趣味でも良いので続ける。
別のスポーツでも良いので何かを続けること。
長い期間、何年も何年も体を動かさない時期を作らないことが大切です。


では現役と呼ばれる年代の後になったら。
フォームをとくに気をつけることです。
フォーム(運動姿勢)が悪いと骨の変形につながる可能性があります。
60代くらいから顕著になるのが骨の変形です。
骨の変形が大きいと痛みにつながることが多く、運動を続けられなくなることがあります。
だからフォーム。
股関節や膝関節や足関節、肩関節や脊椎の使い方や位置関係など。


では、暫くやっていなかった人がスポーツを再開する場合はどうでしょう。
急に鍛えないこと。
硬くなってしまった筋肉や筋量が落ちている状態で、筋トレみたいなことをやると、それ自体が故障の原因になります。
弱いから鍛える、よりも、その前に筋肉を動かして温め緩めることが先です。
筋肉を少しずつ動かして、関節周りを柔らかくし、筋肉の血行をよくしていく。
トレーニングを始めるのはその後です。
柔らかくするといっても、引っ張るストレッチではありません。
硬い筋肉や筋膜を引っ張って伸ばそうとしても、これまた故障につながります。
ストレッチというより準備運動のような軽い運動を始めることからです。


そしてケア。
体を動かした後に体のケアをします。
クールダウンのためにストレッチをする。
湯船に浸かる。
睡眠時間をとる。
運動した日にはアルコールを抜く。
そして、運動しない日にも軽いストレッチやウォーキング。
それが出来ないなら、手首や足首を回したり腕を回したりくらいはする。
そうやって自分の体をケアします。


無理は禁物です。
若い時から動き続けているのが良いですが、歳をとってから再開するなら、徐々にゆっくり少しずつ始めて下さい。
60代はまだ動けます。

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